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第1章 転がり落ちてきた玉座への道と、繰り上がり王太子の嫁取り事情
1-46.三連結、と聞いてあなたは何を思い浮かべる?
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「あ゛あぁあ゛あぁああ゛あ゛あ゛っ」
「――これは、イキがいいな?」
絶叫、と言っていいほどの声。気にしたら負け、と思っていたけれど。叔母上の言葉で少し気になって、視線を上げた。
ちなみにユハは、イきたいがナカだけではイけないらしく、もどかしいようだ。腰がゆらゆらと揺れていて、俺の息子さんを刺激しているんだが気付いているだろうか。気付かれないといい加減、粗相してしまいそうなんだが。
大変なことになっている幼馴染騎士くんは、どう大変かというと。コックリングでイくのを抑制されている上に、それに直接刺激は与えられていなかったようだ。今もそそり勃ってぷるぷる震えているだけだ。そして、ローションでドロドロな上に胸の頂ふたつは両方とも洗濯バサミのようなもので挟まれていた。下半身を担当していた騎士は何やら魔力を動かしているので、……まさかスライムもどきを入れてたりして? で、動かしているのか?
スライムもどきとは、この世界ではジェルをあたかもスライムのように動かすエログッズのことを指す。まあスライムの死骸を加工したものなのだが、魔力を通すとそれなりに動かせるのだ。元は幼児向け魔力操作の練習用だったのだが、まあエロの国で世界だからそういうことになるよね……。ほら、異世界ファンタジーでもよくある、魔力操作すると水がいろんな形に動かせる、アレ。あの現象を、スライムの死骸を使ってやろうとしただけだ。まあ、使い手を選ぶけど、結構気持ちいいらしい。
うん? 幼馴染騎士くんは、SMの真っ最中だったのかな? ……これが叔母上の趣味、だろうか。そうなんだろうなぁ……。
「いやあ、あそこまで適正あるヤツは珍しいぞ? それとも呪術が優秀なのかな」
「うちの嫁がバージョンアップしたのです。呪術が優秀であるに決まっています」
「だが、あそこまで雄を誘う姿になれるのは珍しい。呪術にそういったことは組み込んでいないなら、適正も見てやらねば」
「……で、この狂乱はいつまで続けるつもりで? 彼は呪術で意識を繋ぎ止められていますから、気絶するまで理性は多少ありますよ」
叔母上の楽しげな姿に、付き合いきれないと言外にバッサリ切ると、叔母上は顎に手を当てて考え始めた。……考えてなかったのか。
さて、どうしたものかな……と考えながらも、ユハのナカに入れたままの指でゆるゆるとしこりを刺激する。現状を打破するには、イくほどの刺激を与えるのが一番だろうか。添えるだけになっていたユハ自身を軽く扱くのを再開すると、我慢しきれなかったユハの嬌声が漏れてくる。手のひらで先っぽだけ刺激を与え続けながら、ナカのしこりをぐっぐっと強めに押したり捏ねていると、悲鳴を上げてユハがイった。そのまま先っぽを刺激し続けると、時間がかからずにぷしっと勢いよく愛液が飛び出したので、そこで手を止めた。
ユハが大変なことになっている一方で、幼馴染騎士くんは限界だったのだろう。元気よくガシャガシャと手足を動かして抵抗し続けていたが、だらんと力が抜けている。顔をよく見ると、ちょっと離れているから判別しづらいが、白目を剥いて気絶してしまったのではなかろうか?
「ふむ。流石の体力自慢の騎士も、ここまでか。であれば、こうしよう。――お前たち、いつもの罰ゲームを実行しろ。実際は罰ではないが、必要だからな。お前たちの頑張りに期待する」
「「はっ」」
「メシー、もう少し付き合え。あの騎士が誰を選ぶか決まって、お前でないなら解放してやる」
「……分かりました。本当に、誰に挿入れられたいか言わすのですね」
当たり前だろう? と不思議そうにする叔母上に、もう何も言うまいと黙った。そして、ユハほど上手でないにしろと浄化魔法をかけて、ケニーから差し出された濡れタオルでユハを拭いていく。ユハをせっせと世話をしている俺に何も言わず、叔母上は見張り役の騎士の近くへ歩いていく。何ていうか、叔母上って歩き方からして王者の風格みたいなものがあるんだよなぁ。王となるなら、叔母上のような風格も必要だろうか。
思考が明後日の方向に行ってしまったが、ユハはケニーから別の濡れタオルを受け取ると顔を拭いていた。約束通り顔を隠し続けてくれたので、ありがとうの意味を込めて髪を梳く。綺麗な銀髪だよなぁ、とのんびりしていたら、またはあはあという声が響いてきた。
どうやら叔母上の指示を受けた騎士の二人が、セックス準備を始めたようだ。今はフェラをしているようだが、何がどうなったのか、一人の騎士がもう一人の騎士のそれを奉仕していて、奉仕されてる側はいつの間にか向こうに行った叔母上のそれを奉仕している。うーん、身内のそれは見たくないけど、こういう場に出ることがあると見ることになるんだよなぁ。まあ雌の身体でそれなりに隠れているけれども。
「はあ……っ。まあ準備はそんなにしなくてよかろう。お前たち、並べ」
「っはぃ、今すぐに……っ」
「お願いいたします……っ!」
一人の騎士が四つん這いになり、もう一人の騎士がその背後から覆うように四つん這いに、そして叔母上がその二人の背後に立っている。……もう、何をする気かだいたい想像ついてしまった。
雄役の騎士が挿入すると、流石の刺激に幼馴染騎士くんが目を開けているようだ。そして、叔母上が雄役の騎士のナカに挿入した瞬間、幼馴染騎士くんは叫んだ。
三、連、結!
初めて見た、知識としては知ってたけど初めて見た! 前世ではモテなさ過ぎてAVばかりにお世話になっていたけど、そんな特殊性癖ないから存在は聞いても見たことないよ。ついでに、一緒に見ようぜ! とか言い出すキマってる友人はいなかった。普通の猥談する友人しか居ませんでしたです、童貞集団なのでAV品評会のメンバーとも言う。
あんあん、と喘ぎ声の三重奏に叔母上の言葉責めが始まっているが、俺は聞こえません。知らないったら知らない。
ユハの呼吸が整ったようなので、声をかける。
「大丈夫? 無理してない?」
「いえ……。大丈夫ですよ、旦那様。とても気持ち良かった、です」
「ご主人様は、前戯を磨くことにご執心でしたからね。褒められてようございました」
「うるさい、あとで覚えとけよ。二人とも、だ」
すごく嫌そうな顔をしたケニーと、何で自分までという不本意そうなユハの顔に思わず笑った。まあ、目の前には笑えない三連結プラスアルファな状況が繰り広げられているんだけども。
「――これは、イキがいいな?」
絶叫、と言っていいほどの声。気にしたら負け、と思っていたけれど。叔母上の言葉で少し気になって、視線を上げた。
ちなみにユハは、イきたいがナカだけではイけないらしく、もどかしいようだ。腰がゆらゆらと揺れていて、俺の息子さんを刺激しているんだが気付いているだろうか。気付かれないといい加減、粗相してしまいそうなんだが。
大変なことになっている幼馴染騎士くんは、どう大変かというと。コックリングでイくのを抑制されている上に、それに直接刺激は与えられていなかったようだ。今もそそり勃ってぷるぷる震えているだけだ。そして、ローションでドロドロな上に胸の頂ふたつは両方とも洗濯バサミのようなもので挟まれていた。下半身を担当していた騎士は何やら魔力を動かしているので、……まさかスライムもどきを入れてたりして? で、動かしているのか?
スライムもどきとは、この世界ではジェルをあたかもスライムのように動かすエログッズのことを指す。まあスライムの死骸を加工したものなのだが、魔力を通すとそれなりに動かせるのだ。元は幼児向け魔力操作の練習用だったのだが、まあエロの国で世界だからそういうことになるよね……。ほら、異世界ファンタジーでもよくある、魔力操作すると水がいろんな形に動かせる、アレ。あの現象を、スライムの死骸を使ってやろうとしただけだ。まあ、使い手を選ぶけど、結構気持ちいいらしい。
うん? 幼馴染騎士くんは、SMの真っ最中だったのかな? ……これが叔母上の趣味、だろうか。そうなんだろうなぁ……。
「いやあ、あそこまで適正あるヤツは珍しいぞ? それとも呪術が優秀なのかな」
「うちの嫁がバージョンアップしたのです。呪術が優秀であるに決まっています」
「だが、あそこまで雄を誘う姿になれるのは珍しい。呪術にそういったことは組み込んでいないなら、適正も見てやらねば」
「……で、この狂乱はいつまで続けるつもりで? 彼は呪術で意識を繋ぎ止められていますから、気絶するまで理性は多少ありますよ」
叔母上の楽しげな姿に、付き合いきれないと言外にバッサリ切ると、叔母上は顎に手を当てて考え始めた。……考えてなかったのか。
さて、どうしたものかな……と考えながらも、ユハのナカに入れたままの指でゆるゆるとしこりを刺激する。現状を打破するには、イくほどの刺激を与えるのが一番だろうか。添えるだけになっていたユハ自身を軽く扱くのを再開すると、我慢しきれなかったユハの嬌声が漏れてくる。手のひらで先っぽだけ刺激を与え続けながら、ナカのしこりをぐっぐっと強めに押したり捏ねていると、悲鳴を上げてユハがイった。そのまま先っぽを刺激し続けると、時間がかからずにぷしっと勢いよく愛液が飛び出したので、そこで手を止めた。
ユハが大変なことになっている一方で、幼馴染騎士くんは限界だったのだろう。元気よくガシャガシャと手足を動かして抵抗し続けていたが、だらんと力が抜けている。顔をよく見ると、ちょっと離れているから判別しづらいが、白目を剥いて気絶してしまったのではなかろうか?
「ふむ。流石の体力自慢の騎士も、ここまでか。であれば、こうしよう。――お前たち、いつもの罰ゲームを実行しろ。実際は罰ではないが、必要だからな。お前たちの頑張りに期待する」
「「はっ」」
「メシー、もう少し付き合え。あの騎士が誰を選ぶか決まって、お前でないなら解放してやる」
「……分かりました。本当に、誰に挿入れられたいか言わすのですね」
当たり前だろう? と不思議そうにする叔母上に、もう何も言うまいと黙った。そして、ユハほど上手でないにしろと浄化魔法をかけて、ケニーから差し出された濡れタオルでユハを拭いていく。ユハをせっせと世話をしている俺に何も言わず、叔母上は見張り役の騎士の近くへ歩いていく。何ていうか、叔母上って歩き方からして王者の風格みたいなものがあるんだよなぁ。王となるなら、叔母上のような風格も必要だろうか。
思考が明後日の方向に行ってしまったが、ユハはケニーから別の濡れタオルを受け取ると顔を拭いていた。約束通り顔を隠し続けてくれたので、ありがとうの意味を込めて髪を梳く。綺麗な銀髪だよなぁ、とのんびりしていたら、またはあはあという声が響いてきた。
どうやら叔母上の指示を受けた騎士の二人が、セックス準備を始めたようだ。今はフェラをしているようだが、何がどうなったのか、一人の騎士がもう一人の騎士のそれを奉仕していて、奉仕されてる側はいつの間にか向こうに行った叔母上のそれを奉仕している。うーん、身内のそれは見たくないけど、こういう場に出ることがあると見ることになるんだよなぁ。まあ雌の身体でそれなりに隠れているけれども。
「はあ……っ。まあ準備はそんなにしなくてよかろう。お前たち、並べ」
「っはぃ、今すぐに……っ」
「お願いいたします……っ!」
一人の騎士が四つん這いになり、もう一人の騎士がその背後から覆うように四つん這いに、そして叔母上がその二人の背後に立っている。……もう、何をする気かだいたい想像ついてしまった。
雄役の騎士が挿入すると、流石の刺激に幼馴染騎士くんが目を開けているようだ。そして、叔母上が雄役の騎士のナカに挿入した瞬間、幼馴染騎士くんは叫んだ。
三、連、結!
初めて見た、知識としては知ってたけど初めて見た! 前世ではモテなさ過ぎてAVばかりにお世話になっていたけど、そんな特殊性癖ないから存在は聞いても見たことないよ。ついでに、一緒に見ようぜ! とか言い出すキマってる友人はいなかった。普通の猥談する友人しか居ませんでしたです、童貞集団なのでAV品評会のメンバーとも言う。
あんあん、と喘ぎ声の三重奏に叔母上の言葉責めが始まっているが、俺は聞こえません。知らないったら知らない。
ユハの呼吸が整ったようなので、声をかける。
「大丈夫? 無理してない?」
「いえ……。大丈夫ですよ、旦那様。とても気持ち良かった、です」
「ご主人様は、前戯を磨くことにご執心でしたからね。褒められてようございました」
「うるさい、あとで覚えとけよ。二人とも、だ」
すごく嫌そうな顔をしたケニーと、何で自分までという不本意そうなユハの顔に思わず笑った。まあ、目の前には笑えない三連結プラスアルファな状況が繰り広げられているんだけども。
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