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pt.4 代数学の放物線
2 無へのエスカレーター
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16:30
仮面χ「さ、時間です。では、さらば」
そう言うと、仮面χは姿を消した。
ユウヤ「始まったか…とりあえずここを出るか」
イシイ「それが賢明ね」
3人は控え室を出た。
一方、各チーム本部では中継が繋がっていた。
仮面χ「諸君、16:30だ。移動を始めて良いぞ。あと、○○のことについては_リーダーに明かすんじゃないぞ」
メンバー1「よっしゃー、お前どうする?」
メンバー2「やっぱ迷うな、けど○○かな」
メンバー1「なるほどなー」
ーモニタリングルームー
タカハシ「総帥、ちょっと外をぶらぶらしてきます」
総帥「ああ、気をつけるんだぞ」
タカハシ「夕食の時間には戻ってきますね」
タカハシは外に出ていった。
リーダーは解散し、各自作戦を練っていた。
ユウヤはメンバーと話していた。
ユウヤ「なぁ、君。どうすれば良いかな」
メンバー「わからんなぁ。とりあえず、僕は君の味方になっとくよ」
ユウヤ「ありがとな」
誰もまだ外に出ていない。一番先に外に出たのはミサキだった。彼女は公園に向かい、ベンチに座った。
ミサキ「このポイントを増やせば良いわけね。
このゲームは1・2回戦を見る限り、最も能力が優れていない人を落としているわ。
このポイントは減るほど地界に近づく。つまり、何かしらのプラスなことをすれば良いわけね」
彼女は鋭い考察により、答えに一歩近づいていた。
一方、イシイはモニターを調べていた。
イシイ「あ、仮面χとの通話ボタンね。かけてみましょ」
電話が繋がった。
仮面χ「どうしたんですか?」
イシイ「私の部屋ってある?」
仮面χ「ありますよ。ホテルの最上階、δと書いてある部屋です」
イシイ「ありがと。向かうわ」
彼女は部屋に向かい、ベッドに転がった。イシイは再びモニターを見た。
イシイ「3333333333?!」
3が10個並んでいる。一瞬でこんなにポイントが上がった。それがこのゲーム。
ユウヤ「なにこれ?!」
ミサキ「やば…」
他の2人も同じようなリアクションだ。
商店には、タカハシがいた。
タカハシ「あーなんかだるいな、あれ、仮面ω」
仮面ω「あ、タカハシ。お前にモニターを渡し忘れてたよ」
タカハシ「あ、サンキュー。見てみるか」
そこに映し出されていた数字。
それは、「1」。
仮面ω「あ、もう俺きの○の山買ったから帰るわ。じゃ」
タカハシ「あぁ!」
理由を訊きたかった。そして、たった「1」が何なのかが気になって仕方なかった。
仮面χ「さ、時間です。では、さらば」
そう言うと、仮面χは姿を消した。
ユウヤ「始まったか…とりあえずここを出るか」
イシイ「それが賢明ね」
3人は控え室を出た。
一方、各チーム本部では中継が繋がっていた。
仮面χ「諸君、16:30だ。移動を始めて良いぞ。あと、○○のことについては_リーダーに明かすんじゃないぞ」
メンバー1「よっしゃー、お前どうする?」
メンバー2「やっぱ迷うな、けど○○かな」
メンバー1「なるほどなー」
ーモニタリングルームー
タカハシ「総帥、ちょっと外をぶらぶらしてきます」
総帥「ああ、気をつけるんだぞ」
タカハシ「夕食の時間には戻ってきますね」
タカハシは外に出ていった。
リーダーは解散し、各自作戦を練っていた。
ユウヤはメンバーと話していた。
ユウヤ「なぁ、君。どうすれば良いかな」
メンバー「わからんなぁ。とりあえず、僕は君の味方になっとくよ」
ユウヤ「ありがとな」
誰もまだ外に出ていない。一番先に外に出たのはミサキだった。彼女は公園に向かい、ベンチに座った。
ミサキ「このポイントを増やせば良いわけね。
このゲームは1・2回戦を見る限り、最も能力が優れていない人を落としているわ。
このポイントは減るほど地界に近づく。つまり、何かしらのプラスなことをすれば良いわけね」
彼女は鋭い考察により、答えに一歩近づいていた。
一方、イシイはモニターを調べていた。
イシイ「あ、仮面χとの通話ボタンね。かけてみましょ」
電話が繋がった。
仮面χ「どうしたんですか?」
イシイ「私の部屋ってある?」
仮面χ「ありますよ。ホテルの最上階、δと書いてある部屋です」
イシイ「ありがと。向かうわ」
彼女は部屋に向かい、ベッドに転がった。イシイは再びモニターを見た。
イシイ「3333333333?!」
3が10個並んでいる。一瞬でこんなにポイントが上がった。それがこのゲーム。
ユウヤ「なにこれ?!」
ミサキ「やば…」
他の2人も同じようなリアクションだ。
商店には、タカハシがいた。
タカハシ「あーなんかだるいな、あれ、仮面ω」
仮面ω「あ、タカハシ。お前にモニターを渡し忘れてたよ」
タカハシ「あ、サンキュー。見てみるか」
そこに映し出されていた数字。
それは、「1」。
仮面ω「あ、もう俺きの○の山買ったから帰るわ。じゃ」
タカハシ「あぁ!」
理由を訊きたかった。そして、たった「1」が何なのかが気になって仕方なかった。
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