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しかし、弾を避けることもせずーー真っ直ぐに突き進んでいく優。
彼の頬を幾つもの銃弾が掠め、頬に赤い線を刻んでいくが、それでも彼は止まることはなかった。
そして、由理恵のすぐ目の前に立つや、半狂乱になり悲鳴を上げる彼女に向け、思い切り鞘ごと虎徹を振り下ろす。
由理恵の頭への見事な一撃。
それを食らった由理恵は音もなく倒れ、起き上がる気配はなかった。
と、今度は由理恵が連れていた男が優に向けて短筒を抜こうとして来る。
いち早くそれに気づいた俺は、優に教えるより早く、男に駆け寄った。
そうしてそのまま、男の腕を捻り上げる。
と、男の手から落ちる短筒。
同時に、駆けつけた優が虎徹で思い切り男の頭を殴り倒した。
由理恵と同じく、白目を剥いて昏倒する男。
俺と優は念の為、追撃や敵方の加勢に備えて身構えるが、他の部屋から駆けつけて来る様な足音はなかった。
きっと、この男が由理恵の愛人か何かで、尚且つ用心棒でもあったのだろう。
俺達はやっと一息つくと、目を合わせ、そっと微笑みあった。
彼の頬を幾つもの銃弾が掠め、頬に赤い線を刻んでいくが、それでも彼は止まることはなかった。
そして、由理恵のすぐ目の前に立つや、半狂乱になり悲鳴を上げる彼女に向け、思い切り鞘ごと虎徹を振り下ろす。
由理恵の頭への見事な一撃。
それを食らった由理恵は音もなく倒れ、起き上がる気配はなかった。
と、今度は由理恵が連れていた男が優に向けて短筒を抜こうとして来る。
いち早くそれに気づいた俺は、優に教えるより早く、男に駆け寄った。
そうしてそのまま、男の腕を捻り上げる。
と、男の手から落ちる短筒。
同時に、駆けつけた優が虎徹で思い切り男の頭を殴り倒した。
由理恵と同じく、白目を剥いて昏倒する男。
俺と優は念の為、追撃や敵方の加勢に備えて身構えるが、他の部屋から駆けつけて来る様な足音はなかった。
きっと、この男が由理恵の愛人か何かで、尚且つ用心棒でもあったのだろう。
俺達はやっと一息つくと、目を合わせ、そっと微笑みあった。
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