86 / 91
第二部
ポチタロウと、企画屋の末路:3
しおりを挟む強力ボンドを絞り出して・・・僕は、糸目と椅子をくっつけた。
ー 僕に攻撃の類は、一切きかないよ? ー
糸目には、そんなことを言われてはいた。でもこの時の僕は、それを忘れていた。糸目の聞き取りづらい話を長々と聞かされた後だったので、情報が上書きされまくっていた><。
幸いなことに「ボンドを絞り出す行為」は、攻撃と見なされなかったのか? 糸目は普通に椅子とくっついた。
このボンドは、スーと早漏特訓をする時に使ったオナホバンド、あれを作った時に「強力すぎて」(用意してもらったものの)ほとんど、使えなかったものだ。
そのボンドを使って、僕は糸目を椅子に貼り付け始めた。それを見たサラが「業務用」って感じの、500ミリペットボトルくらいのでっかいチューブに入ったものを、新たに用意してくれた。僕はそれを丸々1本使った。
特に「手と椅子の間」には、ボンドを念入りに塗りつけておいた。この男にこれ以上「手」を使わせない為に、そうしておいた。
糸目はガイドタブレットを「手で操作して」、変身したり、物を取り出したりをしていた。
すでにそのガイドタブレットは、サラの空間に置いてきた後だった。タブレットがなければ、この男は「何もできないのではないか?」・・・そんな気はしていた。
でも、糸目が「予備」を持っていないとも限らなかった。ガイドタブレットなしでも、何かができるかもしれなかった。(酔っ払って寝てしまってはいたけど)相手は高次らしき存在なのだ。念には念を、入れておくべきだと思った。
そんな訳で僕はまず、糸目をボンドでガッチリ固めた。そうしてから「持ち物検査」を開始した。
「男の体をまさぐる趣味」なんて僕にはないし、この男に触るなんて、あんまりいい気はしなかった。
それでも(サラに用意してもらった、孫の手を使ったりしながらも)僕は時間をかけて、糸目の体を検査していった。「起きなさそう」ではあったけど、「起きないように」と慎重に事を運んだ。
「ZZZ・・・グゴッ・・・zZZZZ」
糸目のいびきが変化する度に、僕は手を止めた。少しヒヤヒヤしたけれども、結局、身体検査が終わっても、糸目が起きることはなかった。
ちなみに、ズボンの後ろポケットや、背中側は「くっつけてしまった後」だったので、調べることができなかった。その代わりに、サラにもう1本、強力ボンドを用意してもらって、糸目の背面と椅子を再度、念入りにくっつけた。
こうしておけば、糸目が「後ろ側に何かを持っていた」としても「もう取り出すことは出来ない」だろう・・・。そう考えたのだ。
・・・
・・・
・・・。
糸目の身体検査を終えてみると・・・。
ズボンの左右の前ポケットには、ワン○ップの中栓が2個ずつ、入っていた。糸目はそれ以外に、なんにも持っていなかった。
でも逆に、それが気になってしまった。
糸目はワンカ○プの「瓶」はフロントのカウンターテーブルの上に並べて置いていた。「中栓」だけをポケットに入れていた。
これに何か意味がある気がしたのだ。なので注意深く中栓を調べてみた。でも、紛う事なき中栓だった。
一応、中栓も糸目から奪って、サラのいる(僕の頭の中の)空間に、置いてきた。
ひょっとしたら糸目が「ワ○カップの『中栓』を『爆弾』に変える能力を持っている」・・・なんてことがあるかもしれないのだ。
そこから思いついて、カウンターの上に置いてあった瓶も回収して、サラのところに置いてきた。
ひょっとしたら、糸目が「ワ○カップの『瓶』を『枝豆』に変える能力」を持っていて・・・。そんでもって、「枝豆かよ」ってバカにした瞬間に、その枝豆をとんでもない方法で使用して、僕らが倒されてしまうことだって、あるかもしれないのだ。
この時の僕は、そんなことまで妄想してしまっていた><。
糸目が瓶を「投げつけて」使っていた時点で、たぶんまあ、そんなことはないだろうとはわかっていた。椅子と糸目をくっつけた今「カウンターテーブルの上にある瓶に、手が届かない」だろうこともわかっていた。それでも僕は、瓶と中栓を回収せずにはいられなかった。
ー 人間が想像しうるものは実現しうる ー
なんか、そんな感じの言葉があったのを思い出したのだ。僕が「思いついちゃった」からには、そんなことも、あり得るかもしれない・・・。そんな危機感を覚えていた。
魔王にトドメを差し損なった時みたいに、詰めの甘いところは残しておきたくなかった。僕にとってはこの糸目が「大魔王」みたいな存在だと思った。
サラの部屋で僕は、瓶と中栓を、部屋の床に並べてみた。サラが座っているベッドのすぐそばの床に置いた。そうするとなんだか「サラがそれを飲んだくれた後」みたいな状況に見えた。
ー 「ヤンキー酔っ払い幼女」というジャンルも、いいものかもしれない・・・ ー
一瞬そんなことが頭をよぎった。でも「可愛い幼女」なら、どんなジャンルでも、受け入れられそうな・・・そんな気もした。
(そんなことを考えている場合ではない、ポチタロウ!)
また気が緩んでいるように思った。自分で自分にツッコんだ。
現実世界へ戻った僕は、糸目の状況を再確認した。今度は、糸目の両手の「指と指の間」にも、ボンドを塗りたくった。
そこまでして、もう一度糸目を見てから、僕はやっと気がついた。
ー さすがに、考えすぎちゃってる? ー
なんてことに・・・。
「ZZZ・・・ZZZZ・・・ZZZ」
(ちょっとずり落ちた姿で)椅子と一体化したまま、糸目のいびきは、まだ続いていた。
■■■■■■
□□□□□□
ポチタロウと、企画屋の末路:3
■■■■■■
□□□□□□
(ひとまずは・・・これで大丈夫かな?)
ひととおり糸目の無力化を終えたところで、僕はスーに声をかけた。
「スー・・・。しばらく休んでも、たぶん大丈夫だよ。・・・お疲れ様」
僕の尻尾を絶妙な位置で固定したり、頭の中でいろいろと作戦を考えたりして、スーも疲れているのではないか? そんなことを思った。
「ポチにぃも・・・おつかれさま」
そう答えたスーは、やっぱり元気がないように見えた。
いろいろ考えたので、僕自身も疲れていた・・・。スーの隣の椅子に腰掛けた。体重を背もたれにかけて、天井を見上げた。そうして少し脱力した。
(・・・サラに、無駄に散財させちゃったかもしれない・・・)
椅子の上で僕は、そんなことを考えていた。
この時の僕に、糸目への「同情心」なんてのは、まるでなかった。
糸目が僕に一時的に「興味をなくしてしまった」のと同じように、僕も「椅子とくっついた糸目が、この先どうなるか?」・・・なんてことには興味がなかった。
ただ、サラにいろいろと準備してもらったことを、申し訳なく思っていた。
ーーーーーー
僕は「糸目が瓶を(安定性のない)肘掛けに置いた」のを見て「酔わせて眠らせる作戦」に切り替えた。糸目の判断力が衰えていたので「殺す」という選択肢は一旦、除外した。
ー どんな悪人に見えても、殺してしまうなんてとんでもない。 ー
そんな気持ちが2割くらい。
ー こんな男を殺して「人殺しの業」を背負うのは割に合わない。 ー
なんて気持ちが8割くらいだったと思う。
糸目が酔って眠れば、キュウロクが答えを出してくれるまでの「時間稼ぎ」にはなるだろうし、ひとまずそれでいい気がした。
それでももし糸目が、僕や、僕の仲間達の命を脅かすような真似をしてきたら「殺す」という選択肢も、また追加するべきだとも、冷静に考えていた。
糸目は、僕を「大魔王にして殺す」と言った。
そんでもって僕の大好きな有名なアニメでは、こんなことを言っていた。
ー 殺していいのは、殺される覚悟があるやつだけだ ー
僕はそれを踏襲すると決めていた。
すでに僕らはもう、言語を話す魔物「魔王」だって殺してきたのだ。
この世界では「それが常識なんだ」って言い聞かせた。
・・・
・・・
・・・。
ちょっと脱線しちゃったので、話を戻したいと思う。
糸目を眠らせるにあたって、僕はサラに、少し高いお酒を用意してもらった。これは糸目がテンションをあげて(疑うことを忘れちゃって)飲んでくれることを期待してのことだった。
睡眠薬を入れることもちょっとだけ頭をよぎったんだけど、やめておいた。糸目に「毒味をしろ?」とか言われた際に、困ると思ったからだ。
アルコール度数の高いお酒を、サラに何本か用意してもらったのは、糸目の好みがわからなかったからだ。とにかく(糸目が気に入った)度数の高いお酒を飲ませて、早く眠らせてしまいたかった。
そんな思考をした上で、僕は糸目にお酒を差しだしたのだった。短い時間で、結構いろいろと考えたのだ><。
結果として、糸目はまったく疑うことなく、それを飲み始めた。今となっては、安いお酒でも「タダ酒が飲める」なら、糸目は平然とそれを飲んだ気がしていた。
「判断力が鈍っている」と理解した上で、僕が想定したよりも「酔っ払った糸目の判断力」は、さらに輪をかけて鈍っていたように思う。
あれだけ衰えていたのなら、途中で僕が、糸目のガイドタブレットを奪ったところで、それにすら気づかなかったかもしれない・・・。
途中から糸目は、ガイドタブレットを触ることすらやめて、ウイスキー片手に饒舌に話を続けていたのだ。(ただしほとんど聞き取れなかったけど><)
なんだか、頑張っていろいろ考えたのに、それらが無駄になった気がしてきた。
緊迫した場面が続いていたので、少し拍子抜けしてしまった。
糸目が眠った後も、僕は慎重になりまくって、強力ボンドを塗りたくった。ボンドでカピカピになった糸目は、今も尚、眠り続けていた。
(せめてボンドは、1チューブでよかったかもしれない)
・・・なんてことを思った。
僕はサラに、ここらへんを説明して謝った。「高いお酒」とか「強力ボンド」とかで、サラに余分なポイントを使わせてしまった気がしたのだ・・・。
僕の話を聞いたサラは、(アニメ幼女声で)こう言った。
(結果的にそうなっちまったけどさ? そうならなかった可能性もあるだろ?)
(まあ・・・それはそうだね・・・)
(絶対倒さなきゃならない相手なら、オーバーキルで、ちょうどいい! よくやったな、ポチ公!)
サラが(僕の頭の中で)「にしし」って感じで、笑っているような気がした。
(ほんとにありがとね、サラ・・・またちゃんと、お礼、させてね?)
(水くせぇこと言うな! 最後はスカッとしたし! 強力ボンドは、最高だった!)
サラはそう言って、ゲラゲラと笑った。僕もちょっと笑えてきて・・・そんでなんか、いろんな感情が溢れてきた。
僕は物事を悲観的に、考えがちなところがある。
その僕と一緒に、今、サラがいてくれる。いざという時には頼りになって、そんでもって、すぐに楽観的に頭を切り替えられる、そんなサラがいてくれる。
とってもありがたくって、とっても愛しい気持ちになった。
(・・・せめて、今度、抱きしめさせてね・・・っいうか、僕がそれをしたい・・・)
(はう!! ・・・・・・バカ)
そう答えたサラが可愛すぎて、思わず僕はそのまま(頭の中の空間に)サラを抱きしめに行きそうになってしまった・・・。
でも・・・。
まだやることは残っていた。(慎重になりすぎるのも、考えものかも知れないけど)こういう時に、油断しちゃいけないのだ。
キュウロクからの答えをまだ聞けていない・・・。創造者にまだ、連絡を取れていない・・・。
それに・・・。ひょっとしたらシルは今もまだ、プロンプト入力を頑張ってくれてるかもしれないのだ・・・。
僕はまた、気を引き締めなおすことにした。
(ポチたおう、答え、返ってきたお?)
ちょうどシルのことを考えたところで、当の本人から、連絡があった。
(ありがとね、シル。お疲れ様・・・)
僕はシルに、労いの言葉をかけた。
さて・・・。
キュウロクは、どんな答えを返してくれたのだろう・・・。
良い結果が出ていることを、期待せずにはいられなかった。
ーーーーーー
(シルから、サラに、内容を転送してもらって・・・)
「スー・・・じゃあ、もう一度、サラのところへ行ってくるね?」
段取りを頭の中で整えた僕は、スーにそう告げた。
キュウロクからの回答内容を、シルからサラに転送してもらって、それを(頭の中のサラの空間で)確認してこようと考えていた。
シルにそのまま読み上げてもらうこともできたけど、それはやめておいた。シルの「だお言葉」で、キュウロクの回答を読み上げてもらっても「話は半分も入ってこないだろう」と容易に想像できてしまった><。
「ポチにぃ・・・。ボクが、行ってくるの、でも、いい?」
大抵は、肯定の返事を返してくれる、スーがそう答えた。
スーに理由を尋ねてみると「何か、あった時の、ために、ポチにぃが、ここに、残る方が、いいと、思う・・・」とのことだった。
「何か、心配があるの?」
僕がそう聞くと、スーはさらに言葉を続けた。
「もし、こいつが、起きて、また、ポチにぃの・・・悪口を言ったら・・・」
「うん」
「その時に、ポチにぃが、いなかったら・・・」
「うん・・・」
「こいつを、攻撃、するのを、ボクは・・・止められ、ないと・・・思う・・・」
「スー・・・」
・・・
・・・
・・・。
スーは、思った以上に、糸目にご立腹の様子だった。
逸る気持ちもあったけど、一旦キュウロクの返答については後回しにして、僕はスーの話を聞いてみることにした。
表情に出にくいとはいえ、僕はスーがこんなに怒っていることに、気づいてあげられていなかったのだ><
ー 最近、サラに寄りすぎている・・・ ー
そんなことにも気づいた。
僕の頭の中の空間いるものだから、サラは「一」心同体ってわけではないけど、「二」心同体の状態には近い。サラは僕の目や耳を通して、見たり聞いたりしているのだ。
そんな訳で、サラはすぐに僕と、とても近しい関係になったし、今では良き相棒って感じまである。「距離が近い方が親密さが増しやすい」的な言葉があったと思うんだけど、僕らの距離は「近すぎる」のだ。
なにせサラは、僕の頭の中に今、住んでいるのだ・・・。
かといって、僕はスーを嫌いになったりなんかしていないし、むしろ大好きだ。
僕はスーと釣り合うような奴になりたいって思っている。ちゃんとこの子のことも考えてあげたい。
ー ちゃんと気づけたし、今はそれでいい。 ー
そんな風に前向きに考えることにした。スーの話をちゃんと聞いてみようと思った。
でも、そう考えた後で、ちょっとハッとしてしまった。
ー そもそもそんな風に前向きに考えられるようになったのは、きっとサラのおかげでもある。 ー
それにも気づいてしまったのだ><。
そこから僕の思考は、こんな感じで、展開していった。
(いやいや、ポチタロウ。スーがいてくれたから、僕ができるようになったことだってある。そこらへんはきっと、スーだって同じだ)
↓
(みんなだってそうだ。みんながいてくれたからこそ、僕は魔王を倒して、こうしてここにいることができている)
↓
(みんながいてくれて、僕はなんとか生きている・・・。そんなメモまでしたじゃないか、ポチタロウ! ・・・僕にはやっぱりみんなが必要なんだ)
↓
(VR体だとはいえ、サラにだけおちんちんを挿れちゃったから、より親しくなったって部分はあるのかな?)
↓
(みんなにもおちんちんを挿れてしまいたい・・・)
・・・
・・・
・・・。
結局のところ「みんなにおちんちんを挿れたい」・・・なんて結論に到ってしまった僕がいた><。
恋愛関係についての僕の思考は、やっぱりひどいものだと思った><。
・・・っていうより「恋愛」についてさえ、ちゃんと考えられていなくて、結局「性欲」が勝ってしまっている気までしてしまった><。
ー 大魔王は、糸目じゃなくて、僕のおちんちんかもしれない・・・(でも入れたいものは入れたい) ー
僕はその時、そんなことまで思ってしまった。
ー 人間が想像しうるものは実現しうる ー
その言葉をまた思い出してしまって、ちょっと怖くなった。
僕自身が大魔王になるのも嫌だったけど「僕のおちんちんが大魔王」って展開も、歓迎したいものではなかった。
(今は、スーのことを考えろ、ポチタロウ!)
それでもスーの話を聞く為に、僕は気持ちを切り替えることにした。
(っ・・・!)
でもそこでまたまた、ハッとなってしまった。
ー 気持ちを素早く切り替える ー
これは、魔物を倒す時や、旅の間に、何度も思ってきたことではあった。
でも、恋愛方面では、それを実践できたことは、正直あんまりなかった><。それができるようになりつつあるのは、やっぱりサラのおかげな気がして・・・。
思考がループしそうになってしまった><。
・・・
・・・
・・・。
僕の恋愛に関する脳みそは、本当にへっぽこなようで・・・。いろいろと考えてはみたけれども、答えは見つからなかった・・・。
(考えすぎ・・・なのかな?)
ふっと・・・。
この時、また、僕の中で一つの予感があった。
さっきとおんなじ様に「考えすぎている」って気がした。
スーなら、このタイミングで、尻尾をギュムってしてくれていただろう・・・。それに思い当たったのだ。「考えすぎだよ」って教えてくれたスーのことも、思い出せた。
ー やっぱり僕の中に、スーがいてくれて・・・僕にはスーも必要だ! ー
改めて、そう思った。
ー ・・・ポチにぃ、考えすぎてない? ー
いつか、そう教えてくれたスーも(僕と同じで)考えすぎて、自分で物事を抱え込んじゃうところがある・・・。それも思い出せた。
ひとまず考えるのはやめにして、僕はスーの話を聞いてみようと思った。
僕はサラにお願いして、糸目が映っている映像を切ってもらった。(キューブ状のアイテムは、まだ、僕らを取り囲む形で、スクリーンを映し出していた)
ー 創造者に会うまでは、この映像は切らない ー
僕はそんな風に決めていた。でもそれをやめることにした。
映像を流したままで「これ以上、配信をさせないこと」も大事だって思ったけど、今は、「スーの話を聞くこと」の方が、大事だと思った。
僕は、スーのことも本当に、超大好きなのだ。
ーーーーーー
椅子を移動して、スーと膝をつき合わせる形にして、僕はそこに座り直した。糸目に背中を向けた状態になっちゃったけど、とりあえず、イビキが聞こえる間は大丈夫だろう・・・。
「一旦、キュウロクのことは置いておいて・・・」
そう言いながら僕は、真っ正面からスーを見つめた。今はスーの想いをちゃんと聞いてあげたかった。
「言いたいことがあったら、なんでも言って欲しい。どこからでも、何からでもいいからさ?」
それを聞いたスーも、僕を見つめてくれた。
「ポチにぃ・・・うん。・・・わかった」
スーは、ポツリポツリと話を始めた。
0
お気に入りに追加
28
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。




転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる