35 / 54
篩編
第六話 新種
しおりを挟む
南大陸の探索は、一日では終わらなかった。
当然である。南大陸はオーストラリアの倍近くの面積があるのだ。そんなやたらと広い大地に、広範囲に渡ってバラバラに散らばって魔物が居るのである。移動だけでもそれなりに時間を食うのだから、一日で終わる筈がない。
「これは、この冬一杯の仕事になりそうだなぁ……」
「そうじゃのう。ま、冬は畑仕事が無いぶん暇じゃしな」
「そうだな。これが冬以外だったら大変だった」
そう言って、オベロンとノームは頷きあう。
オベロンとノームが魔物狩りを始めてから、一週間以上の時が流れた。
最初のバジリスククラスの大型の魔物は滅多に居なかったが、中々手強い魔物ばかりで、一日に二匹倒せれば上々、といった感じだった。
オベロンとノームのスペック的にはもう少し魔物を相手に出来るのだろうが、上位の魔物と戦うのは精神的に疲れるのだ。別に急ぐ仕事でもないので、無理せず倒していこうという事になり、このペースを保っていた。
オベロン達は再び精霊達に南大陸に連れて来てもらい、服を着替える。
最近では精霊達もオベロン達の運搬に慣れた様で、こちらに気を使った穏やかな飛行となっている。
「さて、今日はどっちに行くか……」
「数が多い方に行けばどうかの?」
気配を探り、魔物を見付ける。
今の所感知できる気配は五つだが、その内の二つが同じ場所に居た。
「んん? どうやら、争ってるらしいな……」
激しく動く気配に、首を傾げる。
「折角だし、そこに行ってみるか」
「そうじゃの」
魔物同士の争いは未だに見たことが無く、折角なので見物してみようと現場へ向かう。
空を飛び、向かった先は岩場で、そこに居たのは牛の頭部を持つ魔物と、茶色い毛皮で翼のある狼の様な魔物だった。
「あの牛頭の魔物は、ミノタウロスじゃの」
「そうだな。……あ、片腕を持って行かれた」
気配を断ち、岩場の陰から二者の戦いを覗く。
戦況は、どうやらサイクロプスが不利である様だった。狼に左腕を噛み千切られたのだ。
「けど、あの茶色の羽付き狼は何なのかな?」
「ふむ、何じゃろうな? どうやら、普通の魔物ではないみたいじゃの。気配が可笑しい」
二人して首を傾げて見つめるのは、羽付き狼だ。遠くから気配を探った時は魔物だと思ったのだが、実際に姿を見てみれば、どうにも気配が可笑しいのである。魔物であれば抱く嫌悪感や悪寒が無く、けれども魔物の心臓である魔石の存在を感じるのだ。
「うーん……、あ、終わった」
「む、やはり羽付き狼の勝ちじゃの」
眼下では勝負の決着がついたらしく、ミノタウロスの巨体は倒れ伏し、羽付き狼は警戒しながらもそれに近付き、ふんふんと匂いを嗅いでいる。
「やはり魔物らしく無いのう」
「魔物だったら、警戒せずがぶりと喰いに行くもんな」
魔物と言うより、ただの獣の様に見えた。
それを見守っていると、羽付き狼は何を思ったのか、一声遠吠えをしたのだ。
――オオーン!
そして、オベロン達はそれを見た。
――キャン!
――キャンキャン!
――キャフン!
「こ、子犬……?」
「あ、ありえん。魔物は子は産まんぞ!」
遠吠えの後、羽付き狼に近付く小さい生き物が居た。
それは、その羽付き狼をそのまま小さくしたような三匹の小さな羽付き狼だったのだ。
羽付き狼の子犬達はミノタウロスの匂いを嗅ぎ、そのまま勢いよく食べ始める。
「いや、待て。あの子犬の方は魔石の気配は無い」
「む、そうじゃの……。いや、しかし、それなら何故あの大きい方は魔石の気配がするんじゃ?」
不思議に思っていると、その理由は程なくして判明した。
それは、母親らしき羽付き狼もミノタウロスを食べ始めた時の事だった。母狼は身を減らしていくミノタウロスから魔石を見付け、それをそのまま、ぱくり、と飲み込んでしまったのだ。
「何と!」
「ちょ、食べたぞ!?」
唖然とするオベロン達だったが、その時、あまりの衝撃にうっかり気配を揺らしてしまい、羽付き狼達に気付かれてしまった。
――グルル……。
母狼は後ろに子狼を庇い、こちらに向かって唸る。
「どうするかの?」
「バレてしまっては仕方がない。ここから出よう」
そう言って、オベロンとノームは隠れていた岩陰から姿を現した。
そのオベロン達の姿を見て、母狼は少し戸惑ったような様子を見せた。それは、魔物では無い普通の動物がオベロン達妖精を始めて見た時に見せる様子に似ていた。
動物は精霊や妖精に対してあまり敵意を抱かないのだ。それは、恐らく本能的に自分達を積極的に害する存在では無く、尚且つ世界の運営に必要な存在であるのを感じているのだろう。
そんな母狼の反応を見て、オベロンとノームは羽付き狼が魔物では無いと確信した。
「どうやら、野生動物に分類される種の様じゃの」
「そうだな。けど、それにしては保有魔力量が多い様に感じるな。それに、魔石を食べた事も気になる」
オベロン達に興味深げに見つめられ、母狼は益々困惑した様子を見せ、とうとう唸るのをやめた。興味は有れど、害意が感じられなかった為だろう。
「王よ、こういう時こそ『鑑定』の出番ではないかのう?」
「あ、そうだな」
オベロンは、飛び掛かれる体制を改め、行儀よくお座りする母狼を『鑑定』してみた。
『 』
在来のオオカミ種が魔物を食べ続けて進化した新しい種族。
夏場は茶色、冬場は白い毛になる。
翼を持ち、自由に大地と空を駆けまわる。
オベロンは目を見開いた。
「名前が無い……。しかも、進化して全く新しい種族になってるぞ!」
「何!?」
オベロンの言葉に、ノームも目を剥く。
「これ、人類が滅んだ後に台頭してくる種族なんじゃないか?」
「そうじゃの……。そうかもしれん……」
実に興味深そうに羽付き狼達をガン見するオベロン達に、母狼は少し身を引く。
「しかも、狼に翼が生えてるとか……。『魔物』じゃないなら、『幻獣』って所か」
「あっ」
オベロンの呟きに、ノームがぎょっとして振り返る。
オベロンはそんなノームの様子に少し驚き、何をそんなに驚いているのかと首を傾げた。
その時だった。
羽付き狼達が強い光を放ったのだ。
「えっ、何だ!?」
「ああ……、迂闊じゃった……」
「え? ノーム、一体どうしたんだ?」
発光する羽付き狼達を眺めながら弱りきった顔をするノームに、オベロンは慌てる。
「王よ、今、何と言った」
「え? 何が?」
ノームの言葉に、オベロンは訳が分からず困惑する。
「あの羽付き狼を見て、『幻獣』と言ったな?」
「え、ああ、うん」
戸惑いながらも頷くオベロンに、ノームは弱り切った声で言う。
「王は、あれらに『名付け』をしてしまったのじゃ」
「『名付け』?」
そんな事を話している間に、羽付き狼達が放っていた光は落ち着き始め、再びその姿を現した。
発光前とあまり変わっていない様で、何だったんだ、と首を傾げるオベロンに、ノームはもう一度『鑑定』していみろ、と言った。
その言葉に従い、『鑑定』してみて、オベロンは目を剥いた。
『 』
種族:幻獣
妖精王オベロンを神とする狼の幻獣種。
夏場は茶色、冬場は白い毛になる。
翼を持ち、自由に大地と空を駆けまわる。
主に魔獣を食べ、大きな魔力量を保有する。魔石を食べるのは、魔力を補充する為である。
「な、な、な……」
「よく見てみろ。あの羽付き狼、少しだが様子が変わっておるぞ」
まさかの鑑定結果に、言葉を無くしていると、ノームがオベロンに羽付き狼をよく見てみる様に促した。
言われた通りに見てみれば、羽付き狼達の毛艶が良くなっている様に見え、更に体を巡る魔力の巡りが良くなっているように見えた。
そして、更に言うなら、羽付き狼達のオベロンを見る目が明らかに好意的なものになっている。
「ノ、ノーム、これは一体……」
「『名付け』の所為じゃ」
「いや、だから『名付け』って何?」
その質問に、ノームは困った様子で答えた。
曰く、オベロンがしてしまった『名付け』とは、新しい種族の種族名を命名してしまったのだという。
「本来、普通の妖精はそのような事は出来ん。もちろん、精霊も、人種もじゃ。しかし、王はこの世界では女神様に次ぐ力を持っておる。言うなれば、準神なんじゃ。それ程の力を持つ王ならば、新しい種族に種族名を与えることが出来る。種族名を与えられれば、その存在は世界に強く固定され、その身に宿る力の巡りが良くなり、強化される。よって、その種族は己に名を与えたものを、その種族は『神』と崇めるのじゃ」
ノームの説明に、オベロンは絶句する。
そして、ややあって、ゴクリ、と唾を飲み、言う。
「それって、もしかして、女神様がすべき案件だったんじゃ……」
「そうじゃの……」
力無く頷くノームに、オベロンは崩れ落ちた。
当然である。南大陸はオーストラリアの倍近くの面積があるのだ。そんなやたらと広い大地に、広範囲に渡ってバラバラに散らばって魔物が居るのである。移動だけでもそれなりに時間を食うのだから、一日で終わる筈がない。
「これは、この冬一杯の仕事になりそうだなぁ……」
「そうじゃのう。ま、冬は畑仕事が無いぶん暇じゃしな」
「そうだな。これが冬以外だったら大変だった」
そう言って、オベロンとノームは頷きあう。
オベロンとノームが魔物狩りを始めてから、一週間以上の時が流れた。
最初のバジリスククラスの大型の魔物は滅多に居なかったが、中々手強い魔物ばかりで、一日に二匹倒せれば上々、といった感じだった。
オベロンとノームのスペック的にはもう少し魔物を相手に出来るのだろうが、上位の魔物と戦うのは精神的に疲れるのだ。別に急ぐ仕事でもないので、無理せず倒していこうという事になり、このペースを保っていた。
オベロン達は再び精霊達に南大陸に連れて来てもらい、服を着替える。
最近では精霊達もオベロン達の運搬に慣れた様で、こちらに気を使った穏やかな飛行となっている。
「さて、今日はどっちに行くか……」
「数が多い方に行けばどうかの?」
気配を探り、魔物を見付ける。
今の所感知できる気配は五つだが、その内の二つが同じ場所に居た。
「んん? どうやら、争ってるらしいな……」
激しく動く気配に、首を傾げる。
「折角だし、そこに行ってみるか」
「そうじゃの」
魔物同士の争いは未だに見たことが無く、折角なので見物してみようと現場へ向かう。
空を飛び、向かった先は岩場で、そこに居たのは牛の頭部を持つ魔物と、茶色い毛皮で翼のある狼の様な魔物だった。
「あの牛頭の魔物は、ミノタウロスじゃの」
「そうだな。……あ、片腕を持って行かれた」
気配を断ち、岩場の陰から二者の戦いを覗く。
戦況は、どうやらサイクロプスが不利である様だった。狼に左腕を噛み千切られたのだ。
「けど、あの茶色の羽付き狼は何なのかな?」
「ふむ、何じゃろうな? どうやら、普通の魔物ではないみたいじゃの。気配が可笑しい」
二人して首を傾げて見つめるのは、羽付き狼だ。遠くから気配を探った時は魔物だと思ったのだが、実際に姿を見てみれば、どうにも気配が可笑しいのである。魔物であれば抱く嫌悪感や悪寒が無く、けれども魔物の心臓である魔石の存在を感じるのだ。
「うーん……、あ、終わった」
「む、やはり羽付き狼の勝ちじゃの」
眼下では勝負の決着がついたらしく、ミノタウロスの巨体は倒れ伏し、羽付き狼は警戒しながらもそれに近付き、ふんふんと匂いを嗅いでいる。
「やはり魔物らしく無いのう」
「魔物だったら、警戒せずがぶりと喰いに行くもんな」
魔物と言うより、ただの獣の様に見えた。
それを見守っていると、羽付き狼は何を思ったのか、一声遠吠えをしたのだ。
――オオーン!
そして、オベロン達はそれを見た。
――キャン!
――キャンキャン!
――キャフン!
「こ、子犬……?」
「あ、ありえん。魔物は子は産まんぞ!」
遠吠えの後、羽付き狼に近付く小さい生き物が居た。
それは、その羽付き狼をそのまま小さくしたような三匹の小さな羽付き狼だったのだ。
羽付き狼の子犬達はミノタウロスの匂いを嗅ぎ、そのまま勢いよく食べ始める。
「いや、待て。あの子犬の方は魔石の気配は無い」
「む、そうじゃの……。いや、しかし、それなら何故あの大きい方は魔石の気配がするんじゃ?」
不思議に思っていると、その理由は程なくして判明した。
それは、母親らしき羽付き狼もミノタウロスを食べ始めた時の事だった。母狼は身を減らしていくミノタウロスから魔石を見付け、それをそのまま、ぱくり、と飲み込んでしまったのだ。
「何と!」
「ちょ、食べたぞ!?」
唖然とするオベロン達だったが、その時、あまりの衝撃にうっかり気配を揺らしてしまい、羽付き狼達に気付かれてしまった。
――グルル……。
母狼は後ろに子狼を庇い、こちらに向かって唸る。
「どうするかの?」
「バレてしまっては仕方がない。ここから出よう」
そう言って、オベロンとノームは隠れていた岩陰から姿を現した。
そのオベロン達の姿を見て、母狼は少し戸惑ったような様子を見せた。それは、魔物では無い普通の動物がオベロン達妖精を始めて見た時に見せる様子に似ていた。
動物は精霊や妖精に対してあまり敵意を抱かないのだ。それは、恐らく本能的に自分達を積極的に害する存在では無く、尚且つ世界の運営に必要な存在であるのを感じているのだろう。
そんな母狼の反応を見て、オベロンとノームは羽付き狼が魔物では無いと確信した。
「どうやら、野生動物に分類される種の様じゃの」
「そうだな。けど、それにしては保有魔力量が多い様に感じるな。それに、魔石を食べた事も気になる」
オベロン達に興味深げに見つめられ、母狼は益々困惑した様子を見せ、とうとう唸るのをやめた。興味は有れど、害意が感じられなかった為だろう。
「王よ、こういう時こそ『鑑定』の出番ではないかのう?」
「あ、そうだな」
オベロンは、飛び掛かれる体制を改め、行儀よくお座りする母狼を『鑑定』してみた。
『 』
在来のオオカミ種が魔物を食べ続けて進化した新しい種族。
夏場は茶色、冬場は白い毛になる。
翼を持ち、自由に大地と空を駆けまわる。
オベロンは目を見開いた。
「名前が無い……。しかも、進化して全く新しい種族になってるぞ!」
「何!?」
オベロンの言葉に、ノームも目を剥く。
「これ、人類が滅んだ後に台頭してくる種族なんじゃないか?」
「そうじゃの……。そうかもしれん……」
実に興味深そうに羽付き狼達をガン見するオベロン達に、母狼は少し身を引く。
「しかも、狼に翼が生えてるとか……。『魔物』じゃないなら、『幻獣』って所か」
「あっ」
オベロンの呟きに、ノームがぎょっとして振り返る。
オベロンはそんなノームの様子に少し驚き、何をそんなに驚いているのかと首を傾げた。
その時だった。
羽付き狼達が強い光を放ったのだ。
「えっ、何だ!?」
「ああ……、迂闊じゃった……」
「え? ノーム、一体どうしたんだ?」
発光する羽付き狼達を眺めながら弱りきった顔をするノームに、オベロンは慌てる。
「王よ、今、何と言った」
「え? 何が?」
ノームの言葉に、オベロンは訳が分からず困惑する。
「あの羽付き狼を見て、『幻獣』と言ったな?」
「え、ああ、うん」
戸惑いながらも頷くオベロンに、ノームは弱り切った声で言う。
「王は、あれらに『名付け』をしてしまったのじゃ」
「『名付け』?」
そんな事を話している間に、羽付き狼達が放っていた光は落ち着き始め、再びその姿を現した。
発光前とあまり変わっていない様で、何だったんだ、と首を傾げるオベロンに、ノームはもう一度『鑑定』していみろ、と言った。
その言葉に従い、『鑑定』してみて、オベロンは目を剥いた。
『 』
種族:幻獣
妖精王オベロンを神とする狼の幻獣種。
夏場は茶色、冬場は白い毛になる。
翼を持ち、自由に大地と空を駆けまわる。
主に魔獣を食べ、大きな魔力量を保有する。魔石を食べるのは、魔力を補充する為である。
「な、な、な……」
「よく見てみろ。あの羽付き狼、少しだが様子が変わっておるぞ」
まさかの鑑定結果に、言葉を無くしていると、ノームがオベロンに羽付き狼をよく見てみる様に促した。
言われた通りに見てみれば、羽付き狼達の毛艶が良くなっている様に見え、更に体を巡る魔力の巡りが良くなっているように見えた。
そして、更に言うなら、羽付き狼達のオベロンを見る目が明らかに好意的なものになっている。
「ノ、ノーム、これは一体……」
「『名付け』の所為じゃ」
「いや、だから『名付け』って何?」
その質問に、ノームは困った様子で答えた。
曰く、オベロンがしてしまった『名付け』とは、新しい種族の種族名を命名してしまったのだという。
「本来、普通の妖精はそのような事は出来ん。もちろん、精霊も、人種もじゃ。しかし、王はこの世界では女神様に次ぐ力を持っておる。言うなれば、準神なんじゃ。それ程の力を持つ王ならば、新しい種族に種族名を与えることが出来る。種族名を与えられれば、その存在は世界に強く固定され、その身に宿る力の巡りが良くなり、強化される。よって、その種族は己に名を与えたものを、その種族は『神』と崇めるのじゃ」
ノームの説明に、オベロンは絶句する。
そして、ややあって、ゴクリ、と唾を飲み、言う。
「それって、もしかして、女神様がすべき案件だったんじゃ……」
「そうじゃの……」
力無く頷くノームに、オベロンは崩れ落ちた。
2
お気に入りに追加
852
あなたにおすすめの小説
神に同情された転生者物語
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。
すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情された異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。
悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。
公爵家長男はゴミスキルだったので廃嫡後冒険者になる(美味しいモノが狩れるなら文句はない)
音爽(ネソウ)
ファンタジー
記憶持ち転生者は元定食屋の息子。
魔法ありファンタジー異世界に転生した。彼は将軍を父に持つエリートの公爵家の嫡男に生まれかわる。
だが授かった職業スキルが「パンツもぐもぐ」という謎ゴミスキルだった。そんな彼に聖騎士の弟以外家族は冷たい。
見習い騎士にさえなれそうもない長男レオニードは廃嫡後は冒険者として生き抜く決意をする。
「ゴミスキルでも美味しい物を狩れれば満足だ」そんな彼は前世の料理で敵味方の胃袋を掴んで魅了しまくるグルメギャグ。
異世界召喚失敗から始まるぶらり旅〜自由気ままにしてたら大変なことになった〜
ei_sainome
ファンタジー
クラスメイト全員が異世界に召喚されてしまった!
謁見の間に通され、王様たちから我が国を救って欲しい云々言われるお約束が…始まらない。
教室内が光ったと思えば、気づけば地下に閉じ込められていて、そこには誰もいなかった。
勝手に召喚されたあげく、誰も事情を知らない。未知の世界で、自分たちの力だけでどうやって生きていけというのか。
元の世界に帰るための方法を探し求めて各地を放浪する旅に出るが、似たように見えて全く異なる生態や人の価値観と文化の差に苦悩する。
力を持っていても順応できるかは話が別だった。
クラスメイトたちにはそれぞれ抱える内面や事情もあり…新たな世界で心身共に表面化していく。
※ご注意※
初投稿、試作、マイペース進行となります。
作品名は今後改題する可能性があります。
世界観だけプロットがあり、話の方向性はその場で決まります。
旅に出るまで(序章)がすごく長いです。
他サイトでも同作を投稿しています。
更新頻度は1〜3日程度を目標にしています。
転生したら妖精や精霊を統べる「妖精霊神王」だったが、暇なので幼女になって旅に出ます‼︎
月華
ファンタジー
21歳、普通の会社員として過ごしていた「狐風 空音」(こふう そらね)は、暴走したトラックにひかれそうになっていた子供を庇い死亡した。 次に目を覚ますとものすごい美形の男性がこちらを見、微笑んでいた。「初めまして、空音。 私はギレンフイート。全ての神々の王だ。 君の魂はとても綺麗なんだ。もし…君が良いなら、私の娘として生まれ変わってくれないだろうか?」えっ⁉︎この人の娘⁉︎ なんか楽しそう。優しそうだし…よしっ!「神様が良いなら私を娘として生まれ変わらせてください。」「‼︎! ほんとっ!やった‼︎ ありがとう。これから宜しくね。私の愛娘、ソルフイー。」ソルフィーって何だろう? あれ? なんか眠たくなってきた…? 「安心してお眠り。次に目を覚ますと、もう私の娘だからね。」「は、い…」
数年後…無事に父様(神様)の娘として転生した私。今の名前は「ソルフイー」。家族や他の神々に溺愛されたりして、平和に暮らしてたんだけど…今悩みがあります!それは…暇!暇なの‼︎ 暇すぎて辛い…………………という訳で下界に降りて幼女になって冒険しに行きます‼︎!
これはチートな幼女になったソルフイーが下界で色々とやらかしながらも、周りに溺愛されたりして楽しく歩んでいく物語。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お久しぶりです。月華です。初めての長編となります!誤字があったり色々と間違えたりするかもしれませんがよろしくお願いします。 1週間ずつ更新していけたらなと思っています!
神の手違い転生。悪と理不尽と運命を無双します!
yoshikazu
ファンタジー
橘 涼太。高校1年生。突然の交通事故で命を落としてしまう。
しかしそれは神のミスによるものだった。
神は橘 涼太の魂を神界に呼び謝罪する。その時、神は橘 涼太を気に入ってしまう。
そして橘 涼太に提案をする。
『魔法と剣の世界に転生してみないか?』と。
橘 涼太は快く承諾して記憶を消されて転生先へと旅立ちミハエルとなる。
しかし神は転生先のステータスの平均設定を勘違いして気付いた時には100倍の設定になっていた。
さらにミハエルは〈光の加護〉を受けておりステータスが合わせて1000倍になりスキルも数と質がパワーアップしていたのだ。
これは神の手違いでミハエルがとてつもないステータスとスキルを提げて世の中の悪と理不尽と運命に立ち向かう物語である。
辺境伯令嬢に転生しました。
織田智子
ファンタジー
ある世界の管理者(神)を名乗る人(?)の願いを叶えるために転生しました。
アラフィフ?日本人女性が赤ちゃんからやり直し。
書き直したものですが、中身がどんどん変わっていってる状態です。
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
異世界転生したら何でも出来る天才だった。
桂木 鏡夜
ファンタジー
高校入学早々に大型トラックに跳ねられ死ぬが気がつけば自分は3歳の可愛いらしい幼児に転生していた。
だが等本人は前世で特に興味がある事もなく、それは異世界に来ても同じだった。
そんな主人公アルスが何故俺が異世界?と自分の存在意義を見いだせずにいるが、10歳になり必ず受けなければならない学校の入学テストで思わぬ自分の才能に気づくのであった。
===========================
始めから強い設定ですが、徐々に強くなっていく感じになっております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる