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外伝 - 第六章 炎狐と龍姫
六章十六節 - そして和解を
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「じゃあ、お互い悪いところがあったってことで、仲直りする?」
与羽の声が少しだけ明るくなった。冗談を言うような軽い口調で提案された和解に、辰海は顔を上げた。与羽の体が離れると寒さを感じたが、彼女はまだ隣にいてくれている。
「仲直り、してくれるの?」
「もちろん。私はずーっと辰海とまた仲良くしたいって思っとったもん」
傷に障らないようにするためなのか、与羽の笑顔は小さい。それでも、辰海のために笑ってくれている。
「君は……、やさしすぎるよ」
何度目かわからない涙が、辰海の目から零れ落ちた。
「やさしいのは良いことじゃん」
与羽の唇が小さく尖る。どうやら機嫌を損ねてしまったようだ。しかし、その自然体が辰海への信頼の深さを示しているようで、辰海は息を詰めた。そうしないと、いろいろなものがあふれ出しそうだったから。
短く息を止めて、ゆっくり吐いて、一呼吸。
「君には言わないといけないことがたくさんある」
少し冷静さを取り戻したところで涙を強くぬぐい、必死に言葉を絞り出した。
「たくさん謝らないといけないし、相談したいことだって――」
「相談?」
与羽は小さく首をかしげて、おうむ返しに尋ねた。
与羽みたいになりたい。それが辰海を苦しめ続ける願い。与羽みたいにたくさんの人に囲まれて、笑って、輝きたい。与羽みたいに自由に生きたい。悩みも、しがらみも何もなく、困ったら助けてくれる人がいつもいて――。
「うん……」
辰海は嫉妬に痛む胸を強く押さえて、与羽の顔を見た。
――君みたいに、世界の中心でいられたら。
「僕は……、友達が欲しいんだと思う」
子どもじみた、口に出すのも恥ずかしい望み。与羽は笑うかもしれない。それでも、辰海は勇気を振り絞って言ったのだ。与羽は目を丸くしている。ぱちぱちと長いまつげが動くのを数えた。……二回、三回、四回、五回――。
「変なの」
しばらく思考停止したあと与羽がつぶやいたのは、そんないぶかしみの言葉だった。
「いや、ごめん」
辰海の表情が固まるのを見て、すぐに謝罪したが。うつむいた与羽は、答えを探しているように見えた。
「辰海は……、もっといろんな人と話すのが良いと思う」
そして、与羽はできる限り真摯な助言をはじめた。
「これは私のせいだけど、辰海は私にかまってくれるばっかりで、あんまり他の人たちと話しとらんかったんじゃないかと思う。これは本当に、私が辰海のことなんか気にせず、好き勝手に連れまわして利用し続けとったせいなんだけどさ……。私、本当に辰海に甘えすぎとった」
与羽は深い反省にうつむいている。
「私のことは後回しにして良いから、辰海には自由に生きて欲しい」
「『自由に』って言うのがわからないんだ。僕は君を拒絶して自由に生きたつもりだったのに、すごく……寂しくて、……苦しかった、から」
自分自身の行動を否定する言葉を紡ぐのは、とてもつらい。そして、与羽の反応が怖い。与羽に見限られてしまうのではないかと。
「……そっか」
与羽は左ほほに手を当てて考え込んでいる。
「……少し、ずれる話しても良い?」
そして、与羽は辰海の悩みとは違う話をはじめた。
「私、辰海のこと本当にすごいって思っとるんじゃ。頭が良くて、なんでもそつなくこなすし、我慢強い。辰海と離れてから、私一人でもいろいろできるようになりたいと思ってがんばってみたけど、結局ダメだった。助けてくれる人が辰海から先輩たちに変わっただけで……。辰海みたいに、孤独と戦いながらひとりで生きるなんてできんかった。辰海は私みたいになりたいって言うけど、私は辰海みたいになれたらなって思っとるよ。がんばり屋さんってかっこいいじゃん?」
彼女の笑顔は眩しすぎる。
「与羽……」
辰海はつぶやきながら、体の中心で沸き起こる熱を必死に抑えつけた。
「辰海はひとりで何でもできちゃうから、孤独なんかもしれん。昔の私にしてくれたように誰かの支えになったり、今私にしてくれとるみたいに誰かに助けを求めたり、そうやっていろんな人とかかわっていくんが良いんじゃないかな。辰海ならできると信じとるし、私はそうやっていろんな人に囲まれて、笑っとる辰海がにあっとると思う」
「……ありがとう」
辰海は目を閉じ、眉間を揉むふりをして顔を隠した。心の中に暖かいものが満ちているのがわかる。熱い息を細くゆっくり吐き出した。
「けど、今はしっかり休んだ方がいいかもしれん。その顔のけがもそうじゃし、たぶん辰海の心も疲れとる。辰海は賢いから、いろいろ考えこんじゃうんだと思う」
決めつけたような言い方には、少しだけ反感を覚える。しかし、赤ん坊のころから共に育った与羽が言うのだから、きっと彼女の言う通りなのだろう。そしてなにより、なだめるように辰海の頭や背を撫でてくれる与羽の手はとても心地よかった。与羽に心配してもらえるのなら、彼女の考え通りで構わない。
辰海はやさしい手の動きにつられるように、頭を彼女の肩に預けた。若草のような甘い匂いがする。
「与羽――」
好きだと言いかけて、はっと口をつぐんだ。それはまだ言えない。今の辰海にそんな資格はないと思うし、与羽を戸惑わせてしまうだけだ。
「与羽。僕、君に伝えたいことがあるんだ」
かわりに、辰海はそう呼びかけた。
「なに?」
与羽が辰海を見た。お互いの息がかかりそうなほど、顔が近い。辰海は目の前にある大好きな顔に笑いかけた。彼女も僕の表情を好いてくれればいいな、と思いながら。
「今じゃなくて、僕がもっと成長できたら。君に嫉妬したり、君に心配をかけたりしなくなったら。そうしたら、君に伝えたいことがある」
これは誓いだ。
――いつか君と対等に並べる日が来たら。この想いを君に……。
辰海にとっては人生をかけた言葉だった。しかし、与羽はいぶかしげな顔で小首を傾げている。
「辰海なんか変」
「そ、そうかな?」
与羽は色恋に鈍感だと思っていたが、流石に気づかれただろうか。
「やっぱり、もっと休んだ方がいいよ」
しかし、それも杞憂だったらしい。与羽の手が軽く辰海の背を押す。されるがままに与羽から離れ、畳の床に寝かされた。
辰海が横になると、与羽は急いで隣室に駆け込んだ。先ほどまで与羽が休んでいた部屋だ。与羽はそこから掛布団を持ってくると、大きく広げて辰海の体にかけた。
「与羽……?」
戸惑いの表情を浮かべる辰海の額に、水で湿らせた手拭いが置かれる。その濡れた冷たさは心地よいが、辰海を一層困らせた。
「たまには何も考えん時も必要よ」
与羽は辰海の胸のあたりをやさしくとんとんと叩きはじめた。
「ほら、目を閉じて、ゆっくり息をして」
どうやら辰海を寝かしつけようとしているらしい。辰海は言われたとおりにした。体から力が抜けていく。床と一つになってしまいそうだ。
「ほっぺたはまだ痛む?」
「うん……」
すでに夢うつつの状態になり始めながら、辰海は小さく肯定した。
「じゃあ、そこも冷やさんとね」
低められた穏やかな声とともに、殴られて腫れたほほにも冷たいものが触れる。少ししみたが、与羽のやさしさに痛みが解けていくようだった。
「しばらくゆっくり休めるように、卯龍さんや太一にも言っとくからさ」
――今は何も考えないように。
辰海は与羽の言葉を思い出して、頭の中から様々な悩みや不安を追い出すよう努めた。今は与羽の声にだけ集中したい。与羽は辰海のために小さく子守唄を歌ってくれている。与羽にとってはただのままごとやごっこ遊びなのかもしれない。それでも、辰海はそんな彼女に救われるのだ。
