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9 仕事仲間とは仲良くしよう 前
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夜。
やっと依頼主のホテルオーナーと会える時間になった。
オレは一人で、神経質そうな支配人に案内されて、オーナーの部屋へと向かう。
ここからは仕事なので、スーツ着用だ。似合わない自覚はある。
オーナーの部屋はホテルの本館の七階。
ホテルのパンフレットでは貸し会議場があったフロアーだ。
当然ながら客には公開されていない場所なので、パンフレットには載っていなかった。
客室側から行こうとするとちょっと入り組んだ場所にあるが、客が迷い込まないように考えて作られているのだろう。
どうせ従業員出入り口側からなら、直通エレベーターとか秘密の扉とかあるんだろうな。
オーナールームが不便なはずがない。
支配人はひときわ目立つチャコールグレーの扉の前で立ち止まると、それをノックした。
指先まで整えられた、神経質そうなノックだ。
『Owner Room』と書かれた金色のプレートが付いている。
なんか、この時点で厭味ったらしい雰囲気が滲み出てるな。日本人なら日本語で書け。金プレートってなんだよ?
ここまでの廊下も、悪趣味な絨毯が敷き詰められたし。
なんだったんだよ、あの趣味の悪い色と柄は。
客室側は当然ながらそれなりのデザイナーが選んだものなんだろうけど、こちらは客は入ってこないので内装にオーナーの趣味が出てるんだろう。
なんというか、全体的に成金趣味だ。
「誰だ?」
扉の中から野太い声が聞こえる。
「支配人の長瀬です」
支配人が声をかけると、その声に反応するように中から扉が開けられた。
部屋に通されると、中には複数の男がいた。
空気がよどんでて重い。
華やかさなんて欠片もない。
調度品は豪華だが、全体的なイメージが統一されてないせいで個性を殺し合って安っぽく見える。これなら事務的な雰囲気の安家具の方がマシだ。
一番奥の机にはデップリとした、いかにも物語の小悪党っぽい風貌の男。
老人と呼ぶにはちょっと早いくらいの見た目だ。六十歳前後くらいだろう。顔色も悪くて、一目見て不摂生とか運動不足という単語が思い浮かぶ。
仕立ての良いスーツを着て高級そうな家具に囲まれているが、その男の存在が台無しにしている。
これがオーナーだな。
あとは扉を開けてオレたちを中に通した男と、その仲間っぽいのが三人で合計四人。
いかにもボディーガードですという感じの、腕っぷしに自信がありそうな連中で、オレに厳しい視線を向けている。
縮み上がりそうな視線だ。何がとは言わないが。
何でこんなガキが呼ばれたんだって、思っているんだろう。
当然だ。
スーツを着ていてもオレが若い事と、チャラく見える真っ白な髪は隠せない。髪の毛を脱色して粋がっているクソガキに見えているはずだ。
髪を黒に染めればもう少し落ち着いて見えるんだろうが、残念ながら染めても三日と持たないんだよ。
「白石様をお連れしました」
支配人は一礼してからそう告げると、早々にオーナーに了承を取って退室する。
残されたオレは、男たちに無言で見つめられ続けた。
なんだろう?この間は?
オレの方から挨拶するのを待ってるんだろうか?挨拶って苦手なんだよな。
「騒動処理人……通称プロセッサーの白石虎児だ。よろしく頼む」
『騒動処理人』というそのまんまの職業名も、『プロセッサー』という異名も、どちらも名乗るのは恥ずかしい。
だが、そう言わないと通じないから仕方ない。
あ、プロセッサーというのはコンピューター部品ではなく、処理業者という意味の方だ。
騒動処理人。
まあ、そのまんまだな。
トラブルが起こった時に、その始末をつけるために動く存在だ。
仕事内容はトラブルに関係した何でも屋だ。
オレはその騒動処理人を派遣する組織の一員だった。
……まあ、もっと詳しく言うと、オレのクソ親父がその組織のトップで、オレは家業を手伝い……というか半強制的に押し付けられてバイトでしている形になっている。
本業は真面目な美術系大学生なんだけどな。
押し付けられたときは、お前の気性の荒さを抑えるためのガス抜きだとか何とか言われたけど、オレの性質を利用するための方便だろう。
谷口が年下のクソガキのオレに対して敬語を使っているのも、それが原因だ。
雇い主の御子息……ってことに一応はなるから、オレも仕方なくそれを受け入れている。
「……若いのだな」
デップリとしたオーナーはジャガイモみたいな顔を歪めた。
若いというのは言われ慣れてる。仕事ではオレのことを知らないやつらは必ず言うしな。
オレの見た目は未成年の年齢相応だから、自分の命を預けるとなると不安になるんだろう。
「キャンセルするか?」
是非してくれ。頼むからしてくれ。
面倒なのは嫌いなんだ。
谷口を通して釘を刺されたから、オレの方からはキャンセルし難い状況なんだよ。
オレの発言を挑発と勘違いしたのか、周りにいるボディーガードたちの視線がさらに強まった。オレに恨みでもあるんだろうか?
「いや、問題ない……」
期待は裏切られ、ボディーガードたちの視線とは裏腹に、オーナーはオレを受け入れてしまった。
オーナーは机の上のグラスに入ったお茶だか酒だか油だか分からない濃い色の液体を飲み干し、またオレを見つめた。
問題ないならさっさと仕事の話に入って欲しいのだが、オーナーはオレを見つめたまま何か考え込んでいる。
何か悩んでる感じだな。オレの風貌を見て計画変更をしようか悩んでるのかな?
このまま見つめられてても気持ち悪いだけだな。
オレの方から切り出さないといけないのか。めんどくせぇ。口下手なんだぞ、オレは。
「それで、細かな仕事の話をしたいんだが……」
「それなのだがね。……護衛ではなく私の命を狙っているモノの正体を調べて欲しい」
ん?依頼内容の変更か。
そう思ってから、それもそうかと思いなおす。
このオーナーは依頼相手の二股をしていた。
今この部屋の中にいる自前のボディーガードと、あのキザ男がいれば護衛は事足りるのだろう。
余った戦力を別のことに割り当てたいと思っても不思議ではない。
キザ男は、まだどこの組織に所属しているのか分からないが、雰囲気からして護衛が本業だろう。
それに比べてこちらはトラブル絡みなら何でもやる何でも屋だ。
さらには、オレの若さから直接的に自分の命に係わる仕事をやらせるのは不安を感じたのだろう。
オレに別の仕事を押し付けたくなるのは仕方ないか。
そうだ、二股のルール違反を指摘したら、オーナーの方から謝罪とと共にキャンセルを引き出せないかな?
「君の本部の方には連絡を入れ、了承は得ている」
オレがルール違反を指摘しようとしたのを察したのか、オーナーは汗もかいていない額をハンカチで拭いつつ言った。
先手を打たれた。
まあ、谷口を通してオレにキャンセルするなと釘を刺してきたのだから、とっくに話しは通っていたのだろう。
鬱陶しいな。
「まあ、相手の正体を調べるのも広い意味では護衛になるし、普通の護衛任務でも簡単にはやることだから別にかまわないけどな。もちろんその『調べる』てのは、あんたの命を狙ってる人間の始末も含んでるんだろ?正体が分かってそれで終わりなら、オレみたいな人間には依頼しないよな?」
オーナーの顔色が見る見る悪くなっていく。
オレ、変なこと言ったか?
オーナーはまた汗もかいていない額をハンカチで拭った。
やっと依頼主のホテルオーナーと会える時間になった。
オレは一人で、神経質そうな支配人に案内されて、オーナーの部屋へと向かう。
ここからは仕事なので、スーツ着用だ。似合わない自覚はある。
オーナーの部屋はホテルの本館の七階。
ホテルのパンフレットでは貸し会議場があったフロアーだ。
当然ながら客には公開されていない場所なので、パンフレットには載っていなかった。
客室側から行こうとするとちょっと入り組んだ場所にあるが、客が迷い込まないように考えて作られているのだろう。
どうせ従業員出入り口側からなら、直通エレベーターとか秘密の扉とかあるんだろうな。
オーナールームが不便なはずがない。
支配人はひときわ目立つチャコールグレーの扉の前で立ち止まると、それをノックした。
指先まで整えられた、神経質そうなノックだ。
『Owner Room』と書かれた金色のプレートが付いている。
なんか、この時点で厭味ったらしい雰囲気が滲み出てるな。日本人なら日本語で書け。金プレートってなんだよ?
ここまでの廊下も、悪趣味な絨毯が敷き詰められたし。
なんだったんだよ、あの趣味の悪い色と柄は。
客室側は当然ながらそれなりのデザイナーが選んだものなんだろうけど、こちらは客は入ってこないので内装にオーナーの趣味が出てるんだろう。
なんというか、全体的に成金趣味だ。
「誰だ?」
扉の中から野太い声が聞こえる。
「支配人の長瀬です」
支配人が声をかけると、その声に反応するように中から扉が開けられた。
部屋に通されると、中には複数の男がいた。
空気がよどんでて重い。
華やかさなんて欠片もない。
調度品は豪華だが、全体的なイメージが統一されてないせいで個性を殺し合って安っぽく見える。これなら事務的な雰囲気の安家具の方がマシだ。
一番奥の机にはデップリとした、いかにも物語の小悪党っぽい風貌の男。
老人と呼ぶにはちょっと早いくらいの見た目だ。六十歳前後くらいだろう。顔色も悪くて、一目見て不摂生とか運動不足という単語が思い浮かぶ。
仕立ての良いスーツを着て高級そうな家具に囲まれているが、その男の存在が台無しにしている。
これがオーナーだな。
あとは扉を開けてオレたちを中に通した男と、その仲間っぽいのが三人で合計四人。
いかにもボディーガードですという感じの、腕っぷしに自信がありそうな連中で、オレに厳しい視線を向けている。
縮み上がりそうな視線だ。何がとは言わないが。
何でこんなガキが呼ばれたんだって、思っているんだろう。
当然だ。
スーツを着ていてもオレが若い事と、チャラく見える真っ白な髪は隠せない。髪の毛を脱色して粋がっているクソガキに見えているはずだ。
髪を黒に染めればもう少し落ち着いて見えるんだろうが、残念ながら染めても三日と持たないんだよ。
「白石様をお連れしました」
支配人は一礼してからそう告げると、早々にオーナーに了承を取って退室する。
残されたオレは、男たちに無言で見つめられ続けた。
なんだろう?この間は?
オレの方から挨拶するのを待ってるんだろうか?挨拶って苦手なんだよな。
「騒動処理人……通称プロセッサーの白石虎児だ。よろしく頼む」
『騒動処理人』というそのまんまの職業名も、『プロセッサー』という異名も、どちらも名乗るのは恥ずかしい。
だが、そう言わないと通じないから仕方ない。
あ、プロセッサーというのはコンピューター部品ではなく、処理業者という意味の方だ。
騒動処理人。
まあ、そのまんまだな。
トラブルが起こった時に、その始末をつけるために動く存在だ。
仕事内容はトラブルに関係した何でも屋だ。
オレはその騒動処理人を派遣する組織の一員だった。
……まあ、もっと詳しく言うと、オレのクソ親父がその組織のトップで、オレは家業を手伝い……というか半強制的に押し付けられてバイトでしている形になっている。
本業は真面目な美術系大学生なんだけどな。
押し付けられたときは、お前の気性の荒さを抑えるためのガス抜きだとか何とか言われたけど、オレの性質を利用するための方便だろう。
谷口が年下のクソガキのオレに対して敬語を使っているのも、それが原因だ。
雇い主の御子息……ってことに一応はなるから、オレも仕方なくそれを受け入れている。
「……若いのだな」
デップリとしたオーナーはジャガイモみたいな顔を歪めた。
若いというのは言われ慣れてる。仕事ではオレのことを知らないやつらは必ず言うしな。
オレの見た目は未成年の年齢相応だから、自分の命を預けるとなると不安になるんだろう。
「キャンセルするか?」
是非してくれ。頼むからしてくれ。
面倒なのは嫌いなんだ。
谷口を通して釘を刺されたから、オレの方からはキャンセルし難い状況なんだよ。
オレの発言を挑発と勘違いしたのか、周りにいるボディーガードたちの視線がさらに強まった。オレに恨みでもあるんだろうか?
「いや、問題ない……」
期待は裏切られ、ボディーガードたちの視線とは裏腹に、オーナーはオレを受け入れてしまった。
オーナーは机の上のグラスに入ったお茶だか酒だか油だか分からない濃い色の液体を飲み干し、またオレを見つめた。
問題ないならさっさと仕事の話に入って欲しいのだが、オーナーはオレを見つめたまま何か考え込んでいる。
何か悩んでる感じだな。オレの風貌を見て計画変更をしようか悩んでるのかな?
このまま見つめられてても気持ち悪いだけだな。
オレの方から切り出さないといけないのか。めんどくせぇ。口下手なんだぞ、オレは。
「それで、細かな仕事の話をしたいんだが……」
「それなのだがね。……護衛ではなく私の命を狙っているモノの正体を調べて欲しい」
ん?依頼内容の変更か。
そう思ってから、それもそうかと思いなおす。
このオーナーは依頼相手の二股をしていた。
今この部屋の中にいる自前のボディーガードと、あのキザ男がいれば護衛は事足りるのだろう。
余った戦力を別のことに割り当てたいと思っても不思議ではない。
キザ男は、まだどこの組織に所属しているのか分からないが、雰囲気からして護衛が本業だろう。
それに比べてこちらはトラブル絡みなら何でもやる何でも屋だ。
さらには、オレの若さから直接的に自分の命に係わる仕事をやらせるのは不安を感じたのだろう。
オレに別の仕事を押し付けたくなるのは仕方ないか。
そうだ、二股のルール違反を指摘したら、オーナーの方から謝罪とと共にキャンセルを引き出せないかな?
「君の本部の方には連絡を入れ、了承は得ている」
オレがルール違反を指摘しようとしたのを察したのか、オーナーは汗もかいていない額をハンカチで拭いつつ言った。
先手を打たれた。
まあ、谷口を通してオレにキャンセルするなと釘を刺してきたのだから、とっくに話しは通っていたのだろう。
鬱陶しいな。
「まあ、相手の正体を調べるのも広い意味では護衛になるし、普通の護衛任務でも簡単にはやることだから別にかまわないけどな。もちろんその『調べる』てのは、あんたの命を狙ってる人間の始末も含んでるんだろ?正体が分かってそれで終わりなら、オレみたいな人間には依頼しないよな?」
オーナーの顔色が見る見る悪くなっていく。
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