32 / 54
篩編
第三話 南大陸
しおりを挟む
オベロンは南大陸に行く事にしたが、さて、そこで困った。
南大陸が何処に在るのか分からないのである。
それもまあ、仕方のない事ではある。世界地図を見せられて、ここに行けと言われても、空を飛べたとして、目視出来ない場所に在る地にどうやって行けと言うのか。
「精霊に連れて行ってもらったらどうじゃ」
ノームの言葉にその手があったか、と手を叩き、精霊にお願いする事にした。
「それじゃあ、精霊達。よろしく頼むよ」
精霊達は喜んでオベロンを運んでくれた。しかし、少々張り切り過ぎて錐揉み運転となってしまい、オベロンは南大陸に着く頃にはすっかり参ってしまっていた。
「精霊共! そこへ並べぇい‼」
一緒について来たノームは酔いこそしなかったが、軽く目が回ったらしく、激怒して精霊達を叱り飛ばしていた。
「まったく、浮かれおって! そうやって感情に走って王の様子に気付けないから、お前達を王のお傍に置けないんじゃ!」
どうにも精霊は感情に素直で、今回の様に周りが見えなくなる事があるらしい。オベロンは今回の事で精霊にものを頼むときは、気を付けなければならないと学んだ。
「ノーム、もうその辺で。精霊達も、今度から気を付けてくれ」
「む、そうじゃの。時間が無くなってしまう」
長々と説教が続きそうな気配を察知し、オベロンはノームを止め、可視化した精霊達は申し訳なさそうにオベロンに謝罪した。
ノームは気を取り直し、オベロンに向き直る。
「それで、王よ。何処へ行くんじゃ」
「うーん、そうだね。まず、右手の方の気配の方が近いから、そこへ行ってみようか。……と、その前に、服をどうにかしよう。暑い」
「そうじゃのう。南大陸は島とは季節が逆じゃの」
南大陸はオベロン達が住んでいる島とは逆の季節で、夏だったのだ。
二人はコートや厚手の服を脱ぎ、オベロンのアイテムボックスの中に入っていた薄手の服に着替えた。
そうして人心地がついた後、改めて見渡した南大陸の大地は、見事に何もなかった。
乾いた砂色の大地に風が吹き、ひび割れた大地から砂を攫う。
移動のために、今度は自分の力で空を飛び、上空から様子を見てみれば、薄く緑が残っている所もあるのだが、ほぼ砂色の乾いた世界だった。
「虫くらいなら居るかもしれんが、人や動物は無理じゃな。これでは魔物しか生きられん」
ノームも眉を顰め、乾いた大地を見下ろす。
「取り合えず、あの気配が濃い付近まで行ってみよう」
そう言って、少しばかり寒気がするような気配のする場所へ飛んでいく。
それの正体はすぐに分かった。それは、とても大きな魔物だったのだ。
「何とまあ、呆れた大きさのバジリスクじゃのう……」
ノームが言った様に、それは恐ろしく巨大なバジリスクだった。全長は三十メートルはありそうで、その身は呆れる程太い。
バジリスクはこちらに気付いていないらしく、呑気に寝ている。オベロンは折角なので鑑定をしてみた。
『バジリスク』
蛇型の魔物。
猛毒を持つ蛇の王。その視線には対象物を石化する効果がある。
イタチと雄鶏が天敵。イタチはその匂いで、雄鶏はその鳴き声によって死に至るダメージを負う。
「イタチか雄鶏を連れて来れば良かった……」
しかし、居ないものは仕方がない。視線が厄介なので、早々に決着をつけるべきだろう。
上空からだと丸見えなので、一度地上に降り、遮蔽物の陰へ隠れる。
バジリスクはこちらに気付いた様子は無く、未だ深く眠っている様だった。
「魔物は力が強くなると気配に疎くなるからのう……」
そして、力が弱く、小物になる程気配に敏感になるのだという。
「それじゃあ、ちょっとやってみるから、ノームはそこに隠れてて」
「ふむ。大丈夫かの?」
「大丈夫、いける、いける」
そう言ってアイテムボックスから取り出したのは、大型の密封容器に入った瞬間接着剤である。そして、『見習い錬金術師の腕輪』を取り出し、更に幾つかの材料を取り出した。
「よし。<<コピー錬金>>」
オベロンの言葉に反応し、腕輪と接着剤、そして材料が淡く光り、材料がみるみるうちに姿を変えていく。
ゲーム内での錬金術師はイベントアイテムや武器、防具などはコピーできないが、その材料となるアイテムならコピーしたいアイテムを所持していれば、下級アイテムを使って『コピー錬金』が出来るのだ。
そして、オベロンもまたそのコピー錬金を利用して、瞬間接着剤を新たに六つ作り上げたのだった。
元となったオリジナルの瞬間接着剤をしまい、新たに作った方の瞬間接着剤を風の魔法で持ち上げた。
「よし、行け!」
それをバジリスクの眼前まで飛ばし、そこで破裂させた。
――シャァァァ!?
突然の破裂音に驚き、バジリスクは目を覚ましたが、瞬間接着剤により目が開かず、混乱して体を大きくうねらせる。
それなりに距離を取っていたオベロン達だったが、その様子を見て冷や汗が出た。
「何とまあ……」
「でかい、な……」
尾で叩けば岩盤を割り、うねらせたその身で大地を削る。
三十メートル級の大蛇の大暴れは、圧巻だった。
いつまでも見物している訳にもいかないので、オベロンは『緑の王笏』を取り出し、仕上げにかかる。
「<<森の王が命ずる。目覚めよ、我が兵達よ>>」
力を籠めた言葉が鍵となり、能力が発動する。
空気が震え、大地からひょこりと植物の芽吹いた。
その芽は異常な速さで成長し、どんどん大きくなっていく。
「<<その力を持ちて、我が前の狼藉者を捕らえよ>>」
それは、『妖精王オベロン』と『緑の王笏』の力であり、オベロンが最初に島を緑化したそれと似たものだった。
しかし、過去のそれとは明確に違う部分もあった。
伸び続ける植物達には、明確な攻撃性があったのだ。
「<<―緑の牢獄―>>」
――シャァァァァッ!?
植物はバジリスクに巻き付き、万力の力で締め上げる。
バジリスクは突然の攻撃に身をひねって逃れようとするが、沢山の植物が次から次へと伸びてきて、その身に巻き付き、埋め尽くす。
最終的にバジリスクの姿は植物に埋め尽くされて見えなくなり、バジリスクが暴れる度に揺れていた大地もまた、静かになった。
そして、ポツリ、と白い小さな花が咲いた。
それを皮切りに、赤、青、黄色、オレンジ、といった様々な色の花が咲き乱れ、花弁が風にさらわれていく。
それは、とても美しい光景だった。
「なんともまあ……、えげつないのう……」
そして、とても恐ろしい光景だった。
「あの植物は、バジリスクを養分に花を咲かせているのかのう……?」
「うーん……。多分……」
オベロンとしても、少し予想外の光景だった。
ゲーム内では植物が攻撃し、それが終わるとエフェクトと共に消えていくのだが、現実に使うとなると弱肉強食が前面に出て来る光景になるらしい。
植物が魔物を捕らえ、養分にしてしまっていた。
「しかし、これでは素材が確保できんな。勿体無い」
「あ、そういえばそうだな……」
バジリスクなどという魔物の素材は貴重なものに違いない。勿体ない事をしてしまった、とオベロンは落ち込んだ。
「まあ、次から気を付ければ良いじゃろう。それに、王にとって先程の術の効果は予定外の結果になってしまったんじゃろう?」
「ああ。まさか、こんな事になるとは思わなかったんだ」
「ふむ。この際、王の持つ術を全て使ってみて、効果を試してみた方が良いかもしれんな」
「あー、確かに、その方が良いかもな……」
他にも幾つかある『妖精王オベロン』の術を思い出し、苦笑いする。
「よし。そうと決まれば、次じゃな」
「そうだな。今回はちょっと使うとどうなるか分からない物を中心に使ってみよう。丁度、誰にも迷惑を掛けない土地に来ている訳だし」
そう言って、二人は次の獲物を求めて歩き出したのであった。
南大陸が何処に在るのか分からないのである。
それもまあ、仕方のない事ではある。世界地図を見せられて、ここに行けと言われても、空を飛べたとして、目視出来ない場所に在る地にどうやって行けと言うのか。
「精霊に連れて行ってもらったらどうじゃ」
ノームの言葉にその手があったか、と手を叩き、精霊にお願いする事にした。
「それじゃあ、精霊達。よろしく頼むよ」
精霊達は喜んでオベロンを運んでくれた。しかし、少々張り切り過ぎて錐揉み運転となってしまい、オベロンは南大陸に着く頃にはすっかり参ってしまっていた。
「精霊共! そこへ並べぇい‼」
一緒について来たノームは酔いこそしなかったが、軽く目が回ったらしく、激怒して精霊達を叱り飛ばしていた。
「まったく、浮かれおって! そうやって感情に走って王の様子に気付けないから、お前達を王のお傍に置けないんじゃ!」
どうにも精霊は感情に素直で、今回の様に周りが見えなくなる事があるらしい。オベロンは今回の事で精霊にものを頼むときは、気を付けなければならないと学んだ。
「ノーム、もうその辺で。精霊達も、今度から気を付けてくれ」
「む、そうじゃの。時間が無くなってしまう」
長々と説教が続きそうな気配を察知し、オベロンはノームを止め、可視化した精霊達は申し訳なさそうにオベロンに謝罪した。
ノームは気を取り直し、オベロンに向き直る。
「それで、王よ。何処へ行くんじゃ」
「うーん、そうだね。まず、右手の方の気配の方が近いから、そこへ行ってみようか。……と、その前に、服をどうにかしよう。暑い」
「そうじゃのう。南大陸は島とは季節が逆じゃの」
南大陸はオベロン達が住んでいる島とは逆の季節で、夏だったのだ。
二人はコートや厚手の服を脱ぎ、オベロンのアイテムボックスの中に入っていた薄手の服に着替えた。
そうして人心地がついた後、改めて見渡した南大陸の大地は、見事に何もなかった。
乾いた砂色の大地に風が吹き、ひび割れた大地から砂を攫う。
移動のために、今度は自分の力で空を飛び、上空から様子を見てみれば、薄く緑が残っている所もあるのだが、ほぼ砂色の乾いた世界だった。
「虫くらいなら居るかもしれんが、人や動物は無理じゃな。これでは魔物しか生きられん」
ノームも眉を顰め、乾いた大地を見下ろす。
「取り合えず、あの気配が濃い付近まで行ってみよう」
そう言って、少しばかり寒気がするような気配のする場所へ飛んでいく。
それの正体はすぐに分かった。それは、とても大きな魔物だったのだ。
「何とまあ、呆れた大きさのバジリスクじゃのう……」
ノームが言った様に、それは恐ろしく巨大なバジリスクだった。全長は三十メートルはありそうで、その身は呆れる程太い。
バジリスクはこちらに気付いていないらしく、呑気に寝ている。オベロンは折角なので鑑定をしてみた。
『バジリスク』
蛇型の魔物。
猛毒を持つ蛇の王。その視線には対象物を石化する効果がある。
イタチと雄鶏が天敵。イタチはその匂いで、雄鶏はその鳴き声によって死に至るダメージを負う。
「イタチか雄鶏を連れて来れば良かった……」
しかし、居ないものは仕方がない。視線が厄介なので、早々に決着をつけるべきだろう。
上空からだと丸見えなので、一度地上に降り、遮蔽物の陰へ隠れる。
バジリスクはこちらに気付いた様子は無く、未だ深く眠っている様だった。
「魔物は力が強くなると気配に疎くなるからのう……」
そして、力が弱く、小物になる程気配に敏感になるのだという。
「それじゃあ、ちょっとやってみるから、ノームはそこに隠れてて」
「ふむ。大丈夫かの?」
「大丈夫、いける、いける」
そう言ってアイテムボックスから取り出したのは、大型の密封容器に入った瞬間接着剤である。そして、『見習い錬金術師の腕輪』を取り出し、更に幾つかの材料を取り出した。
「よし。<<コピー錬金>>」
オベロンの言葉に反応し、腕輪と接着剤、そして材料が淡く光り、材料がみるみるうちに姿を変えていく。
ゲーム内での錬金術師はイベントアイテムや武器、防具などはコピーできないが、その材料となるアイテムならコピーしたいアイテムを所持していれば、下級アイテムを使って『コピー錬金』が出来るのだ。
そして、オベロンもまたそのコピー錬金を利用して、瞬間接着剤を新たに六つ作り上げたのだった。
元となったオリジナルの瞬間接着剤をしまい、新たに作った方の瞬間接着剤を風の魔法で持ち上げた。
「よし、行け!」
それをバジリスクの眼前まで飛ばし、そこで破裂させた。
――シャァァァ!?
突然の破裂音に驚き、バジリスクは目を覚ましたが、瞬間接着剤により目が開かず、混乱して体を大きくうねらせる。
それなりに距離を取っていたオベロン達だったが、その様子を見て冷や汗が出た。
「何とまあ……」
「でかい、な……」
尾で叩けば岩盤を割り、うねらせたその身で大地を削る。
三十メートル級の大蛇の大暴れは、圧巻だった。
いつまでも見物している訳にもいかないので、オベロンは『緑の王笏』を取り出し、仕上げにかかる。
「<<森の王が命ずる。目覚めよ、我が兵達よ>>」
力を籠めた言葉が鍵となり、能力が発動する。
空気が震え、大地からひょこりと植物の芽吹いた。
その芽は異常な速さで成長し、どんどん大きくなっていく。
「<<その力を持ちて、我が前の狼藉者を捕らえよ>>」
それは、『妖精王オベロン』と『緑の王笏』の力であり、オベロンが最初に島を緑化したそれと似たものだった。
しかし、過去のそれとは明確に違う部分もあった。
伸び続ける植物達には、明確な攻撃性があったのだ。
「<<―緑の牢獄―>>」
――シャァァァァッ!?
植物はバジリスクに巻き付き、万力の力で締め上げる。
バジリスクは突然の攻撃に身をひねって逃れようとするが、沢山の植物が次から次へと伸びてきて、その身に巻き付き、埋め尽くす。
最終的にバジリスクの姿は植物に埋め尽くされて見えなくなり、バジリスクが暴れる度に揺れていた大地もまた、静かになった。
そして、ポツリ、と白い小さな花が咲いた。
それを皮切りに、赤、青、黄色、オレンジ、といった様々な色の花が咲き乱れ、花弁が風にさらわれていく。
それは、とても美しい光景だった。
「なんともまあ……、えげつないのう……」
そして、とても恐ろしい光景だった。
「あの植物は、バジリスクを養分に花を咲かせているのかのう……?」
「うーん……。多分……」
オベロンとしても、少し予想外の光景だった。
ゲーム内では植物が攻撃し、それが終わるとエフェクトと共に消えていくのだが、現実に使うとなると弱肉強食が前面に出て来る光景になるらしい。
植物が魔物を捕らえ、養分にしてしまっていた。
「しかし、これでは素材が確保できんな。勿体無い」
「あ、そういえばそうだな……」
バジリスクなどという魔物の素材は貴重なものに違いない。勿体ない事をしてしまった、とオベロンは落ち込んだ。
「まあ、次から気を付ければ良いじゃろう。それに、王にとって先程の術の効果は予定外の結果になってしまったんじゃろう?」
「ああ。まさか、こんな事になるとは思わなかったんだ」
「ふむ。この際、王の持つ術を全て使ってみて、効果を試してみた方が良いかもしれんな」
「あー、確かに、その方が良いかもな……」
他にも幾つかある『妖精王オベロン』の術を思い出し、苦笑いする。
「よし。そうと決まれば、次じゃな」
「そうだな。今回はちょっと使うとどうなるか分からない物を中心に使ってみよう。丁度、誰にも迷惑を掛けない土地に来ている訳だし」
そう言って、二人は次の獲物を求めて歩き出したのであった。
2
お気に入りに追加
852
あなたにおすすめの小説
神に同情された転生者物語
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。
すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情された異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。
悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。
公爵家長男はゴミスキルだったので廃嫡後冒険者になる(美味しいモノが狩れるなら文句はない)
音爽(ネソウ)
ファンタジー
記憶持ち転生者は元定食屋の息子。
魔法ありファンタジー異世界に転生した。彼は将軍を父に持つエリートの公爵家の嫡男に生まれかわる。
だが授かった職業スキルが「パンツもぐもぐ」という謎ゴミスキルだった。そんな彼に聖騎士の弟以外家族は冷たい。
見習い騎士にさえなれそうもない長男レオニードは廃嫡後は冒険者として生き抜く決意をする。
「ゴミスキルでも美味しい物を狩れれば満足だ」そんな彼は前世の料理で敵味方の胃袋を掴んで魅了しまくるグルメギャグ。
異世界召喚失敗から始まるぶらり旅〜自由気ままにしてたら大変なことになった〜
ei_sainome
ファンタジー
クラスメイト全員が異世界に召喚されてしまった!
謁見の間に通され、王様たちから我が国を救って欲しい云々言われるお約束が…始まらない。
教室内が光ったと思えば、気づけば地下に閉じ込められていて、そこには誰もいなかった。
勝手に召喚されたあげく、誰も事情を知らない。未知の世界で、自分たちの力だけでどうやって生きていけというのか。
元の世界に帰るための方法を探し求めて各地を放浪する旅に出るが、似たように見えて全く異なる生態や人の価値観と文化の差に苦悩する。
力を持っていても順応できるかは話が別だった。
クラスメイトたちにはそれぞれ抱える内面や事情もあり…新たな世界で心身共に表面化していく。
※ご注意※
初投稿、試作、マイペース進行となります。
作品名は今後改題する可能性があります。
世界観だけプロットがあり、話の方向性はその場で決まります。
旅に出るまで(序章)がすごく長いです。
他サイトでも同作を投稿しています。
更新頻度は1〜3日程度を目標にしています。
転生したら妖精や精霊を統べる「妖精霊神王」だったが、暇なので幼女になって旅に出ます‼︎
月華
ファンタジー
21歳、普通の会社員として過ごしていた「狐風 空音」(こふう そらね)は、暴走したトラックにひかれそうになっていた子供を庇い死亡した。 次に目を覚ますとものすごい美形の男性がこちらを見、微笑んでいた。「初めまして、空音。 私はギレンフイート。全ての神々の王だ。 君の魂はとても綺麗なんだ。もし…君が良いなら、私の娘として生まれ変わってくれないだろうか?」えっ⁉︎この人の娘⁉︎ なんか楽しそう。優しそうだし…よしっ!「神様が良いなら私を娘として生まれ変わらせてください。」「‼︎! ほんとっ!やった‼︎ ありがとう。これから宜しくね。私の愛娘、ソルフイー。」ソルフィーって何だろう? あれ? なんか眠たくなってきた…? 「安心してお眠り。次に目を覚ますと、もう私の娘だからね。」「は、い…」
数年後…無事に父様(神様)の娘として転生した私。今の名前は「ソルフイー」。家族や他の神々に溺愛されたりして、平和に暮らしてたんだけど…今悩みがあります!それは…暇!暇なの‼︎ 暇すぎて辛い…………………という訳で下界に降りて幼女になって冒険しに行きます‼︎!
これはチートな幼女になったソルフイーが下界で色々とやらかしながらも、周りに溺愛されたりして楽しく歩んでいく物語。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お久しぶりです。月華です。初めての長編となります!誤字があったり色々と間違えたりするかもしれませんがよろしくお願いします。 1週間ずつ更新していけたらなと思っています!
辺境伯令嬢に転生しました。
織田智子
ファンタジー
ある世界の管理者(神)を名乗る人(?)の願いを叶えるために転生しました。
アラフィフ?日本人女性が赤ちゃんからやり直し。
書き直したものですが、中身がどんどん変わっていってる状態です。
異世界転生したら何でも出来る天才だった。
桂木 鏡夜
ファンタジー
高校入学早々に大型トラックに跳ねられ死ぬが気がつけば自分は3歳の可愛いらしい幼児に転生していた。
だが等本人は前世で特に興味がある事もなく、それは異世界に来ても同じだった。
そんな主人公アルスが何故俺が異世界?と自分の存在意義を見いだせずにいるが、10歳になり必ず受けなければならない学校の入学テストで思わぬ自分の才能に気づくのであった。
===========================
始めから強い設定ですが、徐々に強くなっていく感じになっております。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる