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14章 痛みの意味
12-3
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「っとと」
気がつくと俺は、自分の足で地面の上に立っていた。さっきまで宙に浮かんでいたから、なんだか新鮮だ。
「うぐっ……」
そ、そしてこれも久々だな。全身に鉄串が刺さったみたいだ……体中から上がってくる凄まじい筋肉痛に、俺はくしゃっと顔を歪めた。
「大丈夫?」
フランが隣に来て、肩を貸してくれた。
「わりぃ。助かるよ……あいてて」
「無茶するから。でも、すごかったね。さっきの」
「へへへ、だろ?」
珍しく素直に褒めてくれるフランに、俺は鼻を擦った。例にもよって、融合中は全く別の人格が出てくるから、ずいぶん俺らしくない事も言った気がするけど。
「にしても、我ながら少し、やりすぎちゃったかなぁ」
俺はいまだ崩れ続けている屋敷を見た。半壊どころか、ほぼほぼ全壊だ。
「いいんじゃないの。自業自得だよ、ライラにやったことを考えれば」
フランが吐き捨てるように言う。ま、それもそうだな。俺もそこまで罪悪感は持っちゃいない。ただ、あの老魔導士の安否が分からないのが、少し気がかりだった。崩落に巻き込まれたか、それとも……
(……いや、今は考えるのはよそう)
あの老人がどうなったにせよ、自分で招いた結果だ。今はそれよりも、みんなの方が気になる。俺はぐるりとあたりを見渡して、少し離れたところに浮かんでいたウィルを見つけた。
「ウィル!お疲れ。お前も大丈夫か?」
「あ、桜下さん……はい。桜下さんこそ、お怪我は?」
「へーきへーき。ちょっと動きづらいだけさ」
ウィルはこちらにやってくると、目を閉じ、ぶつぶつと呪文をつぶやいた。
「キュアテイル」
ウィルの手のひらから青色の光が放たれ、それが俺の体に吸い込まれていく。すると、体の中に澄んだ風が、すーっと吹き抜けた気分になった。
「おお、ありがとう。楽になったよ」
「いえ、大したことでは……」
「……?」
なんだろ。さっきから、ウィルはどこかぼーっとしている。夢から覚めたばかりのような、とろんとした目をしていた。
「ウィル……?」
「わかるよ、ウィル」
あん?俺に被せるように、フランが口を開く。
「よかったでしょ」
「え、う……は、はい……」
ウィルは顔を赤くすると、小さな声でうなずいた。よかった?何がだ?
「それって、なにが」
「あ、あー!それよりも、ほら!三つ編みちゃん、無事でよかったですね!」
ウィルがいきなり大声を出して、俺の質問を遮ってしまった。
「お、おう。ほんとにな」
ぎこちなくうなずいたけど、本当によかった。元々は、あの子を助けるためにここに来たんだから。俺は三つ編みちゃんたちの姿を探した。
「お、いたいた」
三つ編みちゃんと、いっしょについて来た男女が数人。二人が女で、一人が武装をした男だ。たぶん、女は侍女で、男はその護衛だろうな。三人は完全に呆けた顔で、ぽかんと崩れ行く屋敷を眺めている。突然の連続に、理解が追い付いていないようだ。
そして、大人たちから少し離れたところに、三つ編みちゃんはいた。トレードマークの髪型は相変わらずだったが、その三つ編みには、鮮やかなグラデーションの細布が編み込まれていた。別れる際、ライラが自分の宝物を半分に裂いて、渡したものだ。
三つ編みちゃんは目を大きく見開いて、前をまっすぐ見つめている。その視線の先には、そっくりな表情をしたライラがいた。
「三つ編みちゃん……」
「ライラ……」
ライラが一歩踏み出した。するとこらえ切れなくなったように、三つ編みちゃんがだっと走り出した。両手を広げて、ライラに飛びつく。
「ライラ!会いたかったわ!来てくれたのね!」
へ?俺もフランもウィルも、唖然とした。三つ編みちゃんが、流暢にこちらの言葉を話したぞ?
