22 / 57
野良錬金術師
第二十一話 水槽
しおりを挟む
水の中から吐き出されるとは、こういう感覚だろうか。
そんなことを思いながら、ネモは一瞬前までいた夕焼け色の眩しい世界とは真逆の、ほのかに壁が発光する薄暗い洞窟を見渡す。
足元の影に落ちるようにして引きずり込まれ、吐き出された先は、ネモ達が先程まで探索していた洞窟の何処かであるようだ。
そして、辺りを見渡して見つけたそれに、目を見開いた。
「何よ、あれ……」
洞窟の奥に、それはあった。
木製の棚には多くの薬品が納められ、机の上には書類が散らばっている。
魔石が取り付けられた魔道具がいくつも設置され、多くのコードやチューブが床を這い、一つの大きな魔道具へと向かう。
それは、大きな円柱型の水槽だった。
中は薄っすらと緑色に色づく薬液で満たされ、その中に一人のエルフの男が浮いていた。
酷く、不気味な光景だった。
コポリ、と音を立てて気泡が弾け、エルフの男の長い白金の髪が揺れる。
水槽の中のエルフの男は、薄っすらと目を開けているが、その瞳には何も映してはいない。
あれは、死体だ。
生きてはいない。綺麗に保存されたホルマリン漬けのカエルと同じだ。
本能的な忌避感を感じ、ネモは鳥肌を立てる。
「あれは何だ……?」
聞こえて来た呟きに、ネモはいつの間にか隣に居たアルスを仰ぎ見る。
アルスは理解できないものを見たかの如く、不可解そうな顔をして水槽のエルフを見ていた。
「分からないわ。ただ、あのエルフは生きてはいないでしょうね」
ネモがそう言った、その時だった。
「誰だ、お前達は」
低い男の声がした。
現れたのは、上級神官服に身を包んだ老年の男だった。
訝しげな顔で、睨み付けるようにこちらを睥睨する老人に、緊張が走る。
「アンタこそ誰? もしかして、私達をここに連れて来た悪魔のゴシュジンサマ?」
その言葉を聞き、老人は眦を釣り上げて叫んだ。
「ザクロ! お前が連れて来たのか!」
すると、老人の傍の空間がじわりとインクが滲むようにうっすらと影が広がり、それが
捻れてぼろ布を纏うザクロと呼ばれた悪魔が姿を現す。
「フフフ、そうだよ、ご主人様。彼等はなんと、あの千年竜をどうにかしてしまったのさ。それでどうするか指示が欲しくてね。けど、その指示を仰いでいる間に逃げられても困るだろう? だから連れて来たのさ」
愉快そうな悦を含んだ言葉に、老人は忌々し気に顔を歪めた。
「そんなもの、すぐ始末してしまえば良いことだろうが!」
「いや、なにせ加護持ちの第七王子が居たからね。ほら、材料があと少しだけ足りなかっただろう?」
「む……」
黙り込む老人に、ネモ達は嫌な予感がして眉をひそめる。その『材料』と聞いて脳裏に過るのは、あの悍ましい死体の山だ。
「聖属性魔法や治癒魔法が使える者達に宿る魔力、アレは加護持ちのものでも良い筈さ。丁度良いだろう?」
「……そうか。なら、さっさとアレを捕まえろ。……女の方はどうなんだ」
「アチラはただの面白い冒険者さ」
老人は温度の無い、物を見るような目でネモを見て言う。
「そうか。ならば、殺せ」
命じられた悪魔は、わざとらしい慇懃な仕草でお辞儀をし、ゆらりとネモ達の前に立つ。
「さて。さてさてさて、ご主人様からご命令を頂いたからね。残念だけれど、君達とはお別れだ」
「……アルス様に何をするつもり?」
「うん? ああ、なに、簡単な事さ。彼から魔力を抜いて、それを使うだけ。……まあ、搾り取るから死んでしまうのだけど。治癒魔法や聖属性魔法が使える者の魔力が必要でね。いやぁ、材料が少なくて集めるのに苦労したな」
軽い調子で言われた言葉に、アルスが怒りをあらわにする。
「材料、だと――?」
「おや、怒ったのかい? 別に人間だってイキモノだ。材料になることだってある筈だ」
嗤う悪魔にアルスが不快そうに顔を歪める。
しかし、ネモはそんなやり取りをよそに、何事か考えるように目を伏せる。
「悪魔のザクロ……? 何処かで聞いたような……」
けれどその答えは思い出せなかった。悪魔が動き出したのだ。
悪魔が大きく腕を振る。その瞬間、ゆらり、と大地から闇が立ちのぼった。それらはいくつかの塊に分かれ、次第に人型を取り、テラリと不気味な光沢をもつ闇色の人形となる。
「行け」
命じた瞬間、闇人形達が一斉に動き出した。
ネモはバックステップでその場を離れ、アルスは逆に剣を抜き放って一歩前に出る。
闇人形は不気味に揺れ動き、両腕を鞭のようにしならせる。
アスルはそれを避け、斬りかかる。
ザクリ、と簡単にそれは切り捨てられた――が、しかし。
「嘘でしょ……」
苦い顔でネモは呟いた。
斬られた筈の闇人形は、ブルリ、と体を震わせると、時間を巻き戻すかのように斬られた箇所が修復された。
「何なの、アレ……」
「斬った手ごたえがあまりなかった。水を斬ったような感じだったな。アレの体は液体なのかもしれない」
自己修復するなど、厄介極まりない。
「あんなの、どうしろってのよ……」
「ふむ……」
アルスはほんの少し考え、構えていた剣を下ろし、鞘に戻してしまった。
「アルス様?」
「いや、実はな、俺は剣はそこまで得意じゃないんだ」
そう言って、拳を構える。
「殴る方が得意だ」
アルスは不敵に笑む。
その言葉に戸惑いを見せるネモをよそに、アルスは魔力を籠めて言葉を紡ぐ。
「《死と夜の女神エピュルムよ。今ここに冥界の門を開き、我が拳に断罪の炎を宿したまえ!――堕獄》!」
アルスの拳に魔法陣が浮かび上がったと思えば、炎が噴き出し、その拳に纏わりついた。
その炎は、欲のある生物として背筋が泡立つような恐ろしいものに感じた。
しかし、ネモよりもその炎に大きな恐怖を感じた者が居た。
「女神エピュルムだと⁉ ならば、それは冥界の炎か‼」
焦りを含んだその声は、悪魔だった。
アルスが拳に纏うのは、周りは黒く、中心にゆくにつれて青白くなっていく不思議な色をした炎だ。それを、悪魔は忌々しげに睨む。
冥界の炎は罪を犯した者を焼く断罪の炎だ。それをアルスは己の拳に宿らせたのだ。
「悪魔は罪を犯さずにはいられない存在だ。その罪を相殺させるような善行も積まない快楽主義者。ならば、冥界の断罪の炎はよく効くだろう」
ニヤリ、と不敵に笑い、アルスは拳を繰り出した。
闇人形は避けようとするが、アルスの方が早い。拳に殴られた所は蒸発するように焼け、吹き飛ばされる。
効果は覿面だった。
アルスは悪魔を見据え、言う。
「覚悟しろ。これは痛いぞ」
悪魔は顔を顰めて闇人形を己の前に配置し、アルスから距離を取る。
しかし、アルスは闇人形からの攻撃を器用に躱していき、その身に拳を打ち付ける。
形勢不利と悟らざるを得ない光景に、悪魔は更に後退する。
そんな状況の中、声が投げつけられた。
「ザクロ、何をしている! さっさとそいつを連れて来い!」
悪魔の主人である老人のその声に、悪魔は不愉快そうに顔を顰めた。
「これは、割に合わない……」
そう呟き、そこから一気に飛びずさって老人の隣へ着地する。
「おい、ザクロ!」
「はいはい、ちょっと待っておくれよ、ご主人様」
あしらうように言い、洞窟の更に奥へ視線を向ける。
「お嬢さん、手伝ってくれ」
その言葉を合図に、暗がりからコツコツと足音を立ててその女性は出て来た。
その姿を見て、ネモは目を見開いた。
「え……」
長い金の三つ編み。整った顔立ちに、ピクリと動く純血のエルフより少し短い笹耳。憂いに満ちた緑の瞳をネモに向け、彼女は言う。
「ネモさん。なんで来ちゃったんですか……?」
悪魔に呼ばれ、出て来たのはネモ達が捜していたリリィ・トルキスだった。
そんなことを思いながら、ネモは一瞬前までいた夕焼け色の眩しい世界とは真逆の、ほのかに壁が発光する薄暗い洞窟を見渡す。
足元の影に落ちるようにして引きずり込まれ、吐き出された先は、ネモ達が先程まで探索していた洞窟の何処かであるようだ。
そして、辺りを見渡して見つけたそれに、目を見開いた。
「何よ、あれ……」
洞窟の奥に、それはあった。
木製の棚には多くの薬品が納められ、机の上には書類が散らばっている。
魔石が取り付けられた魔道具がいくつも設置され、多くのコードやチューブが床を這い、一つの大きな魔道具へと向かう。
それは、大きな円柱型の水槽だった。
中は薄っすらと緑色に色づく薬液で満たされ、その中に一人のエルフの男が浮いていた。
酷く、不気味な光景だった。
コポリ、と音を立てて気泡が弾け、エルフの男の長い白金の髪が揺れる。
水槽の中のエルフの男は、薄っすらと目を開けているが、その瞳には何も映してはいない。
あれは、死体だ。
生きてはいない。綺麗に保存されたホルマリン漬けのカエルと同じだ。
本能的な忌避感を感じ、ネモは鳥肌を立てる。
「あれは何だ……?」
聞こえて来た呟きに、ネモはいつの間にか隣に居たアルスを仰ぎ見る。
アルスは理解できないものを見たかの如く、不可解そうな顔をして水槽のエルフを見ていた。
「分からないわ。ただ、あのエルフは生きてはいないでしょうね」
ネモがそう言った、その時だった。
「誰だ、お前達は」
低い男の声がした。
現れたのは、上級神官服に身を包んだ老年の男だった。
訝しげな顔で、睨み付けるようにこちらを睥睨する老人に、緊張が走る。
「アンタこそ誰? もしかして、私達をここに連れて来た悪魔のゴシュジンサマ?」
その言葉を聞き、老人は眦を釣り上げて叫んだ。
「ザクロ! お前が連れて来たのか!」
すると、老人の傍の空間がじわりとインクが滲むようにうっすらと影が広がり、それが
捻れてぼろ布を纏うザクロと呼ばれた悪魔が姿を現す。
「フフフ、そうだよ、ご主人様。彼等はなんと、あの千年竜をどうにかしてしまったのさ。それでどうするか指示が欲しくてね。けど、その指示を仰いでいる間に逃げられても困るだろう? だから連れて来たのさ」
愉快そうな悦を含んだ言葉に、老人は忌々し気に顔を歪めた。
「そんなもの、すぐ始末してしまえば良いことだろうが!」
「いや、なにせ加護持ちの第七王子が居たからね。ほら、材料があと少しだけ足りなかっただろう?」
「む……」
黙り込む老人に、ネモ達は嫌な予感がして眉をひそめる。その『材料』と聞いて脳裏に過るのは、あの悍ましい死体の山だ。
「聖属性魔法や治癒魔法が使える者達に宿る魔力、アレは加護持ちのものでも良い筈さ。丁度良いだろう?」
「……そうか。なら、さっさとアレを捕まえろ。……女の方はどうなんだ」
「アチラはただの面白い冒険者さ」
老人は温度の無い、物を見るような目でネモを見て言う。
「そうか。ならば、殺せ」
命じられた悪魔は、わざとらしい慇懃な仕草でお辞儀をし、ゆらりとネモ達の前に立つ。
「さて。さてさてさて、ご主人様からご命令を頂いたからね。残念だけれど、君達とはお別れだ」
「……アルス様に何をするつもり?」
「うん? ああ、なに、簡単な事さ。彼から魔力を抜いて、それを使うだけ。……まあ、搾り取るから死んでしまうのだけど。治癒魔法や聖属性魔法が使える者の魔力が必要でね。いやぁ、材料が少なくて集めるのに苦労したな」
軽い調子で言われた言葉に、アルスが怒りをあらわにする。
「材料、だと――?」
「おや、怒ったのかい? 別に人間だってイキモノだ。材料になることだってある筈だ」
嗤う悪魔にアルスが不快そうに顔を歪める。
しかし、ネモはそんなやり取りをよそに、何事か考えるように目を伏せる。
「悪魔のザクロ……? 何処かで聞いたような……」
けれどその答えは思い出せなかった。悪魔が動き出したのだ。
悪魔が大きく腕を振る。その瞬間、ゆらり、と大地から闇が立ちのぼった。それらはいくつかの塊に分かれ、次第に人型を取り、テラリと不気味な光沢をもつ闇色の人形となる。
「行け」
命じた瞬間、闇人形達が一斉に動き出した。
ネモはバックステップでその場を離れ、アルスは逆に剣を抜き放って一歩前に出る。
闇人形は不気味に揺れ動き、両腕を鞭のようにしならせる。
アスルはそれを避け、斬りかかる。
ザクリ、と簡単にそれは切り捨てられた――が、しかし。
「嘘でしょ……」
苦い顔でネモは呟いた。
斬られた筈の闇人形は、ブルリ、と体を震わせると、時間を巻き戻すかのように斬られた箇所が修復された。
「何なの、アレ……」
「斬った手ごたえがあまりなかった。水を斬ったような感じだったな。アレの体は液体なのかもしれない」
自己修復するなど、厄介極まりない。
「あんなの、どうしろってのよ……」
「ふむ……」
アルスはほんの少し考え、構えていた剣を下ろし、鞘に戻してしまった。
「アルス様?」
「いや、実はな、俺は剣はそこまで得意じゃないんだ」
そう言って、拳を構える。
「殴る方が得意だ」
アルスは不敵に笑む。
その言葉に戸惑いを見せるネモをよそに、アルスは魔力を籠めて言葉を紡ぐ。
「《死と夜の女神エピュルムよ。今ここに冥界の門を開き、我が拳に断罪の炎を宿したまえ!――堕獄》!」
アルスの拳に魔法陣が浮かび上がったと思えば、炎が噴き出し、その拳に纏わりついた。
