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ウインティア王国編
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お父様とお母様が帰国した。
私とレイが攫われた報告に2人は隠すことなく怒りを現したが、レックスの処分やイエガー公爵の潔い行動に残留を飲んでくれた。
まあ、結果私もレイも無事だったからね。
アランの怪我はその頃には治っていたし、アランは男の子だから多少の傷は別に気にしないんだって。
そして、婚約の挨拶に来たルフィにお父様は渋い顔をしていたが、お母様は目に涙を浮かべて私を抱きしめてくれた。
「あら?エリーが少し柔らかくなっているわ」
少しなの?私頑張ったんだよ?
お母様の一言で私の中で胸の育成は継続が決まった。
「そうなんだ!エリーは柔らかくていい匂いがするんだ!」
ルフィ親の前で何を言うんだ!
お父様泣きそうな顔になっているわ!
お母様生暖かい目で見るのはやめて!
両親が帰国した次の日には正式に私とルフィの婚約が結ばれた。
すぐに国中に私とルフィの婚約の発表と同時に、結婚式も私たちが卒業してすぐに行われる事も発表された。
婚約式は夏期休暇前に行われる。
あと一ヶ月もないのに、すべて王家が手配してくれているそうだ。
王家の力恐るべし。
婚約が結ばれた日の夜、第二回女子会が開かれた。
メンバーは、私、レイ、お母様、お祖母様の4人だ。
細かく話を聞き出そうとするお母様とお祖母様。
助け舟を出してくれたレイにも矛先が向きアランとどこまで進んでいるのかと、しつこく聞かれたレイは、まだ清い身体だと打ち明けた。
だが!ギリギリの所までは許していると照れながら言っていた。
マジ?いつの間に?
キスぐらいはとっくに済ませていると思っていたけれど・・・ギリギリですと?そんなところまで・・・アランも男だったのね。
もちろん私もレイも前世ではキスの経験すらないことはお互いに知っている。
いやいや羨ましくなんてないよ?
私は結婚するまでは綺麗な身体でいたいもの。
そこからはお母様の独壇場だった。
両親の伽のことを聞くことになるなんて・・・勘弁して欲しい。
私もレイも前世の記憶があるから、今世の令嬢達よりも知識はあるはずなんだけれど赤裸々に語られる教育という名のお母様の伽の内容に、私もレイも恥ずかしいけれども興味はあるわけで、最後まで聞いてしまった。
あの見た目アランそっくりな優しいお父様がとても凄いことは分かったわ。
朝食の席でお父様を見た私とレイの挙動不審な動きに何かを察知したお父様が赤面している姿をアランだけが首を傾げて見ていた。
今日から学園にはルフィの婚約者として登校する。そのため王家の馬車でルフィが迎えに来てくれた。
朝からルフィの口の端が上がっているわ!
馬車は私とルフィが乗る王家の馬車と、アランとレイが乗るウォルシュ家の馬車2台での登校だ。
朝から私を膝の上に乗せ抱きしめてくるルフィ。
はいはい、レイを膝に乗せるアランを羨ましそうに見ていたもんね。
大きな身体で無表情なくせに意外と子供っぽいのよね。
可愛くて抱きしめ返しちゃうわ。
ギャップ萌えってこういう事ね!・・・たぶん。
念願が叶ったルフィの機嫌は絶好調に良いみたい。
だっていつも以上に口の端の上がっているもの。
本当ルフィって可愛いよね。
ルフィに手を引かれて馬車から降りると、周りからたくさんの祝福の言葉が飛んできた。
少し照れくさいけれどみんなに認められたようで自然と笑顔になってしまう。
ありがとうございますとお礼を言ってルフィを見上げると、また眉間に皺が入っている。
なんでだ?
ルフィの手が私の腰に回されると引き寄せられ、そのまま歩き出すルフィに「どうしたの?みんな祝福してくれたよ」と聞いてみた。
「兄上は独占欲が強いですからね。エリー嬢に視線が集まることにヤキモチ妬いたんですよ」
後ろから声をかけてきたのはゾル様。
振り返ると、グレイとザックからも「「婚約おめでとうございます」」と言ってもらえた。
またハモっているわ。
「今日もお弁当作ってきたからね。天気もいいし、いつものテラスでいいよね?」
「「ありがとうございます!」」
マジで凄いわねこの2人のハモリ!
こっそり練習でもしているのかしら?
2人にお礼を言ってから彼らと別れた。
そしていつの間にか加わったガルも一緒に教室に入った。
もちろんガルからも祝福の言葉を貰ったわよ。
教室に入ってからもクラスメートのみんなから祝福の言葉をもらった。
同じクラスでも話す機会の少ない彼ら彼女らからの祝福が本当に嬉しい。
ここでも笑顔でお礼を言った。
突然ルフィが私を抱き寄せ、ガルが前に出ると可憐な声が聞こえた。
どうしたの?
「おはようございますルフラン殿下。お隣にいるウォルシュ嬢と婚約されたと噂になっておりますが「噂ではない。エリーと正式に婚約した。婚約届も既に提出済みだ」
セルティ嬢の言葉に被せるようにルフィが訂正したけどいいの?失礼だよね?
前にアランから話が通じない人だとは聞いていたから、名前と顔だけは知っていたけれど、同じクラスだったなんてね。まったく気づかなかったわ。
確かに綺麗な人ね。
彼女もルフィが好きなのね。
あれ?彼女のあの目、もしかして私見下されている?
アランとレイまで私の隣に来たけど、彼女を警戒しているとか?
みんなどうしたの?
クラスメート達の様子もおかしいよね?
教室内の雰囲気が変わった気がするよ?
「エリー気にしなくていい」
そう言ってルフィが私の額にキスしてきた。
クラスメートの女の子たちの悲鳴で教室内が一気に騒がしくなった。
やめて~バカップルだと思われるでしょ!
みんな見ているのに!
「エリーは今日も可愛いな」
耳元でルフィの低音ボイスで甘く囁かれると胸がキュッてなるんだからね!みんなのいる場所では本当にやめてよ~
「予鈴はとっくに鳴ったぞ全員席に着け」
担任の声で私も席に着いたけれど、ルフィのせいできっと顔が赤くなっているわ!
わざとね!
ルフィの口の端が上がっているもの!
私とレイが攫われた報告に2人は隠すことなく怒りを現したが、レックスの処分やイエガー公爵の潔い行動に残留を飲んでくれた。
まあ、結果私もレイも無事だったからね。
アランの怪我はその頃には治っていたし、アランは男の子だから多少の傷は別に気にしないんだって。
そして、婚約の挨拶に来たルフィにお父様は渋い顔をしていたが、お母様は目に涙を浮かべて私を抱きしめてくれた。
「あら?エリーが少し柔らかくなっているわ」
少しなの?私頑張ったんだよ?
お母様の一言で私の中で胸の育成は継続が決まった。
「そうなんだ!エリーは柔らかくていい匂いがするんだ!」
ルフィ親の前で何を言うんだ!
お父様泣きそうな顔になっているわ!
お母様生暖かい目で見るのはやめて!
両親が帰国した次の日には正式に私とルフィの婚約が結ばれた。
すぐに国中に私とルフィの婚約の発表と同時に、結婚式も私たちが卒業してすぐに行われる事も発表された。
婚約式は夏期休暇前に行われる。
あと一ヶ月もないのに、すべて王家が手配してくれているそうだ。
王家の力恐るべし。
婚約が結ばれた日の夜、第二回女子会が開かれた。
メンバーは、私、レイ、お母様、お祖母様の4人だ。
細かく話を聞き出そうとするお母様とお祖母様。
助け舟を出してくれたレイにも矛先が向きアランとどこまで進んでいるのかと、しつこく聞かれたレイは、まだ清い身体だと打ち明けた。
だが!ギリギリの所までは許していると照れながら言っていた。
マジ?いつの間に?
キスぐらいはとっくに済ませていると思っていたけれど・・・ギリギリですと?そんなところまで・・・アランも男だったのね。
もちろん私もレイも前世ではキスの経験すらないことはお互いに知っている。
いやいや羨ましくなんてないよ?
私は結婚するまでは綺麗な身体でいたいもの。
そこからはお母様の独壇場だった。
両親の伽のことを聞くことになるなんて・・・勘弁して欲しい。
私もレイも前世の記憶があるから、今世の令嬢達よりも知識はあるはずなんだけれど赤裸々に語られる教育という名のお母様の伽の内容に、私もレイも恥ずかしいけれども興味はあるわけで、最後まで聞いてしまった。
あの見た目アランそっくりな優しいお父様がとても凄いことは分かったわ。
朝食の席でお父様を見た私とレイの挙動不審な動きに何かを察知したお父様が赤面している姿をアランだけが首を傾げて見ていた。
今日から学園にはルフィの婚約者として登校する。そのため王家の馬車でルフィが迎えに来てくれた。
朝からルフィの口の端が上がっているわ!
馬車は私とルフィが乗る王家の馬車と、アランとレイが乗るウォルシュ家の馬車2台での登校だ。
朝から私を膝の上に乗せ抱きしめてくるルフィ。
はいはい、レイを膝に乗せるアランを羨ましそうに見ていたもんね。
大きな身体で無表情なくせに意外と子供っぽいのよね。
可愛くて抱きしめ返しちゃうわ。
ギャップ萌えってこういう事ね!・・・たぶん。
念願が叶ったルフィの機嫌は絶好調に良いみたい。
だっていつも以上に口の端の上がっているもの。
本当ルフィって可愛いよね。
ルフィに手を引かれて馬車から降りると、周りからたくさんの祝福の言葉が飛んできた。
少し照れくさいけれどみんなに認められたようで自然と笑顔になってしまう。
ありがとうございますとお礼を言ってルフィを見上げると、また眉間に皺が入っている。
なんでだ?
ルフィの手が私の腰に回されると引き寄せられ、そのまま歩き出すルフィに「どうしたの?みんな祝福してくれたよ」と聞いてみた。
「兄上は独占欲が強いですからね。エリー嬢に視線が集まることにヤキモチ妬いたんですよ」
後ろから声をかけてきたのはゾル様。
振り返ると、グレイとザックからも「「婚約おめでとうございます」」と言ってもらえた。
またハモっているわ。
「今日もお弁当作ってきたからね。天気もいいし、いつものテラスでいいよね?」
「「ありがとうございます!」」
マジで凄いわねこの2人のハモリ!
こっそり練習でもしているのかしら?
2人にお礼を言ってから彼らと別れた。
そしていつの間にか加わったガルも一緒に教室に入った。
もちろんガルからも祝福の言葉を貰ったわよ。
教室に入ってからもクラスメートのみんなから祝福の言葉をもらった。
同じクラスでも話す機会の少ない彼ら彼女らからの祝福が本当に嬉しい。
ここでも笑顔でお礼を言った。
突然ルフィが私を抱き寄せ、ガルが前に出ると可憐な声が聞こえた。
どうしたの?
「おはようございますルフラン殿下。お隣にいるウォルシュ嬢と婚約されたと噂になっておりますが「噂ではない。エリーと正式に婚約した。婚約届も既に提出済みだ」
セルティ嬢の言葉に被せるようにルフィが訂正したけどいいの?失礼だよね?
前にアランから話が通じない人だとは聞いていたから、名前と顔だけは知っていたけれど、同じクラスだったなんてね。まったく気づかなかったわ。
確かに綺麗な人ね。
彼女もルフィが好きなのね。
あれ?彼女のあの目、もしかして私見下されている?
アランとレイまで私の隣に来たけど、彼女を警戒しているとか?
みんなどうしたの?
クラスメート達の様子もおかしいよね?
教室内の雰囲気が変わった気がするよ?
「エリー気にしなくていい」
そう言ってルフィが私の額にキスしてきた。
クラスメートの女の子たちの悲鳴で教室内が一気に騒がしくなった。
やめて~バカップルだと思われるでしょ!
みんな見ているのに!
「エリーは今日も可愛いな」
耳元でルフィの低音ボイスで甘く囁かれると胸がキュッてなるんだからね!みんなのいる場所では本当にやめてよ~
「予鈴はとっくに鳴ったぞ全員席に着け」
担任の声で私も席に着いたけれど、ルフィのせいできっと顔が赤くなっているわ!
わざとね!
ルフィの口の端が上がっているもの!
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