23 / 23
Epilogue
竜の独白
しおりを挟む
竜の独白
私がその、他に類のない特異な世界を見つけたのも、おそらくは、単なる偶然だったのだと思っている。
その世界、銀河の端の塩水に満ちた丸い惑星は、1種のヒトのみが繁栄し、獣人はおらず、獣と魚と植物はヒトらに追われるばかりで、語らうようなことはしていなかった。
実体を持つ神はおらず、ヒトは魔力も霊力も使えず、単純な物理と化学が支配し、音声と電子でのみ会話をする世界。しかも、狭い惑星だというのに、ヒトらの音声は地域差が大きく、その差がさらなる格差を産み、素粒子と火薬を大量に消費する争いの絶えない世界だった。
見るに耐えない世界。その世界の端に、薄氷上の平和を過ごす地区があった。
その地区の、治療院の白い箱の中に閉じ込められ生きる少女が目に留まったのも、偶然だったと思う。
彼女は命をつなぐために喉に管を入れていた。そのため、音声で会話する世界に居るにも関わらず、紙に文字を書き、板を指差すことで、血縁の者や世話人と対話をしていた。
血縁の者は、彼女が成長するとともに、徐々に、白い箱に現れる頻度が減っていった。
彼女が会話に用いていた紙が電子の板になる頃、血縁の者はもう、ほとんど姿を見せなくなっていた。
電子の板は彼女に白い箱の外と夢を見せていた。
その世界の、彼女には行くことのできない場所の風景と見知らぬヒトとの文字や映像での会話、見知らぬ者が紡いだ物語と絵物語。中には少女には刺激の強いものもあったが、それでも、彼女の知見は広がっていった。
時折、彼女は物語の世界へ行きたいと考えているようだった。
彼女の読む物語は、主人公が異世界へ召喚されたり、転生するものが多くなっていった。箱の中のから出られない彼女にとって、その物語は、さぞ魅力的に映っていたことだろう。
ふと、世界を渡る能力のないモノを、他の世界へ移したらどうなるのか、という疑問と興味が湧いてきた。
私の、竜の一族は、特異な能力を持つ者たちだ。
我々は異なる次元の世界を渡る能力を持つ。そして、その能力で渡った世界を時に育て、時に壊し、完全の消滅させることも、無から生み出すこともやってきた。
ある世界では神と崇められ、知恵をと能力を授け、英雄を助けた。ある世界では悪魔と恐れられ、文明を破壊し、蹂躙し、英雄に退治されたように装い立ち去った。また、ある世界では、英雄を助ける万能の友として冒険を楽しんだこともあった。
少女の持つ電子の板にあった物語、その中でも凶悪な魔物のいないものを選び、世界として安定させ、彼女に健康な体と潤沢な魔力を与えてみることにした。
彼女の成り行きを近くで見てみたい。そんな欲を満たし、私自身が侵入しても大きく乱れない世界。
誤算は、その試みに興味を持った兄弟が同じ世界に同じ姿で、私との違いを明確に示すために体色は変えた姿で、現れたことだろう。
ただ、その世界では光竜と名乗った長兄以外、均等を崩すのが面倒になったのか、代替の体を置いて早々に別の、それそれが興味を持った違う世界へ渡って行った。
それまでも、まれに、長兄は末弟となる私と、時には協力し、時には敵対し、時には傍観しながら、同じ世界に存在することを楽しむことが多かったように思う。
この、少女のために用意した世界では、光竜は世界を安定させるための協力はしてくれたが、それ以外は私を困らせて楽しんでいるようでもあった。
健康な体と特異な能力を与えて召喚した少女は、残念ながら、この世界から排除されてしまった。
そこで、彼女を受け入れることのできる世界へ変貌させ、この世界の者として転生させる方法をとってみた。
その間、光竜はヒトの王国を乗っ取って王となり、国民の誰もが彼女を待ち望む環境を作り上げた。この世界の住人を、幾人も犠牲にして。
この世界を去ろうと提案したのは、私からだった。
この世界に生まれ、育ったあの仔はこの世界に受け入れられている。今はもう、私たちの存在が足かせになっている、と感じたからだ。
長兄は、光竜はその提案を気に入ったようだった。彼が平らげ、平穏になった世界はもう、彼にとってはツマラナイものとなっていたのだろう。
世界を壊さずにこの世界のヒトに返す演出を、光竜は楽しそうに準備した。
久しぶりの悪役だ、と。
彼女、今は彼、だったか。その、彼はきっと、今までできなかった楽しいこと全てを、この世界で実行するだろう。
一度、目を離したら、この、無限にある世界の中からあの仔がいる世界は、もう2度と見つけることはできないだろう。だが、別に未練はない、それでいい。
気が向けば、少しの間は楽しめる、この世界とはかけ離れた、別の世界を見つけることができる。
兄弟たちとも、またどこかで会うだろう。
世界も時間も無限にあるのだから。
私がその、他に類のない特異な世界を見つけたのも、おそらくは、単なる偶然だったのだと思っている。
その世界、銀河の端の塩水に満ちた丸い惑星は、1種のヒトのみが繁栄し、獣人はおらず、獣と魚と植物はヒトらに追われるばかりで、語らうようなことはしていなかった。
実体を持つ神はおらず、ヒトは魔力も霊力も使えず、単純な物理と化学が支配し、音声と電子でのみ会話をする世界。しかも、狭い惑星だというのに、ヒトらの音声は地域差が大きく、その差がさらなる格差を産み、素粒子と火薬を大量に消費する争いの絶えない世界だった。
見るに耐えない世界。その世界の端に、薄氷上の平和を過ごす地区があった。
その地区の、治療院の白い箱の中に閉じ込められ生きる少女が目に留まったのも、偶然だったと思う。
彼女は命をつなぐために喉に管を入れていた。そのため、音声で会話する世界に居るにも関わらず、紙に文字を書き、板を指差すことで、血縁の者や世話人と対話をしていた。
血縁の者は、彼女が成長するとともに、徐々に、白い箱に現れる頻度が減っていった。
彼女が会話に用いていた紙が電子の板になる頃、血縁の者はもう、ほとんど姿を見せなくなっていた。
電子の板は彼女に白い箱の外と夢を見せていた。
その世界の、彼女には行くことのできない場所の風景と見知らぬヒトとの文字や映像での会話、見知らぬ者が紡いだ物語と絵物語。中には少女には刺激の強いものもあったが、それでも、彼女の知見は広がっていった。
時折、彼女は物語の世界へ行きたいと考えているようだった。
彼女の読む物語は、主人公が異世界へ召喚されたり、転生するものが多くなっていった。箱の中のから出られない彼女にとって、その物語は、さぞ魅力的に映っていたことだろう。
ふと、世界を渡る能力のないモノを、他の世界へ移したらどうなるのか、という疑問と興味が湧いてきた。
私の、竜の一族は、特異な能力を持つ者たちだ。
我々は異なる次元の世界を渡る能力を持つ。そして、その能力で渡った世界を時に育て、時に壊し、完全の消滅させることも、無から生み出すこともやってきた。
ある世界では神と崇められ、知恵をと能力を授け、英雄を助けた。ある世界では悪魔と恐れられ、文明を破壊し、蹂躙し、英雄に退治されたように装い立ち去った。また、ある世界では、英雄を助ける万能の友として冒険を楽しんだこともあった。
少女の持つ電子の板にあった物語、その中でも凶悪な魔物のいないものを選び、世界として安定させ、彼女に健康な体と潤沢な魔力を与えてみることにした。
彼女の成り行きを近くで見てみたい。そんな欲を満たし、私自身が侵入しても大きく乱れない世界。
誤算は、その試みに興味を持った兄弟が同じ世界に同じ姿で、私との違いを明確に示すために体色は変えた姿で、現れたことだろう。
ただ、その世界では光竜と名乗った長兄以外、均等を崩すのが面倒になったのか、代替の体を置いて早々に別の、それそれが興味を持った違う世界へ渡って行った。
それまでも、まれに、長兄は末弟となる私と、時には協力し、時には敵対し、時には傍観しながら、同じ世界に存在することを楽しむことが多かったように思う。
この、少女のために用意した世界では、光竜は世界を安定させるための協力はしてくれたが、それ以外は私を困らせて楽しんでいるようでもあった。
健康な体と特異な能力を与えて召喚した少女は、残念ながら、この世界から排除されてしまった。
そこで、彼女を受け入れることのできる世界へ変貌させ、この世界の者として転生させる方法をとってみた。
その間、光竜はヒトの王国を乗っ取って王となり、国民の誰もが彼女を待ち望む環境を作り上げた。この世界の住人を、幾人も犠牲にして。
この世界を去ろうと提案したのは、私からだった。
この世界に生まれ、育ったあの仔はこの世界に受け入れられている。今はもう、私たちの存在が足かせになっている、と感じたからだ。
長兄は、光竜はその提案を気に入ったようだった。彼が平らげ、平穏になった世界はもう、彼にとってはツマラナイものとなっていたのだろう。
世界を壊さずにこの世界のヒトに返す演出を、光竜は楽しそうに準備した。
久しぶりの悪役だ、と。
彼女、今は彼、だったか。その、彼はきっと、今までできなかった楽しいこと全てを、この世界で実行するだろう。
一度、目を離したら、この、無限にある世界の中からあの仔がいる世界は、もう2度と見つけることはできないだろう。だが、別に未練はない、それでいい。
気が向けば、少しの間は楽しめる、この世界とはかけ離れた、別の世界を見つけることができる。
兄弟たちとも、またどこかで会うだろう。
世界も時間も無限にあるのだから。
9
お気に入りに追加
7
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(2件)
あなたにおすすめの小説
悪役令息の三下取り巻きに転生したけれど、チートがすごすぎて三下になりきれませんでした
あいま
ファンタジー
悪役令息の取り巻き三下モブに転生した俺、ドコニ・デモイル。10歳。
貴族という序列に厳しい世界で公爵家の令息であるモラハ・ラスゴイの側近選別と噂される公爵家主催のパーティーへ強制的に行く羽目になった。
そこでモラハ・ラスゴイに殴られ、前世の記憶と女神さまから言われた言葉を思い出す。
この世界は前世で知ったくそ小説「貴族学園らぶみーどぅー」という学園を舞台にした剣と魔法の世界であることがわかった。
しかも、モラハ・ラスゴイが成長し学園に入学した暁には、もれなく主人公へ行った悪事がばれて死ぬ運命にある。
さらには、モラハ・ラスゴイと俺は一心同体で、命が繋がる呪いがオプションとしてついている。なぜなら女神様は貴腐人らしく女同士、男同士の恋の発展を望んでいるらしい。女神様は神なのにこの世界を崩壊させるつもりなのだろうか?
とにかく、モラハが死ぬということは、命が繋がる呪いにかかっている俺も当然死ぬということだ。
学園には並々ならぬ執着を見せるモラハが危険に満ち溢れた学園に通わないという選択肢はない。
仕方がなく俺は、モラハ・ラスゴイの根性を叩きなおしながら、時には、殺気を向けてくるメイドを懐柔し、時には、命を狙ってくる自称美少女暗殺者を撃退し、時には、魔物を一掃して魔王を返り討ちにしたりと、女神さまかもらった微妙な恩恵ジョブ変更チート無限を使い、なんとかモラハ・ラスゴイを更生させて生き残ろうとする物語である。
ーーーーー
お読みくださりありがとうございます<(_ _)>
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*無断転載、無断翻訳を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです
ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。
転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。
前世の記憶を頼りに善悪等を判断。
貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。
2人の兄と、私と、弟と母。
母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。
ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。
前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
前世を思い出しました。恥ずかしすぎて、死んでしまいそうです。
棚から現ナマ
恋愛
前世を思い出したフィオナは、今までの自分の所業に、恥ずかしすぎて身もだえてしまう。自分は痛い女だったのだ。いままでの黒歴史から目を背けたい。黒歴史を思い出したくない。黒歴史関係の人々と接触したくない。
これからは、まっとうに地味に生きていきたいの。
それなのに、王子様や公爵令嬢、王子の側近と今まで迷惑をかけてきた人たちが向こうからやって来る。何でぇ?ほっといて下さい。お願いします。恥ずかしすぎて、死んでしまいそうです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
先生、分かりました!「竜王末弟と」が、エピソード1と3,両方に入っています!
ご指摘ありがとうございます。
Episode3が本来の公開位置でしたので、
早急に修正いたしました。
一部、ネタバレになり、申し訳ありません。
面白く読み始めたところです。
ところで、「竜王末弟」で、カイルの容態を聞いていますが、・??・・・。病気?前振り無く?その後怪我してますので、順序がおかしい?
ご指摘ありがとうございます。
Episode3が本来の公開位置でしたので、
早急に修正いたしました。
一部、ネタバレになり、申し訳ありません。