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とある不良牧師の受難
第1話 とある保育士の場合 2※
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「いつも好きな人の嫌がることばかりしてしまって。こればっかりは自分にも直しようがなくて。 だから、普段は目一杯優しくしようとおもうんですけど。 」
「嫌がること?」
「えーと、ディルドとか、荒縄とか、ピアスとか、野外とか、あと、××とか、××とか、××とか。」
……………………は?
「××とか、××とか、××とか。」
……………………変態だった。
「……引いてますよね。」
「い、いや。」
「絶対引いてる。」
「引いてない。」
「ついでにもっと引かせていいですか?」
「……あ?」
男はすくっと立ち上がって辰巳のそばに寄る。
嫌な予感が。
「その好きな人って、あなたです。」
男がどこらからともなく荒縄を引っ張り出し、辰巳にむかって巧みに投げつける。その荒縄は辰巳に巻き付き、
「……っ!!」
するりとほどけて足元に落ちた。
「……あれ?おっかしいなぁ……。今度こそ九条に言われた通りにしたはずなのに。あれぇ?」
「なんの真似だ。」
「今あなたを緊縛しようと思ったんですけど、うまくいきませんでした。あは。」
「はぁ、とりあえず馬鹿なこといってねぇで、夜も遅いから帰れ。」
早く帰ってくれ。という本心が思わず口に出そうになるが牧師という立場の手前、そんなこと言ったら一貫の終わりだ。
「……やです!」
ガチャっ、ガチャ。
ふとみると辰巳の後ろ手には手錠。それも二の腕の辺りで止まっている。
「……は!?おいっ!これ何、」
しゃべる間もなく男は足首にも錠をかけて、辰巳を押し倒した。
「おっ、おいおいおい!」
「あっ、申し遅れました。僕、七瀬と申します。年は23で、近所の保育園で保育士をしてるんです。」
「嫌がること?」
「えーと、ディルドとか、荒縄とか、ピアスとか、野外とか、あと、××とか、××とか、××とか。」
……………………は?
「××とか、××とか、××とか。」
……………………変態だった。
「……引いてますよね。」
「い、いや。」
「絶対引いてる。」
「引いてない。」
「ついでにもっと引かせていいですか?」
「……あ?」
男はすくっと立ち上がって辰巳のそばに寄る。
嫌な予感が。
「その好きな人って、あなたです。」
男がどこらからともなく荒縄を引っ張り出し、辰巳にむかって巧みに投げつける。その荒縄は辰巳に巻き付き、
「……っ!!」
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「……あれ?おっかしいなぁ……。今度こそ九条に言われた通りにしたはずなのに。あれぇ?」
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「はぁ、とりあえず馬鹿なこといってねぇで、夜も遅いから帰れ。」
早く帰ってくれ。という本心が思わず口に出そうになるが牧師という立場の手前、そんなこと言ったら一貫の終わりだ。
「……やです!」
ガチャっ、ガチャ。
ふとみると辰巳の後ろ手には手錠。それも二の腕の辺りで止まっている。
「……は!?おいっ!これ何、」
しゃべる間もなく男は足首にも錠をかけて、辰巳を押し倒した。
「おっ、おいおいおい!」
「あっ、申し遅れました。僕、七瀬と申します。年は23で、近所の保育園で保育士をしてるんです。」
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