とあるロボット少年と世代達

ロボットの世代達

その超超超巨大ビルに何人も何人も挑んだが、たどり着いたのか挫折したのかは定かではない。
そのビルの最上階屋上で男が一人佇んでいる。
その場所ははるか彼方下方に１つの国が眺めることが出来る、成層圏にある最上階。
屋上の床には、よく見ると、長い年月を経ただろうと言うような傷、なにかが墜落したようなクレーターの後
その規格外な巨大な屋上にポツリとある、下に行く床に吸い込まれる様に梯子が降りている。
妙にそこだけ存在感があるように見えた。
男は何か独り言をしゃべっている。何をしゃべっているのか、そもそも独り言なのかそれはわからない。何故か悲しそうだった。
そして次の挑戦者を待ち続ける。