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第十二章
105,策略にはまる
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──若造よ、怒りに満ちただけの攻撃など、なんの意味もないのだ。荒々しく刃を振り落としても、恨みを張らすことなど出来はしない。
シュウは心の中で警告した。
迎え討ちにしようと、シュウは両足を踏みしめる。
振り下ろされた武器を寸前で躱すと、剣を将軍に向けて斬りつける。矛を握りしめていた相手の左腕に、確実に狙いを定めた。
剣の刃が、肉に食い込む鈍い音が響く。瞬間、どす黒い血しぶきがシュウの顔や鎧に飛び散った。鉄のような匂いと、生臭さが鼻の奥まで刺激してきた。
将軍の左腕は、シュウが持つ剣の刃先が間に入り込み、真っ二つに離れていった。機能を失った将軍の左腕は、ドサッと重い音を立てて地に転がる。
今の状況をすぐには把握出来なかったのだろう。将軍は固まり、地面に落ちている自分の腕をじっと眺めていた。
それからみるみるうちに顔が青白くなる。涙目になり、ガタガタと震え始めた。
「う、腕が……」
先程までの威勢など消え失せた。鼻水を垂らし、声がありえないほどに震えている。
「腕が、ない……! 腕が、腕が、腕がっ!」
取り乱す将軍を押さえつけてから、シュウは睨み付けた。
「通してもらおうか」
将軍は涙なのか汗なのかわからない雫で顔中を濡らし、化け物でも見ているかのような目をシュウに向ける。
だが、なぜだか不敵な笑みを浮かべると、シュウにこんなことを話し始めるのだ。
「くくく……ソン・シュウめ。北の国へ何用があってここを通るのか」
「決まっている。リュウキ様を助けにいくのだ」
シュウの返答に、将軍は笑い声をあげた。
「はははは! 愚かだ。浅はかだ! 貴様は前皇帝の側近として知恵を貸していたらしいが、天下の秀才とは言えんようだな!」
一体何をほざいているのか。
シュウは剣の刃を将軍の首元に当てる。
「ひっ……! 殺す気か……! ほしけりゃ、この首を斬れ。今すぐに!」
「雑魚将軍の首など斬ってもなんの得もない。それよりも教えろ。今の話はどういう意味だ」
「な、なんの話だ……!」
「本当に面倒な小倅だ。お前の言いかただと、わたしが北国へ赴いても無駄足だと、そう聞こえた。まさかリュウキ様はこちらを通ってはいないのか?」
将軍は無表情になると、鼻息を荒くしながらシュウを睨みつけた。
その顔が更にシュウを苛つかせる。じわじわと刃先を首元に押し付ける力を強くしていく。
「わ、分かった……話す! 話すから斬らないでくれ」
「早く申せ。わたしの気が変わらないうちに」
死にたいのか、生きたいのか、この将軍の情緒がよく分からない。しかし今のところシュウの目には、この小倅はただの臆病鼠のようにしか映っていなかった。
「……陛下は、ここには来ていない」
「何?」
「遣いの者が言っていた。ソン・シュウは必ず北国まで追いかけてくる。逃れる為に敢えて遠回りしているのだと。西の最西端経由で、そこから北に入るつもりだ。ここにソン・シュウが来たら首を取るように、陛下には命じられた」
──まさか、と思った。
西国から北へ入るにはもっとも近道であるこの関所を通るか、西の国最西端の地を通るか、海岸から海を渡るかの三つの道がある。リュウトが敢えて最西端経由を通るとは思いもしなかった。リュウキを最西端の地へ連れていきたくないはずであるから。
まんまと欺けられたわけだ。シュウは苦笑する。
馬に乗って駆ければ、まだ間に合うか。
シュウは咄嗟にそう判断し、奪い取ってきた馬に乗ろうとした。けれども、馬はすっかり力がなくなり、弱々しく踞っているではないか。
「将軍、お前の命は見逃してやろう」
「な、なんだと……」
「お前がわたしを恨み続けるのも理解出来る。今後、敵討ちを目論む輩を敢えて今日は見逃すことにする」
将軍は未だに震えていた。
シュウが生命を奪わないと判断したのも、この輩に自らの首は斬れまいという自信があったからだ。
わざと冷たい眼差しで将軍を眺めながら、シュウは続けた。
「代わりに一頭馬を寄越せ」
「馬、だと……?」
「わたしが乗ってきた馬はもはや疲れきって使いものにならん。関所にいる一番の駿馬を譲れ」
将軍は音を立てて固唾を飲むと、大きく頷いた。
「分かった……馬の一頭くらいくれてやる。誰か! 上等な馬をソン将軍に渡せ!」
将軍が命ずると、関所の中から一頭の黒馬が兵士に引かれて歩いてきた。
シュウは剣を将軍からゆっくり離すと、その馬をじっと見つめた。奪った馬よりも体長は僅かに劣るが、随分と筋肉質だ。首元に触れてみると、毛並みも整っている。
「よいだろう。こいつを貰っていく」
シュウは剣を腰にしまい、兵士から馬具を受け取った。
先を急いでいる。さっさと馬に乗りこんだ。馬は抵抗することもなく、従順な性格のようだ。
「ソ、ソン・シュウ……!」
地べたに尻餅を着いたような姿勢で座り込む将軍は、しゃがれた声で叫ぶ。
「お前のことは一生恨むからな……! いつかその首はもらう。覚悟しておけよ……!」
「まずは弱い腰を鍛えてからその台詞を吐くべきだ。そんなに怯えた顔をした将軍など、小鼠のようだ」
「なに……!」
顔を真っ赤にする将軍は、残された片方の握り拳を地に叩きつける。だが、なにも言い返せないようだ。
「さらばだ」
構っていられない。シュウは馬を走らせ、その場から去った。
月が青く光る。もうすぐ夜明けだ。あと二回の夜が過ぎると、満月の日を迎えてしまう。
急げ、出来るだけ急げ。
暑くもないはずなのに、シュウの額からは汗が滲み出ていた。
シュウは心の中で警告した。
迎え討ちにしようと、シュウは両足を踏みしめる。
振り下ろされた武器を寸前で躱すと、剣を将軍に向けて斬りつける。矛を握りしめていた相手の左腕に、確実に狙いを定めた。
剣の刃が、肉に食い込む鈍い音が響く。瞬間、どす黒い血しぶきがシュウの顔や鎧に飛び散った。鉄のような匂いと、生臭さが鼻の奥まで刺激してきた。
将軍の左腕は、シュウが持つ剣の刃先が間に入り込み、真っ二つに離れていった。機能を失った将軍の左腕は、ドサッと重い音を立てて地に転がる。
今の状況をすぐには把握出来なかったのだろう。将軍は固まり、地面に落ちている自分の腕をじっと眺めていた。
それからみるみるうちに顔が青白くなる。涙目になり、ガタガタと震え始めた。
「う、腕が……」
先程までの威勢など消え失せた。鼻水を垂らし、声がありえないほどに震えている。
「腕が、ない……! 腕が、腕が、腕がっ!」
取り乱す将軍を押さえつけてから、シュウは睨み付けた。
「通してもらおうか」
将軍は涙なのか汗なのかわからない雫で顔中を濡らし、化け物でも見ているかのような目をシュウに向ける。
だが、なぜだか不敵な笑みを浮かべると、シュウにこんなことを話し始めるのだ。
「くくく……ソン・シュウめ。北の国へ何用があってここを通るのか」
「決まっている。リュウキ様を助けにいくのだ」
シュウの返答に、将軍は笑い声をあげた。
「はははは! 愚かだ。浅はかだ! 貴様は前皇帝の側近として知恵を貸していたらしいが、天下の秀才とは言えんようだな!」
一体何をほざいているのか。
シュウは剣の刃を将軍の首元に当てる。
「ひっ……! 殺す気か……! ほしけりゃ、この首を斬れ。今すぐに!」
「雑魚将軍の首など斬ってもなんの得もない。それよりも教えろ。今の話はどういう意味だ」
「な、なんの話だ……!」
「本当に面倒な小倅だ。お前の言いかただと、わたしが北国へ赴いても無駄足だと、そう聞こえた。まさかリュウキ様はこちらを通ってはいないのか?」
将軍は無表情になると、鼻息を荒くしながらシュウを睨みつけた。
その顔が更にシュウを苛つかせる。じわじわと刃先を首元に押し付ける力を強くしていく。
「わ、分かった……話す! 話すから斬らないでくれ」
「早く申せ。わたしの気が変わらないうちに」
死にたいのか、生きたいのか、この将軍の情緒がよく分からない。しかし今のところシュウの目には、この小倅はただの臆病鼠のようにしか映っていなかった。
「……陛下は、ここには来ていない」
「何?」
「遣いの者が言っていた。ソン・シュウは必ず北国まで追いかけてくる。逃れる為に敢えて遠回りしているのだと。西の最西端経由で、そこから北に入るつもりだ。ここにソン・シュウが来たら首を取るように、陛下には命じられた」
──まさか、と思った。
西国から北へ入るにはもっとも近道であるこの関所を通るか、西の国最西端の地を通るか、海岸から海を渡るかの三つの道がある。リュウトが敢えて最西端経由を通るとは思いもしなかった。リュウキを最西端の地へ連れていきたくないはずであるから。
まんまと欺けられたわけだ。シュウは苦笑する。
馬に乗って駆ければ、まだ間に合うか。
シュウは咄嗟にそう判断し、奪い取ってきた馬に乗ろうとした。けれども、馬はすっかり力がなくなり、弱々しく踞っているではないか。
「将軍、お前の命は見逃してやろう」
「な、なんだと……」
「お前がわたしを恨み続けるのも理解出来る。今後、敵討ちを目論む輩を敢えて今日は見逃すことにする」
将軍は未だに震えていた。
シュウが生命を奪わないと判断したのも、この輩に自らの首は斬れまいという自信があったからだ。
わざと冷たい眼差しで将軍を眺めながら、シュウは続けた。
「代わりに一頭馬を寄越せ」
「馬、だと……?」
「わたしが乗ってきた馬はもはや疲れきって使いものにならん。関所にいる一番の駿馬を譲れ」
将軍は音を立てて固唾を飲むと、大きく頷いた。
「分かった……馬の一頭くらいくれてやる。誰か! 上等な馬をソン将軍に渡せ!」
将軍が命ずると、関所の中から一頭の黒馬が兵士に引かれて歩いてきた。
シュウは剣を将軍からゆっくり離すと、その馬をじっと見つめた。奪った馬よりも体長は僅かに劣るが、随分と筋肉質だ。首元に触れてみると、毛並みも整っている。
「よいだろう。こいつを貰っていく」
シュウは剣を腰にしまい、兵士から馬具を受け取った。
先を急いでいる。さっさと馬に乗りこんだ。馬は抵抗することもなく、従順な性格のようだ。
「ソ、ソン・シュウ……!」
地べたに尻餅を着いたような姿勢で座り込む将軍は、しゃがれた声で叫ぶ。
「お前のことは一生恨むからな……! いつかその首はもらう。覚悟しておけよ……!」
「まずは弱い腰を鍛えてからその台詞を吐くべきだ。そんなに怯えた顔をした将軍など、小鼠のようだ」
「なに……!」
顔を真っ赤にする将軍は、残された片方の握り拳を地に叩きつける。だが、なにも言い返せないようだ。
「さらばだ」
構っていられない。シュウは馬を走らせ、その場から去った。
月が青く光る。もうすぐ夜明けだ。あと二回の夜が過ぎると、満月の日を迎えてしまう。
急げ、出来るだけ急げ。
暑くもないはずなのに、シュウの額からは汗が滲み出ていた。
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