5 / 57
野良錬金術師
第四話 不穏な影1
しおりを挟む
町で買い物をしていると、やはり視線を感じる。見慣れぬ人間を警戒していのだ。それに、騎士の姿が昨日より増えているように感じた。
店で野菜を詰めてもらいながら、店主に話をふってみる。
「何だか町の雰囲気が昨日より物々しい感じがするけど、何かあったんですか?」
「ああ、詳しい事は分からないんだが、王族の方が来るらしいんだ。……お嬢さんは聖職者の失踪事件の事は知ってるかい?」
ネモが大量に野菜を買ったからか、店主の男が愛想よく教えてくれた。そして、店主の声を潜めての問いに、ネモは神妙に頷く。
「結構とんでもない事になってるんじゃないか、って話だ。何と言っても、この町に来て下さるのが『神の加護』持ちの方らしくてな」
「えっ⁉」
驚くネモに、店主は気持ちは分かる、と深く頷く。
『神の加護』とは、その言葉の通りで神からちょっとした――けれども特別な力を授かった存在の事だ。それは人間に限らず、動植物も神に気に入られれば、それを与えられる。
ネモが声を潜めて言う。
「この国の王族で、『神の加護』持ちっていったら第七王子でしょ? なんか、浄化系の加護だとか聞いたんだけど」
「そうなんだよ。行方不明になってる連中も聖職者だろ? それらから考えると、この事件には悪魔が関わってるんじゃないか、って噂だ」
うげぇ、と嫌そうな顔をしたネモに、聖職者じゃなさそうだが、お嬢ちゃんも気をつけてな、と店主は話を締めくくった。
そうしてネモは店を後にし、宿屋へ帰る。
何だか随分と面倒な事になりそうな事件に、やはり早々に町を出るべきだと思った。
ネモは聖職者ではないが、珍しい職種である錬金術師だ。犯人の目的によっては巻き込まれる可能性があった。
***
「はい。では、ネモの集中クッキングの時間です。拍手~」
「きゅっきゅ~い!」
「おう、待ってたぜ!」
時刻は夕食時を過ぎた午後八時半。酒を出さない夕焼け亭では、業務の終了時間である。
町を取り巻く不穏な空気の事はいったん横に置いておき、今やるべきは食事作りだ。
「さて、食事作りの前に、いつも厨房を貸していただいているお礼に、ゼラさんにお土産があります」
「え、何だ?」
少し驚いた様子で目を瞬かせるゼラに、ネモが「ふっふっふ」と少しばかり不気味に笑いながら、マジックバックからそれを取り出した。
「じゃ~ん、『フードプロセッサー』で~す!」
「フード……なんだって?」
ネモが取り出したのは、台所の便利道具『フードプロセッサー』だった。
「これは、かの魔道具生産大国モンステラ共和国の魔道具師が、とある貴い方の要請を受けて作り、最近出回るようになった料理用の魔道具です!」
「えっ、そうなのか⁉」
ぶっちゃけ、こちらも醤油の王弟殿下が関わっている品である。ライトノベルのテンプレ転生者ぶりに拍手を送りたい。素晴らしい金と権力の使い方だ。
料理用の魔道具と聞き、ゼラが身を乗り出してフードプロセッサーを見つめる。
「試しに使って見せますから、見ておいてくださいね――と、その前に……」
「?」
ネモはもう一つ、掌大のピラミッド型の魔道具を取り出す。
「このフードプロセッサー、ちょっと音がうるさいんですよ。いつも張ってる防音結界張りますね」
「ああ、そうだったな。お願いするよ」
その言葉に、ネモは魔道具のボタンを押した。
すると、魔道具から魔法陣が浮かび上がり、それが床に落ちると半透明の壁が部屋いっぱいにドーム型に浮かび上がって消える。これで防音結界が張られたのだ。
この防音結界はただ音を外に漏らさないだけなので、物理的な障壁にはならず、出入りは自由だ。
ネモは厨房を借りるときは大体夜に借りるので、騒音で迷惑にならないようにこの防音結界を張っている。……ただし、匂いは防げないので、稀にメシテロをしてしまうが。
防音結界が張られたことを確認し、ネモはマジックバックから材料をどんどん取り出す。
「お、これはいい肉だな。魔物のボア系か?」