与羽の声が少しだけ明るくなった。冗談を言うような軽い口調で提案された和解に、辰海は顔を上げた。与羽の体が離れると寒さを感じたが、彼女はまだ隣にいてくれている。
「仲直り、してくれるの?」
「もちろん。私はずーっと辰海とまた仲良くしたいって思っとったもん」
傷に障らないようにするためなのか、与羽の笑顔は小さい。それでも、辰海のために笑ってくれている。
「君は……、やさしすぎるよ」
何度目かわからない涙が、辰海の目から零れ落ちた。
「やさしいのは良いことじゃん」
与羽の唇が小さく尖る。どうやら機嫌を損ねてしまったようだ。しかし、その自然体が辰海への信頼の深さを示しているようで、辰海は息を詰めた。そうしないと、いろいろなものがあふれ出しそうだったから。
短く息を止めて、ゆっくり吐いて、一呼吸。
「君には言わないといけないことがたくさんある」
少し冷静さを取り戻したところで涙を強くぬぐい、必死に言葉を絞り出した。
「たくさん謝らないといけないし、相談したいことだって――」
「相談?」
与羽は小さく首をかしげて、おうむ返しに尋ねた。
与羽みたいになりたい。それが辰海を苦しめ続ける願い。与羽みたいにたくさんの人に囲まれて、笑って、輝きたい。与羽みたいに自由に生きたい。悩みも、しがらみも何もなく、困ったら助けてくれる人がいつもいて――。
「うん……」
辰海は嫉妬に痛む胸を強く押さえて、与羽の顔を見た。
――君みたいに、世界の中心でいられたら。
「僕は……、友達が欲しいんだと思う」
子どもじみた、口に出すのも恥ずかしい望み。与羽は笑うかもしれない。それでも、辰海は勇気を振り絞って言ったのだ。与羽は目を丸くしている。ぱちぱちと長いまつげが動くのを数えた。……二回、三回、四回、五回――。
「変なの」
しばらく思考停止したあと与羽がつぶやいたのは、そんないぶかしみの言葉だった。
「いや、ごめん」
辰海の表情が固まるのを見て、すぐに謝罪したが。うつむいた与羽は、答えを探しているように見えた。
「辰海は……、もっといろんな人と話すのが良いと思う」
そして、与羽はできる限り真摯な助言をはじめた。
「これは私のせいだけど、辰海は私にかまってくれるばっかりで、あんまり他の人たちと話しとらんかったんじゃないかと思う。これは本当に、私が辰海のことなんか気にせず、好き勝手に連れまわして利用し続けとったせいなんだけどさ……。私、本当に辰海に甘えすぎとった」
与羽は深い反省にうつむいている。
「私のことは後回しにして良いから、辰海には自由に生きて欲しい」
「『自由に』って言うのがわからないんだ。僕は君を拒絶して自由に生きたつもりだったのに、すごく……寂しくて、……苦しかった、から」
自分自身の行動を否定する言葉を紡ぐのは、とてもつらい。そして、与羽の反応が怖い。与羽に見限られてしまうのではないかと。
「……そっか」
与羽は左ほほに手を当てて考え込んでいる。
「……少し、ずれる話しても良い?」
そして、与羽は辰海の悩みとは違う話をはじめた。
「私、辰海のこと本当にすごいって思っとるんじゃ。頭が良くて、なんでもそつなくこなすし、我慢強い。辰海と離れてから、私一人でもいろいろできるようになりたいと思ってがんばってみたけど、結局ダメだった。助けてくれる人が辰海から先輩たちに変わっただけで……。辰海みたいに、孤独と戦いながらひとりで生きるなんてできんかった。辰海は私みたいになりたいって言うけど、私は辰海みたいになれたらなって思っとるよ。がんばり屋さんってかっこいいじゃん?」
彼女の笑顔は眩しすぎる。
「与羽……」
辰海はつぶやきながら、体の中心で沸き起こる熱を必死に抑えつけた。
「辰海はひとりで何でもできちゃうから、孤独なんかもしれん。昔の私にしてくれたように誰かの支えになったり、今私にしてくれとるみたいに誰かに助けを求めたり、そうやっていろんな人とかかわっていくんが良いんじゃないかな。辰海ならできると信じとるし、私はそうやっていろんな人に囲まれて、笑っとる辰海がにあっとると思う」
「……ありがとう」
辰海は目を閉じ、眉間を揉むふりをして顔を隠した。心の中に暖かいものが満ちているのがわかる。熱い息を細くゆっくり吐き出した。
「けど、今はしっかり休んだ方がいいかもしれん。その顔のけがもそうじゃし、たぶん辰海の心も疲れとる。辰海は賢いから、いろいろ考えこんじゃうんだと思う」
決めつけたような言い方には、少しだけ反感を覚える。しかし、赤ん坊のころから共に育った与羽が言うのだから、きっと彼女の言う通りなのだろう。そしてなにより、なだめるように辰海の頭や背を撫でてくれる与羽の手はとても心地よかった。与羽に心配してもらえるのなら、彼女の考え通りで構わない。
辰海はやさしい手の動きにつられるように、頭を彼女の肩に預けた。若草のような甘い匂いがする。
「与羽――」
好きだと言いかけて、はっと口をつぐんだ。それはまだ言えない。今の辰海にそんな資格はないと思うし、与羽を戸惑わせてしまうだけだ。
「与羽。僕、君に伝えたいことがあるんだ」
かわりに、辰海はそう呼びかけた。
「なに?」
与羽が辰海を見た。お互いの息がかかりそうなほど、顔が近い。辰海は目の前にある大好きな顔に笑いかけた。彼女も僕の表情を好いてくれればいいな、と思いながら。
「今じゃなくて、僕がもっと成長できたら。君に嫉妬したり、君に心配をかけたりしなくなったら。そうしたら、君に伝えたいことがある」
これは誓いだ。
――いつか君と対等に並べる日が来たら。この想いを君に……。
辰海にとっては人生をかけた言葉だった。しかし、与羽はいぶかしげな顔で小首を傾げている。
「辰海なんか変」
「そ、そうかな?」
与羽は色恋に鈍感だと思っていたが、流石に気づかれただろうか。
「やっぱり、もっと休んだ方がいいよ」
しかし、それも杞憂だったらしい。与羽の手が軽く辰海の背を押す。されるがままに与羽から離れ、畳の床に寝かされた。
辰海が横になると、与羽は急いで隣室に駆け込んだ。先ほどまで与羽が休んでいた部屋だ。与羽はそこから掛布団を持ってくると、大きく広げて辰海の体にかけた。
「与羽……?」
戸惑いの表情を浮かべる辰海の額に、水で湿らせた手拭いが置かれる。その濡れた冷たさは心地よいが、辰海を一層困らせた。
「たまには何も考えん時も必要よ」
与羽は辰海の胸のあたりをやさしくとんとんと叩きはじめた。
「ほら、目を閉じて、ゆっくり息をして」
どうやら辰海を寝かしつけようとしているらしい。辰海は言われたとおりにした。体から力が抜けていく。床と一つになってしまいそうだ。
「ほっぺたはまだ痛む?」
「うん……」
すでに夢うつつの状態になり始めながら、辰海は小さく肯定した。
「じゃあ、そこも冷やさんとね」
低められた穏やかな声とともに、殴られて腫れたほほにも冷たいものが触れる。少ししみたが、与羽のやさしさに痛みが解けていくようだった。
「しばらくゆっくり休めるように、卯龍さんや太一にも言っとくからさ」
――今は何も考えないように。
辰海は与羽の言葉を思い出して、頭の中から様々な悩みや不安を追い出すよう努めた。今は与羽の声にだけ集中したい。与羽は辰海のために小さく子守唄を歌ってくれている。与羽にとってはただのままごとやごっこ遊びなのかもしれない。それでも、辰海はそんな彼女に救われるのだ。
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