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番外編〈第一部 終了ボーナストラック〉
番外編 カイロス時間~part4 お嫁においでよ!
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「話は終わりましたか?」
奥の部屋から現れたのは、見慣れない鎧を纏ったヴィンセントだった。
「げっ……」
「何を驚いてるんですか、右依流?」
「お前、瞳が青い方だな……」
思わず、瞳の色を確認する俺。
「……大丈夫です?」
「そのセリフ、お前にだけは言われたくないわ」
どうやらここの世界の敏尖人は俺の知ってる奴と変わらないようだ。
普段と同じように軽口を叩きあい、ホッとする。
「ところでお前、一体どこに行っていたんだ?さっき、当事者不在で許嫁を決められてたぞ?」
「そうでしたか。つまらない軍議よりも久しぶりに四目屋がやって来てたので、つい」
「四目屋?」
「見たいです?」
敏尖人の目がキラリと光る。
とっても嫌な予感がしたが、俺は頷いてしまった。好奇心が勝ったのだ。
「まだ裏庭に置いてあるんですよ」
何だかご機嫌な敏尖人について裏庭へ行くと、みかんを入れる段ボールぐらいの木の箱が置いてあった。
「欲しいものがあればどうぞ」
……やっぱり。
見るんじゃなかった。
どう見てもいかがわしい目的のモノがぎっしりと箱の中には詰まっていたのだ。
……ヴィンセント、ブレない奴め。
あとで成戸に聞いたところによると、どうやら四目屋は媚薬や牛角などの淫具などを売って生業とする者らしい。いわゆる日本最古のアダルトショップのはしりである。
「なんだ、コレ」
奇妙なラベルが張られている竹筒の群れを指して俺は思わず聞いてしまった。
「媚薬です。試してみます?」
「いい、遠慮……。それにしてもお前、こんなの一体どうするつもりだ?」
俺は牛の角やら鼈甲の張型など怪しげなモノを乱暴に箱に押し込むとサッサと蓋をした。
男子として興味がないわけではないが、ヴィンセントと居るとこの手のものは嫌でも見慣れてしまう。
「まぁ。知っての通り、実験ですよ?人の精神の限界を色々と試せますし」
「相変わらず、ゲスい趣味……」
「……あんなにいつも嫌がるクセに、今日の貴方は見たいと言うなんて妙ですね?」
鋭く射抜くような視線を俺に向ける敏尖人。
そうか。
ヴィンセントのようで、別人の敏尖人だもんな。俺の違いに気づいたか。
「そうか?」
バッサリ、腰の刀でやられるかと冷や汗ものだったが惚けてやると、
「まぁ、いいですけど」
あっさり敏尖人は引き下がった。
ふぅ。話題を変えるか。
「ところでお前に許嫁がくるらしいが……」
「へぇ。じゃ、この新しい阿片漬けにして、致死量の献体にできますね」
「一応、人質なんでそれはまずいんじゃ……?」
……普通に反応すると思った俺が間違ってたよ。
その時。
「うわぁぁぁっ!」
突然、空から何かが降ってきた!
人か!?
俺は思わず反射的に受け止めた。
いい匂いの細い身体。
女だ!
「あ、ありがとうございます……」
俺の胸の中で恥じらうようにお礼を言ったのは、ふわふわの栗色の髪に真っ白な滑らかな肌、長い睫毛に縁取られた大きな瞳の可愛らしい目鼻立ちの娘だった。
「君、どうしてここへ……?」
「私、追われてて……すみません」
地面におろされた娘は慌てて俺達に頭を下げる。
その瞬間!
「うらぁ!」
黒い塊が突然、城壁の上からバラバラと俺達の方へ襲いかかってきた。
チャリーンと金属音とともに火花が飛び散り、いつの間にか抜刀していた敏尖人が襲撃者を次々に斬り伏せていく。
「どこの刺客だ?」
「織田の陰忍です」
いつの間にか、俺の隣で鋭い剣のような暗器を片手に構えた先程の若い娘が答えた。
大柄な黒装束の男が二本の太刀を振りかざし、躍りかかってくるのを敏尖人はトン、と舞踊を踊るように優雅にその刃先を飛び越えるとそのまま上から斬り下ろす。
「ギャーっ!」
断末魔の叫び声とともに、黒装束の刺客たちはあっという間に敏尖人一人に片づけられてしまった。
眉一つ動かさず、余裕しゃくしゃくで息も乱さず刺客を斬り捨てていく姿は、俺の知っているヴィンセントと実力的に遜色はない。
「何て見事な腕前……彼は一体、何者ですか?」
「ここの次期国主、かな。剣の腕を見るとまぁ、ただの変態野郎ではないと思うんだが……」
思わずポロッと言った俺の一言に、
「えっ!?変態??」
娘は大きな目を見開いて敏尖人をガン見した。
しまった。思わず本音が……。
誤魔化すように慌てて俺は敏尖人に話しかける。
「さて、全員片付いたようだな。一人ぐらい口を割らせることができる者はいないのか?」
俺の言葉に敏尖人は静かに首を横にふった。
「乱破者です。仕込み毒で息はありませんよ」
「何事だ!?」
裏庭の物音を聞きつけたのか、バタバタと警備の者と思われる男たちと小柄な女性を連れた親父殿が現れた。
「お律ちゃん、危ないから下がってて」
親父殿は転がる黒装束の男達に気がつくと鋭い目になって、女を背中に庇う。
親父殿がいいところを見せようとしている!?