「あ、それ、グレートボアです」
「グレ――、えっ⁉」
ぎょっとして目を剥くゼラを尻目に、ネモはのほほんと材料の確認をする。
「ちょ、ネモちゃん! グレートボアっつったら、高級食材じゃないか! これ、単純に焼くだけでも凄く美味いんだぞ!」
「あ、要ります? 大きいの狩ったんで、沢山あるんですよ」
そう言って塊肉をどんどん出していくと、ゼラが焦った様子で「そんなに要らん! というか、金が無い!」と叫ぶ。
「お安くしときますよ?」
「いや、しかしな、うちの宿でそのグレードは保ち続けられんからな……」
ゼラは一時良くてもそれを保ち続けられないからやめておく、と苦笑する。
「ただ、個人的に食べる分だけ買わせてもらえるか? 実は、息子が王都から帰ってくるんだ」
「ああ、確か騎士見習いになったんでしたっけ」
平民から騎士になるのは珍しい。魔力量が潤沢で、武の才能が無ければまず声はかからない。
ゼラの息子の場合は、突然変異的に魔力量が多く、本人が努力家だった為に武の才能が花開いたのだ。
「ふふ、もう見習いじゃないぜ。任務でこの町に来るんだ。明日帰って来るんだが、一日くらいは泊っていけるらしくてな」
あいつはステーキが好きだから、その時に食わせてやりたい、と嬉しそうに言うゼラに、じゃあ、見習を卒業したお祝いにお肉は差し上げますね、とグレートボアの塊肉を差し出せば大慌てで固辞された。
「いや、金は払うから!」
「いやいや、私からのお祝いですから!」
そうやって軽く揉めていると、リタがやってきて、何を揉めているのかと聞いた。そして理由を聞き、苦笑気味に言う。
「ああ……、そうだね。お祝い、って言うなら、素直に貰っておくよ。ただし、その塊の三分の一で良いからね」
「おい、リタ!」
「はい! どうぞどうぞ!」
ネモは気が変わらないうちに、とばかりに塊肉をカットし、トレイの上に乗せてゼラに渡す。
「ショウユを使ったステーキソースの作り方もあとで教えますね!」
「くぅ……、ありがとうよ、ネモちゃん」
ゼラは悔しそうだが嬉しそうという複雑な表情を浮かべる。
そんなゼラを横目に、リタが机の上に乗っている見慣れぬ物に目を止めた。
「で、それは何だい?」
「「あ」」
視線の先に在るのは、フードプロセッサーだ。これを使おうとしたのに、すっかり忘れていた。グレートボアの魅力、恐るべし。
その後、フードプロセッサーの使い方を実演し、ゼラが子供のように目を輝かせて歓声を上げた。
しかし、リタがこれがお土産と知り、こんな高価な魔道具貰えない、お金は払うと言って、今度は彼女ともめることになった。
そんな人間達の様子を、何やってるんだか、と言わんばかりの目であっくんが見ていた。
あっくんはつまらなさそうにあくびをし、厨房が一望できるカウンターの端に丸まって目を閉じた。
きっと次に目を覚ました時には、ご馳走が出来ているに違いない。
そうして、翌日を楽しみにしながら夢の世界へ旅立ったのだった。
店で野菜を詰めてもらいながら、店主に話をふってみる。
「何だか町の雰囲気が昨日より物々しい感じがするけど、何かあったんですか?」
「ああ、詳しい事は分からないんだが、王族の方が来るらしいんだ。……お嬢さんは聖職者の失踪事件の事は知ってるかい?」
ネモが大量に野菜を買ったからか、店主の男が愛想よく教えてくれた。そして、店主の声を潜めての問いに、ネモは神妙に頷く。
「結構とんでもない事になってるんじゃないか、って話だ。何と言っても、この町に来て下さるのが『神の加護』持ちの方らしくてな」
「えっ⁉」
驚くネモに、店主は気持ちは分かる、と深く頷く。
『神の加護』とは、その言葉の通りで神からちょっとした――けれども特別な力を授かった存在の事だ。それは人間に限らず、動植物も神に気に入られれば、それを与えられる。
ネモが声を潜めて言う。
「この国の王族で、『神の加護』持ちっていったら第七王子でしょ? なんか、浄化系の加護だとか聞いたんだけど」
「そうなんだよ。行方不明になってる連中も聖職者だろ? それらから考えると、この事件には悪魔が関わってるんじゃないか、って噂だ」
うげぇ、と嫌そうな顔をしたネモに、聖職者じゃなさそうだが、お嬢ちゃんも気をつけてな、と店主は話を締めくくった。
そうしてネモは店を後にし、宿屋へ帰る。
何だか随分と面倒な事になりそうな事件に、やはり早々に町を出るべきだと思った。
ネモは聖職者ではないが、珍しい職種である錬金術師だ。犯人の目的によっては巻き込まれる可能性があった。
***
「はい。では、ネモの集中クッキングの時間です。拍手~」
「きゅっきゅ~い!」
「おう、待ってたぜ!」
時刻は夕食時を過ぎた午後八時半。酒を出さない夕焼け亭では、業務の終了時間である。
町を取り巻く不穏な空気の事はいったん横に置いておき、今やるべきは食事作りだ。
「さて、食事作りの前に、いつも厨房を貸していただいているお礼に、ゼラさんにお土産があります」
「え、何だ?」
少し驚いた様子で目を瞬かせるゼラに、ネモが「ふっふっふ」と少しばかり不気味に笑いながら、マジックバックからそれを取り出した。
「じゃ~ん、『フードプロセッサー』で~す!」
「フード……なんだって?」
ネモが取り出したのは、台所の便利道具『フードプロセッサー』だった。
「これは、かの魔道具生産大国モンステラ共和国の魔道具師が、とある貴い方の要請を受けて作り、最近出回るようになった料理用の魔道具です!」
「えっ、そうなのか⁉」
ぶっちゃけ、こちらも醤油の王弟殿下が関わっている品である。ライトノベルのテンプレ転生者ぶりに拍手を送りたい。素晴らしい金と権力の使い方だ。
料理用の魔道具と聞き、ゼラが身を乗り出してフードプロセッサーを見つめる。
「試しに使って見せますから、見ておいてくださいね――と、その前に……」
「?」
ネモはもう一つ、掌大のピラミッド型の魔道具を取り出す。
「このフードプロセッサー、ちょっと音がうるさいんですよ。いつも張ってる防音結界張りますね」
「ああ、そうだったな。お願いするよ」
その言葉に、ネモは魔道具のボタンを押した。
すると、魔道具から魔法陣が浮かび上がり、それが床に落ちると半透明の壁が部屋いっぱいにドーム型に浮かび上がって消える。これで防音結界が張られたのだ。
この防音結界はただ音を外に漏らさないだけなので、物理的な障壁にはならず、出入りは自由だ。
ネモは厨房を借りるときは大体夜に借りるので、騒音で迷惑にならないようにこの防音結界を張っている。……ただし、匂いは防げないので、稀にメシテロをしてしまうが。
防音結界が張られたことを確認し、ネモはマジックバックから材料をどんどん取り出す。
「お、これはいい肉だな。魔物のボア系か?」
「あ、それ、グレートボアです」
「グレ――、えっ⁉」
ぎょっとして目を剥くゼラを尻目に、ネモはのほほんと材料の確認をする。
「ちょ、ネモちゃん! グレートボアっつったら、高級食材じゃないか! これ、単純に焼くだけでも凄く美味いんだぞ!」
「あ、要ります? 大きいの狩ったんで、沢山あるんですよ」
そう言って塊肉をどんどん出していくと、ゼラが焦った様子で「そんなに要らん! というか、金が無い!」と叫ぶ。
「お安くしときますよ?」
「いや、しかしな、うちの宿でそのグレードは保ち続けられんからな……」
ゼラは一時良くてもそれを保ち続けられないからやめておく、と苦笑する。
「ただ、個人的に食べる分だけ買わせてもらえるか? 実は、息子が王都から帰ってくるんだ」
「ああ、確か騎士見習いになったんでしたっけ」
平民から騎士になるのは珍しい。魔力量が潤沢で、武の才能が無ければまず声はかからない。
ゼラの息子の場合は、突然変異的に魔力量が多く、本人が努力家だった為に武の才能が花開いたのだ。
「ふふ、もう見習いじゃないぜ。任務でこの町に来るんだ。明日帰って来るんだが、一日くらいは泊っていけるらしくてな」
あいつはステーキが好きだから、その時に食わせてやりたい、と嬉しそうに言うゼラに、じゃあ、見習を卒業したお祝いにお肉は差し上げますね、とグレートボアの塊肉を差し出せば大慌てで固辞された。
「いや、金は払うから!」
「いやいや、私からのお祝いですから!」
そうやって軽く揉めていると、リタがやってきて、何を揉めているのかと聞いた。そして理由を聞き、苦笑気味に言う。
「ああ……、そうだね。お祝い、って言うなら、素直に貰っておくよ。ただし、その塊の三分の一で良いからね」
「おい、リタ!」
「はい! どうぞどうぞ!」
ネモは気が変わらないうちに、とばかりに塊肉をカットし、トレイの上に乗せてゼラに渡す。
「ショウユを使ったステーキソースの作り方もあとで教えますね!」
「くぅ……、ありがとうよ、ネモちゃん」
ゼラは悔しそうだが嬉しそうという複雑な表情を浮かべる。
そんなゼラを横目に、リタが机の上に乗っている見慣れぬ物に目を止めた。
「で、それは何だい?」
「「あ」」
視線の先に在るのは、フードプロセッサーだ。これを使おうとしたのに、すっかり忘れていた。グレートボアの魅力、恐るべし。
その後、フードプロセッサーの使い方を実演し、ゼラが子供のように目を輝かせて歓声を上げた。
しかし、リタがこれがお土産と知り、こんな高価な魔道具貰えない、お金は払うと言って、今度は彼女ともめることになった。
そんな人間達の様子を、何やってるんだか、と言わんばかりの目であっくんが見ていた。
あっくんはつまらなさそうにあくびをし、厨房が一望できるカウンターの端に丸まって目を閉じた。
きっと次に目を覚ました時には、ご馳走が出来ているに違いない。
そうして、翌日を楽しみにしながら夢の世界へ旅立ったのだった。
21
お気に入りに追加
1,084
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
聖女の娘に転生したのに、色々とハードな人生です。
みちこ
ファンタジー
乙女ゲームのヒロインの娘に転生した主人公、ヒロインの娘なら幸せな暮らしが待ってると思ったけど、実際は親から放置されて孤独な生活が待っていた。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
1人生活なので自由な生き方を謳歌する
さっちさん
ファンタジー
大商会の娘。
出来損ないと家族から追い出された。
唯一の救いは祖父母が家族に内緒で譲ってくれた小さな町のお店だけ。
これからはひとりで生きていかなくては。
そんな少女も実は、、、
1人の方が気楽に出来るしラッキー
これ幸いと実家と絶縁。1人生活を満喫する。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
悪役令嬢は始祖竜の母となる
葉柚
ファンタジー
にゃんこ大好きな私はいつの間にか乙女ゲームの世界に転生していたようです。
しかも、なんと悪役令嬢として転生してしまったようです。
どうせ転生するのであればモブがよかったです。
この乙女ゲームでは精霊の卵を育てる必要があるんですが・・・。
精霊の卵が孵ったら悪役令嬢役の私は死んでしまうではないですか。
だって、悪役令嬢が育てた卵からは邪竜が孵るんですよ・・・?
あれ?
そう言えば邪竜が孵ったら、世界の人口が1/3まで減るんでした。
邪竜が生まれてこないようにするにはどうしたらいいんでしょう!?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
前世の幸福ポイントを使用してチート冒険者やってます。
サツキ コウ
ファンタジー
俗に言う異世界転生物。
人生の幸福ポイントを人一倍残した状態で不慮の死を遂げた主人公が、
前世のポイントを使ってチート化!
新たな人生では柵に囚われない為に一流の冒険者を目指す。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる