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第四部 - 一章 龍姫、協力者を募る
一章七節 - 子連れ文官
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中州城下町には、城から放射状に延びる五本の大通りがあり、その間に小道が張り巡らされている。蜘蛛の巣のように町中を繋ぐ小道は他の小道と交わったり、曲がったり――。時には袋小路になって、慣れない者を迷わせる。
雷乱は良く使う道しか覚えていないが、おそらく与羽はほとんどの道を把握しているのだろう。雷乱の記憶にはない隙間を小さな姫君は迷わず進んでいく。
城下町を南西方向に貫く大きな通りを横断して、さらに別の小道へ。
どうやら彼女は、南通りを目指しているらしい。紫橙通りとも呼ばれるそこには、有名文官家――紫陽家と橙条家の屋敷がある大通りだ。
しかし少し脇道に入れば、安宿や繁華街、性的な行為を売る花街、中州城主の監視を逃れた賭場などもある危険な地域となっている。皮肉と揶揄を込めて紫橙通りを「死倒通り」と書く者もいるくらいだ。
中州の律(法律のこと)をつかさどっている紫陽家が、にらみを利かせているおかげで大きな事件が起こることは少ないが、中州城下町で最も治安が悪い区域であるのは間違いない。文官家である紫陽が多くの武官を輩出しているのも、そのような事情が関係しているのだろう。心なしか、道行く人も陰気だ。気前の良い橙条の屋敷がこの地域になければ、人々はもっと暗くふさぎこんでいたのかもしれない。国政では福祉を担っている橙条家のおかげで、この地域に住む人々は最低限の衣食住を供給されている。
それでも、あたりが城下町で最も危険な場所であることに変わりない。雷乱はさりげなく与羽に寄り添い、万が一の事態に備えた。背負っていた大太刀を左手に持ち、通りの端を足早に歩く人々を牽制している。
一方の与羽は、心配無用とばかりに通りの真ん中を大股で歩いていた。雷乱のいつもより深く眉間にしわを寄せた、警戒と不安の顔を見ることもない。ここも彼女にとっては、歩きなれた城下町の一部なのだ。
紫橙通りから裏道に入ってしばらく進んだところで、与羽はやっと足を止めた。
目の前には小路に面した長屋。腐りかけた木板の屋根に建てつけの悪そうな戸。どこからか眉をひそめたくなるような腐臭も漂ってくる。
普通の感覚を持つ者ならば、足早に通り過ぎる空間だ。ここに住むのは、身寄りがなかったり、何かしらの障害を抱えていたりする人がほとんどで、ならず者のたまり場にもなっているという。
「おい……」
「大丈夫じゃって」
大きく隙間の空いた戸を叩く与羽を雷乱が止めようとするが、姫君はいたずらっぽく口の端をあげるだけで取り合わない。何があっても大丈夫なように与羽の横にぴったりと雷乱が並んでも、邪魔そうに横目で見るだけだ。
「こんにち――お!?」
数度戸を叩いてから滑りの悪い戸を開けた瞬間、与羽の足元に小さなものがからみついてきた。危うく体勢を崩しそうになったのを、雷乱が丸太のように太い腕で防ぐ。足元を見降ろすと、黒々とした毛におおわれた丸いものがあった。子どもの頭だ。
「おお、和雅君」
与羽はやさしい笑みを浮かべて、足元に抱きついた幼児を抱え上げた。
「重とうなったな」
「よーねー?」
「そうそう、与羽姉じゃよ~」
「かぁ、よーねー!」
与羽に抱かれてご機嫌な様子の子どもは、母親に与羽の来訪を告げた。
と言っても、この家には一つの部屋しかない。玄関である土間の脇にはかまどがあり、奥が六畳の生活空間となっている。風呂や便所はない。
