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閑話
閑話 幸せ
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城塞迷宮の戦いから二カ月が経過していた。
ここはネレウス王国のヴィルドシュヴァイン侯領。
ペルデュ王国との国境を監視するために作られた、砦の街だ。
他国との国境に面しているにもかかわらず穏やかな場所で、砦の街と言うよりは街道の宿場街のような雰囲気があった。
その性質上、兵士も多く滞在しているが、仕事は住人や通過する者たち相手の取り締まりばかりだ。
たまに魔獣の相手をすることもあるが、それすら少ない。
本当に平和な街だった。
この領の領主はメルクリオ・ゲルト侯爵。
他国では貴族はその姓に領の名前を使っていることが多いが、ネレウス王国は姓に親の名を頂く。先代領主のゲルトは剣聖と言われ、この領地を最初に女王から賜った人物だった。
ここが平和なのも、その先代領主が多くの戦果を残した人物だからということもあるだろう。
ここを襲ったり大きな事件を起こせば、まだ健在な剣聖ゲルトが復讐に来る。
そんな風に思われ、抑止力となっているのだった。
だが、現領主のメルクリオも平凡な人物という訳ではない。
彼は剣聖という暴力の権化のような存在の息子でありながら、陰謀、謀略などの頭脳に偏った人物だった。
前領主の剣聖の噂も、抑止のためにわざと彼が流していると考えられている。
彼は剣の腕は十人並以下ながら、その知能は高く政治に長けていた。
認知されているだけでも数十人……それ以上いると言われている剣聖の子供たちの中から、七男という立場で後継を勝ち取ったのは伊達ではない。
腹黒侯爵、陰謀侯爵、冷血侯爵などと呼ばれ、彼もまた恐れられている人物だった。
そんな侯爵たちが治め長い平和を保っていた侯爵領の兵士たちだが、戦う仕事が少ないからと言っても決して弱いわけではない。
先代の時は剣聖を慕う者たちが集まり、王国内最強と言われるほどだった。
現在も表と裏、ありとあらゆる手段を講じて集められた兵士たちが極限まで鍛えられていた。
たとえ平和な時代が終わり、他国が攻め込んできても国境を守り切るだろう。
そんな街に、最近一人の女兵士が雇われた。
元々は他国で騎士をやっていた、訳ありの女だ。
彼女は諸事情により家族を失い、偶然知り合った侯爵令嬢の妹に保護された。
侯爵令嬢の妹……という回りくどい言い方になるのは、侯爵令嬢が養女だからだ。メルクリオ侯爵は独身を通し、子を為すことは無かった。けっしてモテない訳ではないが、父親の放蕩ぶりの影響で女性不信になったらしい。男色家という噂もある。
そのため、剣聖の弟子であり次期剣聖と言われている娘を養女にしたのだった。
養女は元々は騎士爵令嬢であり、妹は今もその地位にある。
その養女の妹の伝手で、女兵士は侯爵家の兵士となった。
彼女の名はイヴ。
家名はすでに没落したとして名乗らなかった。
正当な騎士の教育を受けていたらしく、並の男性兵士たちよりも強く、そして知識もあった。
彼女は妹を連れていた。
妹の名はリリィ。
家族を失った騒動の時に強い衝撃を受け、それまでの記憶を失っていた。
しかし失われたのは今まで生活をしていた記憶だけであり、それまでに学んだ知識は残っていた。
騎士家の令嬢であった頃の知識を生かし、リリィは子供に基礎的な勉学を教える学校の教師になった。
「イヴお姉様!!」
一人の妙齢の女性が、エプロンドレスを翻しながら花畑の中を駆けてくる。
それを待ち構えているのは、簡素な革鎧を着た女兵士だ。
彼女たちがイヴとリリィだった。
「こらこら。子供たちを放って来てはダメだろう」
満面の笑みを浮かべて駆け寄ってくるリリィに、イヴもまた笑顔で答えた。
駆け寄る勢いそのままに、リリィはイヴに抱き着いた。
ひしと抱き合い、互いの暖かさを感じる姉妹。
「どうされたのですか、お姉様?」
「巡回警備の途中に顔を見に寄っただけだ。すぐに戻るよ。リリィも子供たちに絵本を読んであげていたんだろう?みんな呆れた顔で見てるよ?」
