19 / 53
第三章
周囲の反応
しおりを挟む
立ち尽くす俺を横目に、リュウジと呼ばれた黒帯の男は仲間たちと共にその場から去っていく。
俺は、なにも言い返せなかった。
黒帯の彼と、彼女がどんな間柄なのかは知らない。でも、彼は当然のように彼女のことを「サエ」と呼んだ。ただの他人ではないのは明白だった。
「はぁ」
どうにも、やるせない気持ちになる。
……やはり、来ない方がよかったな。
肩を落とし、俺は来た道に体を向けた。
すると──廊下の端の方で三人の女子たちが立つ姿が目に映る。こちらを見ているようだが、俺はその人たちとは面識がなかった。
パッと目が合うと、唐突に女子たちは高い声でキャーキャー騒ぎ始める。
なんなんだよ……
面倒なので、すぐさま通り過ぎようとした。だが、女子たちに道を塞がれてしまう。
「ねえねえ、君」
「見ない顔だね」
「何組なのー?」
……マジかよ、絡んできやがった。適当に返事をしてあしらうしかない。
「一年一組です」
「へぇー! 一年生なんだ? すっごいイケメン!」
「日本人じゃないよね?」
「赤髪なんて珍しい~。どこの国の人なのー?」
彼女たちの言葉に、俺は息が止まりそうになった。
この人たちに悪気がないのはわかっている。わかってはいるんだが、少しは遠慮してほしい。大抵の人たちは、俺の容姿などについてはっきりと疑問や感想をぶつけてくることはない。無関心な人だって少なからずいる。
どちらにしても、いち個人として接してくれたら嬉しいんだが。俺を「どこにでもいる普通の高校生」として見てほしい。彼女のように。
たぶん、今の俺は顔が引きつっているだろう。
「……国籍は、イギリスです」
「そうなんだ! 紳士じゃん!」
「何年くらい日本で暮らしてるの?」
「今度、英語教えてよ!」
はい、出た。英語を教えろだって。似たようなやり取りは、今まで何度かした経験はある。それなのに一切慣れはしない。
決めつけは、やめてくれ。
俺はイギリス人だけどそうじゃない。中身は日本人だ。
違うか?
「わかんねえ」
心ともなく、呟いた。
俺の言葉に、女子たちは首をかしげる。
「俺は、生まれてからずっと日本に住んでいる。だから、日本人だ」
「えっ?」
女子たちは困惑したような顔になる。
なんだよ。その反応は。俺、なにかおかしなこと言ったか?
肌は白いし、目は青いし、髪は赤い。たしかに見た目はイギリス人そのものだ。だけど、心は違う。
面倒くさい奴だと思うだろ? ああ、自分でもそう思うさ。
俺は俺がわからない。イギリス人なのか、日本人なのか。
日本に住み続けていても、「外国人」として扱われる。書類上はそうだから仕方ない。
だが、イギリスに帰省したときは、俺の話しかたや仕草や赤髪を見てバカにしてくる輩がいる。イギリス人だと認めてもえらないんだ。
うんざりだった。
視界が、ぼやけてくる。今にも悔しさが溢れそうになった。無意識のうちに、拳を強く握り締める。
たぶん、この感情は「怒り」とか「苛立ち」なんだと思う。
「あれ? ど、どうしたの」
「大丈夫……?」
女子たちは、困ったように俺をじろじろ見てきた。
もう、俺に構わないでくれ。
ただならぬ空気を感じ取ったのだろう、登校してきた他の二年生たちがざわつき始めた。
この状況に、俺に絡んできた女子たちは「あたしたちのせいじゃないよ」「一年生をいじめてるわけじゃないの」「なんか、急に泣き出して」などと弁解している。
おい、やめろよ。俺は泣いてるわけじゃないんだが。
この場からさっさといなくなりたい。
立ち塞がる女子たちの間を無理やりすり抜け、俺は早歩きで廊下の奥を目指した。
その先で、ひとつの人陰が現れる。
どうせ俺たちのやり取りを見ていた野次馬だろ? 相手の顔も確認せず、避けようとしたのだが──
「イヴァン」
名を呼ばれた。聞き覚えのある、澄んだ声だった。
瞬間、俺の心臓が飛び跳ねる。たった数秒前まで沈んでいた心が、谷の底から這い上がるように高鳴るんだ。
──俺の目の前には、昨日と変わらない様子の彼女が立っていた。呆れたような、冷めたような表情でこちらを見ている。
「酷い顔ね。あなたらしくない」
ひとことだけ言って、彼女は俺の横を通り過ぎようとする。
待ってくれ。
咄嗟に俺は、彼女の腕を掴んでしまった。
怪訝な表情を浮かべ、彼女は低い声を出す。
「……なに?」
「サエさんに会いに来たんだ」
俺たちの様子を眺めていた女子たちは、驚いたような声で「玉木さんの知り合いなの?」「二人ってどういう関係?」などと話している。
ああ……まずいな。この状況は、あまりよくない。
焦った俺は、彼女の腕を素早く手放した。
「ご、ごめん。つい」
「……こっちに来て」
ぽつりと呟き、彼女はスタスタとこの場から離れていく。
動転しながらも俺は慌てて彼女の後を追った。
この去り際の出来事だ。三人の女子たちが、ヒソヒソと喋っているのが俺の耳に届いてきた。
──信じらんない。あの子、イケメンとは仲良くするんだー。意外と面食いなんだね。超笑えるんだけど。友だちいないくせに──
微かに、そんな会話が聞こえてきた。
思わず足を止め、俺は女子たちを睨みつけた。しかし女たちは顔を背け、そそくさとその場から立ち去ってしまう。
待てよ。今のは一体、どういうことだ……?
言いようのない不安感が、俺の胸を締めつける。動悸がして、とても苦しい。
たった今起きた出来事を、頭の中で必死に否定しようとした。遠くまで行ってしまった彼女の背中を目にして、俺は息を呑んだ。
なんて、憂いを帯びた後ろ姿なのだろう。
俺は、なにも言い返せなかった。
黒帯の彼と、彼女がどんな間柄なのかは知らない。でも、彼は当然のように彼女のことを「サエ」と呼んだ。ただの他人ではないのは明白だった。
「はぁ」
どうにも、やるせない気持ちになる。
……やはり、来ない方がよかったな。
肩を落とし、俺は来た道に体を向けた。
すると──廊下の端の方で三人の女子たちが立つ姿が目に映る。こちらを見ているようだが、俺はその人たちとは面識がなかった。
パッと目が合うと、唐突に女子たちは高い声でキャーキャー騒ぎ始める。
なんなんだよ……
面倒なので、すぐさま通り過ぎようとした。だが、女子たちに道を塞がれてしまう。
「ねえねえ、君」
「見ない顔だね」
「何組なのー?」
……マジかよ、絡んできやがった。適当に返事をしてあしらうしかない。
「一年一組です」
「へぇー! 一年生なんだ? すっごいイケメン!」
「日本人じゃないよね?」
「赤髪なんて珍しい~。どこの国の人なのー?」
彼女たちの言葉に、俺は息が止まりそうになった。
この人たちに悪気がないのはわかっている。わかってはいるんだが、少しは遠慮してほしい。大抵の人たちは、俺の容姿などについてはっきりと疑問や感想をぶつけてくることはない。無関心な人だって少なからずいる。
どちらにしても、いち個人として接してくれたら嬉しいんだが。俺を「どこにでもいる普通の高校生」として見てほしい。彼女のように。
たぶん、今の俺は顔が引きつっているだろう。
「……国籍は、イギリスです」
「そうなんだ! 紳士じゃん!」
「何年くらい日本で暮らしてるの?」
「今度、英語教えてよ!」
はい、出た。英語を教えろだって。似たようなやり取りは、今まで何度かした経験はある。それなのに一切慣れはしない。
決めつけは、やめてくれ。
俺はイギリス人だけどそうじゃない。中身は日本人だ。
違うか?
「わかんねえ」
心ともなく、呟いた。
俺の言葉に、女子たちは首をかしげる。
「俺は、生まれてからずっと日本に住んでいる。だから、日本人だ」
「えっ?」
女子たちは困惑したような顔になる。
なんだよ。その反応は。俺、なにかおかしなこと言ったか?
肌は白いし、目は青いし、髪は赤い。たしかに見た目はイギリス人そのものだ。だけど、心は違う。
面倒くさい奴だと思うだろ? ああ、自分でもそう思うさ。
俺は俺がわからない。イギリス人なのか、日本人なのか。
日本に住み続けていても、「外国人」として扱われる。書類上はそうだから仕方ない。
だが、イギリスに帰省したときは、俺の話しかたや仕草や赤髪を見てバカにしてくる輩がいる。イギリス人だと認めてもえらないんだ。
うんざりだった。
視界が、ぼやけてくる。今にも悔しさが溢れそうになった。無意識のうちに、拳を強く握り締める。
たぶん、この感情は「怒り」とか「苛立ち」なんだと思う。
「あれ? ど、どうしたの」
「大丈夫……?」
女子たちは、困ったように俺をじろじろ見てきた。
もう、俺に構わないでくれ。
ただならぬ空気を感じ取ったのだろう、登校してきた他の二年生たちがざわつき始めた。
この状況に、俺に絡んできた女子たちは「あたしたちのせいじゃないよ」「一年生をいじめてるわけじゃないの」「なんか、急に泣き出して」などと弁解している。
おい、やめろよ。俺は泣いてるわけじゃないんだが。
この場からさっさといなくなりたい。
立ち塞がる女子たちの間を無理やりすり抜け、俺は早歩きで廊下の奥を目指した。
その先で、ひとつの人陰が現れる。
どうせ俺たちのやり取りを見ていた野次馬だろ? 相手の顔も確認せず、避けようとしたのだが──
「イヴァン」
名を呼ばれた。聞き覚えのある、澄んだ声だった。
瞬間、俺の心臓が飛び跳ねる。たった数秒前まで沈んでいた心が、谷の底から這い上がるように高鳴るんだ。
──俺の目の前には、昨日と変わらない様子の彼女が立っていた。呆れたような、冷めたような表情でこちらを見ている。
「酷い顔ね。あなたらしくない」
ひとことだけ言って、彼女は俺の横を通り過ぎようとする。
待ってくれ。
咄嗟に俺は、彼女の腕を掴んでしまった。
怪訝な表情を浮かべ、彼女は低い声を出す。
「……なに?」
「サエさんに会いに来たんだ」
俺たちの様子を眺めていた女子たちは、驚いたような声で「玉木さんの知り合いなの?」「二人ってどういう関係?」などと話している。
ああ……まずいな。この状況は、あまりよくない。
焦った俺は、彼女の腕を素早く手放した。
「ご、ごめん。つい」
「……こっちに来て」
ぽつりと呟き、彼女はスタスタとこの場から離れていく。
動転しながらも俺は慌てて彼女の後を追った。
この去り際の出来事だ。三人の女子たちが、ヒソヒソと喋っているのが俺の耳に届いてきた。
──信じらんない。あの子、イケメンとは仲良くするんだー。意外と面食いなんだね。超笑えるんだけど。友だちいないくせに──
微かに、そんな会話が聞こえてきた。
思わず足を止め、俺は女子たちを睨みつけた。しかし女たちは顔を背け、そそくさとその場から立ち去ってしまう。
待てよ。今のは一体、どういうことだ……?
言いようのない不安感が、俺の胸を締めつける。動悸がして、とても苦しい。
たった今起きた出来事を、頭の中で必死に否定しようとした。遠くまで行ってしまった彼女の背中を目にして、俺は息を呑んだ。
なんて、憂いを帯びた後ろ姿なのだろう。
1
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説
【完結】サルビアの育てかた
朱村びすりん
恋愛
「血の繋がりなんて関係ないだろ!」
彼女を傷つける奴は誰であろうと許さない。例えそれが、彼女自身であったとしても──
それは、元孤児の少女と彼女の義理の兄であるヒルスの愛情物語。
ハニーストーンの家々が並ぶ、ある田舎町。ダンスの練習に励む少年ヒルスは、グリマルディ家の一人息子として平凡な暮らしをしていた。
そんなヒルスが十歳のとき、七歳年下のレイという女の子が家族としてやってきた。
だが、血の繋がりのない妹に戸惑うヒルスは、彼女のことをただの「同居人」としてしか見ておらず無干渉を貫いてきた。
レイとまともに会話すら交わさない日々を送る中、二人にとってあるきっかけが訪れる。
レイが八歳になった頃だった。ひょんなことからヒルスが通うダンススクールへ、彼女もレッスンを受けることになったのだ。これを機に、二人の関係は徐々に深いものになっていく。
ダンスに対するレイの真面目な姿勢を目の当たりにしたヒルスは、常に彼女を気にかけ「家族として」守りたいと思うようになった。
しかしグリマルディ家の一員になる前、レイには辛く惨い過去があり──心の奥に居座り続けるトラウマによって、彼女は苦しんでいた。
さまざまな事件、悲しい事故、彼女をさいなめようとする人々、そして大切な人たちとの別れ。
周囲の仲間たちに支えられながら苦難の壁を乗り越えていき、二人の絆は固くなる──
義兄妹の純愛、ダンス仲間との友情、家族の愛情をテーマにしたドラマティックヒューマンラブストーリー。
※当作品は現代英国を舞台としておりますが、一部架空の地名や店名、会場、施設等が登場します。ダンススクールやダンススタジオ、ストーリー上の事件・事故は全てフィクションです。
★special thanks★
表紙・ベアしゅう様
第3話挿絵・ベアしゅう様
第40話挿絵・黒木メイ様
第126話挿絵・テン様
第156話挿絵・陰東 愛香音様
最終話挿絵・ベアしゅう様
■本作品はエブリスタ様、ノベルアップ+様にて一部内容が変更されたものを公開しております。
【完結】炎の戦史 ~氷の少女と失われた記憶~
朱村びすりん
ファンタジー
~あらすじ~
炎の力を使える青年、リ・リュウキは記憶を失っていた。
見知らぬ山を歩いていると、人ひとり分ほどの大きな氷を発見する。その中には──なんと少女が悲しそうな顔をして凍りついていたのだ。
美しい少女に、リュウキは心を奪われそうになる。
炎の力をリュウキが放出し、氷の封印が解かれると、驚くことに彼女はまだ生きていた。
謎の少女は、どういうわけか、ハクという化け物の白虎と共生していた。
なぜ氷になっていたのかリュウキが問うと、彼女も記憶がなく分からないのだという。しかし名は覚えていて、彼女はソン・ヤエと名乗った。そして唯一、闇の記憶だけは残っており、彼女は好きでもない男に毎夜乱暴されたことによって負った心の傷が刻まれているのだという。
記憶の一部が失われている共通点があるとして、リュウキはヤエたちと共に過去を取り戻すため行動を共にしようと申し出る。
最初は戸惑っていたようだが、ヤエは渋々承諾。それから一行は山を下るために歩き始めた。
だがこの時である。突然、ハクの姿がなくなってしまったのだ。大切な友の姿が見当たらず、ヤエが取り乱していると──二人の前に謎の男が現れた。
男はどういうわけか何かの事情を知っているようで、二人にこう言い残す。
「ハクに会いたいのならば、満月の夜までに西国最西端にある『シュキ城』へ向かえ」
「記憶を取り戻すためには、意識の奥底に現れる『幻想世界』で真実を見つけ出せ」
男の言葉に半信半疑だったリュウキとヤエだが、二人にはなんの手がかりもない。
言われたとおり、シュキ城を目指すことにした。
しかし西の最西端は、化け物を生み出すとされる『幻草』が大量に栽培される土地でもあった……。
化け物や山賊が各地を荒らし、北・東・西の三ヶ国が争っている乱世の時代。
この世に平和は訪れるのだろうか。
二人は過去の記憶を取り戻すことができるのだろうか。
特異能力を持つ彼らの戦いと愛情の物語を描いた、古代中国風ファンタジー。
★2023年1月5日エブリスタ様の「東洋風ファンタジー」特集に掲載されました。ありがとうございます(人´∀`)♪
☆special thanks☆
表紙イラスト・ベアしゅう様
77話挿絵・テン様
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
世界一可愛い私、夫と娘に逃げられちゃった!
月見里ゆずる(やまなしゆずる)
ライト文芸
私、依田結花! 37歳! みんな、ゆいちゃんって呼んでね!
大学卒業してから1回も働いたことないの!
23で娘が生まれて、中学生の親にしてはかなり若い方よ。
夫は自営業。でも最近忙しくって、友達やお母さんと遊んで散財しているの。
娘は反抗期で仲が悪いし。
そんな中、夫が仕事中に倒れてしまった。
夫が働けなくなったら、ゆいちゃんどうしたらいいの?!
退院そいてもうちに戻ってこないし! そしたらしばらく距離置こうって!
娘もお母さんと一緒にいたくないって。
しかもあれもこれも、今までのことぜーんぶバレちゃった!
もしかして夫と娘に逃げられちゃうの?! 離婚されちゃう?!
世界一可愛いゆいちゃんが、働くのも離婚も別居なんてあり得ない!
結婚時の約束はどうなるの?! 不履行よ!
自分大好き!
周りからチヤホヤされるのが当たり前!
長年わがまま放題の(精神が)成長しない系ヒロインの末路。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる