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通い合う気持ち③
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「そうか……。あの写真、見ちゃったんだね」
俺の言葉に、震える声で優がそう答える。
優は明らかに動揺していたし、その肩は震えて――何かを我慢している様だった。
(……きっと、あの写真の女のことは優にとっては触れられたく無いことなのだろう)
これだけあけすけな優が敢えて告げて来ないのだ。
そんなこと、色恋に疎い俺にだってわかった。
でも、俺にも退けないことはある。
「……俺は、確かにもう死んでる人間だ。何の因果かわからねぇが……いや、十中八九お前を助ける為に、この世にもう1度呼び戻されたんだろう。そんなお前とこれからも一緒にいることは、正直やぶさかでもねぇ」
そう……散々ぶん殴ったり拒否はしてきたが、アイツに素直な好意をぶつけられることが本当は嫌じゃなかった俺がいる。
でも、だからこそ――。
「俺は、またもう一度あの世に戻った時……お前とのことを、仲間に話したい。話せる仲でありたい。けど、あの女のことがわからないままじゃ、俺は心からお前を……お前の言葉を信じることが出来ねぇ。だから、聞かせちゃくれねぇか?お前とあの女のことを。……お前達に、何があったのか」
俺の言葉に、一瞬俯き、瞳を逸らす優。
だが、次に彼が顔を上げた時――その瞳には、強い決意の色が宿っていた。
「……わかったよ。土方さん。俺も、死んだ時にあなたの仲間に斬り捨てられるのはゴメンだからね。彼女……由理恵のことを、全て話そう」
俺の言葉に、震える声で優がそう答える。
優は明らかに動揺していたし、その肩は震えて――何かを我慢している様だった。
(……きっと、あの写真の女のことは優にとっては触れられたく無いことなのだろう)
これだけあけすけな優が敢えて告げて来ないのだ。
そんなこと、色恋に疎い俺にだってわかった。
でも、俺にも退けないことはある。
「……俺は、確かにもう死んでる人間だ。何の因果かわからねぇが……いや、十中八九お前を助ける為に、この世にもう1度呼び戻されたんだろう。そんなお前とこれからも一緒にいることは、正直やぶさかでもねぇ」
そう……散々ぶん殴ったり拒否はしてきたが、アイツに素直な好意をぶつけられることが本当は嫌じゃなかった俺がいる。
でも、だからこそ――。
「俺は、またもう一度あの世に戻った時……お前とのことを、仲間に話したい。話せる仲でありたい。けど、あの女のことがわからないままじゃ、俺は心からお前を……お前の言葉を信じることが出来ねぇ。だから、聞かせちゃくれねぇか?お前とあの女のことを。……お前達に、何があったのか」
俺の言葉に、一瞬俯き、瞳を逸らす優。
だが、次に彼が顔を上げた時――その瞳には、強い決意の色が宿っていた。
「……わかったよ。土方さん。俺も、死んだ時にあなたの仲間に斬り捨てられるのはゴメンだからね。彼女……由理恵のことを、全て話そう」
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