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第六話 - 現世の食事
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「……ここの黄泉の植物はどうすれば良い?」
僕の個人的な話は十分だろう。話の切れ間を狙って、僕は見慣れた風景を眺めながらスズに尋ねた。これが黄泉の植物だなんていまだに信じられない。しかし、この場所に飢餓の怪異の原因があるのなら、僕のためにも村のためにも取り除くべきだろう。
「キミ、めっちゃ急に話題変えるじゃん」
にもかかわらず、スズの能天気さは僕のやる気をしぼませる。
「……君にだけは言われたくなかったよ」
僕は肩を落とした。それと同時に気合いや緊張感まで消えていく。今まで無視していた空腹感が、ずしりと胃にのしかかった。目の前の我が家が恋しい。僕はこの疲労を癒すべく、足を速めた。毎日踏まれて硬くなった草が草履を押し返す感触。土と野草の青臭い匂い。すべてが慣れ親しんだものだ。
「黄泉の植物は全部駆除しなきゃだね。あたしに任せな!」
後ろでスズが先ほどの問いに答えているのが聞こえる。小さく振り返った僕を確認すると、旅装束の袖をまくり上げて、力こぶを作るジェスチャーまでつけてくれた。
「どうやって?」
僕は好奇心に足を止めた。まさか一つ一つ抜いていくのだろうか。それはなかなか大変そうな作業だ。
「それは、な、い、しょー」
眉根を寄せていぶかしげな顔をする僕とは対照的に、スズは意地悪く笑んでいる。秘密にすると言うことは、僕には想像もつかないやり方があるのだろう。ものすごく嫌な予感がする。
「今すぐやっても良いけど、キミの腹ごしらえが先でしょ。さぁ、おうちに入った入ったぁ!」
足を止めている僕に突撃してくるスズ。跳ねるように駆けてくると、彼女はその勢いのまま僕を小屋の中に押し込んでいった。
「僕の家だけど……」と言う小言は完全に無視して。
「お釜はあるかい? あたしが持ってるお米を炊いてあげるよ」
小屋の中に入ったスズは、さっそく室内の物色をはじめている。かまどと水瓶のある土間に、そこから一段高くなった板敷の居室。その先の狭い押し入れ。この小屋の間取りはそれでおしまいだ。
「ロロは本当に猟師さんなんだねぇ」
壁にかけられた猟銃と動物の毛皮を見て、スズは感慨深げにつぶやいた。
「危ないから触るなよ」
僕は注意を促しながら、炊飯用の釜を取り出した。スズにひっかき回される前に彼女が望むものを用意しなければ。まだ出会って半日にも満たないが、彼女を野放しにするのは危険だとすでに理解している。
「それくらいはわきまえてるもんね」
スズは芝居がかった動作で自分の胸を叩くと、食事の準備をはじめた。と言っても、荷物から出した米を炊くだけだ。かまどに残してある火種から炊事用の火をおこす動作は手馴れており、僕の助けは必要なさそうに見える。
すぐに釜がぐつぐつ煮え、蓋の隙間から白い泡を膨らませはじめた。粘度の高い気泡がはじけるたびに漂うのは、米の炊ける甘い匂いだ。
この米はスズが持ち込んだ村外のもの。腹に溜まるものを食べられる予感に、期待が膨らんだ。ただ、喜んでいる様子をスズに見られたくなかったので、できるだけ仏頂面を心がけたが。
「お粥にしたからねー」
火を起こして三十分も経たないうちに、食事の準備ができたらしい。居間の囲炉裏に運ばれた釜の中には、真っ白い米のかゆがたっぷり入っていた。
「茶碗。あと、お漬物か佃煮かある?」
「瓜のぬか漬けならあるけど」
粥のあてを求めているスズに、僕は答えた。
「じゃ、それと一緒に食べよう!」
スズは上機嫌だ。
「この村でとれた瓜だよ」
「大丈夫。幽霊作物は栄養が少ないだけで毒じゃないし、やばそうなときはあとで浄化してあげるから」
小さな漬物樽を覗き込みながら確認したが、スズが言うなら問題ないのだろう。少し不穏な言葉を聞いた気もするが、空腹には耐えられなかった。ここまで準備できれば、夕食まではもうすぐ。それを目の前に我慢できるほど僕の気は長くない。
「いただきます」
数分後、たっぷりのお粥と刻まれた瓜漬を前に僕たちは手を合わせた。僕は両手をぴったり合わせて、スズは薬指と小指を曲げ、残りの三本だけを合わせて。
「?」
見慣れない作法だが、この村の外では一般的な動作なのだろうか。僕は気にしないことにした。
「お茶碗欠けてる。欠けた食器は縁起が悪いよ」
その間にも、スズは合わせた手を解き、茶碗を目の高さに掲げている。茶碗の縁にあるヒビと欠けを目ざとく見つけたらしい。
「うちに客人が来ることなんてないから、余分な食器はそれしかないんだよ」
僕は熱い粥をすすりながら答えた。スズが何か言ったかもしれないが、それを意識できないほど食事に集中している。
甘い湯気と塩気のある漬物。柔らかい食事がしっかりと胃にたまっていく感覚。流れる汗も今は心地良く感じられる。あっという間に茶碗一杯の粥を食べきって、僕は顔を上げた。釜の中にはまだ粥があったはずだ。そちらを見ようとして、ニコニコしているスズと目が合った。
「なに?」
「多めに作ったからいっぱい食べなー」
その表情は本当にうれしそうで……。彼女は母親ごっこでもしているつもりなのだろう。粥をすくうひしゃくがスズの手の中にあることに気づいて、僕は表情を曇らせた。給仕する気マンマンだ。
「…………」
彼女のペースにのせられるのは不本意だ。しかし、食欲に勝つのも難しい。
「……おかわり」
短い葛藤の末、僕は自分の茶碗を突き出した。気恥ずかしさを隠すために、あえて不機嫌な様子を装って。
「あいよー」
スズは僕の態度など全く気にせず、新たな粥を入れてくれる。茶碗からこぼれそうなほどなみなみと。彼女の陽気な態度の前では、恥じらいもプライドも意味をなさないのかもしれない。
「……ありがと」
「イイってことよ。明日は村中いっぱい案内してもらいたいから、しっかり食べて動けるようになっといてねー!」
明るく言いながら、スズは自分の椀にも粥を注ぎ足した。
僕の個人的な話は十分だろう。話の切れ間を狙って、僕は見慣れた風景を眺めながらスズに尋ねた。これが黄泉の植物だなんていまだに信じられない。しかし、この場所に飢餓の怪異の原因があるのなら、僕のためにも村のためにも取り除くべきだろう。
「キミ、めっちゃ急に話題変えるじゃん」
にもかかわらず、スズの能天気さは僕のやる気をしぼませる。
「……君にだけは言われたくなかったよ」
僕は肩を落とした。それと同時に気合いや緊張感まで消えていく。今まで無視していた空腹感が、ずしりと胃にのしかかった。目の前の我が家が恋しい。僕はこの疲労を癒すべく、足を速めた。毎日踏まれて硬くなった草が草履を押し返す感触。土と野草の青臭い匂い。すべてが慣れ親しんだものだ。
「黄泉の植物は全部駆除しなきゃだね。あたしに任せな!」
後ろでスズが先ほどの問いに答えているのが聞こえる。小さく振り返った僕を確認すると、旅装束の袖をまくり上げて、力こぶを作るジェスチャーまでつけてくれた。
「どうやって?」
僕は好奇心に足を止めた。まさか一つ一つ抜いていくのだろうか。それはなかなか大変そうな作業だ。
「それは、な、い、しょー」
眉根を寄せていぶかしげな顔をする僕とは対照的に、スズは意地悪く笑んでいる。秘密にすると言うことは、僕には想像もつかないやり方があるのだろう。ものすごく嫌な予感がする。
「今すぐやっても良いけど、キミの腹ごしらえが先でしょ。さぁ、おうちに入った入ったぁ!」
足を止めている僕に突撃してくるスズ。跳ねるように駆けてくると、彼女はその勢いのまま僕を小屋の中に押し込んでいった。
「僕の家だけど……」と言う小言は完全に無視して。
「お釜はあるかい? あたしが持ってるお米を炊いてあげるよ」
小屋の中に入ったスズは、さっそく室内の物色をはじめている。かまどと水瓶のある土間に、そこから一段高くなった板敷の居室。その先の狭い押し入れ。この小屋の間取りはそれでおしまいだ。
「ロロは本当に猟師さんなんだねぇ」
壁にかけられた猟銃と動物の毛皮を見て、スズは感慨深げにつぶやいた。
「危ないから触るなよ」
僕は注意を促しながら、炊飯用の釜を取り出した。スズにひっかき回される前に彼女が望むものを用意しなければ。まだ出会って半日にも満たないが、彼女を野放しにするのは危険だとすでに理解している。
「それくらいはわきまえてるもんね」
スズは芝居がかった動作で自分の胸を叩くと、食事の準備をはじめた。と言っても、荷物から出した米を炊くだけだ。かまどに残してある火種から炊事用の火をおこす動作は手馴れており、僕の助けは必要なさそうに見える。
すぐに釜がぐつぐつ煮え、蓋の隙間から白い泡を膨らませはじめた。粘度の高い気泡がはじけるたびに漂うのは、米の炊ける甘い匂いだ。
この米はスズが持ち込んだ村外のもの。腹に溜まるものを食べられる予感に、期待が膨らんだ。ただ、喜んでいる様子をスズに見られたくなかったので、できるだけ仏頂面を心がけたが。
「お粥にしたからねー」
火を起こして三十分も経たないうちに、食事の準備ができたらしい。居間の囲炉裏に運ばれた釜の中には、真っ白い米のかゆがたっぷり入っていた。
「茶碗。あと、お漬物か佃煮かある?」
「瓜のぬか漬けならあるけど」
粥のあてを求めているスズに、僕は答えた。
「じゃ、それと一緒に食べよう!」
スズは上機嫌だ。
「この村でとれた瓜だよ」
「大丈夫。幽霊作物は栄養が少ないだけで毒じゃないし、やばそうなときはあとで浄化してあげるから」
小さな漬物樽を覗き込みながら確認したが、スズが言うなら問題ないのだろう。少し不穏な言葉を聞いた気もするが、空腹には耐えられなかった。ここまで準備できれば、夕食まではもうすぐ。それを目の前に我慢できるほど僕の気は長くない。
「いただきます」
数分後、たっぷりのお粥と刻まれた瓜漬を前に僕たちは手を合わせた。僕は両手をぴったり合わせて、スズは薬指と小指を曲げ、残りの三本だけを合わせて。
「?」
見慣れない作法だが、この村の外では一般的な動作なのだろうか。僕は気にしないことにした。
「お茶碗欠けてる。欠けた食器は縁起が悪いよ」
その間にも、スズは合わせた手を解き、茶碗を目の高さに掲げている。茶碗の縁にあるヒビと欠けを目ざとく見つけたらしい。
「うちに客人が来ることなんてないから、余分な食器はそれしかないんだよ」
僕は熱い粥をすすりながら答えた。スズが何か言ったかもしれないが、それを意識できないほど食事に集中している。
甘い湯気と塩気のある漬物。柔らかい食事がしっかりと胃にたまっていく感覚。流れる汗も今は心地良く感じられる。あっという間に茶碗一杯の粥を食べきって、僕は顔を上げた。釜の中にはまだ粥があったはずだ。そちらを見ようとして、ニコニコしているスズと目が合った。
「なに?」
「多めに作ったからいっぱい食べなー」
その表情は本当にうれしそうで……。彼女は母親ごっこでもしているつもりなのだろう。粥をすくうひしゃくがスズの手の中にあることに気づいて、僕は表情を曇らせた。給仕する気マンマンだ。
「…………」
彼女のペースにのせられるのは不本意だ。しかし、食欲に勝つのも難しい。
「……おかわり」
短い葛藤の末、僕は自分の茶碗を突き出した。気恥ずかしさを隠すために、あえて不機嫌な様子を装って。
「あいよー」
スズは僕の態度など全く気にせず、新たな粥を入れてくれる。茶碗からこぼれそうなほどなみなみと。彼女の陽気な態度の前では、恥じらいもプライドも意味をなさないのかもしれない。
「……ありがと」
「イイってことよ。明日は村中いっぱい案内してもらいたいから、しっかり食べて動けるようになっといてねー!」
明るく言いながら、スズは自分の椀にも粥を注ぎ足した。
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