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第二部
【閑話】ポチタロウの延泊日誌(前)
しおりを挟むー 僕らの物語には、まだ続きがあった。 ー
それに気づかずにいた僕が何をしていたか?
先述したとおり、僕はラブホに延泊していた。ぴゅるぴゅる精子を出していた。いたってまじめに早漏を治す特訓をするつもりたったんだけど、ところどころやっぱりコメディみたいになった。逆にシリアスな展開もあった。
最終的に、スーと一緒にイくことができたけど、それまでの過程で、また、いろいろとあったのだ・・・。
その全部を事細かに書いていたら、冗長になってしまう気がするので、割愛しながら書きたいと思う。聞きたい人があったなら・・・いつかまた詳しく語りたいと思う。
かけあし的になってしまうだろうけれども、それでも僕は「おろかな僕が何をしていたか?」を書き残しておこうと思った。
・一つは、自分自身へのいましめの為に。
・もう一つは「魔王を倒した勇者が全員、立派な人格者な訳ではない」これを知ってほしかったから。
幕間の余興みたいなものとして、僕のことを笑い飛ばしてくれたらそれでいい。
前置きが長くなっちゃった・・・。後はあったことを、なるべく淡々と記そうと思う。
情けなくったって、これも僕の物語の一部なのだ。
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【閑話】ポチタロウの延泊日誌(前)
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オクタ(10月)26日:正午過ぎ
(ワフルは元気だゾ! ポチタロは元気カ?)
(うん、元気だよ。そっちは何も変わりない?)
(ポチタロとスーがいないナ! ちょっと寂しいゾ)
サラと、ノムを通して、僕はワフルと話をしていた。ワフルを真似て話を伝えてくれる、幼女なサラの声を聞きながら、僕はワフル自身の明るい元気な声も聞きたくなった。
ちょっとホーム(ワフル)シックにかかってしまった。もう一度、スーに帰ることを提案した。でも「あと、一回、残ってる」と、あっけなく却下されてしまった。スーはどうしても、サラと同じ回数だけ、僕にぴゅっぴゅさせておきたいらしい・・・。
「あと一回出したら帰るの?」と聞いてみると「それが、終わったら、サラと、交代・・・しても、いい」と言われた・・・。あくまでスーは「ゆっくりしたい」らしかった。
二人っきり(正確には大精霊見習いが宿っているけど)でゆっくり過ごす。今まで僕らにそんな機会はあんまりなかった。あったとしても、新しい遊びを考えたりして、恋人っぽいことはしたことがなかった。だからスーの言い分もわかる気がした。
スーの話を聞いているうちに、僕の賢者モードはあっという間に終わってしまったようで「それも悪くないかな?」なんて考えも芽生え始めていた。
ー 一日中女の子と、ただただ、まったりと、エッチなことをする ー
よくよく考えてみると、それも「前世で童貞で死んだ」僕のやってみたいことの一つだったのだ。童貞かつ今より回復力のなかった僕は、そんなことを妄想しながらも、一回射精すると、すぐに満足してしまったのだけれど・・・。
今の僕は発情期の獣みたいにすぐに復活する(実際、獣人だし・・・)。今ならそれが可能な気がしたし「できるものならやってみたい」なんて思ってしまった。
ー スーとサラと、代わりばんこにエッチなことをする ー
それも魅惑的な提案だった。貫通型オナホに、スーに手で蓋をしてもらうまで、僕は物足りなさを感じていた。サラの膣奥の気持ちよさを思い出してしまっていた。
サラがイっちゃったら、精霊界? 的なところへ戻ってしまう・・・。
それはわかっていたハズなのに・・・。サラが一瞬消えてしまった時の、あの恐怖を僕は忘れかけていた。
ー 喉元すぎれば熱さも忘れる。 ー
まさにそんな状態だった。
(スーがあんなこと言ってるけど、サラ・・・どうする?)
ー サラの中に、おちんちんをつっこんで早漏トレーニングをさせてもらう。 ー
そんなことを早くも想像して、僕はおちんちんを硬くさせていた。サラからのいい返事を期待していた。
(・・・流されてんじゃねぇよ、ポチ公が!)
サラにそう一喝されてしまった><。
(ご、ごめん、サラ・・・)
たちまち僕はしゅんとして、僕の息子もしゅんとなった。エッチ方面での自分のおろかさに、また嫌気が差した。
ー 三歩進んで二歩下がる ー
僕はなんだかそんなことを繰り返しているように思った・・・。
(はぁ・・・。んっとにもう! しょーがねぇなぁ・・・ポチ公は・・・)
(・・・サラ?)