「えっ。えっと、三つ編みちゃん……?」
抱き着かれたライラも、戸惑っているようだ。だがそれにも気づかずに、三つ編みちゃんはライラの首元に、おでこをこすり付けている。
「ひょっとしたら……」
フランが二人を見ながら、ぽつりとつぶやく。
「もうすでに、言語魔法は掛けられていたのかも」
「え?三つ編みちゃんに?」
「うん。だって、そうじゃないとおかしいよ。あの魔導士、まるでわたしたちのことを、最初から知ってたみたいだった。普通、ライラが四属性の魔術師だなんて思わないでしょ」
お、言われてみれば……あの老魔導士は、初めっからライラだけを狙っていた。事前に何らかの情報を得ていたとしか思えない。
「でも、それがどうして三つ編みちゃんに……あ。そういうことか」
「うん。たぶんね」
うなずき合う俺たちを見て、ウィルがやきもきする。
「ど、どういうことなんですか?私にも教えてくださいよぅ」
「いや、たぶんあのジジイ、最初はライラの事なんか知らなかったんじゃないかな。三つ編みちゃんのことも、普通の依頼だと思ってこなしたはずだ」
「はぁ。じゃあ、その後でライラさんを知った……ってことですよね」
「ああ。たぶん、三つ編みちゃんからな」
「あ……!」
そういうことですか、とウィルはうなずいた。
「悪気はなかったんだ、三つ編みちゃんは。きっと、魔法が上手くいったかテストするとか何とか言って、あのジジイと話したんだろ。これまでの事とかさ。三つ編みちゃんは、ライラが魔術師だってことは知ってただろうし」
「なるほど、それで……ん、ちょっと待ってください。そもそも、私たちがここに来たのって、三つ編みちゃんたちにトラブルがあったからですよね?そういうお手紙が来て……」
「あ、ほんとだ!じゃあの手紙も、最初から罠だったのか……」
ここに来て、いろんなことが一本の線に繋がったな。あの老魔導士は、入念に策を巡らせていたんだ。
(けど、それでもいくつか、疑問点は残るんだよな……)
それは、あの老魔導士が、ライラにやけに詳しかったことだ。いかにライラが優れた魔術師だったとしても、四属性を確かに持つかどうかまでは、確かめるまで分からないじゃないか。それなのに老魔導士は、初めっからライラがそれだと決めてかかっていたように見えたんだけど。
(まだ何か、俺の知らない繋がりがあるのか……?)
あの曲者の魔導士が、伝説級の四属性を、すんなり信じた理由とは……気になるが、それを訊くには、がれきの中から老魔導士を引っ張り出さないといけない。廃品回収は後回しでいいだろう。
「フラン。三つ編みちゃんと一緒に来た、大人たちのとこに連れてってくれないか」
「分かった」
俺はフランに肩を借りて、いまだに茫然としている侍女と兵士の下へと歩いて行った。
「どうも。いろいろ大変でしたね」
俺が声を掛けると、侍女の一人、中年のおばちゃんがはっと我に返った。
「あ、あなたたちは?それに、あの魔導士は……」
「魔導士の方は、もう大丈夫だと思うよ。で、俺たちは、あの子の保護を依頼したものっす」
「え?あ、ああ……じ、じゃあ、二の国の人なのね?」
「まあ、いちおうは」
いちおう?と侍女は首をかしげていたが、すぐに慌てたように、俺の腕を掴んだ。
「そ、それよりも!こんなところ、早く逃げないと!いつ魔導士の手下がやってくるか、分かったものじゃないわ!」
おばちゃんが慌てると、残りの二人もそうだそうだ、こうしちゃいられない、と顔色を変えた。
「ちょちょ、ちょっと待ってくれ!その心配も、もうないと思うんだ。ほら、屋敷は御覧のありさまだし」
「そ、そうだけれども……けど私たち、あやうく奴隷として売り飛ばされるところだったのよ!」
「え?奴隷?」
「そうよ!だから檻の中に閉じ込められたんだわ!恐ろしい……」
おや。どうやらこの人たちは、何も事情を知らないようだ。ま、それも当然か。この人たちは、ただただ三つ編みちゃんに付き添っただけなんだもんな。
「まあとにかく、安心してくれって。もう危険はないから、後は国に帰るだけで……」
と、そこまで俺が言った時だった。
ドカーーン!
「ぎゃああ!」
「うわっ。なんだ!?」
おばちゃんが悲鳴を上げて地面に伏し、俺とフランは、音の聞こえてきた方へと振り向いた。何かが、吹き飛んだような音だったが……
「え!?」
「……あいつ!」
俺とフランは、崩れた屋敷の上空を見上げる。そこには、透明なバリアのようなものに覆われた、老魔導士の姿があった。
「よくも……よくもこれだけ、儂を手こずらせおったな!下等な虫けらの分際でぇぇぇぇぇ!」
老魔導士は、オッドアイの両目をぎらぎらと光らせ、長い白髪とひげをめらめらと逆立たせている。どうみても尋常ではなさそうだ。
「ちっくしょうが!あのジジイ、まだやる気かよ!」
つづく
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読了ありがとうございました。
続きは【翌日0時】に更新予定です(日曜日はお休み)。
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気がつくと俺は、自分の足で地面の上に立っていた。さっきまで宙に浮かんでいたから、なんだか新鮮だ。
「うぐっ……」
そ、そしてこれも久々だな。全身に鉄串が刺さったみたいだ……体中から上がってくる凄まじい筋肉痛に、俺はくしゃっと顔を歪めた。
「大丈夫?」
フランが隣に来て、肩を貸してくれた。
「わりぃ。助かるよ……あいてて」
「無茶するから。でも、すごかったね。さっきの」
「へへへ、だろ?」
珍しく素直に褒めてくれるフランに、俺は鼻を擦った。例にもよって、融合中は全く別の人格が出てくるから、ずいぶん俺らしくない事も言った気がするけど。
「にしても、我ながら少し、やりすぎちゃったかなぁ」
俺はいまだ崩れ続けている屋敷を見た。半壊どころか、ほぼほぼ全壊だ。
「いいんじゃないの。自業自得だよ、ライラにやったことを考えれば」
フランが吐き捨てるように言う。ま、それもそうだな。俺もそこまで罪悪感は持っちゃいない。ただ、あの老魔導士の安否が分からないのが、少し気がかりだった。崩落に巻き込まれたか、それとも……
(……いや、今は考えるのはよそう)
あの老人がどうなったにせよ、自分で招いた結果だ。今はそれよりも、みんなの方が気になる。俺はぐるりとあたりを見渡して、少し離れたところに浮かんでいたウィルを見つけた。
「ウィル!お疲れ。お前も大丈夫か?」
「あ、桜下さん……はい。桜下さんこそ、お怪我は?」
「へーきへーき。ちょっと動きづらいだけさ」
ウィルはこちらにやってくると、目を閉じ、ぶつぶつと呪文をつぶやいた。
「キュアテイル」
ウィルの手のひらから青色の光が放たれ、それが俺の体に吸い込まれていく。すると、体の中に澄んだ風が、すーっと吹き抜けた気分になった。
「おお、ありがとう。楽になったよ」
「いえ、大したことでは……」
「……?」
なんだろ。さっきから、ウィルはどこかぼーっとしている。夢から覚めたばかりのような、とろんとした目をしていた。
「ウィル……?」
「わかるよ、ウィル」
あん?俺に被せるように、フランが口を開く。
「よかったでしょ」
「え、う……は、はい……」
ウィルは顔を赤くすると、小さな声でうなずいた。よかった?何がだ?
「それって、なにが」
「あ、あー!それよりも、ほら!三つ編みちゃん、無事でよかったですね!」
ウィルがいきなり大声を出して、俺の質問を遮ってしまった。
「お、おう。ほんとにな」
ぎこちなくうなずいたけど、本当によかった。元々は、あの子を助けるためにここに来たんだから。俺は三つ編みちゃんたちの姿を探した。
「お、いたいた」
三つ編みちゃんと、いっしょについて来た男女が数人。二人が女で、一人が武装をした男だ。たぶん、女は侍女で、男はその護衛だろうな。三人は完全に呆けた顔で、ぽかんと崩れ行く屋敷を眺めている。突然の連続に、理解が追い付いていないようだ。
そして、大人たちから少し離れたところに、三つ編みちゃんはいた。トレードマークの髪型は相変わらずだったが、その三つ編みには、鮮やかなグラデーションの細布が編み込まれていた。別れる際、ライラが自分の宝物を半分に裂いて、渡したものだ。
三つ編みちゃんは目を大きく見開いて、前をまっすぐ見つめている。その視線の先には、そっくりな表情をしたライラがいた。
「三つ編みちゃん……」
「ライラ……」
ライラが一歩踏み出した。するとこらえ切れなくなったように、三つ編みちゃんがだっと走り出した。両手を広げて、ライラに飛びつく。
「ライラ!会いたかったわ!来てくれたのね!」
へ?俺もフランもウィルも、唖然とした。三つ編みちゃんが、流暢にこちらの言葉を話したぞ?
「えっ。えっと、三つ編みちゃん……?」
抱き着かれたライラも、戸惑っているようだ。だがそれにも気づかずに、三つ編みちゃんはライラの首元に、おでこをこすり付けている。
「ひょっとしたら……」
フランが二人を見ながら、ぽつりとつぶやく。
「もうすでに、言語魔法は掛けられていたのかも」
「え?三つ編みちゃんに?」
「うん。だって、そうじゃないとおかしいよ。あの魔導士、まるでわたしたちのことを、最初から知ってたみたいだった。普通、ライラが四属性の魔術師だなんて思わないでしょ」
お、言われてみれば……あの老魔導士は、初めっからライラだけを狙っていた。事前に何らかの情報を得ていたとしか思えない。
「でも、それがどうして三つ編みちゃんに……あ。そういうことか」
「うん。たぶんね」
うなずき合う俺たちを見て、ウィルがやきもきする。
「ど、どういうことなんですか?私にも教えてくださいよぅ」
「いや、たぶんあのジジイ、最初はライラの事なんか知らなかったんじゃないかな。三つ編みちゃんのことも、普通の依頼だと思ってこなしたはずだ」
「はぁ。じゃあ、その後でライラさんを知った……ってことですよね」
「ああ。たぶん、三つ編みちゃんからな」
「あ……!」
そういうことですか、とウィルはうなずいた。
「悪気はなかったんだ、三つ編みちゃんは。きっと、魔法が上手くいったかテストするとか何とか言って、あのジジイと話したんだろ。これまでの事とかさ。三つ編みちゃんは、ライラが魔術師だってことは知ってただろうし」
「なるほど、それで……ん、ちょっと待ってください。そもそも、私たちがここに来たのって、三つ編みちゃんたちにトラブルがあったからですよね?そういうお手紙が来て……」
「あ、ほんとだ!じゃあの手紙も、最初から罠だったのか……」
ここに来て、いろんなことが一本の線に繋がったな。あの老魔導士は、入念に策を巡らせていたんだ。
(けど、それでもいくつか、疑問点は残るんだよな……)
それは、あの老魔導士が、ライラにやけに詳しかったことだ。いかにライラが優れた魔術師だったとしても、四属性を確かに持つかどうかまでは、確かめるまで分からないじゃないか。それなのに老魔導士は、初めっからライラがそれだと決めてかかっていたように見えたんだけど。
(まだ何か、俺の知らない繋がりがあるのか……?)
あの曲者の魔導士が、伝説級の四属性を、すんなり信じた理由とは……気になるが、それを訊くには、がれきの中から老魔導士を引っ張り出さないといけない。廃品回収は後回しでいいだろう。
「フラン。三つ編みちゃんと一緒に来た、大人たちのとこに連れてってくれないか」
「分かった」
俺はフランに肩を借りて、いまだに茫然としている侍女と兵士の下へと歩いて行った。
「どうも。いろいろ大変でしたね」
俺が声を掛けると、侍女の一人、中年のおばちゃんがはっと我に返った。
「あ、あなたたちは?それに、あの魔導士は……」
「魔導士の方は、もう大丈夫だと思うよ。で、俺たちは、あの子の保護を依頼したものっす」
「え?あ、ああ……じ、じゃあ、二の国の人なのね?」
「まあ、いちおうは」
いちおう?と侍女は首をかしげていたが、すぐに慌てたように、俺の腕を掴んだ。
「そ、それよりも!こんなところ、早く逃げないと!いつ魔導士の手下がやってくるか、分かったものじゃないわ!」
おばちゃんが慌てると、残りの二人もそうだそうだ、こうしちゃいられない、と顔色を変えた。
「ちょちょ、ちょっと待ってくれ!その心配も、もうないと思うんだ。ほら、屋敷は御覧のありさまだし」
「そ、そうだけれども……けど私たち、あやうく奴隷として売り飛ばされるところだったのよ!」
「え?奴隷?」
「そうよ!だから檻の中に閉じ込められたんだわ!恐ろしい……」
おや。どうやらこの人たちは、何も事情を知らないようだ。ま、それも当然か。この人たちは、ただただ三つ編みちゃんに付き添っただけなんだもんな。
「まあとにかく、安心してくれって。もう危険はないから、後は国に帰るだけで……」
と、そこまで俺が言った時だった。
ドカーーン!
「ぎゃああ!」
「うわっ。なんだ!?」
おばちゃんが悲鳴を上げて地面に伏し、俺とフランは、音の聞こえてきた方へと振り向いた。何かが、吹き飛んだような音だったが……
「え!?」
「……あいつ!」
俺とフランは、崩れた屋敷の上空を見上げる。そこには、透明なバリアのようなものに覆われた、老魔導士の姿があった。
「よくも……よくもこれだけ、儂を手こずらせおったな!下等な虫けらの分際でぇぇぇぇぇ!」
老魔導士は、オッドアイの両目をぎらぎらと光らせ、長い白髪とひげをめらめらと逆立たせている。どうみても尋常ではなさそうだ。
「ちっくしょうが!あのジジイ、まだやる気かよ!」
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