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とあるインテリヤクザと不良牧師の交錯
第4話 とある教祖の場合 22
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「それになんだ、うちの幹部の身内に近づいて布教してんだって?うちの組乗っ取ろうってか?はは。」
「はは、そんなわけ。」
「なに笑ってんじゃコラァ!!!」
「ひいいい!すみません!!!」
優しく諭す飴の竜崎と、鞭の虎居。清羊は一瞬で陥落した。
「なに、別にひどいことしようってんじゃねんだよ。うちからおたくの教団に出資してるらしいじゃねえの。」
「はい、ありがたいことに。」
「今後の身の振り方によっちゃぁ、出資打ち切りも検討しなきゃなりませんねえ。」
「そんな…!」
「いいか、二度とうちのシマを汚すようなことはすんじゃねぇ。あとカタギを取り込むような真似もやめろ。あそこにいたガキはカタギじゃねえのか?」
「あれはうちの倅だ。」
「息子ならなおさら変なことに巻き込むんじゃねえよ。」
「………………はい。」
「もちろんうちの組のもんも巻き込むなよ。」
「は、はぃ。」
「返事はぁ!!!??」
「はいっ!!!!!!」
強烈な飴と鞭で清羊はなすすべなかった。
「九条どうしよう!!もうなんか始まっちゃってるよ!!」
「ばっか。この混乱に乗じて中に入るんだよ!」
「えええ!そんな怖いことすんの!?」
「大事な人を見つけるんでしょ!」
「そうだった!!」
「(ちょろい)……じゃあ潜入行くぞ!!」
「おーー!!!」
一方、祭壇では。
「辰巳さん、逃げましょう。警察かもしれません。ここにいたら俺も貴方も捕まる。」
「いや、あれはヤクザだ。」
「ヤクザ……。じゃあ尚更。売り飛ばされるかも。」
「大丈夫だ、あの男は俺の義理の兄だ。」
「……!?」
「はは、そんなわけ。」
「なに笑ってんじゃコラァ!!!」
「ひいいい!すみません!!!」
優しく諭す飴の竜崎と、鞭の虎居。清羊は一瞬で陥落した。
「なに、別にひどいことしようってんじゃねんだよ。うちからおたくの教団に出資してるらしいじゃねえの。」
「はい、ありがたいことに。」
「今後の身の振り方によっちゃぁ、出資打ち切りも検討しなきゃなりませんねえ。」
「そんな…!」
「いいか、二度とうちのシマを汚すようなことはすんじゃねぇ。あとカタギを取り込むような真似もやめろ。あそこにいたガキはカタギじゃねえのか?」
「あれはうちの倅だ。」
「息子ならなおさら変なことに巻き込むんじゃねえよ。」
「………………はい。」
「もちろんうちの組のもんも巻き込むなよ。」
「は、はぃ。」
「返事はぁ!!!??」
「はいっ!!!!!!」
強烈な飴と鞭で清羊はなすすべなかった。
「九条どうしよう!!もうなんか始まっちゃってるよ!!」
「ばっか。この混乱に乗じて中に入るんだよ!」
「えええ!そんな怖いことすんの!?」
「大事な人を見つけるんでしょ!」
「そうだった!!」
「(ちょろい)……じゃあ潜入行くぞ!!」
「おーー!!!」
一方、祭壇では。
「辰巳さん、逃げましょう。警察かもしれません。ここにいたら俺も貴方も捕まる。」
「いや、あれはヤクザだ。」
「ヤクザ……。じゃあ尚更。売り飛ばされるかも。」
「大丈夫だ、あの男は俺の義理の兄だ。」
「……!?」
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