(一回だけ。一回だけなら、その・・・オナホってやつを、使うだけなら、してやってもいい・・・・・・ただし。挿れるのは、なしだ)
やっぱり僕が落ち込んでしまったのが、サラには丸わかりだった。「悪態の後にフォローを入れてくれる幼女」なサラはそう言ってくれた。
サラに気をつかわせてしまった><。こんな自分自身が情け無かった・・・。怒られてすぐだったので、さすがに僕はそれを辞退した。
(いや。やっていいから!)
(・・・え?)
(い、一回だけなら・・・俺様も、その・・・ちょっと・・・やって、みたい・・・)
僕が辞退すると「墓穴を掘る系の幼女」でもあるサラはそう暴露してくれた。サラもちょっとやってみたかったのだ・・・。サラが赤面しているのは、頭の中の空間に入らなくてもわかった。
現金なもので、それを聞いた僕のおちんちんはまた大きくなった。「エッチなことに興味津々の幼女」は僕のドストライクが過ぎるのだ><。「流されるな」とカッコ良く言ったサラが「ちょっと流されちゃってる感じ」も、とっても可愛く思ってしまった。
呆れられてしまうかもしれないけど、これも事実だから書いておこうと思った。
(その際は、ぜひ・・・非貫通式でお願いします・・・)
頭の中のサラに向かって、僕は深々と頭を下げたのだった。
「・・・?」
それを見たスーが小首を、こてんとかしげた。
ーーーーーー
「先に、出し、とく?」
大きくなったおちんちんを、僕はスーの前ですっぱだかで、さらけだしていた。それに気づいたスーが「ご飯を食べに行く前に」抜いておく提案をしてくれた。
次の瞬間には僕は(サラにも頼んだのに、節操もなく)念願の非貫通式オナホールを開封してスーに手渡していた。スーのおまたのあたりで、それをスーに両手で固定してもらった。スーの顔を見ながら、僕は腰をふった。
少なめにローションを塗った非貫通式オナホールは、とても気持ちがよかった。園児服姿のスーの口の中に舌を入れながら、オナホの中におちんちんを入れながら、僕はまた、3こすりでピュルっと精子を漏らしてしまった。非貫通ホールはやばかった><。
貫通式のオナホールと、非貫通のオナホールの両方を、僕はお風呂場の水道で洗い流した。賢者モードでオナホールを洗うのは、とってもせつなかった><。
(魔王を倒した勇者のうち、一体何人くらいが、オナホを洗ったことがあるんだろう?)
そんなことも思ってしまって、さらにせつなくなってしまった><。
ーーーーーー
オクタ(10月)26日:午後1時過ぎ
(明日には必ず帰るからね。待っててね、ワフル)
(おう! わかったぞ!)
気を取り直した僕は、ワフルに(サラからノムごしに)再度連絡した。その時には、このホテルに延泊することを決めていた。ピュルっと出しちゃった賢者状態で、オナホを洗いながら「本当に本格的に早漏を治さなきゃ!」なんてことも思ったのだ。
笑い事ではすまされないくらいに、本当に僕はすぐに精子を出しちゃうのだ><。
延泊して特訓することを決めた僕は、受付にそれを告げに行こうとした。部屋の入り口で、蓋のついたパイプを見つけた。ラピ○タの飛行船についていたような伝声管だった。横にはヒモと説明書きがついていた。
ー フロントへの連絡はこちらから。 ー
これで直接フロントと連絡をとれるようになっているらしい。ヒモをひっぱると「シャリ~ン♪」という鈴の音と共に、パイプの蓋が開いた。ヒモはずっと持っておかないと蓋がしまってしまう作りだった。(手を離そうとしたら、蓋が閉まりかけてしまった)しばらく待つと、少しくぐもった男の声が聞こえてきた。
「・・・はい、フロントです。部屋番号とご用件をどうぞ」
「201号です・・・えっと。延泊をお願いします」
「おっと(そうきたか)・・・一日延長でよろしかったでしょうか?」
「は、はい・・・」
「では、一日延泊、確かに承りました」
一瞬小さな声で、ちょっと訳がわからないことを言われた気がしたけど、とりあえず延泊は受け入れてもらえたようだった。
僕とスーは部屋に鍵をかけて、一旦街へと繰り出すことにした。部屋はもう一日、貸してもらうことにしたけど、さすがにお腹が減っていたので、どこかで腹ごしらえをするつもりだった。
園児服のままで外を歩くのはまずい気がしたので、一応スーには着替えをしてもらった。
ホテルの外へ出ると、自然と僕らは、風の吹く方、港の方へと歩いていった。手を繋いで、ゆっくりと歩いた。
ーーーーーー
オクタ(10月)26日:午後2時過ぎ
青く澄んだ空と、吹き抜ける真っ昼間の秋の潮風がとても気持ちよかった。
海が見える場所まで来ると、2階建ての「宿屋兼、定食屋」といった感じの建物が3件、海沿いに並んでいた。真ん中のお店は、店の外側まで、机や椅子を並べていた。かなり繁盛しているようだった。お昼のご飯どきを過ぎたのに、まだまだお客さんがいっぱいいた。
僕ら二人は迷わず、そのお店の「店外」の席を選んだ。
魔王を倒す旅の間も、自治区の屋敷を改修している間も、僕らは外で食事をしていた。なんなら屋敷の改修が終わった後でも、僕らは外でご飯を食べることが多かった。長年の習慣になっていたとも言えるし、単純にその方がおいしく食べられる気がしたのだ。
「何にする? スー?」
「むぅ・・・」
テーブルにはメニュー表が置いてあって、スーはそれとにらめっこを始めた。
今後のことを考えて僕は「スタミナ定食」なるものを注文することにした。「これからスーとエッチなことをいっぱいする」のだ。そうして早漏を治すのだ・・・。それを意識して、またおちんちんが硬くなった。「同じもの」とスーも結局「スタミナ定食」を選んだ。
海を眺めながら、スーと話しながら待っていると、木製の大きなお皿にワンプレートに盛られた料理が運ばれてきた。短いスカートの16~17歳くらいの給仕のお姉さんが運んできてくれたんだけど、今の僕にとっては、全くの対象年齢外だった。
ー 僕のロリコン化は相当深刻なところまで進んでいる。 ー
僕はそれに気づかされた。
メインは豚バラ肉をタマネギとニラと混ぜて炒めたものだった。真ん中に卵黄が乗せてあった。いかにもスタミナがつきそうだ。
左隣にニンニクチップマシマシな感じのガーリックライス。右上にトマトとレタスのサラダ。左上にはコーン入りのポテトサラダが添えてあった。ガッツリした「男の定食」って感じがした。
デカ盛りの料理をスーが食べきれるか? は心配しなかった。ワフルほどではないにしても、スーもかなりの大食いなのだ。
(僕が食べてると、サラもおいしいの?)
ふと疑問に思って僕は定食を食べながら、サラにそんなことを聞いてみた。
(ポチ公がうまいと思うものなら、だいたいうまいな)
(お腹は膨れるの?)
(ポチ公が膨れたら、俺様も膨れる)
(そうなんだ)
(ああ)
そんな感じで話をしてみて、サラの食事事情も知った。僕らから栄養を摂取しているのか? サラは(僕が食べれば)何も食べないでも平気らしい。
ただ、魔王を倒す前くらいには緊迫した場面が続いたので「水は置いておいた」とサラから聞かされた。僕が思ってた以上に、僕らの戦いはサラにはギリギリに見えたらしく「喉がカラカラになった」のだそうだ。
サラの料理の好みも聞いてみた。サラは、辛いものや酸っぱいものはちょっと苦手で、女の子らしく甘いもの全般が好きらしい。
それを聞いた僕は、食後にケーキもいただいた。もちろんスーもそれを食べた。(リリを除いて)一番小食なサファでさえ、一人前より少し多いくらいには食事をたいらげるので、僕らは精霊の分までご飯を食べているのかもしれない。詳しいことはサラも知らないようだった。
ーーーーーー
ー まだ遅い気がする。このままでは追いつけない。 ー
ここからは、もう少し早足でいろいろとお伝えしたいと思う。
ーーーーーー
たらふく食べたスーは、ケーキの最後のひとくちをほおばりながら、椅子の上で寝てしまった。僕はそんなスーを可愛らしく思いながら、お姫様抱っこで抱きかかえた。誘拐犯にでもなってしまったみたいな気がして、背徳感と共に、メ○ルギアソリッドみたいに、若干隠れながらスーをラブホへと運び込んだ。
ーーーーーー
オクタ(10月)26日:午後3時過ぎ
