76 / 91
第二部
ポチタロウと、糸目の男:3
しおりを挟むー 僕らの冒険は、仕組まれたものだった。 ー
それを知ったのを皮切りに、僕はいろんな真実を、知ることになった。
企画屋を名乗った糸目の男は(基本的には)饒舌な感じで、いろんなことを話してくれた(自慢話を付け足すことは忘れずに)。でも、そんなに「親切ではなかった」ので、聞けた話の順番なんかは無茶苦茶だった。
バックトゥ○フューチャーの「ドクの黒板」みたいには、うまくはいかないかもしれないけれど、少しでもわかりやすいように、並べ変えて順序だてて、聞いた話をまとめてみたいと思う。この世界の真実を少しでも知ってもらえれば嬉しい。
ー 勇者を倒した魔王が、必ずしも完璧な人格者ではない。 ー
それと同じように、僕らの冒険を「企画」した糸目の男も、この世界を「創った人物」も「完璧な人格者」ってわけではなかった。
数多ある世界の中では、そんなことだって「ある」のだと、知ってもらいたかった。
■■■■■■
□□□□□□
ポチタロウと、糸目の男:3
■■■■■■
□□□□□□
僕が今いる、この世界には、それを作った高次の存在がいた。いわゆる創造主だ。名前はネオリス。糸目の男は、その高次の存在をただ創造者、もしくは「七光り」と呼んだ。(後者は後で説明したいと思う)
「世界を創った存在」なんだから「神様」みたいなもののハズなのに、糸目の企画屋に言わせると「創造者なのは事実だとしても、創造主などとは『口が裂けても言いたくない』ね」とのことだった。
創造者は他にも何万人といて、それぞれが世界を一つずつ持っているという。Y○utuberみたいに「番組」を創っては、「同じ次元」にいる人々に配信をしているらしい。ただ「自分の創った世界」が舞台なので、Y○utuberの動画配信のスケールを「もっと、とんでもなく大きくしたもの」だと理解してもらえたらと思う。
再生数や評価が高ければ創造者には「創作ポイント」が手に入る。そのポイントを使って新しい惑星を作ったり、新しい設定を盛り込んだり、他の創造者からキャラクターだとか世界だとかを「分けて」もらったり、とにかくまあ「いろいろできる」らしい。
この「創作ポイント」の仕組みはサラの世界の「精霊ポイント」と仕組みが似ている感じだった。ポイントは「お金の代わり」だと思ってくれればそれでいいと思う。買えるものの単位が「惑星単位」だったりして、その規模はまた、とても大きかったけれども。
創造者達は、「世界を創る」のに、原初宇宙の創造主が作った、太陽系第三惑星「地球」を参考にすることが多いそうだ。原初の創造主が作ったそこには、創作家が大勢いるからだ。特に注目されたのが「日本」だった。
そう。小説や、漫画、アニメにイラスト。そこでは数え切れない程の作品が、様々な偉大な創作家によって、今もどんどん排出されていっている。
この世界の創造者「ネオリス」も多分に漏れず、日本の創作物を参考にして世界を創った。この世界はド○クエなんかの「RPG」をベースとして作られたらしい。100年毎に魔王を出現させて(ネオリスの創った設定に沿って)いくつかの物語がそこで誕生したが、あまり配信の評判は良くなかったそうだ。
「あいつのやってたのは、所詮、二番煎じ、三番煎じ・・・いや。一万番煎じどころじゃなかったからねぇぇえ?」
糸目の男による、この世界の創造者への評価は辛辣だった。
実際のところ、ネオリスは、いろんな設定で何度か魔王討伐を配信してみたものの、ついぞ再生数が「跳ねる」ことはなかったそうだ。次に「なろう系」を参考にして「異世界召喚もの」もネオリスの手によって、いくつか作られたが、そのどれもが鳴かず飛ばずで終わったらしい。
「今さら『異世界召喚』って、考え方が遅れてんだよねぇぇえ? それでもぼかぁ、成功させたけど?」
糸目の男はそう言ったし、僕もこの頃には「この男が、そんなことを言うんじゃないかな?」って、ちょっとわかるようになっていた。
ネオリスは配信を一度やめてしまった。使ったポイントと、稼いだポイントの収支が「大赤字」だったのだ。
配信をやめたネオリスは一時的に「裏方」に回った。ネオリスの次元では、創造者が増える度に新しい世界を作る必要があった。その新しい世界を構成する「元素」を作る仕事なんかもあり、ネオリスはそれを担当したらしい。
「たぶん、底辺のするような『マ○クジョブ』だったろうね?」
糸目の男はそう推測して、小バカにしたような態度をとった。
でも、皮肉なことに、この仕事はネオリスに向いてたようで、彼はあっという間にそこで出世した。人を使う、様々なノウハウを覚えた。創作ポイントも増えた。(ネオリスの次元でもやっぱり「お金」の概念はなかったようで、どんな仕事をしても報酬はポイントで支払われたようだ)
ネオリスは魔王討伐の配信を再開することにした。今度は「自分のアイデアで配信を行う」のではなくて「人を使って、そのアイデアで配信をする」ことにした。(ネオリスが裏方に回っている間に、そういう創造者も何人か出てきていたのだ)
幸いにも「異世界召喚もの」を作った際に、高いポイントを払って購入した「召喚ゲート」はまだ残っていた。ネオリスは「召喚ゲート」で日本から創作家を召喚しては「面白い、魔王討伐」のアイデアを考えさせるようになった。つまり「勇者」じゃなくて「企画屋」を召喚するようになったのだ。
創造者はAIにプロンプト(命令文)を与えることで、世界を「設定」したとおりに改変することができるらしい。(ここでまたAIが出てきた)ネオリスは企画屋の考えた「設定」をプロンプトに打ち込んで、魔王討伐の「運営」をするようになった。
「魔王討伐」にこだわったのには理由があった。
「世界を一から作る」のには、創作ポイントが大量に必要だったのだ。その為、ネオリスは、最初に作った惑星を使い回すことにした。魔王討伐はそのまま続け、その「内容」を「人に考えさせることによって」充実させたのだ。
ネオリスはまた、進化の速度を抑えるように、世界に「設定」して、中世ヨーロッパ風の時代を維持するように努めていた。必要だと感じた場合は、ポイントを消費して、世界を巻き戻した。
「けちくさいったら、ありゃしないよね?」
これを教えてくれた時の、糸目の男のいいぐさは、こんなだった。
日本の創作家が「考えた企画」による「魔王討伐」は、それなりの評価を受けた。少なくとも収支は黒字になった。
気を良くしたネオリスは、新しい魔王討伐の度に、一人ずつ企画屋を増やして「競争」させることにした。「一番おもしろかった企画」を採用することで、番組の人気は上がっていった。
それらは「魔王討伐シリーズ」としてまとめられて、ネオリスは中堅程度の配信者としての立場を獲得したらしい。「『創作』の才能は、からっきしだったけど『運営』の才能は、少しくらいはあったようだね」糸目の男は少し憎々しげに、そう言った。
ーーーーーー
この世界では、魔王は100年毎に世界に現れるように「設定」されている。そんなことも聞かされた。
これにも理由があった。
だいたい、魔王が現れて、3~10年くらいで、勇者は魔王を倒すという。(僕らのケースでは2年2ヶ月。異例の早さだった、及び「わざと展開を早くした」なんてことを糸目から聞かされた)
勇者が魔王を倒した後は、10年ほどかけて、次の「魔王討伐」の企画が「企画屋」達によって考えられる。ネオリスが一番気に入った企画が「設定」として採用される。
残りの80年ほどで、この世界は「採用された、次の魔王討伐に沿うように」設定された世界へとゆっくりと書き換えられていく・・・。そんなスパンが繰り返されてきたらしい。
世界改変の「速度を早く」したり「大幅な変化や、つじつま合わせ」が必要な場合にはポイントの消費が激しかったので、ネオリスはそういう運営方法を採用したのだそうだ。
「僕なら、ポイントをガンガン使って、新しい番組をドンドン創るけどね?」
糸目の男は、それが「語尾」であるかのように、創造者をディスるのをやめなかった。
「そんなこと、言っちゃっていいんですか!?」
この時、糸目の男がディスりまくっていたせいで、思わず僕はそう、聞いてしまった。(あえて聞かないようにしていたのに)
この男ですら、僕らの冒険を俯瞰して見ていたのだ。創造者なら、世界のことを全部見通せるだろう。僕はそう推測していた。
もしそれを「見越した上」で糸目の男がしゃべっていたとしたら、今度は僕の方に悪口が飛んできそうな予感があった。「そんなこと、お見通しに決まってるだろ、低脳なの?」みたいな。
もしそれを「見越してなかった」場合は創造者が今、この場面を一瞬でも見てくれることを願って「ディスり」をやめさせる気はなかったのだ。
ただ、これは「思わず聞いてしまって」おいて、よかったと思う。新しい重要な情報を聞き出すことができたからだ。
「編集して、カットするだけさ?」
僕の質問に対して、糸目の男はそう言った。
糸目の男が数字を稼いだおかげで創造者は今はもう、この男が「編集」した映像を「確認」して「配信」しかしていないらしい。あとは「ポイントを使って豪遊している」そうだ。糸目の企画屋からそう(いまいましそうに)聞かされた。
「そうなるように、仕向けたのは、まあ、僕なんだけどさ? 毎日毎日会うたびに『昨日はあの子とヤった』なんて話を聞かされると、まぁぁぁあああ、うんざりもするよね?」
糸目の男は、僕たちのした冒険、糸目が言うところの「初めての魔王討伐」でかなりの数字(ポイント)を稼ぎ出したようだ。ただ、所詮は「雇われの身」だったので、創造者からかなり上前をはねられたらしい。それが気にくわないみたいだった。
あと。この男の話から、今も「毎日」創造者に会っている。そんでもって編集した映像を渡している・・・。そんなことを知ることもできた。
そこで僕は気づけた。
ー 僕らの『配信』はまだ終わっていない ー
その事実にも。
ただ、その「理由」はまだわかっていなかった。
・・・
・・・
・・・。
ちなみに、今までの説明でお伝えした「100年」とかって単位は「この世界」での時間の流れの話だ。
企画屋自体もこの時間の流れで、過ごすこともあるようだけど「こっちの世界の100年が1年」の部屋、もしくは「こっちの世界の1年が100年の部屋」にも行けるらしい。
この世界が「ゆっくりと書き換えられている間」は、100倍の時間の流れで過ごし、「編集作業」なんかをする時には、100分の1の時間の流れの中で過ごすのだと聞いた。
この世界に対しては、やっぱりこの糸目の男も「高次元」の存在だった。
100年毎に魔王討伐の「企画」がたてられて、その企画に沿うように、世界に「設定」が与えられて創り変えられる。そうして「魔王」がこの世界に現れて「勇者」が倒しに行く。それが「配信」されて「運営」されてきた。
僕の今いる、この世界の仕組みはこんなだった。
僕らの冒険は「この世界を救う為」ではなくて、「高次の存在を楽しませる為」のものだったのだ。
ーーーーーー
僕に不満があろうがなかろうが・・・それで今まで、この世界は回ってきた。
ただ、前回、採用された(トリックアートなおじいちゃんも参加した)老人4人による魔王討伐。これはネオリスが「奇をてらいすぎた案」を採用してしまった為に、ごく一部の「水戸○門」なんかを見る層にしか、需要がなく、大コケだったらしい。
「少しは運営の才能はあったようだけど、所詮『七光り』だからねぇぇぇえ?」
この時、初めて糸目の男は、この世界の創造者のことを「七光り」と呼んだ。「・・・七光り?」それについて聞いてみた答えがこうだった。
「たまたま産まれた次元が、高次だった・・・そんな存在も『いる』んだよ・・・」
糸目の男は、この時初めて、怒りの感情を、露骨に露わにした。感情的になった糸目の男は、さらなる情報を僕に教えてくれた。
高次の存在である創造者も、僕の今いる世界や、僕が元いた世界と同じように、両親がいて子を成して生活している・・・そんな世界の住人なのだという。
糸目の男の話によると、ネオリスはただ、創造者の家に産まれて、創造者を引き継いだ。そんな存在なのだと言う。「お金持ち」ならぬ「ポイント持ち」の家に産まれた。ただ、それだけだと・・・。僕の元いた世界で例えるならば、世襲制の政治家みたいなものだろう。
ここへ来てやっと、僕も糸目の男に少しだけ共感できた。
ー この世界では身勝手な理由で、世界が改変され、魔王が呼び出されて、人が殺されてきた。 ー
その事実を知って、僕は怒りを覚えていたのだ。そんでもって、その行為が、言うなれば「ただの親ガチャSSRだった男」によって運営されてきたのだとしたら、許せないと思った。
でも、それを糸目の男に言ったら、また絶句させられることになってしまった><。「そういう次元の話ではない」のだと・・・。
「もし君が前の世界で、ずっと燻ったままだったとしてさ? 願っただけで今のロリコンに優しい世界に来れたとしたら、君、どうしてた?」
(・・・)
この男は残酷な真実まで僕に教えてくれた。たぶん僕は「ここに来たい」と願ってたと思う。「今のこの世界の状況」を知らないままだったら、必ず願っていた。「世界を改変できる」っていうのは抗いがたい魔性の魅力を秘めている。・・・そう理解してしまった。
ーーーーーー
・・・と、ここまでが、この世界の創造者に関する話だ。(これらの情報は、比較的、後の方で聞き出したことが多かった)糸目の男は、創造者からこういった「突っ込んだ話」まで、うまいこと聞き出したらしい。
「ちょうど今の君が、僕にしてるみたいな感じだよね? ・・・バレてないとでも思ってた? 別に話すつもりだったから、いいけどさぁぁあ?」
ジトっとした目(やっぱり糸目だったけど)で、そう言われてしまった。
この時、僕は、糸目の話に「すごいですね」などと相づちを打ちながら、話を聞き出そうとしていたのだ。それが糸目には、しっかりバレていたらしい・・・。
人格がどうであれ、この男はけっして無能って訳ではないようだった・・・。(僕の感情が「顔に出がち」ってのも原因だったと思う><。)
「とにかく、さ? 前回の老人4人の魔王討伐は、大失敗だった。そこで、凄腕広告屋の僕に白羽の矢がたったのさぁあ♪」
糸目はそう言って、本当にニコニコと笑った。そっちの方が気持ち悪いって感じるくらいに、不細工な笑顔だった。
ーーーーーー
ネオリスは「老人4人の魔王討伐」で大コケして、創作ポイントを大量に浪費してしまった。
そこでネオリスはまた、やり方を変えた。「創作家」ではなくて「広告屋」を呼び出して
魔王討伐を考えさせることにしたのだ。「数字を取る」ノウハウは「創作家」よりも「広告屋」の方がもっていると、踏んだのだろう。
糸目の男に言わせると「七光り」のネオリスだったけど、「都度やり方を変えていく」のは理に叶っていると僕は思った。実際にそうして呼び出された広告屋が「初めての魔王討伐」の企画を通して、数字をとったのだ。
ただ・・・。そうして呼び出された「企画屋」が、この糸目の男、「左党周二郎」だった。およそ「善人である」とは言いがたい人物だった。
「僕ら」にとっては、最悪の相手だった。
0
お気に入りに追加
28
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。




転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる