入れたいのに入れたいのに入れたいのに「ピュルッ」と出てしまう「元ショタ勇者」の物語

人外倫理

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第一部

リリ=ルルレ(妖精さん:2)

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オクスフォード家が戻ってきたことで、今までになかった「縄張り制度」が、村に導入された。リリお気に入りの、青チューリップの丘にも、麻の糸で囲いがされた。



気まぐれにその丘に出向いたリリは、そこで、麻糸の囲いに、立て看板。巻き髪の生意気そうな妖精少女と、その使用人・・・を見ることになった。



「あら、ここはあなたのような、卑猥な存在が来る所ではなくってよ?」
「な!?・・・卑猥とかいう奴が卑猥よっ!」



リリはヤナとその場で言い争い、リリは「縄張り制度」ができたことを知った。キッとヤナを睨みつけるリリ。そして、言い放った。



「世界中全部、誰かの所有物なんかじゃないわ! 境界線もいらない!



・・・全部、あたしのものなんだから!」



リリは憤り、制止の声を振り切って、麻の糸をプチプチ切っていった。ついでに青チューリップも、何本か引きちぎって持って帰った。



そこからリリとヤナの確執がはじまった。お互いにチヤホヤされてきた上、年の近かった二人は、ことごとくソリが合わなかった。



二人が顔を合わす度に、そこで口喧嘩が始まるのだった。



ーーー



ヤナは、同年代の妖精達を仲間に引き入れ、リリいじめを本格的に開始した。ヤナも、若くともオクスフォードの一員。徒党を組む有利を知っている。



「あら、ごきげんよう。淫売の血が入ってて、まだよくも生きてられましてね?」

「逆に淫売の血が流れてるから、生きてられるのかもー?」

「うんうん。普通の妖精なら、耐えられないもんねー?」

「たしかにー!」



リリは、ヤナ達から、事ある毎に、中傷されるようになった。最初は、反論していたが、応酬がどんどんエスカレートしていき、勝てなくなった。数の暴力に対抗する手段を考え得るほど、リリは賢くない。



「ムッキー!なんなのよ、あいつら! よってたかって、あたしをバカにしてさ! だいたいソマもリヤもスイも! ずっとあたしの取り巻きしてたくせに!」



リリは、歯がみした。いろんな物に当たり散らした。悔し涙と共に、疲れて眠った。














ー スッ ー










かつてないほど怒って、目が覚めたら、自分の中で何かが変わっていた。



(大丈夫。時が来れば、全て、解決できるわ。)



そんな声が聞こえた気がした。何故か本当に、大丈夫に思えたリリは、前みたいに平穏な日々を送ることを心がけた。



ヤナ達に攻撃され、他の妖精から無視され、たまに心がチクッとしたが、なるべく気にせず、羽の向くまま飛び、気の向くままに過ごした。



隙を見て、麻の糸をプチプチ切ることだけは、やめなかった。



ーーー



ある朝、起きて。リリは股間に違和感を感じた。ベッドの上、ショーツを脱ぎすてると、そこに赤黒い血が付着していた。



リリの初潮の訪れだった。



「・・・あたし、死ぬの?」



何も知らずに青ざめるリリの頭に、以前、聞こえた、小さな声が、前より大きくなって響いた。



「大丈夫。それはあなたが大人になった証よ。力に目覚める時が来たの。」



声は、リリに生理の処置方法を教えてくれた。リリが病気になった訳ではないことや、年に一回、それが来ること等も、優しい口調で語ってくれた。



「女の証」を得て、サキュバスの力を使えるようになったことも、その声に知らされた。声の教えを受け、少し訓練をすると、低級な魔物なら魅了できるようになった。



声はリリを、心地良くさせ、うまく導いてくれた。声の言うとおりにすると、何でもうまくいくように思えた。



「ふわぁぁぁ。なんか声のとおりにしとけば、大丈夫みたいね・・・。」
いつからかリリは、その声の言うがままの傀儡と化し、次第に意識がボンヤリとしていった。


ーーー



「フゴッフゴッフゴッ、ブヒィ!」
「ひぎぃ! ぎもちいいーー! ひぎぃぃぃ!」



「フゴォォ、ブゴォォォ、ブヒィィ!」
「あがががが、もっど、もっどおくぅ!おくっ!」



「・・・???」



次にリリの意識が戻ったのは、獣のうめき声と、獣のようにあえぐ、少女達の声を聞いた時だった。



そこは、黒バラの森で、ヤナ、ソマ、リヤ、スイの4人がオーク達に犯されていた。



「いぐぅぅうーーーいぐう!!」
「ブヒ、ブヒ、ブヒ、ブヒィ!!」



交わりの獣声をBGMに、リリは思い出してきた。



頭の中の声に煽りたてられ、ヤナ達への怒りや憎しみを思い起こされ、増幅され・・・その導くままに、オーク達を魅了し・・・誘い出したこと。



オークをヤナ達のところまで連れていって、妖精少女達を襲わせたこと。犯され弱った少女達にも、魔法が効くようになったので、ついでに発情させたこと。



そして今、この現状になっていること。



「ブッヒ、ブッヒ、ブッヒ、ブッヒ」

オークAが夢中になって、両手で掴んだヤナを、一定の速度で、上下にこすり上げている。
腹ボコどころではなく、体を貫通しそうな勢いで、ヤナの体の中をオークAの特大ペニスが往復する。



「ひぎぃーー!おほぉぉぉーーっ! いくぅー!」

それでもヤナは、よだれをたらし、メス顔で、よがり続ける。



他の3人の少女も似たり寄ったりだった。

「あっあっあっあっあっ!ぎもちいぃぃ!!」
「いぐぅぅぅぅうーーーまた、いぐう!!」
「おぐぅ!そこ、そこいいのぉーーっ」



ーーー



「クフッ、クフフフフッ」



邪悪な笑い声を上げている自分がいるのに、リリは気づいた。



(お高くとまってたのに、みんな、喘ぎまくっちゃってまあ・・・。どっちが淫売だか、わかったもんじゃないわね。)・・・頭の中で声がした。



その声の正体は、リリの母親が残した残滓で、リリはそいつと夢の世界で、戦うことになるのだが、それはまた別のお話。



狂演はフィナーレへと向かっていった。



ーーー



「フゴッフゴッ、オデ、モウ、イグ!」
「あがががががっ、奥に、奥に出してぇぇぇ!」

「オラもイグッイグッイグッ!!」
「あっあっあっああぁぁぁぁぁぁっ!」



狭い狭い膣に阻まれて、なかなか射精に至らなかったオーク達は、もう出したくて出したくてたまらなかった。ぜぇぜぇあえぎ、汗を流しながら、気持ちいいポイントを見つけては、妖精オナホと化した少女達で自分のイチモツをゴシゴシしごき上げた。



「あぐっ、あぐ、いぐいぐいぐ。いぐーー!!グァァァァ!!」
一匹が限界に達したところで、猛り、それが伝播するように、他のオーク達も限界を迎え、溜まりに溜まりに溜まった精子を放出しはじめた。



「ぶひぃぃぃぃーーーーっ」
ドビューーーーッ。ドビューーーーッ。ビュルッ、ビュルッ、ビュククッ!

「ぶひっぶひっ、いぐっーーーー」
どぷーーーっ・・・、どぷーーっ・・・、どぷーっ・・・どぷっ、どぷっどぴゅ・・・。

「ふごぉぉふごぉふごぉぉ、ブヒィィィィ!」
ビュルびゅるびゅるびゅる・・・ピュルッ。ドピュルルルルッ。



オーク達は、あまりの気持ちよさに恍惚の表情を浮かべた。こんなに溜めて放ったのは初めてだった。「「「ぎんもぢいいーーー!」」」



「「「いぐーーーっ」」」
ソマ、リヤ、スイの妖精少女三人組は、体内に大量の精子を放出されると同時に、絶頂し、いろんな液の混合物を股間から噴きだした。そのまま白目を剥いて気絶した。



一歩遅れて、ヤナを犯していたオークAも、絶頂の時を迎えた。



「ブッヒィィィィィ!!!!!いぐ、いぐ、いぐ!いぐいぐーーーっ!!」
「おっほぉぉぉぉぉ!!!!!」



ドボボボボボボピュッピュルッ、ドボボッ!ドボボボボボボッ・・・びゅるっ!ゴポッ・・・ドババババババーーー!。ぴゅーーーん。



オークAは、とんでもない量の精液をヤナの中に放った。放出の瞬間、子宮の最奥にペニスを突きたてた彼は、精子をどんどんどんどん注ぎ込み、自分の精子圧に耐えきなくなって、掴んでいたヤナを離してしまった。



ヤナは精液を推力に、ドババババと、ふっとんでいって、そのままピクピクしながら動かなくなった。



事が済み、我に返ると、オーク達は賢者の顔で、住処へ戻っていった。



後に発見された4人の妖精少女達は、股から精液、愛液、血液、尿の混ざった液をドボドボと、垂れ流し、ベトベトの体で村へ運ばれたのだった。



■■■■■■
□□□□□□



リリの「妖精テイストまるで無視」の所業に、さすがのロロもこれ以上は、かばいきれなかった。村長の座をトマスに明け渡し、できるだけの償いをしたが、オクスフォード家も村人も、いつリリに襲いかかってきてもおかしくない。



ロロは、リリに逃げるように提案した。



「リリ、ここへ行ってみてはどうだい? ちょうどリリみたいな子の求人募集があるよ。」

「んー?サキュバスの力を使える、小型飛行種族の募集?」

「うむ。募集内容が、実にお前にピッタリだ。しかもこの街は、いろんな種族が入り交じって住んでる所だよ。・・・きっとリリも受け入れてもらえるはずさ。」



長老であるロロの元には、こういった依頼書が、ちょくちょく届いた。そしてリリの条件に当てはまる、その求人募集だけは、ちゃんと別にして取ってあった。



(この子は、よくも悪くもスケールが大きい。
こんな小さな村で収まる子じゃないのかもしれない・・・。)



ロロ老人はいつからか、そんなことを思いながら過ごしていた。



リリはリリで、その求人に何かを感じた。
まさに自分の為に用意されたかのような仕事だ。



それにもう、今のルルレ村は、リリの居場所ではなくなってしまっていた。リリには、うまく表現できなかったが「何かが変わってしまった」という感覚があった。



(新しい場所なら、あたしも受け入れてもらえるのかな?)



「うん、ロロ。あたし、ここに行ってみる。」
リリはあっさりと決断した。彼女は元来、そう悩んだりする性質ではない。



こうしてリリの妖精村での生活は幕を閉じた。リリは求人があった場所「セントルム」の方角をめざし、フワフワと飛んでいった。



ーーー



「これでやっと、わしも引退だな・・・。そういや、わし、隠居したいんじゃった。」
そう呟く老人の声は、少し寂しそうに響いた。


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