……ってことはあれがリツコかな。 昼間っから二人でラブラブ密会とはいいご身分だ。
一国の主が自由恋愛できるぐらいなら、実は結構平和なんじゃないか?この世界……。
「茶楽様、侵入者を成敗いたしました」
敏尖人は親父殿に向かって軽く頭を下げた。
「なぜ、ここに有瑠姫が居る?」
「は?」
親父殿の言葉にビクゥ!と娘は俺の後ろに回り込んだ。
「君は有瑠姫?」
「はい」
俺の言葉にコクリと娘は頷いた。
「織田は帝の血を引く私が邪魔なのです。この有華国に嫁に出す名目で私を始末するつもりのようでした。案の定、この国に入ったところで乱破を差し向けてきて……思わずこちらの城内に逃げ込んでしまい、申し訳ございません」
有瑠姫は深々とその場で頭を下げた。
「なるほど。妙な話だと思った。織田が今更我が国のような小国に人質を寄越すなんて不自然だからな」
親父殿は顎に手をあてて考え込む。
「ついでにそれを口実に、こちらに攻めてくるつもりだったのでは?」
俺は思わず、親父殿に進言してしまった。
「さすがは右依流。ならば、有瑠姫が無事で良かったな。さて、ではどうしたものか」
「このまま、私をこの国に置いてはもらえないでしょうか……」
有瑠姫は上目遣いで俺達を見た。
うん、こうやってみるとアルルにそっくりだ。俺達を魅了しようとする、あざとい仕草なんて特に。
「そなたを匿う理由が我らにはないが?」
さすがに国主。
有瑠姫の流し目に騙されることなく、親父殿は冷たく突っぱねる。
「……ではこの方、離縁されて国におかえしになられるおつもりですの?こんな若い娘さんを……可哀想ですわ」
親父殿の背中から遠慮がちにリツコが口を挟む。
「お律ちゃん……」
先程のキリリとした顔が台無しな情けない声をあげる親父殿。
そのデレデレした弛緩した顔! みっともないな……。
「では有瑠姫よ。とりあえず、ここの城に滞在するがよい。今後についてはまた沙汰を伝えるゆえ」
「まぁ、さすが茶楽様!」
「これで良いか?お律ちゃん……」
親父殿は、リツコの背中に手を回すと二人でどこかにいってしまった。
ひゅおお~。
取り残された俺達に冷たい風が吹き抜ける。
「ええと……私は何処へ行けば」
有瑠姫は何故か私に聞いた。
「……いや、俺に聞かれても」
俺は頭を掻いた。自分の部屋が何処かもわからない俺じゃ答えられない。
「敏尖人、成戸に姫の部屋を……」
「それより右依流、さっき言ってた私の許嫁とはこの姫のことですか?」
敏尖人が妖しげな微笑みを浮かべて俺の台詞を遮った。
「みたいだが?」
「そうですか。じゃ、姫は私が貰ってきますね」
敏尖人は軽々と有瑠姫を担ぎ上げた。
「きゃっ!」
有瑠姫は敏尖人に突然抱き上げられ、ジタバタともがく。
「あの……私の許嫁は、こちらの国主様と聞いてますが?」
「それが、許嫁はさっきコイツに決まったようなんだ」
「えぇ!?今回は形ばかりの輿入れだと……」
「そんな勿体ない事はしませんよ。きっちりといただきます」
「やだぁっ!ここから出て行きますから許してぇ!」
有瑠姫は必死に喚くが、もちろん敏尖人はガッチリと抱えたまま離さない。
「右依流、皆に朝まで近寄らないように言って下さいね。あと、成戸にその箱を部屋に届けさせてもらえますか?」
「げ。これ、使う気か?」
「もちろん」
ウキウキと敏尖人はそう答えると、有瑠姫を抱えて城の奥に消えていった。
「いやぁぁぁ……!助けてぇ!」
有瑠姫の悲鳴が遠ざかっていく。
……止めてあげた方が良かったかな。
まぁ、俺に奴を止める自信は全くないんだけどさ
奥の部屋から現れたのは、見慣れない鎧を纏ったヴィンセントだった。
「げっ……」
「何を驚いてるんですか、右依流?」
「お前、瞳が青い方だな……」
思わず、瞳の色を確認する俺。
「……大丈夫です?」
「そのセリフ、お前にだけは言われたくないわ」
どうやらここの世界の敏尖人は俺の知ってる奴と変わらないようだ。
普段と同じように軽口を叩きあい、ホッとする。
「ところでお前、一体どこに行っていたんだ?さっき、当事者不在で許嫁を決められてたぞ?」
「そうでしたか。つまらない軍議よりも久しぶりに四目屋がやって来てたので、つい」
「四目屋?」
「見たいです?」
敏尖人の目がキラリと光る。
とっても嫌な予感がしたが、俺は頷いてしまった。好奇心が勝ったのだ。
「まだ裏庭に置いてあるんですよ」
何だかご機嫌な敏尖人について裏庭へ行くと、みかんを入れる段ボールぐらいの木の箱が置いてあった。
「欲しいものがあればどうぞ」
……やっぱり。
見るんじゃなかった。
どう見てもいかがわしい目的のモノがぎっしりと箱の中には詰まっていたのだ。
……ヴィンセント、ブレない奴め。
あとで成戸に聞いたところによると、どうやら四目屋は媚薬や牛角などの淫具などを売って生業とする者らしい。いわゆる日本最古のアダルトショップのはしりである。
「なんだ、コレ」
奇妙なラベルが張られている竹筒の群れを指して俺は思わず聞いてしまった。
「媚薬です。試してみます?」
「いい、遠慮……。それにしてもお前、こんなの一体どうするつもりだ?」
俺は牛の角やら鼈甲の張型など怪しげなモノを乱暴に箱に押し込むとサッサと蓋をした。
男子として興味がないわけではないが、ヴィンセントと居るとこの手のものは嫌でも見慣れてしまう。
「まぁ。知っての通り、実験ですよ?人の精神の限界を色々と試せますし」
「相変わらず、ゲスい趣味……」
「……あんなにいつも嫌がるクセに、今日の貴方は見たいと言うなんて妙ですね?」
鋭く射抜くような視線を俺に向ける敏尖人。
そうか。
ヴィンセントのようで、別人の敏尖人だもんな。俺の違いに気づいたか。
「そうか?」
バッサリ、腰の刀でやられるかと冷や汗ものだったが惚けてやると、
「まぁ、いいですけど」
あっさり敏尖人は引き下がった。
ふぅ。話題を変えるか。
「ところでお前に許嫁がくるらしいが……」
「へぇ。じゃ、この新しい阿片漬けにして、致死量の献体にできますね」
「一応、人質なんでそれはまずいんじゃ……?」
……普通に反応すると思った俺が間違ってたよ。
その時。
「うわぁぁぁっ!」
突然、空から何かが降ってきた!
人か!?
俺は思わず反射的に受け止めた。
いい匂いの細い身体。
女だ!
「あ、ありがとうございます……」
俺の胸の中で恥じらうようにお礼を言ったのは、ふわふわの栗色の髪に真っ白な滑らかな肌、長い睫毛に縁取られた大きな瞳の可愛らしい目鼻立ちの娘だった。
「君、どうしてここへ……?」
「私、追われてて……すみません」
地面におろされた娘は慌てて俺達に頭を下げる。
その瞬間!
「うらぁ!」
黒い塊が突然、城壁の上からバラバラと俺達の方へ襲いかかってきた。
チャリーンと金属音とともに火花が飛び散り、いつの間にか抜刀していた敏尖人が襲撃者を次々に斬り伏せていく。
「どこの刺客だ?」
「織田の陰忍です」
いつの間にか、俺の隣で鋭い剣のような暗器を片手に構えた先程の若い娘が答えた。
大柄な黒装束の男が二本の太刀を振りかざし、躍りかかってくるのを敏尖人はトン、と舞踊を踊るように優雅にその刃先を飛び越えるとそのまま上から斬り下ろす。
「ギャーっ!」
断末魔の叫び声とともに、黒装束の刺客たちはあっという間に敏尖人一人に片づけられてしまった。
眉一つ動かさず、余裕しゃくしゃくで息も乱さず刺客を斬り捨てていく姿は、俺の知っているヴィンセントと実力的に遜色はない。
「何て見事な腕前……彼は一体、何者ですか?」
「ここの次期国主、かな。剣の腕を見るとまぁ、ただの変態野郎ではないと思うんだが……」
思わずポロッと言った俺の一言に、
「えっ!?変態??」
娘は大きな目を見開いて敏尖人をガン見した。
しまった。思わず本音が……。
誤魔化すように慌てて俺は敏尖人に話しかける。
「さて、全員片付いたようだな。一人ぐらい口を割らせることができる者はいないのか?」
俺の言葉に敏尖人は静かに首を横にふった。
「乱破者です。仕込み毒で息はありませんよ」
「何事だ!?」
裏庭の物音を聞きつけたのか、バタバタと警備の者と思われる男たちと小柄な女性を連れた親父殿が現れた。
「お律ちゃん、危ないから下がってて」
親父殿は転がる黒装束の男達に気がつくと鋭い目になって、女を背中に庇う。
親父殿がいいところを見せようとしている!?
……ってことはあれがリツコかな。 昼間っから二人でラブラブ密会とはいいご身分だ。
一国の主が自由恋愛できるぐらいなら、実は結構平和なんじゃないか?この世界……。
「茶楽様、侵入者を成敗いたしました」
敏尖人は親父殿に向かって軽く頭を下げた。
「なぜ、ここに有瑠姫が居る?」
「は?」
親父殿の言葉にビクゥ!と娘は俺の後ろに回り込んだ。
「君は有瑠姫?」
「はい」
俺の言葉にコクリと娘は頷いた。
「織田は帝の血を引く私が邪魔なのです。この有華国に嫁に出す名目で私を始末するつもりのようでした。案の定、この国に入ったところで乱破を差し向けてきて……思わずこちらの城内に逃げ込んでしまい、申し訳ございません」
有瑠姫は深々とその場で頭を下げた。
「なるほど。妙な話だと思った。織田が今更我が国のような小国に人質を寄越すなんて不自然だからな」
親父殿は顎に手をあてて考え込む。
「ついでにそれを口実に、こちらに攻めてくるつもりだったのでは?」
俺は思わず、親父殿に進言してしまった。
「さすがは右依流。ならば、有瑠姫が無事で良かったな。さて、ではどうしたものか」
「このまま、私をこの国に置いてはもらえないでしょうか……」
有瑠姫は上目遣いで俺達を見た。
うん、こうやってみるとアルルにそっくりだ。俺達を魅了しようとする、あざとい仕草なんて特に。
「そなたを匿う理由が我らにはないが?」
さすがに国主。
有瑠姫の流し目に騙されることなく、親父殿は冷たく突っぱねる。
「……ではこの方、離縁されて国におかえしになられるおつもりですの?こんな若い娘さんを……可哀想ですわ」
親父殿の背中から遠慮がちにリツコが口を挟む。
「お律ちゃん……」
先程のキリリとした顔が台無しな情けない声をあげる親父殿。
そのデレデレした弛緩した顔! みっともないな……。
「では有瑠姫よ。とりあえず、ここの城に滞在するがよい。今後についてはまた沙汰を伝えるゆえ」
「まぁ、さすが茶楽様!」
「これで良いか?お律ちゃん……」
親父殿は、リツコの背中に手を回すと二人でどこかにいってしまった。
ひゅおお~。
取り残された俺達に冷たい風が吹き抜ける。
「ええと……私は何処へ行けば」
有瑠姫は何故か私に聞いた。
「……いや、俺に聞かれても」
俺は頭を掻いた。自分の部屋が何処かもわからない俺じゃ答えられない。
「敏尖人、成戸に姫の部屋を……」
「それより右依流、さっき言ってた私の許嫁とはこの姫のことですか?」
敏尖人が妖しげな微笑みを浮かべて俺の台詞を遮った。
「みたいだが?」
「そうですか。じゃ、姫は私が貰ってきますね」
敏尖人は軽々と有瑠姫を担ぎ上げた。
「きゃっ!」
有瑠姫は敏尖人に突然抱き上げられ、ジタバタともがく。
「あの……私の許嫁は、こちらの国主様と聞いてますが?」
「それが、許嫁はさっきコイツに決まったようなんだ」
「えぇ!?今回は形ばかりの輿入れだと……」
「そんな勿体ない事はしませんよ。きっちりといただきます」
「やだぁっ!ここから出て行きますから許してぇ!」
有瑠姫は必死に喚くが、もちろん敏尖人はガッチリと抱えたまま離さない。
「右依流、皆に朝まで近寄らないように言って下さいね。あと、成戸にその箱を部屋に届けさせてもらえますか?」
「げ。これ、使う気か?」
「もちろん」
ウキウキと敏尖人はそう答えると、有瑠姫を抱えて城の奥に消えていった。
「いやぁぁぁ……!助けてぇ!」
有瑠姫の悲鳴が遠ざかっていく。
……止めてあげた方が良かったかな。
まぁ、俺に奴を止める自信は全くないんだけどさ
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