スーをベッドへ寝かせて、僕は頭の中へと意識を向けた。サラのところへ向かった。スーの3回は一旦終わったのだ。今度は(一度だけとは言っていたけど)サラの番だ。もちろん僕は非貫通式のオナホールを手に握りしめていた。
オナホをおちんちんにかぶせる時に、やたらとサラが恥ずかしがって、つられて僕も恥ずかしくなってしまった。なんとかかんとか、サラが一番奥まで非貫通式を差し込んでくれたところで、シチュエーションに興奮しすぎた僕は、また精子を漏らしてしまった。0こすりだった><。
サラに洗面台を出してもらって、半泣きになりながら、また僕はオナホールを洗っていた。精神は安定したハズなのに、サラに慰められると、感極まって、僕はサラに抱きついてしまった。
なんだか二人して、ちょっとエッチな雰囲気になってしまって、そのままなしくずし的に、サラの割れ目におちんちんを差し入れて、ピュルっと出してしまった。
サラの中に留まり続けていると、おちんちんがムクムクしてきた。また少し腰をふったら、ピュルっと出てしまった。僕は初めて「抜かずの2連発」を経験した。2連続といえども、結局、2回とも早く出ちゃったので「特訓できてないこと」と「挿れちゃったこと」でサラにまたお説教を受けた。
サラもちょっとエッチな感じになっていたのに、一方的に責められた感じで、ちょっと理不尽を感じた。
そのタイミングでスーが目を覚ましたようで、シルからサラに連絡があった。そうして僕はサラのお小言から解放されることになった。
この頃には僕はまた少しおかしくなっていたように思う。頑張ろうとしても、頑張ろうとしても、すぐにピュルっと出してしまう自分に嫌悪感を覚えていた。
僕だって好きで出している訳ではないのだ。どうしても出ちゃうのだ><。そこにお説教までされて、本当にやるせない気持ちになっていた。
そんな気持ちのままで、自分の頭の中の空間から抜け出した。
現実世界に戻ると、僕はまだ未練がましく、非貫通オナホールを握りしめていた。それに気づいて、思わず投げ捨てそうになってしまったけど、やめておいた。オナホールに罪なんてない。悪いのは僕なのだ・・・。
僕はまたスーに相談することにした。
話しているうちに言葉がいろいろと溢れ出してきた。前にスーがいっぱいいっぱいになっちゃって、ありのままに僕らにいろいろと告げてくれた時のエッチバージョンみたいなものを、スーの前で僕は繰り広げていた。
・腰を動かしながら射精に耐える訓練を、とにかくいっぱいしたいこと。
・一番奥まで差し込むと、どうしても出ちゃうこと。
・なんとかして本当に早漏を治したいこと。
そんな感じの情け無いことを、僕は思いつく限りスーに全部ぶちまけてしまった。しゃべり終えた後で、とっても恥ずかしくなった。
「ポチにぃ、100%で、やって、ない?」
「たぶん、やってる・・・と思う。余裕なかった」
ー いつも100%でいるといっぱいになっちゃうから6~8割くらいの力でやるといい。 ー
僕はスーに教えてあげたそれを、逆にスーに教えられていた。
「スーにはエラそうなこと言っちゃって・・・なんだか、情け無いね、僕・・・」
「いいよ、ポチにぃ・・・いいん、だよ・・・」
話を聞き終えたスーはそんな僕を優しく抱きしめてくれた。肯定してくれた。
・・・
・・・
・・・。
僕はいつしか大きな声をあげて泣いていた。泣きじゃくっていた。さすがにここまで声を上げて泣いたのは、こっちの世界へ来て初めてのことだったと思う。
どうしてもどうしても、エッチな気持ちが高まると、精子が出ちゃうのだ。「努力をしよう」と思ってもすぐに興奮して忘れてしまうのだ。・・・本当に悔しかった。
・・・
・・・
・・・。
思いっきり泣いたら少し落ち着いた。
ー 泣けるだけ泣いた。全部さらけ出した。なら、あとはやるだけだ! ー
僕は、そんな気持ちになっていた。
「今は100%でやってみたいんだけど、いい?」
スーにそう聞いてみた。ここが頑張るべき時だと思ったのだ。
「いいよ。ポチにぃの好きに、して、いい」
スーは笑って、そう答えてくれた。
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