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第二話② 拘束・浣腸
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「力抜いてください。」
「待てっ♡……ひぐっ、~~~~~っっぁ!?♡♡」
制止の言葉を待たずして、細く骨ばった中指が縁の輪をこじ開けるようにわずかに侵入する。思わずグリっと背が仰け反ると、全身に黒ベルトが食い込み、肉が押し出される。
ビニール手袋の上から塗りたくったクリームが、体内に染み込んでいく。ぐにぐに、ぐちゅぐちゅ、耳を犯す酷い水音。ノズルを挿入れられるために穴を広げられている屈辱。
必死に括約筋に力を入れて侵入を拒むも、指の力に叶うはずがなかった。
「嫌っ……だ、入れんな…♡」
あっというまに爪の先、第一関節、第二関節までずぶずぶずぶと飲み込んで、まるで悦んでいるかのように柔らかい肉をきゅんきゅん食い締めてしまう。
自分が執筆したのはアナルセックスの準備のはずなのに、今されているのは浣腸そのものが目的の行為。
ーーわからされる……♡浣腸が気持ちいいって、一ノ瀬に教え込まされる……っ♡♡
嫌なはずなのに怖いはずなのに、心のどこかでこの屈辱を期待している自分に気づきたくはなかった。
排泄にしか使うはずのなかった肉穴をひとしきり掻き回されて、広げられ、ちゅぽんといやらしい音を立てて指が引き抜かれた。
そこに指が飲み込まれているのが当たり前なほど慣れてしまったのか、肛門の縁が切なげにひっく♡ひっく♡と激しく収縮し、寂しそうに欲しがって誘っているのを嫌というほど自覚してしまった。
湯気でも立ちそうなほどほかほかと熱気を帯びて少し紅を帯びたアナルが淫猥に蠢くところを、一ノ瀬に視姦されている。それだけで心臓がどくん♡と高鳴り荒い呼吸が抑えられない。
ーーオナ禁のせいで、おかしくなってるんだ…こんなの俺の体じゃないぃ"……!♡
「はーっ…こっ…んな"、変態みたいな…ことぉ"、興奮するはずがな"い"っ…♡♡」
「官能小説家とは思えない発言止めてください。面白くて笑ってしまいますから、ねっ!」
「うぐぅうあ"ーーーっ!?♡♡♡」
他人の腹の中で好き勝手暴れていた指が出ていって、完全に油断し切ったそこにシャワーの冷たいノズルが容赦なくぶっ刺された。
「あ……ぁ…ぁぁあ"……だめ……だめだ♡」
「何がダメなんです?」
ニヤついた笑みを浮かべながら一ノ瀬がホースを小刻みに揺らすのが、まるで自身に尻尾が生えたようで蜘蛛野の屈辱をさらに煽る。
「水、水出すな…頼むから……そのまま、抜け……♡」
懇願する声は震えている。直径3cmほどもあるノズルから胎内に放水され、水圧で逆流する感覚を想像して腸が不規則に痙攣する。
脂汗を滲ませ、手足をみちみちに拘束されて抵抗もできない身体はただ恐怖と焦りに喘ぐしかない。
「そ"んなとこに、入れられ"た"ら"……♡俺の体おかしく"……なる…っ"…一ノ瀬ぇ"っ♡おねが、」
「おかしくなってしまうところ、私に見せてください」
満面の笑みで蛇口に手を伸ばす編集と目が合った。喉がひくりと震えるも、逃れられないと悟り僅かにきゅうと穴が収縮した。
ーーあ"…ぁ、あ……ぁ"……いやだぁあ”ーーーーっ♡♡
じわぁああっと生温かい感覚が尻からせり上がり、引きつれる腹筋を押し上げる感覚が嫌というほど感じられ背筋がぞくぅっと粟立った。唇を噛んで耐えながら涙目で目の前の男を睨みつけるも、ただ楽しそうに悪趣味な笑みを浮かべるだけだ。
「あ”あ”あ”っ♡♡こわ、怖い”っ…俺の中ぁ”…!♡♡」
暴れても暴れても何の抵抗にもならない。むっちりと肉がベルトに食い込むだけで、手も足も出ない無防備な状態でひたすらに叫ぶことしかできない。
「蜘蛛野先生。これは、身も心も男を受け入れるメスになる準備なのですよ。怖がらないで、受け入れてください」
耳元で囁く声が、耳の中になだれ込んでくる。優しくて聞き慣れたその声が気持ちよくて安心してしまう。
あっという間に腹の中がたぽんたぽんに満たされていく。一ノ瀬は腹の張りをぐっぐっと指で押して確かめながら、蛇口の栓を締めた。
「いかがです?お腹に水がはち切れんばかりに注がれた感想は」
「ふーっ♡…ふぅっ…♡ぁ”…ぁはぁ”っ♡」
「先生!いい描写は書けそうですか?」
あまりの腹の圧迫感に呻き声をあげるのみとなった蜘蛛野の尻穴からズボッとシャワーノズルが引き抜かれ、その衝撃にひぎぃっ♡と苦しげな悲鳴が漏れた。
やっと水の注入から解放された安堵でどっと脱力する。しかし本当の苦しみはここからだった。
ーー腹ん中……っ苦ひいぃ"っ♡
冷や汗が流れ、体は寒気でがくがく震える。下っ腹がぎゅるぎゅると音を立て、括約筋に力を入れ続けていないと内容物が飛び出してしまいそうになる。
「うぐぅ"っ♡♡い"や"ぁ……はーっ♡♡」
いつまで耐えればいいんだ、どうすれば許される。腹、ずっとびくびく痙攣してる。嫌だ、こんな屈辱。人間として壊れてしまう。
「わかりましたか?」
「ひぐっぅ"……♡何がっ……♡♡」
「痛みと恥辱に塗れた思いをしながらも、受け入れたいがため必死に耐え抜く。この数十分が酷くもどかしい。そういう行為です」
「あぅう"っ♡♡違うっそんなんじゃ…ない"ぃ♡」
かぶりを降って必死に否定する。違う、自分は期待なんてしていない。浣腸なんてされて歓ぶ訳がない。
腸が蠕動し中が撹拌されるのは苦しいだけのはずなのに、恥辱的に拘束され、虐め抜かれている自身の状況に興奮を覚えてしまう。
引攣れるほど肛門括約筋に力を入れて、液体が漏れ出てしまうのを必死に耐える。荒い吐息が抑えられない、ボタボタと汗が流れる、意識が飛びそうになり瞳が徐々に上を向く。しかし人間としての尊厳と蜘蛛野のプライドがギリギリのところで繋ぎ止めていた。
「書きたくなってきましたか?」
「…っぐ……拘束……解けっ……♡……トイレ…い"く♡」
「ダメですよ。ここで、私の目の前で我慢の限界を迎えて垂れ流してください」
「あ"あ"あ"っ♡♡……クソ変態野郎っ♡♡……死ねぇ"え"…ンォ"お♡」
一ノ瀬の宣言通り、そのまま放置されて早15分近くが経った。
「ん"…ンあ"ぁ"……はっ…♡はぁ"……♡…お"ぇ"え"っ♡♡」
「先生っ大丈夫です?起きてください」
もはやまともな言葉を吐けない蜘蛛野の頬をぺちぺち叩く。唾液が唇の端から顎を伝い、鼻水と涙で顔中ぐちゃぐちゃになっても耐える余裕もなく、苦痛で歯がガチガチと鳴り続ける。
ーーもう"…だめっぇ"♡♡我慢できない……♡出ちまう"ぅ"♡いやら"ぁっ……♡♡♡
腹筋と括約筋がピクピクと痙攣し、限界を訴えている。もう嫌だっ♡心の中で叫ぶ、涙が止まらなくなって目元が熱く潤む。助けてくれる望みがないことはとうに悟り、もうどうしたらいいかわからなくなって、情けなくしゃくり上げる。
「ひっ♡く……はっぁあぁ"っ♡♡ひっぅ"♡」
一ノ瀬は愛おしそうに優しく腹を撫でた。そのわずかな刺激だけで、アナルからぷぴゅうっ♡と液体を噴き出した。
「あ"あ"ーーーーッ!!♡♡出るー~~ッ!♡♡♡」
甘い絶叫を上げながらも、死に物狂いで穴を締めてそれ以上の流出をなんとか防いだ。とろとろと液体が穴から漏れてひくっ♡ひくっ♡と淫猥に収縮する。
「今の声とても良かったです。もうダメだと覚悟してあんな艶やかな叫びを上げながらもなお、最後の執念でまだ我慢するなんて」
一ノ瀬の呼吸が荒くなり、欲情の笑みを蜘蛛野にぶつける。担当編集の視線が刺さり身体が熱くなる。
「いち、のせ"っ♡♡……ア"……もう…苦しっい"♡♡……たしゅけて…ぇ"…♡♡」
高いプライドがぼろぼろになるまで追い詰められ、もう取り繕う余裕もなかった。腹を不規則に震わせながら、情けなく懇願。成人男性がいやらしい変態拘束をされて浣腸されながらえぐえぐと涙を流す姿は、見る者の嗜虐心を酷く煽った。
「……諦めたら楽になれますよ、私しか見ていませんから。見ててあげますから」
ひくりと喉が震えた。
ーーこれ出したら、楽になれる。苦しいのから解放される♡一ノ瀬が見ててくれる♡♡
もう身体も精神も限界だった。自分をこんな目に遭わせている男の優しい声に縋るしかなかった。
「あ"…ぁ"……♡♡もう"、出る……う"…♡♡出ちゃ……♡」
びゅっ♡じょぼ……♡じょぼぼっぼっ……♡♡ぴゅっびゅーー♡♡…………とろぉ…♡♡
腹を満たしていた液体が風呂の床に当たり水音を響かせた。腹筋と括約筋が弛緩、そのままの勢いで陰茎から止めどなく体液が噴出した。
「あ"~~~~~~っ♡♡きもち"……こ"れ"ぇ"♡♡♡」
ついに我慢の限界を迎え、男の前で為す術なく体液を垂れ流してしまった。屈辱や羞恥を超えて、苦しみからの解放はエグい快感を叩きつける。
盛り上がった筋肉に黒ベルトが食い込み肉感的に押し出される、その感覚で脳イキアクメをキメる。
一ノ瀬はシャワーで蜘蛛野の体を流してから、震える体を大きなバスタオルで包み抱き締めた。
あまりにも過敏になって冷えきった皮膚にタオルの繊維感と一ノ瀬の体温が染み込んできてびくんっと全身が震えた。
「……良く頑張りましたね、先生」
優しい声が耳になだれ込む、それだけで甘イキしてしまう。カチャカチャと全身を戒める拘束を外された。
全身がぐったりとして四肢に力は入らず、もう何かを考える体力も残ってなかった。そんな蜘蛛野の体を一ノ瀬はなんとか持ち上げて運ぶ。そのまま体をベッドに寝かせ、分厚い布団を被せた。
浣腸による体力消耗と締切後の寝不足から蜘蛛野は気絶するように眠りにつく。そんな蜘蛛野の身体に布団の上からのし掛かり、一ノ瀬は誰に伝えるでもなく呟いた。
「次は浣腸だけではなく、先生の中に私を入れてくださいね」
「待てっ♡……ひぐっ、~~~~~っっぁ!?♡♡」
制止の言葉を待たずして、細く骨ばった中指が縁の輪をこじ開けるようにわずかに侵入する。思わずグリっと背が仰け反ると、全身に黒ベルトが食い込み、肉が押し出される。
ビニール手袋の上から塗りたくったクリームが、体内に染み込んでいく。ぐにぐに、ぐちゅぐちゅ、耳を犯す酷い水音。ノズルを挿入れられるために穴を広げられている屈辱。
必死に括約筋に力を入れて侵入を拒むも、指の力に叶うはずがなかった。
「嫌っ……だ、入れんな…♡」
あっというまに爪の先、第一関節、第二関節までずぶずぶずぶと飲み込んで、まるで悦んでいるかのように柔らかい肉をきゅんきゅん食い締めてしまう。
自分が執筆したのはアナルセックスの準備のはずなのに、今されているのは浣腸そのものが目的の行為。
ーーわからされる……♡浣腸が気持ちいいって、一ノ瀬に教え込まされる……っ♡♡
嫌なはずなのに怖いはずなのに、心のどこかでこの屈辱を期待している自分に気づきたくはなかった。
排泄にしか使うはずのなかった肉穴をひとしきり掻き回されて、広げられ、ちゅぽんといやらしい音を立てて指が引き抜かれた。
そこに指が飲み込まれているのが当たり前なほど慣れてしまったのか、肛門の縁が切なげにひっく♡ひっく♡と激しく収縮し、寂しそうに欲しがって誘っているのを嫌というほど自覚してしまった。
湯気でも立ちそうなほどほかほかと熱気を帯びて少し紅を帯びたアナルが淫猥に蠢くところを、一ノ瀬に視姦されている。それだけで心臓がどくん♡と高鳴り荒い呼吸が抑えられない。
ーーオナ禁のせいで、おかしくなってるんだ…こんなの俺の体じゃないぃ"……!♡
「はーっ…こっ…んな"、変態みたいな…ことぉ"、興奮するはずがな"い"っ…♡♡」
「官能小説家とは思えない発言止めてください。面白くて笑ってしまいますから、ねっ!」
「うぐぅうあ"ーーーっ!?♡♡♡」
他人の腹の中で好き勝手暴れていた指が出ていって、完全に油断し切ったそこにシャワーの冷たいノズルが容赦なくぶっ刺された。
「あ……ぁ…ぁぁあ"……だめ……だめだ♡」
「何がダメなんです?」
ニヤついた笑みを浮かべながら一ノ瀬がホースを小刻みに揺らすのが、まるで自身に尻尾が生えたようで蜘蛛野の屈辱をさらに煽る。
「水、水出すな…頼むから……そのまま、抜け……♡」
懇願する声は震えている。直径3cmほどもあるノズルから胎内に放水され、水圧で逆流する感覚を想像して腸が不規則に痙攣する。
脂汗を滲ませ、手足をみちみちに拘束されて抵抗もできない身体はただ恐怖と焦りに喘ぐしかない。
「そ"んなとこに、入れられ"た"ら"……♡俺の体おかしく"……なる…っ"…一ノ瀬ぇ"っ♡おねが、」
「おかしくなってしまうところ、私に見せてください」
満面の笑みで蛇口に手を伸ばす編集と目が合った。喉がひくりと震えるも、逃れられないと悟り僅かにきゅうと穴が収縮した。
ーーあ"…ぁ、あ……ぁ"……いやだぁあ”ーーーーっ♡♡
じわぁああっと生温かい感覚が尻からせり上がり、引きつれる腹筋を押し上げる感覚が嫌というほど感じられ背筋がぞくぅっと粟立った。唇を噛んで耐えながら涙目で目の前の男を睨みつけるも、ただ楽しそうに悪趣味な笑みを浮かべるだけだ。
「あ”あ”あ”っ♡♡こわ、怖い”っ…俺の中ぁ”…!♡♡」
暴れても暴れても何の抵抗にもならない。むっちりと肉がベルトに食い込むだけで、手も足も出ない無防備な状態でひたすらに叫ぶことしかできない。
「蜘蛛野先生。これは、身も心も男を受け入れるメスになる準備なのですよ。怖がらないで、受け入れてください」
耳元で囁く声が、耳の中になだれ込んでくる。優しくて聞き慣れたその声が気持ちよくて安心してしまう。
あっという間に腹の中がたぽんたぽんに満たされていく。一ノ瀬は腹の張りをぐっぐっと指で押して確かめながら、蛇口の栓を締めた。
「いかがです?お腹に水がはち切れんばかりに注がれた感想は」
「ふーっ♡…ふぅっ…♡ぁ”…ぁはぁ”っ♡」
「先生!いい描写は書けそうですか?」
あまりの腹の圧迫感に呻き声をあげるのみとなった蜘蛛野の尻穴からズボッとシャワーノズルが引き抜かれ、その衝撃にひぎぃっ♡と苦しげな悲鳴が漏れた。
やっと水の注入から解放された安堵でどっと脱力する。しかし本当の苦しみはここからだった。
ーー腹ん中……っ苦ひいぃ"っ♡
冷や汗が流れ、体は寒気でがくがく震える。下っ腹がぎゅるぎゅると音を立て、括約筋に力を入れ続けていないと内容物が飛び出してしまいそうになる。
「うぐぅ"っ♡♡い"や"ぁ……はーっ♡♡」
いつまで耐えればいいんだ、どうすれば許される。腹、ずっとびくびく痙攣してる。嫌だ、こんな屈辱。人間として壊れてしまう。
「わかりましたか?」
「ひぐっぅ"……♡何がっ……♡♡」
「痛みと恥辱に塗れた思いをしながらも、受け入れたいがため必死に耐え抜く。この数十分が酷くもどかしい。そういう行為です」
「あぅう"っ♡♡違うっそんなんじゃ…ない"ぃ♡」
かぶりを降って必死に否定する。違う、自分は期待なんてしていない。浣腸なんてされて歓ぶ訳がない。
腸が蠕動し中が撹拌されるのは苦しいだけのはずなのに、恥辱的に拘束され、虐め抜かれている自身の状況に興奮を覚えてしまう。
引攣れるほど肛門括約筋に力を入れて、液体が漏れ出てしまうのを必死に耐える。荒い吐息が抑えられない、ボタボタと汗が流れる、意識が飛びそうになり瞳が徐々に上を向く。しかし人間としての尊厳と蜘蛛野のプライドがギリギリのところで繋ぎ止めていた。
「書きたくなってきましたか?」
「…っぐ……拘束……解けっ……♡……トイレ…い"く♡」
「ダメですよ。ここで、私の目の前で我慢の限界を迎えて垂れ流してください」
「あ"あ"あ"っ♡♡……クソ変態野郎っ♡♡……死ねぇ"え"…ンォ"お♡」
一ノ瀬の宣言通り、そのまま放置されて早15分近くが経った。
「ん"…ンあ"ぁ"……はっ…♡はぁ"……♡…お"ぇ"え"っ♡♡」
「先生っ大丈夫です?起きてください」
もはやまともな言葉を吐けない蜘蛛野の頬をぺちぺち叩く。唾液が唇の端から顎を伝い、鼻水と涙で顔中ぐちゃぐちゃになっても耐える余裕もなく、苦痛で歯がガチガチと鳴り続ける。
ーーもう"…だめっぇ"♡♡我慢できない……♡出ちまう"ぅ"♡いやら"ぁっ……♡♡♡
腹筋と括約筋がピクピクと痙攣し、限界を訴えている。もう嫌だっ♡心の中で叫ぶ、涙が止まらなくなって目元が熱く潤む。助けてくれる望みがないことはとうに悟り、もうどうしたらいいかわからなくなって、情けなくしゃくり上げる。
「ひっ♡く……はっぁあぁ"っ♡♡ひっぅ"♡」
一ノ瀬は愛おしそうに優しく腹を撫でた。そのわずかな刺激だけで、アナルからぷぴゅうっ♡と液体を噴き出した。
「あ"あ"ーーーーッ!!♡♡出るー~~ッ!♡♡♡」
甘い絶叫を上げながらも、死に物狂いで穴を締めてそれ以上の流出をなんとか防いだ。とろとろと液体が穴から漏れてひくっ♡ひくっ♡と淫猥に収縮する。
「今の声とても良かったです。もうダメだと覚悟してあんな艶やかな叫びを上げながらもなお、最後の執念でまだ我慢するなんて」
一ノ瀬の呼吸が荒くなり、欲情の笑みを蜘蛛野にぶつける。担当編集の視線が刺さり身体が熱くなる。
「いち、のせ"っ♡♡……ア"……もう…苦しっい"♡♡……たしゅけて…ぇ"…♡♡」
高いプライドがぼろぼろになるまで追い詰められ、もう取り繕う余裕もなかった。腹を不規則に震わせながら、情けなく懇願。成人男性がいやらしい変態拘束をされて浣腸されながらえぐえぐと涙を流す姿は、見る者の嗜虐心を酷く煽った。
「……諦めたら楽になれますよ、私しか見ていませんから。見ててあげますから」
ひくりと喉が震えた。
ーーこれ出したら、楽になれる。苦しいのから解放される♡一ノ瀬が見ててくれる♡♡
もう身体も精神も限界だった。自分をこんな目に遭わせている男の優しい声に縋るしかなかった。
「あ"…ぁ"……♡♡もう"、出る……う"…♡♡出ちゃ……♡」
びゅっ♡じょぼ……♡じょぼぼっぼっ……♡♡ぴゅっびゅーー♡♡…………とろぉ…♡♡
腹を満たしていた液体が風呂の床に当たり水音を響かせた。腹筋と括約筋が弛緩、そのままの勢いで陰茎から止めどなく体液が噴出した。
「あ"~~~~~~っ♡♡きもち"……こ"れ"ぇ"♡♡♡」
ついに我慢の限界を迎え、男の前で為す術なく体液を垂れ流してしまった。屈辱や羞恥を超えて、苦しみからの解放はエグい快感を叩きつける。
盛り上がった筋肉に黒ベルトが食い込み肉感的に押し出される、その感覚で脳イキアクメをキメる。
一ノ瀬はシャワーで蜘蛛野の体を流してから、震える体を大きなバスタオルで包み抱き締めた。
あまりにも過敏になって冷えきった皮膚にタオルの繊維感と一ノ瀬の体温が染み込んできてびくんっと全身が震えた。
「……良く頑張りましたね、先生」
優しい声が耳になだれ込む、それだけで甘イキしてしまう。カチャカチャと全身を戒める拘束を外された。
全身がぐったりとして四肢に力は入らず、もう何かを考える体力も残ってなかった。そんな蜘蛛野の体を一ノ瀬はなんとか持ち上げて運ぶ。そのまま体をベッドに寝かせ、分厚い布団を被せた。
浣腸による体力消耗と締切後の寝不足から蜘蛛野は気絶するように眠りにつく。そんな蜘蛛野の身体に布団の上からのし掛かり、一ノ瀬は誰に伝えるでもなく呟いた。
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