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第九章
76,奇襲
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事が起きたのはそれから数日後である。
いつものようにヤエは日中に母の手伝いをし、休憩の合間に勉学に励み、一日の疲れを取る為に床に就いた。
見張り以外、村の皆も寝静まった頃だ。
普段と何も変わらぬ夜になるはずだった。新しい朝を迎え、忙しい一日を過ごし、同じような次の夜が来る。当たり前にも思える日々は、この時代では実に貴重なものだ。
それを痛感させられるような出来事が、ヤエたちを襲う──
突如として、村中に鐘の音が大きく響き渡った。滅多に聞くことのない警鐘。
とんでもない騒音に、ヤエは飛び起きる。すると、既に兄のシュウも目覚めていた。
「兄上、何事ですっ?」
「分からない。化け物の襲撃かもしれない。ヤエ、逃げるぞ」
「はい……!」
シュウは寝間着からすぐさま瑠璃色の鎧を身に纏い、弓矢と剣も装備した。ヤエの手を引いて外に出ようと寝室から飛び出す。
「父上、母上。逃げましょう!」
大声でシュウは二人を呼ぶが、家の中に両親の姿がなかった。父の武器も見当たらない。
「もう表に出られたのでしょうか……?」
「そうかもしれない。わたしの後ろにつけ。確認しに行くぞ」
「は、はい……」
自らを盾にするように、シュウはゆっくりと家の扉を開けた。
──ヤエは、頭の中で否定していた。
決して村は、何者にも襲われてはいない。警鐘は誤って鳴っただけのこと。そう思い込もうとした。
しかし、現実は何と惨いものか。残酷なことは、既に起こってしまったのだ。
「……! 父上!」
シュウの身体が大きく震えた。普段はあまり動じない性格である。そんな兄が、ひどく狼狽していた。
シュウの後ろから、ヤエも目の前の悲惨な光景を目の辺りにしてしまった。
我が家の養鶏場が、血の海になっている。
今まで大切に育ててきた鶏たちが、無惨な姿であちこちに倒れていたのだ。
その横で、一人の男が横たわっていた。痙攣しながら血まみれになっている。
──それは紛れもなく、父であった。
「あなた……そんな、そんな……!」
首から血を流し続ける父は寝巻きのまま剣を片手に倒れ込み、返事をしない。そんな父を抱きかかえ、母はこれ以上ない程に嘆いていた。
──どうして。なぜ。何が起こっているのか? 父はどうしてしまったのか……?
ヤエにはこの状況を瞬時に把握することが出来なかった。理解しようとしても、頭が、心が、全てを否定するからだ。
混乱する現場の中、そこに複数の馬の足音が聞こえてきた。振り返ると、数名の騎兵が槍を振り回して父たちの方を眺めていた。青色の鎧を纏う者たちは、北軍の兵である。
中心に立って不適な笑みを浮かべる将軍らしき男がいた。男が持つ槍の先からは、血が滴り落ちている。
──まさかあの者が、父を……?
母は涙を流しながら叫ぶのだ。
「なぜ……どうして! なぜ夫を殺したのですか!」
将軍らしき男は母を見下すような冷たい目になり、低い声で笑うのだ。
「その男は我が父を殺した。わたしは仇を討ったまでだ」
「何ですって……? まさか、あなたはカク将軍のご子息……?」
「いかにも。父は立派な人であった。名もなき村の民に首を斬られるなど、父の後世に汚名をつけたも同然。この恨み、村を焼き払うことで晴らしてやる!」
「……!」
ヤエは絶句した。父を殺すだけでなく、この村もろとも滅ぼすつもりなのか。
「そうはさせないぞ、悪名高き賊兵め!」
怒号を投げつけ、シュウは剣を構えて将軍に斬りかかろうとした。
しかし相手の馬が前足を高く上げ、シュウを踏み潰そうとする。シュウは機敏な動きで攻撃を躱したが、馬も威勢がいい。
将軍は大槍を大胆に振り回した。
「賊兵はこちらか? 気高き北軍の勇将を斬った者の方が悪党だ!」
「何を言う。正々堂々と一騎討ちをしたのだぞ。恨みを抱かれることなどしていない」
「黙れ、鼠めっ!」
双方、睨み合う。
その間にも、母は亡き父から離れないまま悲嘆に暮れている。
「ああ、あなた……どうして。なぜこんなことに!」
悲しみを抑えきれない母は、父の血を浴びて服も手も顔も真っ赤になっている。
母のそばに駆け寄り、ヤエは小さく声を掛けた。
「母様、お気を確かに……!」
そんなことを言ってみせるが、ヤエ自身も父の無念を前にして心が苦しかった。
涙声で、母は呟くのだ。
「寝室で寝ている折、突然襲われたのよ……」
「えっ?」
「物音がして目を覚ましたら、兵士たちがわたしたちの寝室に侵入していたのよ……。だけどこの人はわたしを守るために、寝起きでも剣を握って抵抗した。数では敵わず、外へ逃げ出したら待ち伏せていた武将にこの人は刺されてしまって……!」
母は再び声を上げて強く父に抱きつく。もう瞼を開けることのない父の目元に、母の悲しみが滴り落ちた。
「あなたのいないこの世など無意味です……!」
「母様っ?」
唐突に母は、父が握っていた剣に手を伸ばし、それを自分の首に当てた。
「待って、母様!」
「ごめんね、ヤエ……。あなたは、シュウと共に生きて……」
「母様──!!」
色を失くした世界が映ったように感じた。母の首から飛び散る液体は──どす黒い。
生気を失った母の目。すぐにどすんと地に倒れていった──
「母上!?」
異変に気づいたシュウは、将軍から目を逸らした。
たった一瞬である。それが、災いとなった。
「余所見をするな、その首貰った!!」
「しまった……!」
敵将は馬の上から思いっきり矛先を振り下ろした。シュウは体勢を整えて避けようとするが間に合わない。
「兄様──!!」
時の流れが止まった。いや、違う。ヤエの中で拒否反応が出て、目の前の出来事が遅延しているように見えるだけだ。
兄が、殺される。たった一晩で、家族が皆奪われてしまう!
「ガゥゥゥ……」
刹那、ヤエの背後から白い巨体が飛び出してきた。瞳を真っ赤に染め、唸りながら将軍目掛けて牙を向ける。
──ハクだ。
その巨体にそぐわない速さで将軍の首に一気に噛みついた。
「何だこの虎は!!」
叫び声と共に将軍の首から血の飛沫が噴出、そのまま落馬していった。
ハクの口の回りが真っ赤に染まる。
「将軍がやられたぞ……!」
慌てふためく兵士たちは右往左往している。
「よくやったぞ、ハク」
「ウゥゥ……」
汗を流しながらも、シュウはハクの喉を撫でる。それから、戸惑う兵士たちに向かってこう叫んだ。
「お前たちの将軍は死んだ。このまま全軍が撤退するのならば、生命は見逃してやる」
いつものようにヤエは日中に母の手伝いをし、休憩の合間に勉学に励み、一日の疲れを取る為に床に就いた。
見張り以外、村の皆も寝静まった頃だ。
普段と何も変わらぬ夜になるはずだった。新しい朝を迎え、忙しい一日を過ごし、同じような次の夜が来る。当たり前にも思える日々は、この時代では実に貴重なものだ。
それを痛感させられるような出来事が、ヤエたちを襲う──
突如として、村中に鐘の音が大きく響き渡った。滅多に聞くことのない警鐘。
とんでもない騒音に、ヤエは飛び起きる。すると、既に兄のシュウも目覚めていた。
「兄上、何事ですっ?」
「分からない。化け物の襲撃かもしれない。ヤエ、逃げるぞ」
「はい……!」
シュウは寝間着からすぐさま瑠璃色の鎧を身に纏い、弓矢と剣も装備した。ヤエの手を引いて外に出ようと寝室から飛び出す。
「父上、母上。逃げましょう!」
大声でシュウは二人を呼ぶが、家の中に両親の姿がなかった。父の武器も見当たらない。
「もう表に出られたのでしょうか……?」
「そうかもしれない。わたしの後ろにつけ。確認しに行くぞ」
「は、はい……」
自らを盾にするように、シュウはゆっくりと家の扉を開けた。
──ヤエは、頭の中で否定していた。
決して村は、何者にも襲われてはいない。警鐘は誤って鳴っただけのこと。そう思い込もうとした。
しかし、現実は何と惨いものか。残酷なことは、既に起こってしまったのだ。
「……! 父上!」
シュウの身体が大きく震えた。普段はあまり動じない性格である。そんな兄が、ひどく狼狽していた。
シュウの後ろから、ヤエも目の前の悲惨な光景を目の辺りにしてしまった。
我が家の養鶏場が、血の海になっている。
今まで大切に育ててきた鶏たちが、無惨な姿であちこちに倒れていたのだ。
その横で、一人の男が横たわっていた。痙攣しながら血まみれになっている。
──それは紛れもなく、父であった。
「あなた……そんな、そんな……!」
首から血を流し続ける父は寝巻きのまま剣を片手に倒れ込み、返事をしない。そんな父を抱きかかえ、母はこれ以上ない程に嘆いていた。
──どうして。なぜ。何が起こっているのか? 父はどうしてしまったのか……?
ヤエにはこの状況を瞬時に把握することが出来なかった。理解しようとしても、頭が、心が、全てを否定するからだ。
混乱する現場の中、そこに複数の馬の足音が聞こえてきた。振り返ると、数名の騎兵が槍を振り回して父たちの方を眺めていた。青色の鎧を纏う者たちは、北軍の兵である。
中心に立って不適な笑みを浮かべる将軍らしき男がいた。男が持つ槍の先からは、血が滴り落ちている。
──まさかあの者が、父を……?
母は涙を流しながら叫ぶのだ。
「なぜ……どうして! なぜ夫を殺したのですか!」
将軍らしき男は母を見下すような冷たい目になり、低い声で笑うのだ。
「その男は我が父を殺した。わたしは仇を討ったまでだ」
「何ですって……? まさか、あなたはカク将軍のご子息……?」
「いかにも。父は立派な人であった。名もなき村の民に首を斬られるなど、父の後世に汚名をつけたも同然。この恨み、村を焼き払うことで晴らしてやる!」
「……!」
ヤエは絶句した。父を殺すだけでなく、この村もろとも滅ぼすつもりなのか。
「そうはさせないぞ、悪名高き賊兵め!」
怒号を投げつけ、シュウは剣を構えて将軍に斬りかかろうとした。
しかし相手の馬が前足を高く上げ、シュウを踏み潰そうとする。シュウは機敏な動きで攻撃を躱したが、馬も威勢がいい。
将軍は大槍を大胆に振り回した。
「賊兵はこちらか? 気高き北軍の勇将を斬った者の方が悪党だ!」
「何を言う。正々堂々と一騎討ちをしたのだぞ。恨みを抱かれることなどしていない」
「黙れ、鼠めっ!」
双方、睨み合う。
その間にも、母は亡き父から離れないまま悲嘆に暮れている。
「ああ、あなた……どうして。なぜこんなことに!」
悲しみを抑えきれない母は、父の血を浴びて服も手も顔も真っ赤になっている。
母のそばに駆け寄り、ヤエは小さく声を掛けた。
「母様、お気を確かに……!」
そんなことを言ってみせるが、ヤエ自身も父の無念を前にして心が苦しかった。
涙声で、母は呟くのだ。
「寝室で寝ている折、突然襲われたのよ……」
「えっ?」
「物音がして目を覚ましたら、兵士たちがわたしたちの寝室に侵入していたのよ……。だけどこの人はわたしを守るために、寝起きでも剣を握って抵抗した。数では敵わず、外へ逃げ出したら待ち伏せていた武将にこの人は刺されてしまって……!」
母は再び声を上げて強く父に抱きつく。もう瞼を開けることのない父の目元に、母の悲しみが滴り落ちた。
「あなたのいないこの世など無意味です……!」
「母様っ?」
唐突に母は、父が握っていた剣に手を伸ばし、それを自分の首に当てた。
「待って、母様!」
「ごめんね、ヤエ……。あなたは、シュウと共に生きて……」
「母様──!!」
色を失くした世界が映ったように感じた。母の首から飛び散る液体は──どす黒い。
生気を失った母の目。すぐにどすんと地に倒れていった──
「母上!?」
異変に気づいたシュウは、将軍から目を逸らした。
たった一瞬である。それが、災いとなった。
「余所見をするな、その首貰った!!」
「しまった……!」
敵将は馬の上から思いっきり矛先を振り下ろした。シュウは体勢を整えて避けようとするが間に合わない。
「兄様──!!」
時の流れが止まった。いや、違う。ヤエの中で拒否反応が出て、目の前の出来事が遅延しているように見えるだけだ。
兄が、殺される。たった一晩で、家族が皆奪われてしまう!
「ガゥゥゥ……」
刹那、ヤエの背後から白い巨体が飛び出してきた。瞳を真っ赤に染め、唸りながら将軍目掛けて牙を向ける。
──ハクだ。
その巨体にそぐわない速さで将軍の首に一気に噛みついた。
「何だこの虎は!!」
叫び声と共に将軍の首から血の飛沫が噴出、そのまま落馬していった。
ハクの口の回りが真っ赤に染まる。
「将軍がやられたぞ……!」
慌てふためく兵士たちは右往左往している。
「よくやったぞ、ハク」
「ウゥゥ……」
汗を流しながらも、シュウはハクの喉を撫でる。それから、戸惑う兵士たちに向かってこう叫んだ。
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