26 / 47
第二話 兄弟喧嘩は葛宮しか食わない
6 にぃ、ざ…もぉ……こわれ……♡あぅ"ぁああ"♡ *R18
しおりを挟む
「そうだ、俺たちの失われた17年を取り戻そう。たくさん金があるんだ、あの時みたいに底辺の貧乏暮らしとは違う。いい子にしてれば欲しいものだってなんでも買ってやるし、仕事だってやらなくていい。うちで好きなことだけをして、俺と幸せになろう、剣」
一気に捲し立てると荒い息を吐いた。常に余裕があったせいか兄のその姿は、妙に異様に見えた。
手を引かれ、半ば無理やり歩かされ突き飛ばされると、そこにあったベッドのスプリングが大きく軋んだ。
逃げる隙も作らせず覆い被さり、身体をまさぐる。
「ああうっ、や…弓月さ…っ」
「兄さんと呼べ、」
「違っ………ぁ」
脚を割り開き、膝で股間をぐりっぐりっと強めに圧迫すると、汐見の身体が異様にビクビク跳ねる。
もがこうとするも、両手首を捕まれてまともな抵抗にはならない。
そのまま薄い唇で、汐見のシャツの裾を器用に咥えて、ずりずりと上にずりあげた。
「ひぅ……ゆづ…ぁ……んぅ"っ♡」
男にしてはたわわな胸筋、その先につんっと尖っている乳首にむしゃぶりつく。
れろ、ぴちゃっ、ちゅぷっ♡とやらしい音をたてて、べちょべちょに濡れる乳首が硬く赤く勃起していく。
「いやだ…………ゃ…♡」
「嫌だ嫌だばっかりの悪い子だ、剣。あまり兄さんを怒らせるな」
怒っているようにはとてもじゃないが見えない、瞳は気が狂ったほどに爛々と輝き、背筋が凍るほどの満面の笑みを浮かべて言った。
「お仕置きだ」
カチ……カチ……カチ……カチ……
メトロノームの音が頭を凌辱する。
すりっ…………ぐりっ…………ぐちっ…………
メトロノームの音が鳴る度に敏感な亀頭をぐりゅんっ♡とスナップを効かせて抉られる。
40bpm、1.5秒に一回だけめちゃくちゃな快感が与えられ、その度に腰ががくんっと跳ねる。
両手首は荒縄でベッドフレームに縛り付けられ、両脚には全体重を乗せられてびくともしない。
「はぁっ……はぁ……はぁっ……!?♡♡」
早く次の音鳴ってくれ、刺激がほしい、イかせてくれ。
じらされて、じらされて、おかしくなる。
「ごめっ…♡……なさ、ぁ"♡ゆるして、ゆるして……くださ、」
もうイきそう…絶頂の限界のところまで引きずりあげられて、降ろしてもらえなくて悶え狂う。
ずっとイく寸前の感覚を味わわされ、心臓はバクバクと脈打ち、目を見開き、犬のように舌を出し無意識に射精を媚びる。
「イきたいのか?」
「だめ……だめ……や…っ…♡」
こりゅっ…………ずちゅっ…………ぐりんっ…………
酷い背徳感のせいか恐怖のせいか、異常に気持ちがよくて、射精に至らないのに容易に脳イキしてしまう。
無様な犬のようにたまらず腰を振って、絶頂を乞う。
「ひぐっ♡に、さ……にぃさんっ……♡ゆるじで……♡いくっ……イクっぅ♡」
不規則な痙攣、じっとりと熱を持つ体。快楽とともに生理的な涙が出る。
「あの男に躾られたのか?男を煽る媚びた喘ぎ方を」
葛宮、久遠、晴瀬、葬儀屋の同僚たちの顔を思い出そうとするたび、規則的にちんぽに与えられる強烈な快感で掻き消されていく。
きもちぃ、のうみそで、イく、何度も、何度も。ばちっ、ばちって閃光が飛び散る。
電流が流れたみたいに、ガクガク痙攣する。
頬にシーツが擦れる、繊維が皮膚を刺激する、気持ちいい。
身体を撫でる手が熱い、火傷しそう、気持ちいい。下っ腹が異様なほど痙攣して、それだけで腹イキしそうだ。
「一生俺にかしずいて、俺に飼われて、俺のおもちゃになると誓うなら、イかせてやる」
「はぁっ♡やぁっ……♡ぅうぅぅう"♡」
イきたい♡イきたい♡ゆるして、ゆるして…
「にぃ、ざ…もぉ……こわれ……♡あぅ"ぁああ"♡」
「はははっ、もうとっくに壊れてるだろ、この死人が」
ぐりっ♡…………ぐちゅんっ♡…………ごりっ♡…………
「誓え、俺と共に幸せになると」
脳イキを繰り返す頭が、その言葉を拒否した。
快感にずぶずぶに漬けられた脳裏に浮かんだのは、葛宮の顔だった。
汐見は平行眉をぐっと吊り上げて、死んだ瞳で目一杯兄を睨み付けて、今までで一番大きな声で悲痛な叫びをあげた。
「俺の幸せの中に……あんたはいない……!」
水川が目をがっと開いた、その時だった。
ガッシャーーーン!!
バリーーーーンッ!!
高層マンションの分厚い窓ガラスが、ものすごい勢いで砕け散ったのだ。
「そこまでだぁ!」
ベランダからドタドタと侵入してきたのは、葛宮葬儀屋三人衆だった。
遡ること一時間ほど前。
一気に捲し立てると荒い息を吐いた。常に余裕があったせいか兄のその姿は、妙に異様に見えた。
手を引かれ、半ば無理やり歩かされ突き飛ばされると、そこにあったベッドのスプリングが大きく軋んだ。
逃げる隙も作らせず覆い被さり、身体をまさぐる。
「ああうっ、や…弓月さ…っ」
「兄さんと呼べ、」
「違っ………ぁ」
脚を割り開き、膝で股間をぐりっぐりっと強めに圧迫すると、汐見の身体が異様にビクビク跳ねる。
もがこうとするも、両手首を捕まれてまともな抵抗にはならない。
そのまま薄い唇で、汐見のシャツの裾を器用に咥えて、ずりずりと上にずりあげた。
「ひぅ……ゆづ…ぁ……んぅ"っ♡」
男にしてはたわわな胸筋、その先につんっと尖っている乳首にむしゃぶりつく。
れろ、ぴちゃっ、ちゅぷっ♡とやらしい音をたてて、べちょべちょに濡れる乳首が硬く赤く勃起していく。
「いやだ…………ゃ…♡」
「嫌だ嫌だばっかりの悪い子だ、剣。あまり兄さんを怒らせるな」
怒っているようにはとてもじゃないが見えない、瞳は気が狂ったほどに爛々と輝き、背筋が凍るほどの満面の笑みを浮かべて言った。
「お仕置きだ」
カチ……カチ……カチ……カチ……
メトロノームの音が頭を凌辱する。
すりっ…………ぐりっ…………ぐちっ…………
メトロノームの音が鳴る度に敏感な亀頭をぐりゅんっ♡とスナップを効かせて抉られる。
40bpm、1.5秒に一回だけめちゃくちゃな快感が与えられ、その度に腰ががくんっと跳ねる。
両手首は荒縄でベッドフレームに縛り付けられ、両脚には全体重を乗せられてびくともしない。
「はぁっ……はぁ……はぁっ……!?♡♡」
早く次の音鳴ってくれ、刺激がほしい、イかせてくれ。
じらされて、じらされて、おかしくなる。
「ごめっ…♡……なさ、ぁ"♡ゆるして、ゆるして……くださ、」
もうイきそう…絶頂の限界のところまで引きずりあげられて、降ろしてもらえなくて悶え狂う。
ずっとイく寸前の感覚を味わわされ、心臓はバクバクと脈打ち、目を見開き、犬のように舌を出し無意識に射精を媚びる。
「イきたいのか?」
「だめ……だめ……や…っ…♡」
こりゅっ…………ずちゅっ…………ぐりんっ…………
酷い背徳感のせいか恐怖のせいか、異常に気持ちがよくて、射精に至らないのに容易に脳イキしてしまう。
無様な犬のようにたまらず腰を振って、絶頂を乞う。
「ひぐっ♡に、さ……にぃさんっ……♡ゆるじで……♡いくっ……イクっぅ♡」
不規則な痙攣、じっとりと熱を持つ体。快楽とともに生理的な涙が出る。
「あの男に躾られたのか?男を煽る媚びた喘ぎ方を」
葛宮、久遠、晴瀬、葬儀屋の同僚たちの顔を思い出そうとするたび、規則的にちんぽに与えられる強烈な快感で掻き消されていく。
きもちぃ、のうみそで、イく、何度も、何度も。ばちっ、ばちって閃光が飛び散る。
電流が流れたみたいに、ガクガク痙攣する。
頬にシーツが擦れる、繊維が皮膚を刺激する、気持ちいい。
身体を撫でる手が熱い、火傷しそう、気持ちいい。下っ腹が異様なほど痙攣して、それだけで腹イキしそうだ。
「一生俺にかしずいて、俺に飼われて、俺のおもちゃになると誓うなら、イかせてやる」
「はぁっ♡やぁっ……♡ぅうぅぅう"♡」
イきたい♡イきたい♡ゆるして、ゆるして…
「にぃ、ざ…もぉ……こわれ……♡あぅ"ぁああ"♡」
「はははっ、もうとっくに壊れてるだろ、この死人が」
ぐりっ♡…………ぐちゅんっ♡…………ごりっ♡…………
「誓え、俺と共に幸せになると」
脳イキを繰り返す頭が、その言葉を拒否した。
快感にずぶずぶに漬けられた脳裏に浮かんだのは、葛宮の顔だった。
汐見は平行眉をぐっと吊り上げて、死んだ瞳で目一杯兄を睨み付けて、今までで一番大きな声で悲痛な叫びをあげた。
「俺の幸せの中に……あんたはいない……!」
水川が目をがっと開いた、その時だった。
ガッシャーーーン!!
バリーーーーンッ!!
高層マンションの分厚い窓ガラスが、ものすごい勢いで砕け散ったのだ。
「そこまでだぁ!」
ベランダからドタドタと侵入してきたのは、葛宮葬儀屋三人衆だった。
遡ること一時間ほど前。
0
お気に入りに追加
46
あなたにおすすめの小説
執着攻めと平凡受けの短編集
松本いさ
BL
執着攻めが平凡受けに執着し溺愛する、似たり寄ったりな話ばかり。
疲れたときに、さくっと読める安心安全のハッピーエンド設計です。
基本的に一話完結で、しばらくは毎週金曜の夜または土曜の朝に更新を予定しています(全20作)
ヤンデレだらけの短編集
八
BL
ヤンデレだらけの1話(+おまけ)読切短編集です。
全8話。1日1話更新(20時)。
□ホオズキ:寡黙執着年上とノンケ平凡
□ゲッケイジュ:真面目サイコパスとただ可哀想な同級生
□アジサイ:不良の頭と臆病泣き虫
□ラベンダー:希死念慮不良とおバカ
□デルフィニウム:執着傲慢幼馴染と地味ぼっち
ムーンライトノベル様に別名義で投稿しています。
かなり昔に書いたもので、最近の作品と書き方やテーマが違うと思いますが、楽しんでいただければ嬉しいです。
君のことなんてもう知らない
ぽぽ
BL
早乙女琥珀は幼馴染の佐伯慶也に毎日のように告白しては振られてしまう。
告白をOKする素振りも見せず、軽く琥珀をあしらう慶也に憤りを覚えていた。
だがある日、琥珀は記憶喪失になってしまい、慶也の記憶を失ってしまう。
今まで自分のことをあしらってきた慶也のことを忘れて、他の人と恋を始めようとするが…
「お前なんて知らないから」
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる