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外伝 - 第五章 武術大会
五章三節 - 幸運のおまじない
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「おい!」
その瞬間、絡柳の怒声が響き渡った。
「ただのおまじないだよ。幸運のね」
大斗はすでに与羽から引きはがされ、顔面目がけて放たれたこぶしをよけているところだ。ぺろりと赤い舌で自分の唇を舐めいたずらっぽく笑う態度に、与羽は首を傾げた。
「お前が『九鬼』の人間でも、与羽をどれだけ気に入っていても、やっていいことと悪いことがある。これは、『なし』だ!」
一方で、激しく声を荒げているのは絡柳。
与羽は怒りをあらわに怒鳴る彼を見て目を丸くした。大斗がやったのはそんなに悪いことだったのだろうか? 彼の唇が触れた額を撫でてみたが、特に変わりはない。
「唇にしたわけでもないのに、気にしすぎだよ。お堅すぎない?」
「お前が! 軽薄! すぎるんだ!!」
絡柳が言葉とともに繰り出したこぶしも回し蹴りも、ことごとく大斗に捌かれていく。かわされたり、受け流されたり。
「ただの冗談だよ」
次は大斗の反撃だ。何でもないことのように言いながら繰り出された足払い。絡柳はそれをかわせなかった。
「っ!」
意識外からの攻撃に、絡柳の体勢が大きく崩れた。体格も戦闘技術も大斗の方が勝っている。
「まだやる?」
余裕たっぷりに放たれた軽い言葉に、絡柳は大斗をにらみ上げた。その表情ににじむのは、悔しさだ。大斗の眉間に浅くしわが寄った。
「……わかった。悪かったよ」
絡柳の怒りは本物だ。そう察した大斗は、軽く両手を上げて降参の合図とした。
「与羽、お前にも謝っておく」
「これくらい、全然なんともありません」
きょとんと首をかしげる与羽に、大斗は小さく息をついた。
「……絡柳の言う通りかもね」
そんなことを呟きながら。
「まぁ、あとは任せるよ。その方が、お前も安心だろう?」
絡柳に言って、大斗は踵を返した。そのまま道場の戸口へと大股で歩み去っていく。
「おい!」
絡柳が呼び止めようとしても、無駄だ。
「勝手がすぎるだろ」
軽く手を振って出ていく大斗を見送って、絡柳はうなり声交じりの息をついた。
「絡柳先輩……?」
与羽は、いらだたしげに短い前髪をかき乱す絡柳の表情をうかがっている。
「何から説明すればいいのかわからないが、大斗がさっきお前にやったのはダメなことだと思う」
彼女の視線に気づいて、絡柳は姿勢を正した。先ほど見せた激しい怒りを消し、冷静な官吏の顔へ。
「? でも先輩は、『幸運のおまじない』って」
「たとえそうだとしても、安易にやっていいことじゃない」
絡柳は強い言葉で言い切った。もし、与羽が大斗のまねをして「幸運」をばらまきはじめたら、大変なことになるのは明らかだ。
「絶対にまねするんじゃないぞ。ああいうことは、本当に大切な、一生の幸運を祈っているような相手にだけやるべきだ」
与羽は全く気付かなかったようだが、さきほどの大斗の行動には忠誠心や師弟愛だけでなく、下心も含まれていたに違いない。しかし絡柳には、色恋やそれに伴う行動を教える勇気がなかった。絡柳が上級文官であっても、それはきっと越権行為だろうし、そういうことはより親しい友人を通して学んでいくべきだろう。
「人生でたった一人とか、本当に一番大切な人にだけやるような行いだ。あいつみたいに誰でも彼でも、場所を選ばずにやっていいものじゃない。……頼むから、まねはしないでくれ」
「わかり、ました……?」
「ありがとう」
疑問符を浮かべながらもうなずいてくれた少女に、絡柳はほっと息をついた。あと数年もしないうちに、与羽はあの行動の裏にある欲望を知るだろう。それまでのつなぎにさえなれば十分だ。
「じゃあ、稽古をはじめようか。と言っても、実際に打ち合う前に確認するべきことがいくつかある……」
絡柳は考え込むように自分の前髪を片手で梳いた。
「確認?」
「お前への指導方針と、お前が本当に二刀を扱うに適しているかどうかだ」
大斗が与羽をこの道場に連れてきた経緯は知っている。辰海と仲違いをして苦しんでいたから。与羽には気分転換と息抜きが必要だと思ったから。新しい居場所と仲間を与えたかったから。そして何より、与羽が強くなりたいと望んだから。
与羽はすでに、大斗や絡柳だけでなく年の近い門下生とも親しくして新しい居場所を得ている。笑顔が増え、孤独を見せることはめっきり減った。第一の目的は達成されただろう。それならば――。
「与羽、お前がどれくらい強くなりたいのかを知っておきたい。武官を目指すのか、護身用か」
「うーん……」
与羽はほほに手を当てて考え込んでいる。
「……少なくとも武官を目指すつもりは、今のところありません」
これは以前にも言ったことだ。そう言う気分にはなれない。
「強くなりたいな、とは思うんです。周りの人に不安や迷惑をかけなくていいくらいに。だから、自分を守る力を身につけたいのは確かにその通りなんですが、私が欲しい力はたぶんそれだけじゃなくて……。心の強さとか、もっと堂々とできたらとか、みんなに頼らなくても生きていけるようになりたくて……。色々強くしたくて……。ここで身につくものなのかわからないですけど……」
与羽の声は周りの音にかき消されそうなほど小さかった。
「なるほど……」
きっと与羽は、大人や仲間に守られ続けていた子ども時代から少しずつ抜け出そうとしているのだろう。子どもと大人の境目はあいまいだ。官吏を志す者は、準吏になれば大人の仲間入りと言えるかもしれないが、それ以外の人はどうなのだろう?
「お前が欲しいものはここで手に入ると思うぞ」
一瞬考えたのち、絡柳はそう言い切った。ここではたくさんの子どもが武術を学び、己を鍛えて、大人になっていく。与羽自身はまだ気づいていないかもしれないが、彼女だって半年前と比べれば大きく成長した。それは剣術だけでなく、人間としても。もしかすると、大斗はそれに気づかせたくて与羽を武術大会に誘ったのかもしれない。
「……良かった」
ほっと笑みを見せる与羽を見て、絡柳は深く頷いた。
「お前はできる人間だ。自分をどんどん信じると良い」
「えっと……、はい」
表情に不安を残しながらも、うなずく与羽は本当に成長した。人任せではなく、自分で決められるようになった。
「それじゃあ、次だ」
今度は与羽がもっと明るくなれるような話題を。
「大斗は二刀を教えろと言ったが、お前にその適正があるのか確かめたい」
「飾り刀なら、二本持ったことあります」
与羽は答えながら絡柳の持っていた木刀を一本借りた。自分の稽古用竹刀と脇差の木刀。それらを左右の手に持って、脳内で拍を数える。さっと目の前の空気を右の竹刀で横に薙ぎ、その勢いが十分に消えたら両手の刀で逆方向に切り返す。
中州に伝わる神前舞踊の亜種だ。普通は扇や鈴を片手に持って舞うことが多いが、扇を二本以上使ったり、飾り刀や棒などの武器を使用したりする変則的な舞も存在する。
「ほぉ……」
絡柳は感心の声を出した。
この舞は剣術同様『風水円舞』と呼ばれる。どちらが元なのかは定かでないが、足さばきや身のこなしが、剣術の風水円舞にも通じていた。彼女の動きは、戦闘向けに変更を加えればすぐにでも戦えそうなほど完成されている。すでに一刀の風水円舞を大斗に叩き込まれている与羽ならば、この舞を剣技に昇華するなどたやすいに違いない。
「目の前に敵がいると思って戦ってみてくれるか?」
絡柳の指示に、与羽はすぐ従った。見えない敵に両手で切りかかる。空想の攻撃を半身になってかわし、相手に近いほう――右の竹刀を振るう。そのまま回転の勢いを生かして、左の脇差でも攻撃し、軽い足取りで横へと飛び退った。その動きはすでに舞ではなく殺陣ようだ。
「よし」
絡柳がうなずくと、与羽は動きを止めた。その表情はどことなく生き生きとして、楽しそうに見える。それにつられて、絡柳も整った顔に穏やかな笑みを浮かべた。
「左はまだ筋力が足りないと思いますが……」
与羽が左腕の筋肉を揉みながら言う。硬い木で作られた脇差は予想以上に重かった。
「それはおいおい、だな。武術大会時に筋肉痛が出ないよう調整しながら、ゆっくり鍛えていこう」
言いながら木刀を片付け、竹刀を手に取る絡柳。四本とったうちの短くて軽い二本を与羽に渡して、隙のない動作で構えた。
「よし、実際に打ち合ってみるか」
「はい!」
その瞬間、絡柳の怒声が響き渡った。
「ただのおまじないだよ。幸運のね」
大斗はすでに与羽から引きはがされ、顔面目がけて放たれたこぶしをよけているところだ。ぺろりと赤い舌で自分の唇を舐めいたずらっぽく笑う態度に、与羽は首を傾げた。
「お前が『九鬼』の人間でも、与羽をどれだけ気に入っていても、やっていいことと悪いことがある。これは、『なし』だ!」
一方で、激しく声を荒げているのは絡柳。
与羽は怒りをあらわに怒鳴る彼を見て目を丸くした。大斗がやったのはそんなに悪いことだったのだろうか? 彼の唇が触れた額を撫でてみたが、特に変わりはない。
「唇にしたわけでもないのに、気にしすぎだよ。お堅すぎない?」
「お前が! 軽薄! すぎるんだ!!」
絡柳が言葉とともに繰り出したこぶしも回し蹴りも、ことごとく大斗に捌かれていく。かわされたり、受け流されたり。
「ただの冗談だよ」
次は大斗の反撃だ。何でもないことのように言いながら繰り出された足払い。絡柳はそれをかわせなかった。
「っ!」
意識外からの攻撃に、絡柳の体勢が大きく崩れた。体格も戦闘技術も大斗の方が勝っている。
「まだやる?」
余裕たっぷりに放たれた軽い言葉に、絡柳は大斗をにらみ上げた。その表情ににじむのは、悔しさだ。大斗の眉間に浅くしわが寄った。
「……わかった。悪かったよ」
絡柳の怒りは本物だ。そう察した大斗は、軽く両手を上げて降参の合図とした。
「与羽、お前にも謝っておく」
「これくらい、全然なんともありません」
きょとんと首をかしげる与羽に、大斗は小さく息をついた。
「……絡柳の言う通りかもね」
そんなことを呟きながら。
「まぁ、あとは任せるよ。その方が、お前も安心だろう?」
絡柳に言って、大斗は踵を返した。そのまま道場の戸口へと大股で歩み去っていく。
「おい!」
絡柳が呼び止めようとしても、無駄だ。
「勝手がすぎるだろ」
軽く手を振って出ていく大斗を見送って、絡柳はうなり声交じりの息をついた。
「絡柳先輩……?」
与羽は、いらだたしげに短い前髪をかき乱す絡柳の表情をうかがっている。
「何から説明すればいいのかわからないが、大斗がさっきお前にやったのはダメなことだと思う」
彼女の視線に気づいて、絡柳は姿勢を正した。先ほど見せた激しい怒りを消し、冷静な官吏の顔へ。
「? でも先輩は、『幸運のおまじない』って」
「たとえそうだとしても、安易にやっていいことじゃない」
絡柳は強い言葉で言い切った。もし、与羽が大斗のまねをして「幸運」をばらまきはじめたら、大変なことになるのは明らかだ。
「絶対にまねするんじゃないぞ。ああいうことは、本当に大切な、一生の幸運を祈っているような相手にだけやるべきだ」
与羽は全く気付かなかったようだが、さきほどの大斗の行動には忠誠心や師弟愛だけでなく、下心も含まれていたに違いない。しかし絡柳には、色恋やそれに伴う行動を教える勇気がなかった。絡柳が上級文官であっても、それはきっと越権行為だろうし、そういうことはより親しい友人を通して学んでいくべきだろう。
「人生でたった一人とか、本当に一番大切な人にだけやるような行いだ。あいつみたいに誰でも彼でも、場所を選ばずにやっていいものじゃない。……頼むから、まねはしないでくれ」
「わかり、ました……?」
「ありがとう」
疑問符を浮かべながらもうなずいてくれた少女に、絡柳はほっと息をついた。あと数年もしないうちに、与羽はあの行動の裏にある欲望を知るだろう。それまでのつなぎにさえなれば十分だ。
「じゃあ、稽古をはじめようか。と言っても、実際に打ち合う前に確認するべきことがいくつかある……」
絡柳は考え込むように自分の前髪を片手で梳いた。
「確認?」
「お前への指導方針と、お前が本当に二刀を扱うに適しているかどうかだ」
大斗が与羽をこの道場に連れてきた経緯は知っている。辰海と仲違いをして苦しんでいたから。与羽には気分転換と息抜きが必要だと思ったから。新しい居場所と仲間を与えたかったから。そして何より、与羽が強くなりたいと望んだから。
与羽はすでに、大斗や絡柳だけでなく年の近い門下生とも親しくして新しい居場所を得ている。笑顔が増え、孤独を見せることはめっきり減った。第一の目的は達成されただろう。それならば――。
「与羽、お前がどれくらい強くなりたいのかを知っておきたい。武官を目指すのか、護身用か」
「うーん……」
与羽はほほに手を当てて考え込んでいる。
「……少なくとも武官を目指すつもりは、今のところありません」
これは以前にも言ったことだ。そう言う気分にはなれない。
「強くなりたいな、とは思うんです。周りの人に不安や迷惑をかけなくていいくらいに。だから、自分を守る力を身につけたいのは確かにその通りなんですが、私が欲しい力はたぶんそれだけじゃなくて……。心の強さとか、もっと堂々とできたらとか、みんなに頼らなくても生きていけるようになりたくて……。色々強くしたくて……。ここで身につくものなのかわからないですけど……」
与羽の声は周りの音にかき消されそうなほど小さかった。
「なるほど……」
きっと与羽は、大人や仲間に守られ続けていた子ども時代から少しずつ抜け出そうとしているのだろう。子どもと大人の境目はあいまいだ。官吏を志す者は、準吏になれば大人の仲間入りと言えるかもしれないが、それ以外の人はどうなのだろう?
「お前が欲しいものはここで手に入ると思うぞ」
一瞬考えたのち、絡柳はそう言い切った。ここではたくさんの子どもが武術を学び、己を鍛えて、大人になっていく。与羽自身はまだ気づいていないかもしれないが、彼女だって半年前と比べれば大きく成長した。それは剣術だけでなく、人間としても。もしかすると、大斗はそれに気づかせたくて与羽を武術大会に誘ったのかもしれない。
「……良かった」
ほっと笑みを見せる与羽を見て、絡柳は深く頷いた。
「お前はできる人間だ。自分をどんどん信じると良い」
「えっと……、はい」
表情に不安を残しながらも、うなずく与羽は本当に成長した。人任せではなく、自分で決められるようになった。
「それじゃあ、次だ」
今度は与羽がもっと明るくなれるような話題を。
「大斗は二刀を教えろと言ったが、お前にその適正があるのか確かめたい」
「飾り刀なら、二本持ったことあります」
与羽は答えながら絡柳の持っていた木刀を一本借りた。自分の稽古用竹刀と脇差の木刀。それらを左右の手に持って、脳内で拍を数える。さっと目の前の空気を右の竹刀で横に薙ぎ、その勢いが十分に消えたら両手の刀で逆方向に切り返す。
中州に伝わる神前舞踊の亜種だ。普通は扇や鈴を片手に持って舞うことが多いが、扇を二本以上使ったり、飾り刀や棒などの武器を使用したりする変則的な舞も存在する。
「ほぉ……」
絡柳は感心の声を出した。
この舞は剣術同様『風水円舞』と呼ばれる。どちらが元なのかは定かでないが、足さばきや身のこなしが、剣術の風水円舞にも通じていた。彼女の動きは、戦闘向けに変更を加えればすぐにでも戦えそうなほど完成されている。すでに一刀の風水円舞を大斗に叩き込まれている与羽ならば、この舞を剣技に昇華するなどたやすいに違いない。
「目の前に敵がいると思って戦ってみてくれるか?」
絡柳の指示に、与羽はすぐ従った。見えない敵に両手で切りかかる。空想の攻撃を半身になってかわし、相手に近いほう――右の竹刀を振るう。そのまま回転の勢いを生かして、左の脇差でも攻撃し、軽い足取りで横へと飛び退った。その動きはすでに舞ではなく殺陣ようだ。
「よし」
絡柳がうなずくと、与羽は動きを止めた。その表情はどことなく生き生きとして、楽しそうに見える。それにつられて、絡柳も整った顔に穏やかな笑みを浮かべた。
「左はまだ筋力が足りないと思いますが……」
与羽が左腕の筋肉を揉みながら言う。硬い木で作られた脇差は予想以上に重かった。
「それはおいおい、だな。武術大会時に筋肉痛が出ないよう調整しながら、ゆっくり鍛えていこう」
言いながら木刀を片付け、竹刀を手に取る絡柳。四本とったうちの短くて軽い二本を与羽に渡して、隙のない動作で構えた。
「よし、実際に打ち合ってみるか」
「はい!」
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