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儀式の秘密②
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「いやだったらもっと怖くない使いの者にしてくれよ!」
――ホラー映画に出てくる怨霊かと思ったわ!
つい、そう切り返してしまう切夜。
しかし、そんな切夜の言葉等全く意に介していないようで、シーレ王子は切夜達にこう問いかける。
「で?あの女から受け取ったのだろう?指輪を」
シーレ王子の言葉に無言で頷く切夜達。
そんな彼らに、シーレ王子はこう続けてきた。
「あれこそが、代償等無くとも悪魔を……我々を使役することが出来る、ソロモンとシヴァの指輪だったのだ」
切夜達はシーレ王子の言葉に思わず自分達の指を見る。
確かに、指輪は受け取った。
しかし、外した覚えもないのに指から消えてしまっているのだ。
と、そんな彼らの疑問に答えるように、シーレ王子が口を開く。
「安心しろ。指輪は無くなってはいない。ただ「普段は見えない」だけだ」
シーレ王子の言葉に、安心していいのか――はたまた、危険な悪魔と契約してしまってそもそも大丈夫なのか、と複雑な表情を浮かべる切夜と剛。
そんな2人に、陸人がずいと悪魔図鑑のあるページを差し出してくる。
そこに書かれていたのは、「ソロモンの指輪」についての詳細だった。
――ホラー映画に出てくる怨霊かと思ったわ!
つい、そう切り返してしまう切夜。
しかし、そんな切夜の言葉等全く意に介していないようで、シーレ王子は切夜達にこう問いかける。
「で?あの女から受け取ったのだろう?指輪を」
シーレ王子の言葉に無言で頷く切夜達。
そんな彼らに、シーレ王子はこう続けてきた。
「あれこそが、代償等無くとも悪魔を……我々を使役することが出来る、ソロモンとシヴァの指輪だったのだ」
切夜達はシーレ王子の言葉に思わず自分達の指を見る。
確かに、指輪は受け取った。
しかし、外した覚えもないのに指から消えてしまっているのだ。
と、そんな彼らの疑問に答えるように、シーレ王子が口を開く。
「安心しろ。指輪は無くなってはいない。ただ「普段は見えない」だけだ」
シーレ王子の言葉に、安心していいのか――はたまた、危険な悪魔と契約してしまってそもそも大丈夫なのか、と複雑な表情を浮かべる切夜と剛。
そんな2人に、陸人がずいと悪魔図鑑のあるページを差し出してくる。
そこに書かれていたのは、「ソロモンの指輪」についての詳細だった。
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