その炎は、欲のある生物として背筋が泡立つような恐ろしいものに感じた。
しかし、ネモよりもその炎に大きな恐怖を感じた者が居た。
「女神エピュルムだと⁉ ならば、それは冥界の炎か‼」
焦りを含んだその声は、悪魔だった。
アルスが拳に纏うのは、周りは黒く、中心にゆくにつれて青白くなっていく不思議な色をした炎だ。それを、悪魔は忌々しげに睨む。
冥界の炎は罪を犯した者を焼く断罪の炎だ。それをアルスは己の拳に宿らせたのだ。
「悪魔は罪を犯さずにはいられない存在だ。その罪を相殺させるような善行も積まない快楽主義者。ならば、冥界の断罪の炎はよく効くだろう」
ニヤリ、と不敵に笑い、アルスは拳を繰り出した。
闇人形は避けようとするが、アルスの方が早い。拳に殴られた所は蒸発するように焼け、吹き飛ばされる。
効果は覿面だった。
アルスは悪魔を見据え、言う。
「覚悟しろ。これは痛いぞ」
悪魔は顔を顰めて闇人形を己の前に配置し、アルスから距離を取る。
しかし、アルスは闇人形からの攻撃を器用に躱していき、その身に拳を打ち付ける。
形勢不利と悟らざるを得ない光景に、悪魔は更に後退する。
そんな状況の中、声が投げつけられた。
「ザクロ、何をしている! さっさとそいつを連れて来い!」
悪魔の主人である老人のその声に、悪魔は不愉快そうに顔を顰めた。
「これは、割に合わない……」
そう呟き、そこから一気に飛びずさって老人の隣へ着地する。
「おい、ザクロ!」
「はいはい、ちょっと待っておくれよ、ご主人様」
あしらうように言い、洞窟の更に奥へ視線を向ける。
「お嬢さん、手伝ってくれ」
その言葉を合図に、暗がりからコツコツと足音を立ててその女性は出て来た。
その姿を見て、ネモは目を見開いた。
「え……」
長い金の三つ編み。整った顔立ちに、ピクリと動く純血のエルフより少し短い笹耳。憂いに満ちた緑の瞳をネモに向け、彼女は言う。
「ネモさん。なんで来ちゃったんですか……?」
悪魔に呼ばれ、出て来たのはネモ達が捜していたリリィ・トルキスだった。
12
お気に入りに追加
1,084
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
聖女の娘に転生したのに、色々とハードな人生です。
みちこ
ファンタジー
乙女ゲームのヒロインの娘に転生した主人公、ヒロインの娘なら幸せな暮らしが待ってると思ったけど、実際は親から放置されて孤独な生活が待っていた。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
1人生活なので自由な生き方を謳歌する
さっちさん
ファンタジー
大商会の娘。
出来損ないと家族から追い出された。
唯一の救いは祖父母が家族に内緒で譲ってくれた小さな町のお店だけ。
これからはひとりで生きていかなくては。
そんな少女も実は、、、
1人の方が気楽に出来るしラッキー
これ幸いと実家と絶縁。1人生活を満喫する。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
悪役令嬢は始祖竜の母となる
葉柚
ファンタジー
にゃんこ大好きな私はいつの間にか乙女ゲームの世界に転生していたようです。
しかも、なんと悪役令嬢として転生してしまったようです。
どうせ転生するのであればモブがよかったです。
この乙女ゲームでは精霊の卵を育てる必要があるんですが・・・。
精霊の卵が孵ったら悪役令嬢役の私は死んでしまうではないですか。
だって、悪役令嬢が育てた卵からは邪竜が孵るんですよ・・・?
あれ?
そう言えば邪竜が孵ったら、世界の人口が1/3まで減るんでした。
邪竜が生まれてこないようにするにはどうしたらいいんでしょう!?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
前世の幸福ポイントを使用してチート冒険者やってます。
サツキ コウ
ファンタジー
俗に言う異世界転生物。
人生の幸福ポイントを人一倍残した状態で不慮の死を遂げた主人公が、
前世のポイントを使ってチート化!
新たな人生では柵に囚われない為に一流の冒険者を目指す。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる