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とあるインテリヤクザと不良牧師の交錯
第4話 とある教祖の場合 21
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「誰?あんたら。」
未来はいつもの無表情になって至って冷静に尋ねた。
「俺は若葉会の竜崎というものだ。そしてこっちは。」
「同じく若葉会、虎居だ。」
「若葉会の要件は二つ。まずその1、そこにいる牧師を解放し、教会に送り届けること。まあこれは若葉会の要件というよりは、とある保育士の依頼だがな。」
「保育士……?」
辰巳は悟った。知り合いの保育士なんて一人しかいない。
未来は明らかに動揺した表情を見せた。
「その2、ここの教祖とちょっと話をさせてもらわないといけないんだよな。」
「おい、そこのガキ。教祖はどこにいる。」
未来は返事をしない。
「なんだ、何事だ!!」
扉から清羊が現れた。
「おぉ、あんたが教祖様か?ちょうどよかった。」
「……なんですか、あなたたちは。」
「若葉会、竜崎だ。」
「同じく、虎居だ。」
「わ、若葉会!?」
清羊は明らかにうろたえた。
「ちょーっと教祖様とお話しすることがありましてね。」
「表でろ。」
虎居がものすごいドスの効いた声を出して睨んだ。半ば連行される形で清羊は歩かされる。
「さーてと、教祖さんよ。あんたらうちのシマで好き勝手汚い商売してくれてるみたいじゃねえか。」
「そ、そんなことは。」
「やれヤクだの、ぼったくり風俗だの。」
「しらばっくれてんじゃねえぞ!!」
「ヒイッ!そ、そんなことしてません!」
「裏取れてんだよこっちはよお!!」
未来はいつもの無表情になって至って冷静に尋ねた。
「俺は若葉会の竜崎というものだ。そしてこっちは。」
「同じく若葉会、虎居だ。」
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「保育士……?」
辰巳は悟った。知り合いの保育士なんて一人しかいない。
未来は明らかに動揺した表情を見せた。
「その2、ここの教祖とちょっと話をさせてもらわないといけないんだよな。」
「おい、そこのガキ。教祖はどこにいる。」
未来は返事をしない。
「なんだ、何事だ!!」
扉から清羊が現れた。
「おぉ、あんたが教祖様か?ちょうどよかった。」
「……なんですか、あなたたちは。」
「若葉会、竜崎だ。」
「同じく、虎居だ。」
「わ、若葉会!?」
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「表でろ。」
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「そ、そんなことは。」
「やれヤクだの、ぼったくり風俗だの。」
「しらばっくれてんじゃねえぞ!!」
「ヒイッ!そ、そんなことしてません!」
「裏取れてんだよこっちはよお!!」
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