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13章 歪な三角星
10-1 一夜明けて
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10-1 一夜明けて
翌朝は、実に酷い目覚めだった。一連の騒動のショックで、俺はまともに寝付けなかった。完全に寝ぼけていた俺は、コテージから続く桟橋で足を踏み外し、盛大に海へダイブした。半狂乱になったフランは、俺が泳げるという事実も忘れて海に飛び込み、結果俺たちはびしょ濡れで食堂へと向かうはめになった。
「ど、うしたんだい、君たち……」
同じく食堂へ朝食をとりに来ていたクラークは、濡れネズミの俺たちを見て目を丸くした。その顔を見た俺は、思わずふき出してしまった。
「ぷっ。あはは」
「なっ。なんだよ、どうして笑うんだ?」
「いやだって、目が……あははは」
クラークの目は、俺とそっくりの、赤く腫れぼったいそれだった。どうやら、やつも昨日、相当に泣き腫らしたらしいぞ。クラークもそれに気づいたようで、気まずそうな苦笑いを溢していた。ところであちらさんは、コルルの目も腫れていた。ふふん、何となく察しがついたな。
軽い朝食を済ませると、俺とクラークの下へ、それぞれの国の使者がやってきた。俺たちの場合は、騎士団長エドガーだ。
「おう、食事は済んだか?それならば、少し付き合ってくれんか」
「んん?何の用だ?……なんて、聞くまでもないか。昨日の続き、だろ?」
「ああ。ロア様がお待ちだ」
まあ、さすがにもう一度話す必要がある気はしていた。俺は素直にうなずくと、席を立った。同じタイミングで、クラークたちも立ち上がるのが見えた。あちらもまた、女帝殿に呼ばれているんだろう。
ロアの部屋は、ロイヤルスウィートルームだった。一部屋というよりか、一件丸ごとって感じの広さだ。大きな窓から続くテラスには、専用のプールまで備え付けられている。そこのプールサイドに置かれたティーテーブルで、ロアは待っていた。
「ん……来たか、桜下。よく眠れ……は、しなかったみたいだな」
俺の腫れた目を見てか、ロアは気まずそうに目を逸らした。そう言うロアの目元にもクマができているから、まぁお互い様って事にしておこうか。
「それで?ご用件をお伺いします、よっと」
俺は椅子に腰掛けながら言った。椅子の数は残り二脚しかなく、俺の隣にはフランが座った。残った一脚にアルルカが腰を下ろそうとしたが、ライラが一瞬の隙を見てサッと椅子を奪ってしまったので、アルルカはドスンとお尻を地面に打ち付けた。
「このクソガキ!年上への敬意ってもんがないわけ!?」
「うるさいなぁ。おっきいお尻してるのが悪いんだよ」
「あんたこそスルメみたいなちんちくりんじゃないのよ!」
騒ぎを聞いて呆れた侍女が、もう一脚椅子を持ってきてくれた。俺は情けないやら恥ずかしいやらで、しなしなと肩を落とすしかなかった。
「こほん……それでは、本題に入らせてもらうがな」
一悶着あったおかげか、場の空気はすっかり締まりのないものになっていた。まあ俺としては、これくらい肩に力を抜ける方がありがたいけど。
「それで、だ。昨日の件についてだが……桜下、お前は、その……エゴバイブルから、話を聞いたか?」
「ああ。全部聞いたよ。そんで、記憶を戻してもらった」
「え!?」
ロアは驚いた顔で俺を見つめ、その後ろに立っていたエドガーもおんなじ様な顔をした。そんなに意外だったかな?
「だって、昔のことを思い出せないなんて、気持ち悪いだろ。そうやって何もかも忘れてたら、俺はダメ男になっちまうよ」
「そう、か……いや、そうだな。お前の言う通りだ」
ロアは小さく咳払いをすると、表情をもとに戻した。
「では、話はあらかた聞いただろうが。お前たち勇者は、確かに記憶の一部を封印されていた。それはお前たちにとって、耐えがたい記憶だと判断されたからだが……つまり、その」
「自殺した原因だから、だろ?知ってるよ」
「そ、そうか……本当に全て知っているんだな……だが、それをどうやって?」
「マスカレードだ。あいつが昨日、俺たちに全部話して行った」
俺の言葉は、ロアたちをまたしても驚愕させた。
「マスカレード……!神出鬼没だとは思っていたが、まさかシェオル島にまで現れるとは!第一、どうして奴はそんな事まで知っているのだ?」
「そんなの知らないよ。俺たちだって驚いたんだぞ」
「む、それもそうか……はあ、分かった。このことは、今は棚に上げよう。それで奴は、どんな事を話して聞かせたのだ?」
「ああ……」
俺は昨夜の事を、なるべく端的に語った。尊に関しては、知り合いだってことだけ話しておく。
「むうぅ……気味が悪いほどに、正確な情報だ。確かに勇者の能力は、生前の業によって決定する。自殺者を狙って召喚しているのも、事実だ」
「そうか。一つだけ分からないんだ。どうして同じ病院の患者ばかりが、勇者に選ばれるんだ?」
「そこに特に意味はない。単に、死者が集まりやすい場所に座標を設定しただけだと、三の国の魔術師は言っていた」
ああ、そういうことか。勇者に選ばれるのは、あっちの世界で死んだ人間だけ。あっちで最も人が死ぬ場所は、病院だ。比良坂病院は都内でも大きな病院だったから、実に理にかなった選出だ。
「なるほどなぁ」
「……その。お前たちが、我々に言いたい事があるのは重々承知だが」
「……まあな。ていうか正直、言葉にもできてないよ。そんくらい、グチャグチャだ」
「う……」
ロアは肩を縮めている。俺はあえて黙っていた。この王女がどう出てくるか、見たかったんだ。
「……何を言っても、言い訳にしかならん。謝罪を求めるなら、謝ろう。文句があるなら、聞こう。謝礼を求めるなら、用意しよう。桜下。私にできることは、あるか?」
へぇ。ロアは背筋を伸ばして、静かに俺を見つめていた。開き直るでもなく、言い訳するでもなく、俺の意見を聞こう、ときたか。なかなかどうして、この王女様も変わったもんだ。それなら……俺はにやりと笑った。
「ならよ、ロア。一発、あんたを殴らせてくれ」
「えっ」
「えぇ!?」
「なあっ!」
最初がロア、次がウィル、最後がエドガーだ。俺は当然だとうなずく。
「なんだってしてくれるんだろ?だったら、一発どつかせてくれ。それで俺の腹の虫がおさまるなら、安いもんだろ?」
「ふっ、ふざけるな!そんなことが……!」
「よい、エドガー。桜下の言う通りだ」
前に出てこようとしたエドガーを、ロアは手で制した。
「できることがあるかと訊いたのは私だ。私には、それを受ける責任がある」
「しかし、ロア様!ならばせめて私が」
「勇者を召喚したのは王家だ。報いを受けるのは、王家の血を引くものであるべきだろう」
エドガーは何も言えなくなってしまった。ロアは俺に向き直る。
「いいだろう。桜下、一発と言わず、気がすむまで殴れ。それで、そなたの気が晴れるのなら」
ほう、いい覚悟だ。ロアは目を閉じると、両手を膝の上に置いた。その背後で、エドガーが俺を射殺さんばかりに目を剝いているのが見える。そして仲間たちも、ハラハラと俺を見つめているようだ。
多くの目に見つめられるなか、俺はがたっと椅子を引いた。その音に反応して、ロアがびくりと身をすくませる。俺は身を乗り出し……
「おらっ」
「あうっ!?」
ビシッ!俺が一撃加えたところを、ロアはきょとんとした顔で押さえた。すなわち、おでこを。俺は人差し指と親指で輪っかを作り、指をピンピンとはじいて見せた。
「これで勘弁してやる」
「え?」
「今さらぐちぐち言ってもしょうがないだろ?今俺は生きているんだし、それを無かった事にしてくれって訳にもいかないもんな」
召喚された直後だったら、文句の十や二十もあっただろうが。全ては、過去のことだ。昨晩ウィルの胸に抱かれてから、俺はその事に関して、驚くほどさっぱり割り切れていた。
「もしもあんたがグジグジ言い訳するようなら、本気で殴ってやるつもりだったさ。けど、そんな子犬みたいに震えられちゃ、毒気が抜けちまったよ」
「こ、子犬……」
ロアのやつ、あれで抑えていたつもりか?顔は真っ青だったし、下唇を噛んで、肩はプルプル震えていた。怖がっているのが丸わかりなんだ。あんなんで、よく政治家のトップをやれているよ。
つづく
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翌朝は、実に酷い目覚めだった。一連の騒動のショックで、俺はまともに寝付けなかった。完全に寝ぼけていた俺は、コテージから続く桟橋で足を踏み外し、盛大に海へダイブした。半狂乱になったフランは、俺が泳げるという事実も忘れて海に飛び込み、結果俺たちはびしょ濡れで食堂へと向かうはめになった。
「ど、うしたんだい、君たち……」
同じく食堂へ朝食をとりに来ていたクラークは、濡れネズミの俺たちを見て目を丸くした。その顔を見た俺は、思わずふき出してしまった。
「ぷっ。あはは」
「なっ。なんだよ、どうして笑うんだ?」
「いやだって、目が……あははは」
クラークの目は、俺とそっくりの、赤く腫れぼったいそれだった。どうやら、やつも昨日、相当に泣き腫らしたらしいぞ。クラークもそれに気づいたようで、気まずそうな苦笑いを溢していた。ところであちらさんは、コルルの目も腫れていた。ふふん、何となく察しがついたな。
軽い朝食を済ませると、俺とクラークの下へ、それぞれの国の使者がやってきた。俺たちの場合は、騎士団長エドガーだ。
「おう、食事は済んだか?それならば、少し付き合ってくれんか」
「んん?何の用だ?……なんて、聞くまでもないか。昨日の続き、だろ?」
「ああ。ロア様がお待ちだ」
まあ、さすがにもう一度話す必要がある気はしていた。俺は素直にうなずくと、席を立った。同じタイミングで、クラークたちも立ち上がるのが見えた。あちらもまた、女帝殿に呼ばれているんだろう。
ロアの部屋は、ロイヤルスウィートルームだった。一部屋というよりか、一件丸ごとって感じの広さだ。大きな窓から続くテラスには、専用のプールまで備え付けられている。そこのプールサイドに置かれたティーテーブルで、ロアは待っていた。
「ん……来たか、桜下。よく眠れ……は、しなかったみたいだな」
俺の腫れた目を見てか、ロアは気まずそうに目を逸らした。そう言うロアの目元にもクマができているから、まぁお互い様って事にしておこうか。
「それで?ご用件をお伺いします、よっと」
俺は椅子に腰掛けながら言った。椅子の数は残り二脚しかなく、俺の隣にはフランが座った。残った一脚にアルルカが腰を下ろそうとしたが、ライラが一瞬の隙を見てサッと椅子を奪ってしまったので、アルルカはドスンとお尻を地面に打ち付けた。
「このクソガキ!年上への敬意ってもんがないわけ!?」
「うるさいなぁ。おっきいお尻してるのが悪いんだよ」
「あんたこそスルメみたいなちんちくりんじゃないのよ!」
騒ぎを聞いて呆れた侍女が、もう一脚椅子を持ってきてくれた。俺は情けないやら恥ずかしいやらで、しなしなと肩を落とすしかなかった。
「こほん……それでは、本題に入らせてもらうがな」
一悶着あったおかげか、場の空気はすっかり締まりのないものになっていた。まあ俺としては、これくらい肩に力を抜ける方がありがたいけど。
「それで、だ。昨日の件についてだが……桜下、お前は、その……エゴバイブルから、話を聞いたか?」
「ああ。全部聞いたよ。そんで、記憶を戻してもらった」
「え!?」
ロアは驚いた顔で俺を見つめ、その後ろに立っていたエドガーもおんなじ様な顔をした。そんなに意外だったかな?
「だって、昔のことを思い出せないなんて、気持ち悪いだろ。そうやって何もかも忘れてたら、俺はダメ男になっちまうよ」
「そう、か……いや、そうだな。お前の言う通りだ」
ロアは小さく咳払いをすると、表情をもとに戻した。
「では、話はあらかた聞いただろうが。お前たち勇者は、確かに記憶の一部を封印されていた。それはお前たちにとって、耐えがたい記憶だと判断されたからだが……つまり、その」
「自殺した原因だから、だろ?知ってるよ」
「そ、そうか……本当に全て知っているんだな……だが、それをどうやって?」
「マスカレードだ。あいつが昨日、俺たちに全部話して行った」
俺の言葉は、ロアたちをまたしても驚愕させた。
「マスカレード……!神出鬼没だとは思っていたが、まさかシェオル島にまで現れるとは!第一、どうして奴はそんな事まで知っているのだ?」
「そんなの知らないよ。俺たちだって驚いたんだぞ」
「む、それもそうか……はあ、分かった。このことは、今は棚に上げよう。それで奴は、どんな事を話して聞かせたのだ?」
「ああ……」
俺は昨夜の事を、なるべく端的に語った。尊に関しては、知り合いだってことだけ話しておく。
「むうぅ……気味が悪いほどに、正確な情報だ。確かに勇者の能力は、生前の業によって決定する。自殺者を狙って召喚しているのも、事実だ」
「そうか。一つだけ分からないんだ。どうして同じ病院の患者ばかりが、勇者に選ばれるんだ?」
「そこに特に意味はない。単に、死者が集まりやすい場所に座標を設定しただけだと、三の国の魔術師は言っていた」
ああ、そういうことか。勇者に選ばれるのは、あっちの世界で死んだ人間だけ。あっちで最も人が死ぬ場所は、病院だ。比良坂病院は都内でも大きな病院だったから、実に理にかなった選出だ。
「なるほどなぁ」
「……その。お前たちが、我々に言いたい事があるのは重々承知だが」
「……まあな。ていうか正直、言葉にもできてないよ。そんくらい、グチャグチャだ」
「う……」
ロアは肩を縮めている。俺はあえて黙っていた。この王女がどう出てくるか、見たかったんだ。
「……何を言っても、言い訳にしかならん。謝罪を求めるなら、謝ろう。文句があるなら、聞こう。謝礼を求めるなら、用意しよう。桜下。私にできることは、あるか?」
へぇ。ロアは背筋を伸ばして、静かに俺を見つめていた。開き直るでもなく、言い訳するでもなく、俺の意見を聞こう、ときたか。なかなかどうして、この王女様も変わったもんだ。それなら……俺はにやりと笑った。
「ならよ、ロア。一発、あんたを殴らせてくれ」
「えっ」
「えぇ!?」
「なあっ!」
最初がロア、次がウィル、最後がエドガーだ。俺は当然だとうなずく。
「なんだってしてくれるんだろ?だったら、一発どつかせてくれ。それで俺の腹の虫がおさまるなら、安いもんだろ?」
「ふっ、ふざけるな!そんなことが……!」
「よい、エドガー。桜下の言う通りだ」
前に出てこようとしたエドガーを、ロアは手で制した。
「できることがあるかと訊いたのは私だ。私には、それを受ける責任がある」
「しかし、ロア様!ならばせめて私が」
「勇者を召喚したのは王家だ。報いを受けるのは、王家の血を引くものであるべきだろう」
エドガーは何も言えなくなってしまった。ロアは俺に向き直る。
「いいだろう。桜下、一発と言わず、気がすむまで殴れ。それで、そなたの気が晴れるのなら」
ほう、いい覚悟だ。ロアは目を閉じると、両手を膝の上に置いた。その背後で、エドガーが俺を射殺さんばかりに目を剝いているのが見える。そして仲間たちも、ハラハラと俺を見つめているようだ。
多くの目に見つめられるなか、俺はがたっと椅子を引いた。その音に反応して、ロアがびくりと身をすくませる。俺は身を乗り出し……
「おらっ」
「あうっ!?」
ビシッ!俺が一撃加えたところを、ロアはきょとんとした顔で押さえた。すなわち、おでこを。俺は人差し指と親指で輪っかを作り、指をピンピンとはじいて見せた。
「これで勘弁してやる」
「え?」
「今さらぐちぐち言ってもしょうがないだろ?今俺は生きているんだし、それを無かった事にしてくれって訳にもいかないもんな」
召喚された直後だったら、文句の十や二十もあっただろうが。全ては、過去のことだ。昨晩ウィルの胸に抱かれてから、俺はその事に関して、驚くほどさっぱり割り切れていた。
「もしもあんたがグジグジ言い訳するようなら、本気で殴ってやるつもりだったさ。けど、そんな子犬みたいに震えられちゃ、毒気が抜けちまったよ」
「こ、子犬……」
ロアのやつ、あれで抑えていたつもりか?顔は真っ青だったし、下唇を噛んで、肩はプルプル震えていた。怖がっているのが丸わかりなんだ。あんなんで、よく政治家のトップをやれているよ。
つづく
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