イヴが柔らかな髪を撫でると、リリィは軽くイヴの胸に顔を埋めてから周囲を見渡した。
周囲には小さな子供たちが集まり、抱き合っている二人を笑みを浮かべて見上げていた。
リリィはこの花畑に、学校の子供たちを連れて来ていた。授業中だが、天気がいいので外で絵本の読み聞かせをすることにしたのだ。
「せんせー、いつも仲いいよね!」
「おねえさんのこと、好きすぎー」
「けっこんすればいいのに」
子供たちは口々に揶揄う。
姉妹の仲の良さは有名だ。
だがけっして、二人だけの世界に生きているわけではない。
ちゃんと広く交流を持ち、多くの人へも親愛の情を向けていた。
リリィは子供たちを通してその親とも仲良くしている。
他の教師たちとの関係も良好だ。
最近は気になる男性もできていた。
イヴもまた、採用されたばかりで慣れない仕事に忙しくしていたが、他の兵士たちと仲良くしている。
けっして妹中心ではなく、この街で根を張るために様々な人と交流していた。
イヴは、この街に来てすぐにリリィと話し合った。
この街で生き抜くために、自分たちの世界だけに閉じこもっていてはいけないと。
できるだけ広い世界を見て様々な人と関係を作り、二人で世界を広げていこう、そして二人で幸せになろうと。
イヴとリリィ。
彼女たちの以前の名前は、イヴリンとアイリーン。
ペルデュ王国のアマダン伯領所属の瑠璃唐草騎士団の騎士だった。
アイリーンが若くして騎士団長であり、イヴリンが第一の側近だった。
以前の彼女たちは悪意に満ちた貴族社会で生きていた。
伯爵令嬢でもあったアイリーンは虚勢に虚勢を重ね、イヴリンはそれを支えた。
薄氷を踏むような、危うい生き方だった。
いつしかアイリーンは同名の主人公が活躍する物語に没頭した。
その物語が史実を基にしていたからだろうか、彼女は自分自身と主人公を重ねた。きっと自分も活躍して、誰からも称賛される人間になれるのだと、思い込んだ。
そうしなければ、彼女の心は簡単に壊れていただろう。
自分自身が主人公だと思うことで、アイリーンは自分の心を守っていたのだ。
だから、イヴリンもその考えを肯定し、協力した。
何よりも失いたくない彼女のために、イヴリン自身も主人公を支える人間だと思い込もうとした。
だが、たった二人ではできることも少ない。
わずかな失敗を補おうと……補って余りある功績を作ろうとする度に、失敗が重なっていく。
自然と隙も多くなり、そこを他国の密偵に付け込まれた。
結果は、破滅。
城塞迷宮でアイリーンは瑠璃唐草騎士団に入り込んでいた密偵に刺されて命を落としかけた。
その時、イヴリンは後悔した。二度と同じことを繰り返してはいけないと思った。
アイリーンは命を落としかけたことで記憶を失っている。
二人ですべてを捨てて誰も知らない土地に亡命した。
何もかも失ったが、五体満足で生きている。最初からやり直すことはできる。
だからこそ、イヴリンは二度と同じことを繰り返さないように、多くの人と繋がりを作って信頼できる人間を増やすことにしたのだった。
アイリーンも事情は覚えていないものの、イヴリンとの話し合いで感じ入るものがあったのか素直に従ってくれた。
今では、アイリーンの方が社交的なほどだ。
本来の彼女は夢見がちなところはあるが、とても可憐で人好きのする性格をしていたのだ。
物語が好きな、普通の女性だった。
「お姉様!今日の夕食は腕を振るいますので、楽しみにしてくださいね!」
アイリーン……リリィは満面の笑みをイヴリン……イヴに向ける。
心からの笑み。アイリーンであった頃は浮かべたことのない屈託のない表情だった。
「ああ、リリィ、楽しみにしてるよ!」
イヴもまた、優しく笑う。
それを見つめているのは、本心から二人を好いてくれている子供たち。
もしこの場に他の知り合いがいても、同じように優しく見守ってくれることだろう。
わずかな時間ながら、他人との間に積み上げてきたものの暖かさがあった。
リリィはエプロンドレスの裾をひらめかせながら、花畑の中の子供たちと共に駆け戻っていく。
まぶしく感じるほど、その姿は輝いていた。
時々振り返り、手を振るリリィにイヴは手を振り返す。
幸せ過ぎる今が続くことを、イヴはそっと祈った。
ここはネレウス王国のヴィルドシュヴァイン侯領。
ペルデュ王国との国境を監視するために作られた、砦の街だ。
他国との国境に面しているにもかかわらず穏やかな場所で、砦の街と言うよりは街道の宿場街のような雰囲気があった。
その性質上、兵士も多く滞在しているが、仕事は住人や通過する者たち相手の取り締まりばかりだ。
たまに魔獣の相手をすることもあるが、それすら少ない。
本当に平和な街だった。
この領の領主はメルクリオ・ゲルト侯爵。
他国では貴族はその姓に領の名前を使っていることが多いが、ネレウス王国は姓に親の名を頂く。先代領主のゲルトは剣聖と言われ、この領地を最初に女王から賜った人物だった。
ここが平和なのも、その先代領主が多くの戦果を残した人物だからということもあるだろう。
ここを襲ったり大きな事件を起こせば、まだ健在な剣聖ゲルトが復讐に来る。
そんな風に思われ、抑止力となっているのだった。
だが、現領主のメルクリオも平凡な人物という訳ではない。
彼は剣聖という暴力の権化のような存在の息子でありながら、陰謀、謀略などの頭脳に偏った人物だった。
前領主の剣聖の噂も、抑止のためにわざと彼が流していると考えられている。
彼は剣の腕は十人並以下ながら、その知能は高く政治に長けていた。
認知されているだけでも数十人……それ以上いると言われている剣聖の子供たちの中から、七男という立場で後継を勝ち取ったのは伊達ではない。
腹黒侯爵、陰謀侯爵、冷血侯爵などと呼ばれ、彼もまた恐れられている人物だった。
そんな侯爵たちが治め長い平和を保っていた侯爵領の兵士たちだが、戦う仕事が少ないからと言っても決して弱いわけではない。
先代の時は剣聖を慕う者たちが集まり、王国内最強と言われるほどだった。
現在も表と裏、ありとあらゆる手段を講じて集められた兵士たちが極限まで鍛えられていた。
たとえ平和な時代が終わり、他国が攻め込んできても国境を守り切るだろう。
そんな街に、最近一人の女兵士が雇われた。
元々は他国で騎士をやっていた、訳ありの女だ。
彼女は諸事情により家族を失い、偶然知り合った侯爵令嬢の妹に保護された。
侯爵令嬢の妹……という回りくどい言い方になるのは、侯爵令嬢が養女だからだ。メルクリオ侯爵は独身を通し、子を為すことは無かった。けっしてモテない訳ではないが、父親の放蕩ぶりの影響で女性不信になったらしい。男色家という噂もある。
そのため、剣聖の弟子であり次期剣聖と言われている娘を養女にしたのだった。
養女は元々は騎士爵令嬢であり、妹は今もその地位にある。
その養女の妹の伝手で、女兵士は侯爵家の兵士となった。
彼女の名はイヴ。
家名はすでに没落したとして名乗らなかった。
正当な騎士の教育を受けていたらしく、並の男性兵士たちよりも強く、そして知識もあった。
彼女は妹を連れていた。
妹の名はリリィ。
家族を失った騒動の時に強い衝撃を受け、それまでの記憶を失っていた。
しかし失われたのは今まで生活をしていた記憶だけであり、それまでに学んだ知識は残っていた。
騎士家の令嬢であった頃の知識を生かし、リリィは子供に基礎的な勉学を教える学校の教師になった。
「イヴお姉様!!」
一人の妙齢の女性が、エプロンドレスを翻しながら花畑の中を駆けてくる。
それを待ち構えているのは、簡素な革鎧を着た女兵士だ。
彼女たちがイヴとリリィだった。
「こらこら。子供たちを放って来てはダメだろう」
満面の笑みを浮かべて駆け寄ってくるリリィに、イヴもまた笑顔で答えた。
駆け寄る勢いそのままに、リリィはイヴに抱き着いた。
ひしと抱き合い、互いの暖かさを感じる姉妹。
「どうされたのですか、お姉様?」
「巡回警備の途中に顔を見に寄っただけだ。すぐに戻るよ。リリィも子供たちに絵本を読んであげていたんだろう?みんな呆れた顔で見てるよ?」
イヴが柔らかな髪を撫でると、リリィは軽くイヴの胸に顔を埋めてから周囲を見渡した。
周囲には小さな子供たちが集まり、抱き合っている二人を笑みを浮かべて見上げていた。
リリィはこの花畑に、学校の子供たちを連れて来ていた。授業中だが、天気がいいので外で絵本の読み聞かせをすることにしたのだ。
「せんせー、いつも仲いいよね!」
「おねえさんのこと、好きすぎー」
「けっこんすればいいのに」
子供たちは口々に揶揄う。
姉妹の仲の良さは有名だ。
だがけっして、二人だけの世界に生きているわけではない。
ちゃんと広く交流を持ち、多くの人へも親愛の情を向けていた。
リリィは子供たちを通してその親とも仲良くしている。
他の教師たちとの関係も良好だ。
最近は気になる男性もできていた。
イヴもまた、採用されたばかりで慣れない仕事に忙しくしていたが、他の兵士たちと仲良くしている。
けっして妹中心ではなく、この街で根を張るために様々な人と交流していた。
イヴは、この街に来てすぐにリリィと話し合った。
この街で生き抜くために、自分たちの世界だけに閉じこもっていてはいけないと。
できるだけ広い世界を見て様々な人と関係を作り、二人で世界を広げていこう、そして二人で幸せになろうと。
イヴとリリィ。
彼女たちの以前の名前は、イヴリンとアイリーン。
ペルデュ王国のアマダン伯領所属の瑠璃唐草騎士団の騎士だった。
アイリーンが若くして騎士団長であり、イヴリンが第一の側近だった。
以前の彼女たちは悪意に満ちた貴族社会で生きていた。
伯爵令嬢でもあったアイリーンは虚勢に虚勢を重ね、イヴリンはそれを支えた。
薄氷を踏むような、危うい生き方だった。
いつしかアイリーンは同名の主人公が活躍する物語に没頭した。
その物語が史実を基にしていたからだろうか、彼女は自分自身と主人公を重ねた。きっと自分も活躍して、誰からも称賛される人間になれるのだと、思い込んだ。
そうしなければ、彼女の心は簡単に壊れていただろう。
自分自身が主人公だと思うことで、アイリーンは自分の心を守っていたのだ。
だから、イヴリンもその考えを肯定し、協力した。
何よりも失いたくない彼女のために、イヴリン自身も主人公を支える人間だと思い込もうとした。
だが、たった二人ではできることも少ない。
わずかな失敗を補おうと……補って余りある功績を作ろうとする度に、失敗が重なっていく。
自然と隙も多くなり、そこを他国の密偵に付け込まれた。
結果は、破滅。
城塞迷宮でアイリーンは瑠璃唐草騎士団に入り込んでいた密偵に刺されて命を落としかけた。
その時、イヴリンは後悔した。二度と同じことを繰り返してはいけないと思った。
アイリーンは命を落としかけたことで記憶を失っている。
二人ですべてを捨てて誰も知らない土地に亡命した。
何もかも失ったが、五体満足で生きている。最初からやり直すことはできる。
だからこそ、イヴリンは二度と同じことを繰り返さないように、多くの人と繋がりを作って信頼できる人間を増やすことにしたのだった。
アイリーンも事情は覚えていないものの、イヴリンとの話し合いで感じ入るものがあったのか素直に従ってくれた。
今では、アイリーンの方が社交的なほどだ。
本来の彼女は夢見がちなところはあるが、とても可憐で人好きのする性格をしていたのだ。
物語が好きな、普通の女性だった。
「お姉様!今日の夕食は腕を振るいますので、楽しみにしてくださいね!」
アイリーン……リリィは満面の笑みをイヴリン……イヴに向ける。
心からの笑み。アイリーンであった頃は浮かべたことのない屈託のない表情だった。
「ああ、リリィ、楽しみにしてるよ!」
イヴもまた、優しく笑う。
それを見つめているのは、本心から二人を好いてくれている子供たち。
もしこの場に他の知り合いがいても、同じように優しく見守ってくれることだろう。
わずかな時間ながら、他人との間に積み上げてきたものの暖かさがあった。
リリィはエプロンドレスの裾をひらめかせながら、花畑の中の子供たちと共に駆け戻っていく。
まぶしく感じるほど、その姿は輝いていた。
時々振り返り、手を振るリリィにイヴは手を振り返す。
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