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第五章:血の旅人
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エルフィン王国の一部軍隊は数日間,同盟国のクロックス連邦に滞在していた。デザイヤ帝国と戦闘できるような力はまだ足りない。そこで王国軍は,過去爆発的に開発された兵器を求め,クロックス連邦との交渉を試みるのだ。
最高指揮官であるジャッシー王子を中心に,打倒帝国軍の戦いが繰り広げられる。しかし,その道のりは決して楽なものではなかった――。
※
「あのカスどもを何とかしてくれっ!」
船内の大ロビーでジャッシー(改め)――ジャックが,泣きそうな声で叫ぶ。
外は騒がしい。エアポートのど真ん中だというのに,ロバウト号の周りにはたくさんの人が集まっていた。その数は50人,100人,200人……日に日に増えていく一方だ。
彼らは皆,カメラやマイク,メモ帳などを持ち込んでいた。エルフィン王国の出兵を聞いた世界中の報道陣が,ここまで押し寄せてきているのだった。
「あの報道陣の数……凄まじいな。ある意味,賊どもより恐いぜ」
スウェンは窓の外を見ながら呟やく。
――不安だらけの毎日が続いていた。
「こんな忙しい時に容赦なく押し掛けてくる馬鹿ども。
こんなんじゃろくに外出もできやしない! どうすりゃいいんだ!」
眉間に皺を寄せ,ジャックは怒鳴っていた。焦る気持ちは,十分に分かる。
できることなら,一刻も早く町の病院へ行きたかった。
――そこに,エイダがいる。
緊急に入院をさせたわけだが,スウェンたちは彼女が倒れてしまったその原因をまだ知らない。診察結果はすでに出ているはずだが,エイダとの連絡手段がなかった。
彼女に会いたい。今はどんなことよりも,彼女の心配が一番大きかった。
スウェンは無意識の内にため息を吐いた。
「ジャッシー様」
困り果てていると,ジャックの部下が一人やって来た。そこには,礼儀正しく頭を下げるブライアンがいた。
「わたくしが,外の人々を追い返してみましょう」
そんな彼の言葉に,ジャックは一瞬固まる。
「お前一人で,あの人数を相手にするのか」
「戦うわけではありませんから。彼らは話せば分かってくれる人間です。
ジャッシー様は,表に出たくはありませんでしょう?」
「当然だ。世間のネタにされるために,戦争をするわけではないんだ。あいつらは,戦いをなんだと思ってる……」
「……では。わたくしを信じてください」
笑みを溢すと,ブライアンは武器の長槍を置いて一人で扉の前に立った。
「ブライアン,よかったら俺も行くぞ」
スウェンが善意で言うが,彼はこちらを向いて首を横に振った。
「いえ,せっかくですが,ミスター・ミラー。お任せください」
「そう言うなよ。俺のことは呼び捨てにしてもいいぞ」
ブライアンは決して頷かなかった。結局,一人で行ってしまった。
扉が開いた時,外から殺気が漂ってくるのが感じられた。報道陣の中にいた女と,一瞬目が合ってしまった。背中に寒気が走る。
――恐ろしい人たちだ
「フロントン王子を出せ!」
「おれたちは,もう三日も前からここにいるんだぞ!」
「どうか,声をお聞かせください。フロントン王子!」
大声が絶えることなく船内に響きわたった。
――マスコミとは全く無縁であったスウェンは,報道陣の威力に圧倒されていた。
一歩外に出れば,黒いマイクが口元を攻めより,多数のカメラのレンズやフラッシュが顏を襲ってくる。これらのお陰でジャックもスウェンも,一瞬だけ撮られた顏を世界中にテレビや新聞で映像化されてしまった。
――なぜそこまでするのか,スウェンにはさっぱりであった。
ふう,とため息をスウェンは吐く。彼らさえいなくなれば――
「なあ,ジャック」
「ん?」
「俺,戦争なんてどうでもいいって思ってる……」
「はッ!? な,何言ってんだ」
ジャックは動転したらしく,声が高くなっていた。思わずスウェンは笑ってしまった。
「いや,というより,彼女のことがすごく心配で……」
「――エイダか」
スウェンは小さく頷いた。
気付かないうちに,エイダのことをよく考えるようになっていた。以前までは仲間でも,なんでもない他人だと思っていたのに。今は彼女がただの他人だとは思えない。なぜだろう。エイダが自分にとって,大切な人になっている気がした。
エイダがスウェンの――スウェンたちの側にずっといてくれるからだろうか。
よく分からないが,スウェンは心がモヤモヤしていた。
「オレがいない間に変わったよな,二人は」
「そうか?」
「前は喧嘩ばかりしていたと思うんだが……どうだ,今は。
そんなに仲良くなっちゃってよ」
「仲がいい? どうしてそう言えるんだ」
今度はジャックが笑った。
「スウェンを見て思うだけだよ。
前のお前なら絶対に『いい気味だ』とか『あの女がいなくなってせいせいするぜ』とか,言ってたと思うぞ」
「……そう,かな。今じゃとても言えないな」
彼女と出会ったばかりの頃の自分を,スウェンは恨んだ。平気で嫌なことを言ってしまっていた。言葉だけで人がどれだけ傷付くのか,スウェンは十分知っていたはずなのに。
二人がそんな会話をしていると,ブライアンが疲れきったような表情を浮かべて戻ってきた。
いつの間にか,外の騒々しい声はしなくなっていた。
「ブライアン,どうだった」
「はい。今がチャンスです。皆,東の山へ行ってしまいました」
「一体,どうやって」
「『そこへ行けば,後ほどジャッシー様が来てくださり,あなたたちの質問に何でも答えてくださる』と言っておきました。わたしは嘘は大嫌いですが,得意な方です」
「ははは。おかしな奴だ」
二人は笑い合っていた。こっちまでおかしくなる。
「いつもすまんな,ブライアン。どれだけお前に感謝すればいいか」
「そんな。そのお言葉だけで十分であります」
嬉しそうに顏を赤らめるブライアン。
ジャックがお気に入りの部下をかわいがるのはいいが,あからさまだと他の者が気の毒ではないだろうか。スウェンは稀にそう思う。
スウェンは再び,エイダの顏を思い出す。
長くても,この国に滞在できるのは明日の夜までだそうだ。それまでに,彼女が元気になるといいのだが……。
「俺,ちょっと病院行ってくる」
「スウェン。行っても構わないが,明日の夕方はここにいてくれよな」
「分かってるよジャック」
スウェンは胸をドキドキさせながら,扉の前に立った。その時,やっと彼女に会いに行けるんだと実感した。
重い扉を開け,眩しい光が全身を包み込んだ。
(途中,ドーナツを買っていこう)
スウェンはダッシュで,病院に向かった。
最高指揮官であるジャッシー王子を中心に,打倒帝国軍の戦いが繰り広げられる。しかし,その道のりは決して楽なものではなかった――。
※
「あのカスどもを何とかしてくれっ!」
船内の大ロビーでジャッシー(改め)――ジャックが,泣きそうな声で叫ぶ。
外は騒がしい。エアポートのど真ん中だというのに,ロバウト号の周りにはたくさんの人が集まっていた。その数は50人,100人,200人……日に日に増えていく一方だ。
彼らは皆,カメラやマイク,メモ帳などを持ち込んでいた。エルフィン王国の出兵を聞いた世界中の報道陣が,ここまで押し寄せてきているのだった。
「あの報道陣の数……凄まじいな。ある意味,賊どもより恐いぜ」
スウェンは窓の外を見ながら呟やく。
――不安だらけの毎日が続いていた。
「こんな忙しい時に容赦なく押し掛けてくる馬鹿ども。
こんなんじゃろくに外出もできやしない! どうすりゃいいんだ!」
眉間に皺を寄せ,ジャックは怒鳴っていた。焦る気持ちは,十分に分かる。
できることなら,一刻も早く町の病院へ行きたかった。
――そこに,エイダがいる。
緊急に入院をさせたわけだが,スウェンたちは彼女が倒れてしまったその原因をまだ知らない。診察結果はすでに出ているはずだが,エイダとの連絡手段がなかった。
彼女に会いたい。今はどんなことよりも,彼女の心配が一番大きかった。
スウェンは無意識の内にため息を吐いた。
「ジャッシー様」
困り果てていると,ジャックの部下が一人やって来た。そこには,礼儀正しく頭を下げるブライアンがいた。
「わたくしが,外の人々を追い返してみましょう」
そんな彼の言葉に,ジャックは一瞬固まる。
「お前一人で,あの人数を相手にするのか」
「戦うわけではありませんから。彼らは話せば分かってくれる人間です。
ジャッシー様は,表に出たくはありませんでしょう?」
「当然だ。世間のネタにされるために,戦争をするわけではないんだ。あいつらは,戦いをなんだと思ってる……」
「……では。わたくしを信じてください」
笑みを溢すと,ブライアンは武器の長槍を置いて一人で扉の前に立った。
「ブライアン,よかったら俺も行くぞ」
スウェンが善意で言うが,彼はこちらを向いて首を横に振った。
「いえ,せっかくですが,ミスター・ミラー。お任せください」
「そう言うなよ。俺のことは呼び捨てにしてもいいぞ」
ブライアンは決して頷かなかった。結局,一人で行ってしまった。
扉が開いた時,外から殺気が漂ってくるのが感じられた。報道陣の中にいた女と,一瞬目が合ってしまった。背中に寒気が走る。
――恐ろしい人たちだ
「フロントン王子を出せ!」
「おれたちは,もう三日も前からここにいるんだぞ!」
「どうか,声をお聞かせください。フロントン王子!」
大声が絶えることなく船内に響きわたった。
――マスコミとは全く無縁であったスウェンは,報道陣の威力に圧倒されていた。
一歩外に出れば,黒いマイクが口元を攻めより,多数のカメラのレンズやフラッシュが顏を襲ってくる。これらのお陰でジャックもスウェンも,一瞬だけ撮られた顏を世界中にテレビや新聞で映像化されてしまった。
――なぜそこまでするのか,スウェンにはさっぱりであった。
ふう,とため息をスウェンは吐く。彼らさえいなくなれば――
「なあ,ジャック」
「ん?」
「俺,戦争なんてどうでもいいって思ってる……」
「はッ!? な,何言ってんだ」
ジャックは動転したらしく,声が高くなっていた。思わずスウェンは笑ってしまった。
「いや,というより,彼女のことがすごく心配で……」
「――エイダか」
スウェンは小さく頷いた。
気付かないうちに,エイダのことをよく考えるようになっていた。以前までは仲間でも,なんでもない他人だと思っていたのに。今は彼女がただの他人だとは思えない。なぜだろう。エイダが自分にとって,大切な人になっている気がした。
エイダがスウェンの――スウェンたちの側にずっといてくれるからだろうか。
よく分からないが,スウェンは心がモヤモヤしていた。
「オレがいない間に変わったよな,二人は」
「そうか?」
「前は喧嘩ばかりしていたと思うんだが……どうだ,今は。
そんなに仲良くなっちゃってよ」
「仲がいい? どうしてそう言えるんだ」
今度はジャックが笑った。
「スウェンを見て思うだけだよ。
前のお前なら絶対に『いい気味だ』とか『あの女がいなくなってせいせいするぜ』とか,言ってたと思うぞ」
「……そう,かな。今じゃとても言えないな」
彼女と出会ったばかりの頃の自分を,スウェンは恨んだ。平気で嫌なことを言ってしまっていた。言葉だけで人がどれだけ傷付くのか,スウェンは十分知っていたはずなのに。
二人がそんな会話をしていると,ブライアンが疲れきったような表情を浮かべて戻ってきた。
いつの間にか,外の騒々しい声はしなくなっていた。
「ブライアン,どうだった」
「はい。今がチャンスです。皆,東の山へ行ってしまいました」
「一体,どうやって」
「『そこへ行けば,後ほどジャッシー様が来てくださり,あなたたちの質問に何でも答えてくださる』と言っておきました。わたしは嘘は大嫌いですが,得意な方です」
「ははは。おかしな奴だ」
二人は笑い合っていた。こっちまでおかしくなる。
「いつもすまんな,ブライアン。どれだけお前に感謝すればいいか」
「そんな。そのお言葉だけで十分であります」
嬉しそうに顏を赤らめるブライアン。
ジャックがお気に入りの部下をかわいがるのはいいが,あからさまだと他の者が気の毒ではないだろうか。スウェンは稀にそう思う。
スウェンは再び,エイダの顏を思い出す。
長くても,この国に滞在できるのは明日の夜までだそうだ。それまでに,彼女が元気になるといいのだが……。
「俺,ちょっと病院行ってくる」
「スウェン。行っても構わないが,明日の夕方はここにいてくれよな」
「分かってるよジャック」
スウェンは胸をドキドキさせながら,扉の前に立った。その時,やっと彼女に会いに行けるんだと実感した。
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