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Episode.04
北の霊廟
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北の霊廟
建国の英雄と救国の聖女が眠る北の霊廟は、短い夏の間、夏至を挟む前後数ヶ月間だけ巡礼者が訪れる。
霊廟に一番近い宿場は徒歩で半日ほどの距離の、少し離れた平地にあった。そこは、巡礼者が訪れる期間だけ賑わう小さな町だ。
6人の幌馬車が到着したのは秋分の日も近い、木枯らしが吹き始めた頃。稼ぎの良かった一部の宿や飲食店は早々に今期の営業を終え、窓も扉も厚い戸板で閉じてしまっていた。
日没までにはまだ、かなりの時間があったが、6人は営業を続けていた小さな宿に部屋を取り、明日朝になってから霊廟へ向かうこととした。
前の宿まで、毎日変わる部屋にはしゃいでいたリョクが、ここでは静かに黙り込んでいる。
「王都へ帰るか?」
ディルが、リョクに尋ねた。
フリートをはじめ、他の4人は荷ほどきをしながら静かに、聞こえないふりをしている。
リョクは荷解きの手を止め、考える間を置いてから、ゆっくりと首を横に振った。
「……いつかは、来なきゃいけないと思っていた
だから、行く」
フリートがリョクとディルに近づき、リョクの頭をぐしゃぐしゃに撫で回すと、2人を一度に抱きしめる。
「皆がいるさ」
腕の中で、リョクが大きく首を縦に、何度もなんども振り続けた。
翌朝、宿で朝食を取ってから、6人は幌馬車で霊廟へ向かった。
荷台の中で、リョクとディルは手をつないだまま、黙って動かずに座っていた。女性らしく、いつもはおしゃべりなメリッサとメルナも、同様に黙り、荷台後方で流れる風景を眺めている。
いたたまれなくなったのか、マクシミリアンがフリートの横、御者席にやってきた。
参道になっているためだろう、宿場町から霊廟に向かう道は広くまっすぐで、整えられた石畳のおかげで幌馬車の振動もほとんどない。
目の前、不可侵の山々を背景に、白く巨大で荘厳な霊廟が、徐々に大きく見えてくる。
「霊廟は、大理石で造られているそうですね」
ふいに、マクシミリアンが言った。それに、フリートが、皆に聞こえるよう、大きめの声で答える。
「最初は花崗岩で造られた小さな庵だったそうだ
3代目国王の時代、国が安定してきたのを機に、白大理石で霊廟の建築を始め、5代国王の時代に完成
竜王が聖女を葬るにあたって新たに増築し、参道まで整えられた
昨夜泊まった所は、建築整備に携わった人々のための宿舎などが、そのまま期間限定の宿場町になった
学園で習わなかったか?」
「私は、家柄、立場上、家族から知らされていますし
以前に一度だけ、夏至直前に訪れたことがあります
しかし、学園で習った記憶はありません」
そうなのか、と、残念そうにフリートが言った。
霊廟の正門手前には、誰もが使える馬車を停める広場と馬を預かる馬小屋があった。
最盛期には旅の馬車で埋まるであろう広場には、時期外れのためか、自分たち以外の馬車は影も形もない。馬小屋にも巡礼者の馬はおらず、暇を持て余した番人がひとり、自分の馬の世話をしていただけだ。
その番人に広場と馬小屋の利用料を払い、馬を預け、6人は霊廟へ向かった。
床も壁も天井も、全体が分厚い白大理石で造られた廟は荘厳で美しいが、ありとあらゆる熱を奪い、生き物を凍えさせるような、冷気が漂っている気がした。
「真夏なら、涼しくて良いのかもしれないけれど」
霊廟に入ってすぐの広間の中央、巨大な建国の英雄像を見上げながらメリッサがつぶやいた。
皆が像を見上げる中、リョクだけが下を向いている。
「聖女の像は、ないのですね」
「竜王と学園長が交互にダメ出しをしまくっている、という噂だ」
マクシミリアンの疑問に、引率の先生状態のフリートが答える。
それを聞いて、リョクが消え入りそうな声で言った。
「そんなもの、いらないのに」
それから、建国の英雄の像の横を通り抜け、救国の聖女が眠る、奥の廟へ向かう。
廟へ続く通路は途中から大理石の色が微妙に変わり、そこから先が増設された区画だと一目でわかる。
色の変わり目で一瞬、足を止めたリョクの手をディルが引いて、4人の後ろを付いていった。
天井近くの明り取りの窓から秋の日差しが注ぎ込む。その光を壁が反射して、全体がキラキラと輝く純白の丸いドーム型の部屋。中には何も置かれておらず、平らな床だけとなっている。
部屋の一番奥の床の中央近くに一箇所だけ、床の色が違う場所がある。ヒトの体格よりやや大きい、横長で四角く、氷のような青大理石がはめ込まれている場所。
近づいてよく見ると、青大理石には名前と日付が刻み込まれている。
それは、聖女の名と、没年月日。
ディルの、リョクと繋いだ手に、わずかに力が入る。が、意外にも、その手は震えておらず、リョクは落ち着いた表情で少し離れたところで立ち尽くしていた。
二階建ての小屋程度の面積の、青大理石に近づかずに6人が立つには丁度よい狭さの、何もない空間。そこに大きな棺や彫像を置くのではなく、床にはめ込んだ板の下に棺が安置されているという風景は、リョクの持つ廟のイメージとはかけ離れていたのが、却って彼を冷静にさせてくれたのかもしれない。リョクが取り乱さなかったことに、皆が胸をなで下ろしていた。
この部屋の壁には、よく見るとレリーフがあしらわれている。磨かれたその凹凸に太陽光が反射することによって、部屋中が輝いて見えるのだ。
輝く、様々な雪の結晶模様のレリーフ。
それは、彼らが受け取ったプレートの柄と形も大きさもよく似通っていた。
自然と、全員が3枚のプレートと同じ柄のレリーフを探し始める。
デフォルメされてるとはいえ、無限にある柄の中から同じものを探すのには、それなりに時間がかかった。
「あ」
リョクの小さな声に、全員が集まる。
青大理石の左側に全く同じ大きさで、プレートと同柄のレリーフが3つ並んでいる。
比べるため、透明なプレートを同じ柄のレリーフの上の置こうとしたマクシミリアンの手を、リョクが掴んで止めた。
ウォォォォン
同時に、狼の遠吠えが響いた。
廟のドームで共鳴した声に、全員が両耳を塞いで座り込む。
残響が収まると、真っ先に立ち上がったフリートが周囲をうかがう。
見ると、廟の入口から、純白の、ヒトの大人くらいの体格の狼が、よろめきながら入ってきた。
全員を背後へかばい、フリートが一歩前へ出る。
狩りがうまくいかずに山から下りてきた、と判断したフリートは、その疲れ弱った様子に、驚きながらも、警戒は緩めず、剣の柄に手をかけた。
「フェンリル?」
不意に皆の後ろから、フラフラとリョクが前に出る。
「また、会いに来てくれたんだ」
制止しようとしたディルの横を通り抜け、リョクの伸ばした腕の中に白狼が倒れこんだ。彼はそのまま、白狼を強く抱きしめる。
リョクの行動に呆気に取られたディルらの後ろで、メリッサが叫んだ。
「ソイツは」
「黙れ!」
先刻の遠吠えのような白狼の怒声に、メリッサが凍りつく。
「ワタシを封じ、愛し仔を遠くまで連れ出して……
焦っているのかい?」
リョクに抱きとめられ、回復したのだろう。先ほどまでとは全く違い、力強く立ち上がった白狼が、メリッサを睨みつけた。
ジリジリとひとり皆から離れ、後にさがる彼女にむかって、白狼が、フェンリルが吠えた。
ブリザードを声と同時に吐き出し、叩きつける。
メリッサが走りだそうとした姿勢のまま凍りついた。が、すぐに氷にヒビが入り、全身の表面が音を立て崩れ落ちる。彼女の外側を覆っていた魔力が砕け落ち、中から全く別の姿が浮かび上がった。
天井に届くような長身、緑がかった長い黒髪、尖った耳、羊のような片方の欠けた白金の角、頬に翠の鱗のある黒い肌、同じ鱗に覆われた手には鋭く尖った翡翠色の爪。
全員が見知った、ヒトとは姿の違う男性、魔法学園学園長であり、竜王の末弟が、そこに立っていた。
建国の英雄と救国の聖女が眠る北の霊廟は、短い夏の間、夏至を挟む前後数ヶ月間だけ巡礼者が訪れる。
霊廟に一番近い宿場は徒歩で半日ほどの距離の、少し離れた平地にあった。そこは、巡礼者が訪れる期間だけ賑わう小さな町だ。
6人の幌馬車が到着したのは秋分の日も近い、木枯らしが吹き始めた頃。稼ぎの良かった一部の宿や飲食店は早々に今期の営業を終え、窓も扉も厚い戸板で閉じてしまっていた。
日没までにはまだ、かなりの時間があったが、6人は営業を続けていた小さな宿に部屋を取り、明日朝になってから霊廟へ向かうこととした。
前の宿まで、毎日変わる部屋にはしゃいでいたリョクが、ここでは静かに黙り込んでいる。
「王都へ帰るか?」
ディルが、リョクに尋ねた。
フリートをはじめ、他の4人は荷ほどきをしながら静かに、聞こえないふりをしている。
リョクは荷解きの手を止め、考える間を置いてから、ゆっくりと首を横に振った。
「……いつかは、来なきゃいけないと思っていた
だから、行く」
フリートがリョクとディルに近づき、リョクの頭をぐしゃぐしゃに撫で回すと、2人を一度に抱きしめる。
「皆がいるさ」
腕の中で、リョクが大きく首を縦に、何度もなんども振り続けた。
翌朝、宿で朝食を取ってから、6人は幌馬車で霊廟へ向かった。
荷台の中で、リョクとディルは手をつないだまま、黙って動かずに座っていた。女性らしく、いつもはおしゃべりなメリッサとメルナも、同様に黙り、荷台後方で流れる風景を眺めている。
いたたまれなくなったのか、マクシミリアンがフリートの横、御者席にやってきた。
参道になっているためだろう、宿場町から霊廟に向かう道は広くまっすぐで、整えられた石畳のおかげで幌馬車の振動もほとんどない。
目の前、不可侵の山々を背景に、白く巨大で荘厳な霊廟が、徐々に大きく見えてくる。
「霊廟は、大理石で造られているそうですね」
ふいに、マクシミリアンが言った。それに、フリートが、皆に聞こえるよう、大きめの声で答える。
「最初は花崗岩で造られた小さな庵だったそうだ
3代目国王の時代、国が安定してきたのを機に、白大理石で霊廟の建築を始め、5代国王の時代に完成
竜王が聖女を葬るにあたって新たに増築し、参道まで整えられた
昨夜泊まった所は、建築整備に携わった人々のための宿舎などが、そのまま期間限定の宿場町になった
学園で習わなかったか?」
「私は、家柄、立場上、家族から知らされていますし
以前に一度だけ、夏至直前に訪れたことがあります
しかし、学園で習った記憶はありません」
そうなのか、と、残念そうにフリートが言った。
霊廟の正門手前には、誰もが使える馬車を停める広場と馬を預かる馬小屋があった。
最盛期には旅の馬車で埋まるであろう広場には、時期外れのためか、自分たち以外の馬車は影も形もない。馬小屋にも巡礼者の馬はおらず、暇を持て余した番人がひとり、自分の馬の世話をしていただけだ。
その番人に広場と馬小屋の利用料を払い、馬を預け、6人は霊廟へ向かった。
床も壁も天井も、全体が分厚い白大理石で造られた廟は荘厳で美しいが、ありとあらゆる熱を奪い、生き物を凍えさせるような、冷気が漂っている気がした。
「真夏なら、涼しくて良いのかもしれないけれど」
霊廟に入ってすぐの広間の中央、巨大な建国の英雄像を見上げながらメリッサがつぶやいた。
皆が像を見上げる中、リョクだけが下を向いている。
「聖女の像は、ないのですね」
「竜王と学園長が交互にダメ出しをしまくっている、という噂だ」
マクシミリアンの疑問に、引率の先生状態のフリートが答える。
それを聞いて、リョクが消え入りそうな声で言った。
「そんなもの、いらないのに」
それから、建国の英雄の像の横を通り抜け、救国の聖女が眠る、奥の廟へ向かう。
廟へ続く通路は途中から大理石の色が微妙に変わり、そこから先が増設された区画だと一目でわかる。
色の変わり目で一瞬、足を止めたリョクの手をディルが引いて、4人の後ろを付いていった。
天井近くの明り取りの窓から秋の日差しが注ぎ込む。その光を壁が反射して、全体がキラキラと輝く純白の丸いドーム型の部屋。中には何も置かれておらず、平らな床だけとなっている。
部屋の一番奥の床の中央近くに一箇所だけ、床の色が違う場所がある。ヒトの体格よりやや大きい、横長で四角く、氷のような青大理石がはめ込まれている場所。
近づいてよく見ると、青大理石には名前と日付が刻み込まれている。
それは、聖女の名と、没年月日。
ディルの、リョクと繋いだ手に、わずかに力が入る。が、意外にも、その手は震えておらず、リョクは落ち着いた表情で少し離れたところで立ち尽くしていた。
二階建ての小屋程度の面積の、青大理石に近づかずに6人が立つには丁度よい狭さの、何もない空間。そこに大きな棺や彫像を置くのではなく、床にはめ込んだ板の下に棺が安置されているという風景は、リョクの持つ廟のイメージとはかけ離れていたのが、却って彼を冷静にさせてくれたのかもしれない。リョクが取り乱さなかったことに、皆が胸をなで下ろしていた。
この部屋の壁には、よく見るとレリーフがあしらわれている。磨かれたその凹凸に太陽光が反射することによって、部屋中が輝いて見えるのだ。
輝く、様々な雪の結晶模様のレリーフ。
それは、彼らが受け取ったプレートの柄と形も大きさもよく似通っていた。
自然と、全員が3枚のプレートと同じ柄のレリーフを探し始める。
デフォルメされてるとはいえ、無限にある柄の中から同じものを探すのには、それなりに時間がかかった。
「あ」
リョクの小さな声に、全員が集まる。
青大理石の左側に全く同じ大きさで、プレートと同柄のレリーフが3つ並んでいる。
比べるため、透明なプレートを同じ柄のレリーフの上の置こうとしたマクシミリアンの手を、リョクが掴んで止めた。
ウォォォォン
同時に、狼の遠吠えが響いた。
廟のドームで共鳴した声に、全員が両耳を塞いで座り込む。
残響が収まると、真っ先に立ち上がったフリートが周囲をうかがう。
見ると、廟の入口から、純白の、ヒトの大人くらいの体格の狼が、よろめきながら入ってきた。
全員を背後へかばい、フリートが一歩前へ出る。
狩りがうまくいかずに山から下りてきた、と判断したフリートは、その疲れ弱った様子に、驚きながらも、警戒は緩めず、剣の柄に手をかけた。
「フェンリル?」
不意に皆の後ろから、フラフラとリョクが前に出る。
「また、会いに来てくれたんだ」
制止しようとしたディルの横を通り抜け、リョクの伸ばした腕の中に白狼が倒れこんだ。彼はそのまま、白狼を強く抱きしめる。
リョクの行動に呆気に取られたディルらの後ろで、メリッサが叫んだ。
「ソイツは」
「黙れ!」
先刻の遠吠えのような白狼の怒声に、メリッサが凍りつく。
「ワタシを封じ、愛し仔を遠くまで連れ出して……
焦っているのかい?」
リョクに抱きとめられ、回復したのだろう。先ほどまでとは全く違い、力強く立ち上がった白狼が、メリッサを睨みつけた。
ジリジリとひとり皆から離れ、後にさがる彼女にむかって、白狼が、フェンリルが吠えた。
ブリザードを声と同時に吐き出し、叩きつける。
メリッサが走りだそうとした姿勢のまま凍りついた。が、すぐに氷にヒビが入り、全身の表面が音を立て崩れ落ちる。彼女の外側を覆っていた魔力が砕け落ち、中から全く別の姿が浮かび上がった。
天井に届くような長身、緑がかった長い黒髪、尖った耳、羊のような片方の欠けた白金の角、頬に翠の鱗のある黒い肌、同じ鱗に覆われた手には鋭く尖った翡翠色の爪。
全員が見知った、ヒトとは姿の違う男性、魔法学園学園長であり、竜王の末弟が、そこに立っていた。
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