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何なんだよ!
この忙しさは!

生徒会の引き継ぎは口頭で教えてはくれず、実践で覚える事だった。
学園内だけで、この忙しさなんだぞ?
兄上とレオンを尊敬する。
毎日、生徒会の仕事を終わった後は、王城で執務までやっているなんて凄すぎるだろ?

兄上は今まで仕事に関しては愚痴をこぼした事がなかったな。
出来て当たり前だなんて凄いプレッシャーだっただろう。


俺は甘すぎる。
自分に甘すぎる。
自分が恥ずかしくなった。
こんな俺のこと誰も認めてくれない。
このままじゃダメだ!
父上も母上も兄上も何も言わなかった。
もしかしたら、気づくまで待っていてくれたのかもしれない。
俺は変わらないとダメだ!


この日から真剣に取り組むようになった。
兄上達がいる間に学ぶべき事は学ぼうと思う。
もちろんライアンとダンゼルも一緒だ!


ティア~俺を癒してくれ

今日のティアも可愛かった!

最近のティアは、マリー嬢やベル嬢以外の生徒達とも笑顔で話をしているのをよく見かけるようになった。

前まで遠巻きに見ていた生徒も、公爵家の権威を振りかざすこともなく、誰にでも身分に関係なく接する、朗らかで優しいティアを知って近づきやすくなったのだろう。

遠い存在だった彼女が近い存在になると、ただでさえ綺麗で可愛いティアの魅力に男女関係なく惹かれるのは仕方のない事だろ。

少し寂しいが、毎日ティアが楽しく過ごせているなら喜ぶべきなんだろうな。

でも、邪な気持ちで近づく不埒な奴は人睨みしてやると去って行く。
当然だ!
ティアを狙う奴なんて認める訳にはいかない!

中には良い奴もいるのは分かってるんだよ!
その中に真剣にティアに思いを寄せているヤツがいることも気づいている。
だが、誰だろうと渡さない!
渡せない!

ティア俺を選んで・・・


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