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心も身体も⑰

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(優を感じたい……!もっと気持ちよくなりたい……!いっぱい達したい……!)

もっと触って、もっとおかしくさせてーー。

優の腕の中で絶頂を迎える度、理性が剥ぎ取られ、淫乱な本能が徐々にあらわになっていく。

その本能のままに、俺の肉体は優の指を美味しそうに飲み込み、もっともっととねだる様に腰を振った。

と、不意に優が俺の体から指を吹き抜いて来る。

優が指を吹き抜くと同時、ちゅぽんっという淫らな水音が俺の鼓膜に響いて来た。

あまりにいやらしい水音に、優からつい目をそらす俺。

けれど、優から与えられる快感に慣れきっていた俺の肉体は、体内を埋めていた指がなくなってしまった寂しさに、腰を揺らしながら優におねだりを始めてしまう。

(こんなの……恥ずかしい……!)

頭の片隅ではそう思っているのに、揺れてしまう腰をーー優の熱を求めてしまう肉体を止めることが出来ない。

気付くと俺は、そふぁーに横になったまま、淫らに足を開き、優に向かって両手を伸ばしていた。

(淫売みたいな姿じゃねぇか……)

なんて、淫らなーー。

でも、止められない。

(優が欲しい。優の熱が欲しい。優と結ばれたい。はやく一つになりたい……!彼と、契りたい……!)

女の様な欲望が次から次へと脳内に溢れ出し、俺の肉体と行動を支配していく。

(優……優……優が欲しい……彼に、抱かれたい……!)

俺は両手を彼に伸ばしたまま、目の前の男に声をかける。

「……優……はやく、きて……」
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