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「ルイ様、おはようございます」

はぅ!
朝からティアの笑顔が眩しすぎるだろ!



それに!
今日の服装は町娘をイメージした質素なワンピースに見せかけているど、服装変えたぐらいじゃ駄目じゃないか!
全然ティアの美貌は隠せてない!

狙われる!
ちょっとでも離れたら連れ攫われる!
どうするんだよ!
    ・
    ・
    ・
!!手を繋げばいいじゃないか!!

そうだよな?今日は世間でいうデートってやつだもんな!

テンション上がる~

朝食が済み次第出発だ~!






なんで?
なんでなんだ?
赤髪と、緑髪がティアの手を引いて案内してるんだけど!

ティアが喜んでるのはいいんだ!可愛いから!
はしゃいでるティアも可愛い!

でも、なんでなんだよ!

「2人とも毎年家族で避暑に来てるんだってさ」
「案内は任せてって言ってたしな」
「俺は聞いてないぞ!」
「いや朝食の時言ってたじゃん」
「ティアリーゼ嬢のことガン見してたもんな」

ガン見って、そりゃ目の前にティアがいたら見つめてしまうのは当たり前だろ?

「もうちょっと、周りの話も聞けよ」

確かに、聞き逃したばっかりに手繋ぎデートの予定を逃したのか・・・

ま、今日は仕方ないな。あんなに喜んでるんだもんな。


「それより3人ともすっげー注目集めてるな」
「可愛いもんなベルベリット嬢」
「それを言うならマリー嬢だってかなりの美人だぜ」

はあ?

「ティアが1番可愛いくて、美人じゃないか!」

「もうそれでいいから、3人から目を離さないようにしようぜ」
「そうだな。さすが公爵家だよ。護衛が結構な数ついてるよ」

それには気づいてたけど近くにいるのは俺たちだし、何かあってもティアは俺が守るぜ!




王都に戻ったらデートに誘ってみるか?
もちろん、2人きりで!
誘っても嫌がられないだろうか?
結構アピールしてんだけどなぁ














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