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発見

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その後、2人をがっちりと拘束し、家探しを再開した優と俺。

なんでも「権利を証明する書類」なるものがあり、それらの書類が由理恵達の元にあると虎徹や形見の品は法的に彼らのものと認められてしまうらしい。

なので、それもしっかり回収しようというわけだ。

「よしよし、あったよ。土方さん」

由理恵の部屋にあった座卓の奥から紙の束を取り出し、満足げに微笑んで見せる優。

俺も、優に大きく頷いてみせた。

「よし、帰ろう。土方さん」

優はそう告げると、俺を抱き抱えようとして来る。

「バカ、待て!何でそうなる?!」

と、優はとても幸せそうな笑みを浮かべ、こう宣ってきた。

「そりゃぁ、だって……さっき、優以外は嫌だって言ってくれたじゃない?つまり、私は触っても構わないと」

「そっ、そういう意味じゃねぇよ!馬鹿野郎!」

俺は全力で優の頬に平手打ちを喰らわすと、来た時と同様、書斎から外に出た。

ちなみに、由理恵の部屋を出る時、未だぐったりした男の方に数度金的を喰らわせてから出てきたのは優には秘密だ。
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