【完結】インテリヤクザと不良牧師はエロ変態どもに屈しない。

クズ惚れつ

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とあるインテリヤクザと不良牧師の交錯

第4話 とある教祖の場合 19

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外野から声をかける九条に虎居が大声をあげる。

「てめえどの口が言ってんだ!てめえのことは大嫌いだって言ってんだろうが!」

「ひぃっ!!!」

悲鳴をあげる七瀬。

「おい虎居、あんまカタギビビらせんじゃねえよ。」

「すいません、頭。」

「自己紹介も終わったなら、本題に入るぞ。今日、若葉会は救魂愛我教団に乗り込む。俺たちの目的は教団の腐敗を正すことだが、拉致されたであろう牧師も回収しよう。」

「ありがとうございます!」

「現場は危ないから、カタギのあんたはここでおとなしく待っててくれ。」

「えーーー!!!」

「はっはー、残念七瀬。」

九条がからかうが。

「お前もだぞ九条。」

「………………?」

「そんな『へっ?』って顔しても連れていかないぞ。」

「俺カタギじゃないですよぉ!!」

「お前こそ完璧な部外者だろうが。あと、別に詐欺師はヤクザじゃないからな?」

「そんなぁ、連れてってくださいよ!」

「ダメだ。もし抗争になったらお前らは足手まといになるし、カタギ巻き込むわけにはいかねえ。」

「ぐすん」

七瀬は半泣きである。

「七瀬さん、わかってください。頭も苦渋の決断なんすよ。」

「ぅう、わがりまじだぁ……。」

「よし、じゃあ虎居、行くぞ。」

「はい、頭。」

竜崎と虎居は教会を後にした。

「ぅうううう。」

「なに泣いてんだ七瀬、ほら行くぞ!」

「ええええ、どごへ?」

「どこって教団のとこだよ。二人の後ついて尾行すればいけるだろ!」

「え、でもここで待ってろって。」
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