入れたいのに入れたいのに入れたいのに「ピュルッ」と出てしまう「元ショタ勇者」の物語

人外倫理

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第一部

【閑話】スーとワフルと、ポチタロウの精通(後)

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「ぐはっ。やーらーれーたーー。」



スーが朝食を食べ終えた後、僕らは中庭に、麻敷きを敷いて、すごろくで遊びだした。僕自作の「魔王討伐すごろく」だ。



名前は「そのまんま」って感じだし「魔王を倒してきた僕らが、それで遊ぶって、どうなのよ?」とも思ったけど、休んで何にもしてないと、逆に落ち着かなかったので、作ってみたものだ。



前世の小学生の頃に、紙と鉛筆で作ったものをブラッシュアップしてみたのだけど、なかなか面白いものが出来たと思う。このすごろくは、特にスーが気に入ってくれた。



こっちの世界でも、最初は紙で作ってみたんだけど、あんまり紙の質が良くないし、外で遊ぶには、風で吹き飛ぶので、改めて木で作り直した。天気が良ければ、僕らは、すごろくすら外でするのだ。



スーに続きをせがまれて、興が乗って、僕は、全5ステージからなる、木製のロープレ風すごろくを仕上げた。文字の刻印はスーが精密な風で刻んでくれて、僕がそこに焼きを入れた。最終的に結構、凝った作りになった。



スーはすごろく作りついでに「サイコロ作り」にもハマった。完璧なサイコロをつくるべく、スーは木をなるべく正確な立法体に切り刻んでいった。何回もサイコロを振っては、統計をとった。



「むぅ」
コロン。

「むぅ」
コロン。

「むぅ」
コロン。



何度も何度もサイコロを振るスー。それは、とてもシュールな光景だった。



それぞれの出目の確率が、ほぼ一律になるまで、スーのサイコロ作りは続いた。興味を持ったら、とことんやる。スーは、そんな一面も持っている。ちなみに夢中になってる時の「むぅ」は特に可愛い。



ーーー



「むふぅ。今日も、魔王、やっつけた・・・」
スーは(すごろく上で)魔王討伐を終えると、満足したように、両の拳を空へ向けた。



「すごいねスー。また魔王倒しちゃった。王様、報酬をどんだけ用意したって足りないねぇ」
実際問題、本当に、こんなに魔王が現れたり、倒されりした日には王様、涙目どころじゃ済まない。



「ふぅ・・・。・・・ポチにぃ」
すごろくを終えたスーが、トテトテと僕の方へ来る。そのまま、あぐらをかいていた僕の胴体に抱きつくと、クルンと体を回して、いつもの場所に座った。



すなわち、あぐらをかいた、僕の股の間だ。ここが居住地かのごとく、ワフルもスーも、ピタリとそこに落ち着く。超かわいい。そして超嬉しい。



「超かわいい、超嬉しい。」で、普段なら、丸く収まるのだけれど、今日はちょっとやばい。なにしろ、初カウパー(たぶん)が出たばかりだ。



このままスーに座り続けられると、また勃起してしまいそうな気がした。なんとかしなきゃと思ったけれど、アクションはスーの方が早かった。



スーは僕の両腕を一つずつとると、自分の胴の前に持って行った。自然に僕は、スーの体の前で両手を組んだ。ああ、慣れって怖い。「むふぅ♪」とスーは満足そうだ。



僕のあぐらにピタリとハマり、僕の両腕をベルト代わりにして。スーは僕の股の間に、合体ロボット並のしっくりさで、すっぽりと収まっている。



・・・これ、エッチな意味で、合体しちゃってたとしたら、なんて名前の体位なんだろうか? スーの後ろ頭を見ながら僕は考えてしまった。



変なことを想像しちゃったものだから、僕はまた半勃起になった。・・・今日は朝から一体、何をしてるのだろう?



あぐらの上のスーと一緒に、空を眺める。



「今日は天気がいいな」とか「スーのおまたに手を伸ばして、みようかな? やめろポチタロウ、紳士たれ」とか「今の僕のは、まだ小さいから半勃起が、バレないのかな? それはそれでちょっと悲しい」とか「昼から何する予定だっけ?」とか、もう思考はゴチャゴチャ、まぜこぜだった。



「運動会日和だし、もっと健全なこと考えよう」と、思考の方向を変えようとするも「センセー、セックスも運動に含まれますかー?」と、ふざけた僕が頭をよぎる。やめてぇー。



その間にも、スーの柔らかいおしりによる、半勃起への圧迫は続く。さながら床オナの「幼女の柔らかお尻バージョン」だ。超贅沢・・・。幼女特有の体温の高さと、女の子の柔らかさ、甘い、いい匂い。それらを感じて、僕は抗えなくなってきた。



スーの頭を撫でながら、時折しゃべりだす、スーのその言葉に相づちを打っていたのだけれど、途中から話の内容がわからなくなってしまった。



スーが体を動かしたタイミングに合わせて、ちょいちょい、こっちの腰まで動いてしまう。完全勃起(小さいけど)して、どんどん気持ち良くなってきた。



精子が出るのか出ないのか?まだわからないけれど、このままだと、イってしまいそうな予感がする。



精通してなきゃ、何も出ないだろうし、最悪、ズボンの中に射精しちゃってもバレないのかな?・・・なんて、放出方向へ考えが進み出した。



無意識に僕は、スーの体に回した腕で、その小さな体を、引き寄せた。僕のおちんちんが、さらに圧迫される方向へと、ギュッと引き寄せた。



「ポチにぃ?」
「・・・スー・・・可愛いよ」
不思議そうな声を出すスー。僕はスーの耳元でそう呟くと、その長い、エルフ耳を撫でた。



「んぅ」
ちょっと、くすぐったそうにして声をあげるスー。恥ずかしかったのか、耳が真っ赤になる。スーの耳に、舌を入れようと頭を傾けかけたところで、僕の理性的な何かが歯止めをかけた。


「これまで紳士でやってきただろう、ポチタロウ? 何も許可を得ないで、そういうことをするなんて、紳士の風上にもおけないぞ」・・・と。



・・・・・・そうだ。曲がりなりにも僕は、聖徒かつ、勇者と呼ばれる存在だった。たとえ昨今のラノベなんかで、クズ勇者とかが流行っていたとしても、僕は、そういうものに、なりたくはない。僕はみんなが大事だし、あくまで合意の上で、そういうことをする奴でいたい。



・・・
・・・
・・・。



・・・でも、もう限界が近いから、スーに、今、許可をもらって、出させてもらおうかな・・・。



(・・・。)
理性的な何かに、呆れられた気がした。



スーの柔らかお尻による、僕のおちんちんへの攻撃(圧迫)は、なおも続いていた。



ーーー



かっこつけてすぐさま、心が折れかけた僕の耳に、「シュタタタ、タッタ」と、誰かが、かけてくる足音が聞こえた。



「ポチタロ!帰ったゾ!」
ワフルが満面の笑みで、かけてきて、僕に抱きついてきた。僕の上に座る、スーの上から、おかまいなしに抱きついてきた。



「ポチタロ!」
「うわっ、と」
「むぅっ!」



僕ら3人は、そのまま後ろへ倒れ込む。スーのお尻のあたりに当たってた、僕のおちんちんは、そのままスーの体に沿ったまま、ずりりーっ、とスーのお尻から背中まで移動した。そこにワフルとスーの二人分の加重が加わる。



縦に「グイーーーッ」っと、摩擦で刺激を受けた後、すぐさま、「ギュッ」と、上から圧迫の刺激が来る。



「くっ!・・・」



・・・
・・・
・・・。



・・・
・・・
・・・。



・・・あ、危なかった。散漫な刺激をずーっと受け続けた後の、この刺激はヤバかった。僕は、なんとか耐えきると、思わず閉じてしまっていた目を開いた。



するとそこには、ワフルの笑顔があった。お日様みたいにニコニコしている、可愛いワフルの顔があった。



「ただいま、ポチタロ」



そう言って、ワフルはニコニコ笑う。可愛く八重歯が見える。ワフルはそのまま僕に抱きついて、柔らかいほっぺたをスリスリと当ててきた。・・・何この、可愛い生き物?



「むぅ・・・ワフル、重い」
そのタイミングで、ワフルの下になったスーがモゾモゾ動いた。僕のおちんちんに、また微妙な刺激が加わった。



「うっ!」
もう、ダメだ。イク・・・っていうか、イキたい。ワフルの可愛い笑った顔と、スーの柔らかい身体をオカズに、もう出してしまいたい。



僕は混乱に乗じて、スーの体をおちんちんに圧がかかる方向へ、再び引き寄せた。スーの体にペニスを押し当てながら、ヘコヘコと数回、腰をふった。



「(イクッ!)」



ピュッ!ピュピュッ、ピュピュピュ・・・ビュビュビュビュビュビューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ。・・・ビュクン、ビュクン、ビュクン・・・・・・ピュルッ。



そうして、僕は、おしっこみたいな勢いで、精子をズボンの中に、放出した。



ーーー



目を閉じて、余韻にひたる。おしっこのように大量に出たけど、あきらかにこれ、精子だよね? パンツの中に放出してしまった、それは、粘り気があるし、出る時に、性的快楽を伴ってた。



・・・てか。めっちゃ気持ちよかった。前世で、こんなに気持ちよかったことも、こんなに出たこともない。



この世界だと、もしくは、獣人だと、こんなに出るものなのかな?
これは・・・やばいな。・・・いい意味で。



射精を終えた僕の頬には、まだワフルのほっぺがあった。プニプニで最高の感触だ。ワフルの中に出しちゃったのかと、錯覚してしまいそうになる位置取りだ。スリスリしてくれるワフルを、ものすごく愛おしく感じた。



気がつくと僕は、ワフルの頭を、引き寄せて、その唇にキスをしていた。ぎこちなくキスをして、そのまま舌を入れて、ワフルの口内をまさぐった。



「んむんっ!?・・・どしたポチタロ?」
ワフルが口を離し、ちょっとビックリした顔をしている。



・・・
・・・
・・・?



ん!?何を僕はドサクサにマギレテ、何ヲ、ヤッテ、シマッテ、イルンダ?



「うわぁぁぁ!ごめん、ワフル。」
僕はあわてて、立ち上がった。僕の上にいた、二人はコテンと転がる。



「ワフルが、あんまりにも可愛かったからつい!!」
・・・なんて言ってはみたものの、そもそも相手が可愛いければ、キスしていいわけではないよね? いや、僕らは好き同志だからいいのかな? いや、そんでも、いきなりは失礼だよね?



うーーーーん。



なんと言葉をつなげたものか? あたふたしながら、思案をしていると、起き上がりかけた、ワフルの頭が、僕の股間のすぐ目の前の高さに来ていた。そんで、ワフルは、ちょっと驚いた顔をして、そこをずっと見ている。



そろーーーっ、と。視線を下げてみる。



ワフルの凝視してる先、僕の股間のあたりを見てみると、そこには、お漏らししたみたいな染みが広がっていた。



・・・違うんだ、ワフル。お漏らしじゃないんだよ?いや、ある意味、お漏らししたんだけど、おしっこを漏らしたわけじゃないんだよ?



・・・なんて、言えるハズもなく。なんて言ったらいいのやら、さっぱり言葉が思い浮かばない。



これから一体どうすりゃいいんだろう? とんでもなくカオスな展開だ。
僕は、この世界に初めて来た時以来、二度目の、ワニワニ大パニックになった。



空をあおいだ。
あいかわらず、いい天気のままで、空はそこにあった。



ーーー



この世界での、僕の精通は、こんな感じだった。


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