この家の主は、土間に背を向けて座り、何かを読んでいた。幼子が呼びかけるまで与羽の訪れに気付かないほど、集中していたようだ。
「あ……」
彼女は与羽を見て目を見開いた。予想外の来客だったのは間違いない。
「姫様」
「与羽でいいですよ、叶恵先輩。ご無沙汰でした。和雅君とはたまに通りで会うんですけどね」
与羽が会いたかったこの女性は、青金叶恵。五、六年前までは優秀な文官として将来を有望視されていたのだが、息子の和雅を産んでから官吏の仕事を離れてしまっていた。今は、文官時代に貯めた給金と近所の人々の好意によって、何とか息子と二人で生きている状況だ。
「なぜこんな所へ?」
叶恵の驚きはまだおさまっていない。
「少し協力して欲しいことがあるんです。文官のお仕事なんですが、もしご迷惑じゃなければ、ついて来てくれませんか?」
「そんなこと……、もう無理です。子どもがいるし、後ろ盾がなくなったら、もう――」
彼女も絡柳同様、庶民出身の文官。ただ、彼女の場合は後ろ盾だった夫を病で亡くし、出世どころか仕事を得ることさえ難しい状況だ。子どもがまだ幼いのも復職の妨げになっている。
「私は、先輩が適任だと思ってわざわざここまで来たんですけど……」
恩着せがましい言い方は、嫌味っぽくさえある。しかし与羽は、彼女――青金叶恵の場合はこちらの方が、へりくだって頼むよりも効果があると知っていた。
「それなら…、姫様のご足労に報いるためについて行きます」
控え目で、与羽の労力を無駄にすまいという思いやりを持っているから。
「ありがとうございます。和雅君も一緒に行こうなー」
与羽は和雅を雷乱に抱かせた。とたんに雷乱の仏頂面が穏やかになる。子どもの扱いには慣れているのだ。
「ほーら、このお兄さん背が高くて眺めがええじゃろ?」
それに応えるように、和雅が「キャッキャ」と高い声を上げた。
「雷乱、通りに出たら肩車してあげて」
「仕方ねぇなぁ」
そして与羽は、読んでいた本を几帳面に書棚に戻している叶恵に向き直った。本のたくさん詰まった書棚と机のせいで、狭い部屋が一層狭くなっている。
「じゃぁ、行きましょう。……少し寄り道しますけど」
雷乱は良く使う道しか覚えていないが、おそらく与羽はほとんどの道を把握しているのだろう。雷乱の記憶にはない隙間を小さな姫君は迷わず進んでいく。
城下町を南西方向に貫く大きな通りを横断して、さらに別の小道へ。
どうやら彼女は、南通りを目指しているらしい。紫橙通りとも呼ばれるそこには、有名文官家――紫陽家と橙条家の屋敷がある大通りだ。
しかし少し脇道に入れば、安宿や繁華街、性的な行為を売る花街、中州城主の監視を逃れた賭場などもある危険な地域となっている。皮肉と揶揄を込めて紫橙通りを「死倒通り」と書く者もいるくらいだ。
中州の律(法律のこと)をつかさどっている紫陽家が、にらみを利かせているおかげで大きな事件が起こることは少ないが、中州城下町で最も治安が悪い区域であるのは間違いない。文官家である紫陽が多くの武官を輩出しているのも、そのような事情が関係しているのだろう。心なしか、道行く人も陰気だ。気前の良い橙条の屋敷がこの地域になければ、人々はもっと暗くふさぎこんでいたのかもしれない。国政では福祉を担っている橙条家のおかげで、この地域に住む人々は最低限の衣食住を供給されている。
それでも、あたりが城下町で最も危険な場所であることに変わりない。雷乱はさりげなく与羽に寄り添い、万が一の事態に備えた。背負っていた大太刀を左手に持ち、通りの端を足早に歩く人々を牽制している。
一方の与羽は、心配無用とばかりに通りの真ん中を大股で歩いていた。雷乱のいつもより深く眉間にしわを寄せた、警戒と不安の顔を見ることもない。ここも彼女にとっては、歩きなれた城下町の一部なのだ。
紫橙通りから裏道に入ってしばらく進んだところで、与羽はやっと足を止めた。
目の前には小路に面した長屋。腐りかけた木板の屋根に建てつけの悪そうな戸。どこからか眉をひそめたくなるような腐臭も漂ってくる。
普通の感覚を持つ者ならば、足早に通り過ぎる空間だ。ここに住むのは、身寄りがなかったり、何かしらの障害を抱えていたりする人がほとんどで、ならず者のたまり場にもなっているという。
「おい……」
「大丈夫じゃって」
大きく隙間の空いた戸を叩く与羽を雷乱が止めようとするが、姫君はいたずらっぽく口の端をあげるだけで取り合わない。何があっても大丈夫なように与羽の横にぴったりと雷乱が並んでも、邪魔そうに横目で見るだけだ。
「こんにち――お!?」
数度戸を叩いてから滑りの悪い戸を開けた瞬間、与羽の足元に小さなものがからみついてきた。危うく体勢を崩しそうになったのを、雷乱が丸太のように太い腕で防ぐ。足元を見降ろすと、黒々とした毛におおわれた丸いものがあった。子どもの頭だ。
「おお、和雅君」
与羽はやさしい笑みを浮かべて、足元に抱きついた幼児を抱え上げた。
「重とうなったな」
「よーねー?」
「そうそう、与羽姉じゃよ~」
「かぁ、よーねー!」
与羽に抱かれてご機嫌な様子の子どもは、母親に与羽の来訪を告げた。
と言っても、この家には一つの部屋しかない。玄関である土間の脇にはかまどがあり、奥が六畳の生活空間となっている。風呂や便所はない。
この家の主は、土間に背を向けて座り、何かを読んでいた。幼子が呼びかけるまで与羽の訪れに気付かないほど、集中していたようだ。
「あ……」
彼女は与羽を見て目を見開いた。予想外の来客だったのは間違いない。
「姫様」
「与羽でいいですよ、叶恵先輩。ご無沙汰でした。和雅君とはたまに通りで会うんですけどね」
与羽が会いたかったこの女性は、青金叶恵。五、六年前までは優秀な文官として将来を有望視されていたのだが、息子の和雅を産んでから官吏の仕事を離れてしまっていた。今は、文官時代に貯めた給金と近所の人々の好意によって、何とか息子と二人で生きている状況だ。
「なぜこんな所へ?」
叶恵の驚きはまだおさまっていない。
「少し協力して欲しいことがあるんです。文官のお仕事なんですが、もしご迷惑じゃなければ、ついて来てくれませんか?」
「そんなこと……、もう無理です。子どもがいるし、後ろ盾がなくなったら、もう――」
彼女も絡柳同様、庶民出身の文官。ただ、彼女の場合は後ろ盾だった夫を病で亡くし、出世どころか仕事を得ることさえ難しい状況だ。子どもがまだ幼いのも復職の妨げになっている。
「私は、先輩が適任だと思ってわざわざここまで来たんですけど……」
恩着せがましい言い方は、嫌味っぽくさえある。しかし与羽は、彼女――青金叶恵の場合はこちらの方が、へりくだって頼むよりも効果があると知っていた。
「それなら…、姫様のご足労に報いるためについて行きます」
控え目で、与羽の労力を無駄にすまいという思いやりを持っているから。
「ありがとうございます。和雅君も一緒に行こうなー」
与羽は和雅を雷乱に抱かせた。とたんに雷乱の仏頂面が穏やかになる。子どもの扱いには慣れているのだ。
「ほーら、このお兄さん背が高くて眺めがええじゃろ?」
それに応えるように、和雅が「キャッキャ」と高い声を上げた。
「雷乱、通りに出たら肩車してあげて」
「仕方ねぇなぁ」
そして与羽は、読んでいた本を几帳面に書棚に戻している叶恵に向き直った。本のたくさん詰まった書棚と机のせいで、狭い部屋が一層狭くなっている。
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