76 / 205
第四章 あの子と共に
76,複雑な想い
しおりを挟む
田舎町を抜けると、だんだん都会の風景へと移り変わっていく。古い煉瓦造りの建物が並ぶ反面、真新しい大きなビルなどが建っていて私たちの住むところとは全く違う雰囲気。道路にはたくさんの車や赤いバスが走っていて、騎馬警察の姿も見られる。普段なかなか訪れることのない刺激的な都会の景色に胸がドキドキした。
この町──ロンドンには、朝からたくさんの人々が行き交っていて見る限り誰も彼もが忙しそうにしてる。みんな何をそんなに慌てているのかな。
家を出発してからおよそ二時間。やっとの思いで、私たちは会場に到着した。人の多さに圧倒されながらも、車を降りてヒルスと共に会場のエントランスへと向かう。
今日のイベントは、ロンドンにある有名なコンサート会場。市内でも最大級と言われているステージだ。有名なアーティストがここでコンサートを開くのはもちろん、ブレイクダンスをはじめとするヒップホップの世界大会も行われたことがある。
テレビで見たことはあるけど、実際に来るのは初めてだった。こんなに大きな会場でヒルスと踊れるなんて……。
もちろん緊張してる。だけど、早くステージに上がりたいという想いが何よりも強かった。
エントランスに入ってすぐ、ジャスティン先生とフレア先生が私たちを出迎えてくれた。
「ハイ、ヒルス、レイ! おはよう」
「おはようございます、ジャスティン先生」
ヒルスと一緒に、私は先生と挨拶を交わす。
今日もばっちりオールバックに決めてお洒落なスーツを着こなすジャスティン先生は、いつも以上に眩しい笑顔で瞳を輝かせていた。
「今日という日を楽しみにしていたよ。君たち二人のペアダンスを披露できるのは、本当に貴重なことだからね!」
「はい。先生が私たちのために色々と配慮して下さったおかげです」
私の言葉を聞くと、ジャスティン先生はこの上ない喜びを爆発させるように大笑いをした。
朝から元気な先生を前にすると、私も自然と笑顔になれる。
「ヒルス」
ジャスティン先生の隣で、フレア先生が優しい顔をヒルスに向けた。
「ああ、フレア。おはよう」
「ええ。お父さんのこともあって、大変でしょう」
「まあな……でも家族で協力して何とかやってるよ」
「そう。何かあったらいつでも言ってね。今日はあなたのクールなダンス、期待しているわ」
「ありがとう」
フレア先生は、次に私の前に立って綺麗な笑顔を浮かべた。
「レイ。元気?」
「はい、お陰さまで。フレア先生もお元気そうで何よりです」
「あなたのカポエラダンス、楽しみにしてたのよ。今日は頑張ってね」
「はい、ありがとうございます」
「女子の更衣室はあっちにあるの。案内するわ。ヒルス、レイを連れていくわね」
フレア先生はにこやかに私の手を引いてくれた。
一度ヒルスと別れ、会場の奥に進んでいくと他のダンサーたちを数人見かけた。ストレッチをしながら、みんな自分の出番を待っているようだ。関係者もたくさんいて、観客を迎える準備をしていた。久しぶりのこの雰囲気に、私の心が踊り始める。
早くステージに上がってヒルスと思いっきりダンスを披露したい。自然と笑みが溢れた。
「レイ?」
フレア先生が不思議そうに私の顔を覗き込む。
あ……一人でニヤニヤしているのを見られちゃった。
けれどフレア先生は、ふと優しい笑みを浮かべるの。
「よかった。思っていたよりも元気そうね?」
「えっ」
「……ちょっと心配していたの。本当に、介護のことで大変そうだから」
そう言いながらフレア先生は眉を潜める。
「ヒルスとたまに連絡を取って、話は聞いていたんだけどね。彼、いつも疲れたような声をしていたから気になっていたのよ」
「あ……そうなんですね」
なぜだか、フレア先生のその話を聞いて胸がうずく。労ってくれているはずなのに、何か引っ掛かってしまう。この複雑な感情は何なんだろう……?
「わたしね、彼の力になってあげたかったのよ」
フレア先生は真剣な声で話を続ける。
「ヒルスが何かに悩んでいたり、大変なことがあれば助けてあげたいし支えていけたらいいなといつも思っていたわ。だから、ダンススタジオでもよく彼をサポートしていたの」
「はい、兄からそのことは聞いています」
私はどうにか笑顔を保ちながら、フレア先生を見上げた。
彼女の綺麗な長い髪が、歩く度上品に揺れる。ナチュラルなメイクで、横顔もきらやか。私なんかよりもずっと大人で、包容力がある。素敵な人だな……私は思わず、見惚れてしまう。
こんな人がいつもスタジオでサポートしてくれているなんて、ヒルスは幸せだよね。彼が楽しそうにスタジオでの話をしていたことを思い出す。嬉しいはずなのに、やっぱり何かおかしい。私の胸が妙に締めつけられるから。
途端に色んな思考が巡ってしまい、私の口は勝手に動き始めてしまう。
「フレア先生」
「なに?」
「ヒルスと……兄ととても仲が良いですよね」
「え?」
一瞬、フレア先生は口ごもった。それでも変わらない穏やかな口調で答えるの。
「そうね、スタジオの仲間だもの」
フレア先生は小さく咳払いをする。
本当に仲間だから──? モヤモヤした感情を抱いてしまい、スイッチが入ったように私の問いかけは止まらなくなる。
「あの、フレア先生は兄の部屋に出入りするほどの仲なんですよね?」
「えっ」
「兄の部屋にはよく行っていたのですか?」
ここまで訊いて、私はちょっと後悔する。
もう二年以上前のことだよ。ヒルスが体調を崩したとき、私が看病しに行ったら彼の部屋からフレア先生が出てきたの。あのときは深く話を聞けなかったし、聞く気にもならなかった。今さらこんなこと掘り起こすべきじゃないし、気にしないようにしてたのに。
私、どうしちゃったんだろう。フレア先生を困らせてるよ。
この町──ロンドンには、朝からたくさんの人々が行き交っていて見る限り誰も彼もが忙しそうにしてる。みんな何をそんなに慌てているのかな。
家を出発してからおよそ二時間。やっとの思いで、私たちは会場に到着した。人の多さに圧倒されながらも、車を降りてヒルスと共に会場のエントランスへと向かう。
今日のイベントは、ロンドンにある有名なコンサート会場。市内でも最大級と言われているステージだ。有名なアーティストがここでコンサートを開くのはもちろん、ブレイクダンスをはじめとするヒップホップの世界大会も行われたことがある。
テレビで見たことはあるけど、実際に来るのは初めてだった。こんなに大きな会場でヒルスと踊れるなんて……。
もちろん緊張してる。だけど、早くステージに上がりたいという想いが何よりも強かった。
エントランスに入ってすぐ、ジャスティン先生とフレア先生が私たちを出迎えてくれた。
「ハイ、ヒルス、レイ! おはよう」
「おはようございます、ジャスティン先生」
ヒルスと一緒に、私は先生と挨拶を交わす。
今日もばっちりオールバックに決めてお洒落なスーツを着こなすジャスティン先生は、いつも以上に眩しい笑顔で瞳を輝かせていた。
「今日という日を楽しみにしていたよ。君たち二人のペアダンスを披露できるのは、本当に貴重なことだからね!」
「はい。先生が私たちのために色々と配慮して下さったおかげです」
私の言葉を聞くと、ジャスティン先生はこの上ない喜びを爆発させるように大笑いをした。
朝から元気な先生を前にすると、私も自然と笑顔になれる。
「ヒルス」
ジャスティン先生の隣で、フレア先生が優しい顔をヒルスに向けた。
「ああ、フレア。おはよう」
「ええ。お父さんのこともあって、大変でしょう」
「まあな……でも家族で協力して何とかやってるよ」
「そう。何かあったらいつでも言ってね。今日はあなたのクールなダンス、期待しているわ」
「ありがとう」
フレア先生は、次に私の前に立って綺麗な笑顔を浮かべた。
「レイ。元気?」
「はい、お陰さまで。フレア先生もお元気そうで何よりです」
「あなたのカポエラダンス、楽しみにしてたのよ。今日は頑張ってね」
「はい、ありがとうございます」
「女子の更衣室はあっちにあるの。案内するわ。ヒルス、レイを連れていくわね」
フレア先生はにこやかに私の手を引いてくれた。
一度ヒルスと別れ、会場の奥に進んでいくと他のダンサーたちを数人見かけた。ストレッチをしながら、みんな自分の出番を待っているようだ。関係者もたくさんいて、観客を迎える準備をしていた。久しぶりのこの雰囲気に、私の心が踊り始める。
早くステージに上がってヒルスと思いっきりダンスを披露したい。自然と笑みが溢れた。
「レイ?」
フレア先生が不思議そうに私の顔を覗き込む。
あ……一人でニヤニヤしているのを見られちゃった。
けれどフレア先生は、ふと優しい笑みを浮かべるの。
「よかった。思っていたよりも元気そうね?」
「えっ」
「……ちょっと心配していたの。本当に、介護のことで大変そうだから」
そう言いながらフレア先生は眉を潜める。
「ヒルスとたまに連絡を取って、話は聞いていたんだけどね。彼、いつも疲れたような声をしていたから気になっていたのよ」
「あ……そうなんですね」
なぜだか、フレア先生のその話を聞いて胸がうずく。労ってくれているはずなのに、何か引っ掛かってしまう。この複雑な感情は何なんだろう……?
「わたしね、彼の力になってあげたかったのよ」
フレア先生は真剣な声で話を続ける。
「ヒルスが何かに悩んでいたり、大変なことがあれば助けてあげたいし支えていけたらいいなといつも思っていたわ。だから、ダンススタジオでもよく彼をサポートしていたの」
「はい、兄からそのことは聞いています」
私はどうにか笑顔を保ちながら、フレア先生を見上げた。
彼女の綺麗な長い髪が、歩く度上品に揺れる。ナチュラルなメイクで、横顔もきらやか。私なんかよりもずっと大人で、包容力がある。素敵な人だな……私は思わず、見惚れてしまう。
こんな人がいつもスタジオでサポートしてくれているなんて、ヒルスは幸せだよね。彼が楽しそうにスタジオでの話をしていたことを思い出す。嬉しいはずなのに、やっぱり何かおかしい。私の胸が妙に締めつけられるから。
途端に色んな思考が巡ってしまい、私の口は勝手に動き始めてしまう。
「フレア先生」
「なに?」
「ヒルスと……兄ととても仲が良いですよね」
「え?」
一瞬、フレア先生は口ごもった。それでも変わらない穏やかな口調で答えるの。
「そうね、スタジオの仲間だもの」
フレア先生は小さく咳払いをする。
本当に仲間だから──? モヤモヤした感情を抱いてしまい、スイッチが入ったように私の問いかけは止まらなくなる。
「あの、フレア先生は兄の部屋に出入りするほどの仲なんですよね?」
「えっ」
「兄の部屋にはよく行っていたのですか?」
ここまで訊いて、私はちょっと後悔する。
もう二年以上前のことだよ。ヒルスが体調を崩したとき、私が看病しに行ったら彼の部屋からフレア先生が出てきたの。あのときは深く話を聞けなかったし、聞く気にもならなかった。今さらこんなこと掘り起こすべきじゃないし、気にしないようにしてたのに。
私、どうしちゃったんだろう。フレア先生を困らせてるよ。
0
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説
【完結】炎の戦史 ~氷の少女と失われた記憶~
朱村びすりん
ファンタジー
~あらすじ~
炎の力を使える青年、リ・リュウキは記憶を失っていた。
見知らぬ山を歩いていると、人ひとり分ほどの大きな氷を発見する。その中には──なんと少女が悲しそうな顔をして凍りついていたのだ。
美しい少女に、リュウキは心を奪われそうになる。
炎の力をリュウキが放出し、氷の封印が解かれると、驚くことに彼女はまだ生きていた。
謎の少女は、どういうわけか、ハクという化け物の白虎と共生していた。
なぜ氷になっていたのかリュウキが問うと、彼女も記憶がなく分からないのだという。しかし名は覚えていて、彼女はソン・ヤエと名乗った。そして唯一、闇の記憶だけは残っており、彼女は好きでもない男に毎夜乱暴されたことによって負った心の傷が刻まれているのだという。
記憶の一部が失われている共通点があるとして、リュウキはヤエたちと共に過去を取り戻すため行動を共にしようと申し出る。
最初は戸惑っていたようだが、ヤエは渋々承諾。それから一行は山を下るために歩き始めた。
だがこの時である。突然、ハクの姿がなくなってしまったのだ。大切な友の姿が見当たらず、ヤエが取り乱していると──二人の前に謎の男が現れた。
男はどういうわけか何かの事情を知っているようで、二人にこう言い残す。
「ハクに会いたいのならば、満月の夜までに西国最西端にある『シュキ城』へ向かえ」
「記憶を取り戻すためには、意識の奥底に現れる『幻想世界』で真実を見つけ出せ」
男の言葉に半信半疑だったリュウキとヤエだが、二人にはなんの手がかりもない。
言われたとおり、シュキ城を目指すことにした。
しかし西の最西端は、化け物を生み出すとされる『幻草』が大量に栽培される土地でもあった……。
化け物や山賊が各地を荒らし、北・東・西の三ヶ国が争っている乱世の時代。
この世に平和は訪れるのだろうか。
二人は過去の記憶を取り戻すことができるのだろうか。
特異能力を持つ彼らの戦いと愛情の物語を描いた、古代中国風ファンタジー。
★2023年1月5日エブリスタ様の「東洋風ファンタジー」特集に掲載されました。ありがとうございます(人´∀`)♪
☆special thanks☆
表紙イラスト・ベアしゅう様
77話挿絵・テン様
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
果たされなかった約束
家紋武範
恋愛
子爵家の次男と伯爵の妾の娘の恋。貴族の血筋と言えども不遇な二人は将来を誓い合う。
しかし、ヒロインの妹は伯爵の正妻の子であり、伯爵のご令嗣さま。その妹は優しき主人公に密かに心奪われており、結婚したいと思っていた。
このままでは結婚させられてしまうと主人公はヒロインに他領に逃げようと言うのだが、ヒロインは妹を裏切れないから妹と結婚して欲しいと身を引く。
怒った主人公は、この姉妹に復讐を誓うのであった。
※サディスティックな内容が含まれます。苦手なかたはご注意ください。
思い出さなければ良かったのに
田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。
大事なことを忘れたまま。
*本編完結済。不定期で番外編を更新中です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
皇太子夫妻の歪んだ結婚
夕鈴
恋愛
皇太子妃リーンは夫の秘密に気付いてしまった。
その秘密はリーンにとって許せないものだった。結婚1日目にして離縁を決意したリーンの夫婦生活の始まりだった。
本編完結してます。
番外編を更新中です。
15年目のホンネ ~今も愛していると言えますか?~
深冬 芽以
恋愛
交際2年、結婚15年の柚葉《ゆずは》と和輝《かずき》。
2人の子供に恵まれて、どこにでもある普通の家族の普通の毎日を過ごしていた。
愚痴は言い切れないほどあるけれど、それなりに幸せ……のはずだった。
「その時計、気に入ってるのね」
「ああ、初ボーナスで買ったから思い出深くて」
『お揃いで』ね?
夫は知らない。
私が知っていることを。
結婚指輪はしないのに、その時計はつけるのね?
私の名前は呼ばないのに、あの女の名前は呼ぶのね?
今も私を好きですか?
後悔していませんか?
私は今もあなたが好きです。
だから、ずっと、後悔しているの……。
妻になり、強くなった。
母になり、逞しくなった。
だけど、傷つかないわけじゃない。
ウブな政略妻は、ケダモノ御曹司の執愛に堕とされる
Adria
恋愛
旧題:紳士だと思っていた初恋の人は私への恋心を拗らせた執着系ドSなケダモノでした
ある日、父から持ちかけられた政略結婚の相手は、学生時代からずっと好きだった初恋の人だった。
でも彼は来る縁談の全てを断っている。初恋を実らせたい私は副社長である彼の秘書として働くことを決めた。けれど、何の進展もない日々が過ぎていく。だが、ある日会社に忘れ物をして、それを取りに会社に戻ったことから私たちの関係は急速に変わっていった。
彼を知れば知るほどに、彼が私への恋心を拗らせていることを知って戸惑う反面嬉しさもあり、私への執着を隠さない彼のペースに翻弄されていく……。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
自信家CEOは花嫁を略奪する
朝陽ゆりね
恋愛
「あなたとは、一夜限りの関係です」
そのはずだったのに、
そう言ったはずなのに――
私には婚約者がいて、あなたと交際することはできない。
それにあなたは特定の女とはつきあわないのでしょ?
だったら、なぜ?
お願いだからもうかまわないで――
松坂和眞は特定の相手とは交際しないと宣言し、言い寄る女と一時を愉しむ男だ。
だが、経営者としての手腕は世間に広く知られている。
璃桜はそんな和眞に憧れて入社したが、親からもらった自由な時間は3年だった。
そしてその期間が来てしまった。
半年後、親が決めた相手と結婚する。
退職する前日、和眞を誘惑する決意をし、成功するが――
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる