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弟編 弟救出大作戦

弟救出大作戦 4*

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「ほつみさんを助けるために、協力していただけませんか。」

 夕方、祖母の居室へと向かった神谷。
 畳の匂いがわずかに残る和室で正座をする。
 正面からまっすぐに向き合い、事情を話した後、神谷は本題を切り出した。
 祖母は目を閉じ、険しい顔をしている。

「……三条家のことは、当主が決めること。私たちに口出しできることではありません。」

 断れるのも想定済みだった。
 しかし、絶対に首を縦に振らせなければならない。
 祖母が協力者になってくれなければ、この交渉を両親に報告することは、言うまでもない。
 脅すことも辞さない覚悟だった。
 そうならないように、正直に言葉をぶつける。

「貴女だけが彼を救うことができます。貴女の孫を、必ず幸せにすると誓います。ですから、お願いします。」

「19年の地獄から、解放してあげてください。」

 祖母は目を見開き、ほろりと涙を流した。
 そして優しく微笑み、うなづいた。
 祖母は二人の協力者となった。
 
「貴女の推薦状を頂きたいんです。」
「そんなことする必要はありません。私の実家に行きなさい。」

 祖母方の家系は、華族出身の旧家で、三条家ほどではないがそこそこ裕福な家だった。
 そこに、昨年女の子が生まれたという。
 高齢のお手伝いさんが数人いるだけで、運転や力仕事ができる働き盛りの男手がすぐにでも欲しいとのこと。

「神谷くんのような人なら安心して紹介できます。ここを出た後のことは心配しないで、任せなさい。」

 心強い味方を得た。
 紹介状を書いてもらい、準備が整えば雇ってもらえる算段となった。
 これで働き口は解決。
 問題は交渉のみとなった。

 
 神谷が祖母の部屋を出ると、ほつみの母親が廊下に立っていた。
 促されるままに、とある居室に入る。
 誰かが自分の仕事の代わりをしたのだろう。
 拘束されたほつみが床に転がっていた。
 相当抵抗したのか、体の所々にアザができている。
 ろくに動けもしないのに暴れて、周りの人間をなりふり構わず殺さんとする殺気立った目で睨みつけていた。

「貴方がお母様と長話しているから、執事に代わりに世話させたけど、犬がひどく暴れて困ったものよ。」
「ん”ぅ”う”っ!!ん”あ”ぁ”!」

 猿轡越しから苦しげな呻きを漏らす。

「私も暇じゃないの。」
「心得ております。」
「『お仕置き』しておいてちょうだい。」
「……承知しました。」

 神谷が静かにそう答えると、母親は少し離れた椅子に腰掛けて、時折こちらを見ている。
 観念したようにほつみの体に寄り添い、躊躇いなく後孔に指を這わせる。
 
「ングぅっ、んぅ”♡ふーっ、ふぁあ?♡」
「…………すみません。」

 神谷はほつみの耳元に口を寄せ、聞こえるか聞こえないかという小声で囁いた。

「んぐぅう!?♡♡」
「少しだけ、耐えてください。」
「ぅ”ああ”あ”っ、あ”♡♡」
 
 慣らし、広げるのもそこそこに、神谷はほつみの体を持ち上げて、自身の勃ち上がったちんぽを孔にあてがう。
 目を見開く。
 神谷がその手の力を緩める。
 手を離され、支えるだけになった体は重力でどんどん落ちていき、アナルにちんぽがずぷずぷと飲み込まれていく。

 来るっ…くぅ…きち”ゃう”っ♡神谷のっちんぽ、俺ん、中ぁっ♡♡

 連日のセックス三昧で、とろとろに溶かされ尽くしたアナルは、わずかな刺激にも過敏に反応してしまう。
 これがお仕置きであり、交尾であるとわかっていながら、快感を拾ってしまい、体はぐずぐずにとろける。
 ほつみとしても、神谷にしても、二人の関係が主人にバレたら大変なことになる。
 お互いに体だけでなく心まで満たされているのを必死に隠して、躾を演じる。

「ングぅううう♡お”ぇ”♡うぁ”あ”♡」
「はぁっ、奥様。猿轡を外してもよろしいですか……?」
「なぜ?」 
「苦しそうですので。」
「……勝手になさい。」

 主人に許可を得る。当の本人は二人に冷ややかな目を向けていた。
 神谷は丁寧な手つきで、ほつみの口を戒めていた猿轡を外した。
 
「けほっ♡はーっ♡はぁあっ♡んぅううっ♡」

 唇から糸が引き、ぽたぽたと唾液が床に落ちる。
 咳き込み、荒い息を吐き、必死で呼吸を整えるも、肛門括約筋でちんぽを締め付けるたび、じくじくと快感で下っ腹が疼く。

 交尾なのに、調教なのに、躾なのに、きもひよくなってゆぅ”♡♡♡
 我慢、我慢しないとっ♡♡
 好きって言ってしまう♡……気持ちぃって言っちゃうぅ♡♡

「らめ…口、口塞いでぇ…♡頼むからっ♡」

 潤んだ瞳で神谷を見上げて、必死になって懇願する。
 そんなほつみに、心臓がきゅうと締め付けられるような思いがした。
 キスをしたい。
 唇を重ねて、口を塞いで差し上げたい。
 しかしそれは叶わない。
 この感情を主人に悟られるわけにはいかないのだ。
 神谷は手のひらで乱暴に、ほつみの口を塞いだ。

「いひゅ、イくっ♡んぅう”う”う”っ!?♡♡♡」

 背が大きく仰け反る。
 黒ベルトが全身に筋肉に食い込み、傷つける。
 ゴツい首輪の隙間から白い喉仏が晒される。
 絶頂、痙攣、快感に飲まれた瞳がぐりんと上を向く。

「もぉ嫌ぁっ♡イクっ、まひゃイく…もうやら…ぁ♡♡♡」

 感じすぎてガクガク震えるほつみの体を、押さえつけるふりをして抱きしめる。
 そのままごじゅごじゅと、アナルを抉る。
 腹の中をぐちゃぐちゃにかき回す。
 激しく腰を突き上げ、すでに力の入らないほつみを責めあげる。
 
 ひゅげえっ…ぇ…気持ひぃい♡♡おかひくなりゅ♡

「神谷っ♡かみ、や……かみやっ……いく、イく、もうやめてっ♡…ぇっ♡」
「……くっ、は……♡」

 神谷が小さな呻きを漏らし、ほつみの中に大量の白濁を注ぎ込む。
 ずどんと重たい粘液が、体内に、腹の奥の奥にぶち当てられた衝撃で、つられるようにほつみは激しい絶頂に至った。

「ひぎゃぁあっ♡♡あづいっ……ぃ”~~ッ♡あへ…ぇ”♡腹、くるひぃ…♡」

 あまりにも甘さを帯びた悲鳴をあげる。
 びく、びくと不規則に痙攣を繰り返す。
 この時ばかりは神谷も、体を壊してしまったのではと不安になる。
 机に向かって何やら作業をしていた主人は、興味なさげに部屋を出た。
 躾は終了、ということだろう。
 急いで神谷は自身の肉棒をとろとろに締め付けおまんこと化したアナルから引っ張り出す。

「ひぅうっ♡急に抜くなあ”っ♡♡またイく、ぅ”♡」
「すみません。」

   極太のちんぽがケツ穴を滑走し、ずぽんと抜ける感覚で再び軽い絶頂を迎える。
 神谷は急いで身なりを整えて、ほつみの体を抱え上げ、風呂場へと向かった。
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