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第一部
ポチタロウ、回想する(中)
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「みんな、何もらうー?」
帰り道。
僕らは、討伐報酬の話題で盛り上がった。
「魔王を倒したあかつきには、何でも望みどおりの褒美を授けよう」
出発前に王様からは、そんなテンプレっぽい、セリフを聞かされていた。
「何でも」なんて言っちゃって「永遠の命」とか言われたら、どうすんだろ? 当時の僕は冷静に、そんなことを思っていた。
さて。魔王を討伐し、報酬をもらうのが現実の話となった今。僕らは話し合って「偉い人達を怒らせない範囲」で、報酬をもらうことに決めた。
~ 王様を怒らせて、処刑になりました。 ~
・・・こんな結末は嫌だからね。
なんか子供らしくないドライな考え方かもだけど、2年近く、ずっと旅をして、魔王まで倒してきたら、まあ、多少は慎重にもなるよ。僕に至っては前世の記憶まであるし。
そんなこんなで、僕らは「それぞれの裁量で考えてみた報酬」を、歩きながら、発表していったのだった。
ーーー
「綺麗な家に住みたいです・・・。」
神官服のメインヒーラー、みんなのお姉ちゃん。サファは慎ましい願いを、慎ましく述べた。
ーーー
「ワフルは、トウモロコシ畑と、肉っ!一生、食べ放題! わふー♪」
無邪気と元気の塊。ちびっこドワーフ、ワフルは、一番小さい身体(リリ除く)で、巨大ハンマーを掲げ、ニコニコ笑顔でそう言った。
ーーー
「とりあえず、寝る場所と、ふかふかのベッド・・・。あとは、それから、考える・・・。」
眠そうな目で、エルフのスーは、マイペースに、ポツリポツリと言葉をつないだ。
寝癖がぴょんぴょん跳ねてて、可愛いかった。
ーーー
「あたしは!世界、名花百選・・・の花の蜜を、全種類! あと、ポチのくびわー。」
魔王討伐に関しては、何の役にも立っていない妖精さん。リリも当然のごとく、自分の欲しいものを主張した。
ーーー
うん。道案内、がんばったもんね。
冒険中、20むんずくらいされてたもんね。
てか僕の首輪って何?
「僕は・・・。僕らが自由気ままに住める場所と、首輪拒否権・・・かなぁ?」
僕も願いを言いながら、やんわりと首輪は辞退した。
欲しいものはそれぞれ違った。でも、この想いだけは同じだった。
「これからもずっと一緒にいたい。」
魔王討伐の冒険で、みんな、すっかり仲良しさんになっていたのだ。
■■■■■■
□□□□□□
僕らは、それぞれ違った属性の大精霊を、宿していた。
僕が火、サファが水。スーが風、ワフルが地。
宿した大精霊は、サラマンダー(火)、ウンディーネ(水)、シルフ(風)、ノーム(地)。神話やファンタジーの大御所さん達だ。
四大精霊の力は、個々でも凄かったけど、別属性と組み合わせることで、さらに威力を増した。
火と風を混ぜれば、魔法の威力と範囲が上がったし、水と地と火で、強固な壁や鈍器が作れた。なんなら簡易的な家を作ったりもできた。
どんどんと強くなっていく魔物に適応し、僕らはおのずと、連携がうまくなり、仲良し度も上がっていった。
「同じ目標を共有し、それを共に達成する。」
・・・チームワークを高める一つの手段だという。
大目標→「魔王討伐」
・・・こんなのを「共有して、達成した」僕らが、仲良くならない方が、難しかったんじゃないかな?
■■■■■■
□□□□□□
「これからもずっと、みんなと一緒にいたいな・・・。」
欲しいもの発表会が一段落した後。僕らは野営地で、まったりくつろいでいた。
そんな中で、僕は、自然とそう、つぶやいていた。
みんな「そんなの当たり前だよね?」って顔をしながら、頷いてくれた。
「私も。勇者様やみんなと一緒にいたい・・・です。」
「ワフルはポチタロと、ずっと一緒にいるゾ。」
「ボクも・・・。ボクも、ポチにぃと、ずっと、いる。」
「あ、あたしもいてあげるわよ!ポチはあたしがいないと、どうしようもないんだから!」
え?え?何??このリア充、爆発展開?
僕、今、リア充?
わーーん。生きててよかったよー!
この時、僕のテンションはマックスで。
(コマンドを選択して、技を出す系のRPGなら、僕は凄いダメージを叩き出しただろう。)
勢い余った僕は、今まで言えなかった思いや、密かに考えていたことを、つい口に出してしまった。
ー みんなが本当に大好きなこと。本当に欲張りで悪いけど、みんな全員、好きなこと。
ー みんなと結婚したいこと。
ー 今の年齢で、結婚してしまいたいこと。
ー もう大人に使われたりしないように、僕らだけの居場所を作りたいこと。
ー 性的に抑圧されてきた分、みんなとエッチなこともしてみたいこと。
(むしろ「やりまくりたいっ!」て感じだったけど、さすがにそれは言えなかった。)
ー これらを全部、満たせるような褒美を「怒らせない範囲」で、もらいたいこと。
かなり熱くなって、僕はこれらを語った。今、思い出すと、相当恥ずかしい。
サファは赤面。ワフルはニコニコ。スーは「ほへ?」って顔で。リリは上気して、ハァハァ言い出し・・・って、おーい、妖精さーーん?
反応はそれぞれだったけど、みんな「おっけー」って感じだった。かるー。何、その軽さは? いや、すんごい嬉しいんだけどね。
「ポチタロのやりたいことは、みんなもやってみたいと思うゾ?」
そんなワフルの言葉が、僕らの関係を集約していた。僕個人への好感度も、ちゃんと上がってくれていたのだ。・・・だって、頑張ったもん。
一応、前世の経験を生かして、パーティの参謀的な立場は担ってこれた・・・と思う。
うろ覚えのネットやゲームの知識。他のみんなより、20年、長く生きてたことは、チートとまでは、いかなくても十分、大きなアドバンテージとなった。
パーティのみんなから、一番名前を呼ばれ、質問や相談をされる・・・そんな素敵ポジションに僕がいた。
「前世で生きてたのも、無駄じゃなかったんだ」
そう思えて嬉しかった。
前世の僕は、ただぼんやり「言われるままに生きているだけ」だって思ってしまうような期間が長かったから・・・。
その「ただ生きているだけ」だなんて思ってた時間も、ささやかながらに役に立ってくれてて、今の僕の一部を形成してくれてて・・・そのおかげでロリハーレムも形成されつつあって・・・。
・・・あれ? 途中までいいことを言えてたような気がするのに・・・。
えーと。まあ。人生って何があるかわかんないよね・・・。
・・・帰路は続いた。
■■■■■■
□□□□□□
僕がみんなに思いを告げてからは「どんな褒美をもらえば、それを実現できるか?」が話題の中心になった。ほんと、みんな好き。
題して
~ 僕らの居場所作り作戦 ~
がスタートした。
基本的な指針は、僕とスーで決めていった。スーは、天才ちゃんだ。話し方は、ポツリポツリと、なんだけど、きっと「思考速度に言葉がついていってない」だけなんだと思う。
5歳から6歳の特訓時代から僕は知ってた。興味のあることに関してなら、スーは半端なく知識を吸収することを。(興味のないことは、ほんと、覚えないけど。)
スーが、地理の授業を脱線して、いろんな国の内情を、調べていたのも知ってる。
僕は、今回の魔王討伐報酬で「なるべく小さな国」をもらって、法律を変えて、好きなようにやる。・・・なんて方向で考えていたので、スーの持つ各国の知識は大いに役立った。
サファは、基本「見守りお姉さんモード」で、たまにスーの言葉を補足してくれた。質問したら、熟考してから、自分の意見を述べてくれた。
ワフルは鼻歌なんかを歌って、路肩のあたりを、ニッコニコ、ニコニコ歩いていた。・・・かと思うと、ふいに、短くて的を射た、いいコメントをくれた。何?このイケメン幼女?
妖精さんは「あんたが甲斐性もって、あたしの居場所も、ちゃんと考えてよね。」と、言い残したあと、道案内にいそしんでくれた。
そこまではリリもカッコ良かった・・・。
なのにリリは、ウキウキ速度で進みすぎ、結局、帰り道でも、6むんずされた。・・・妖精さん。
そんなこんなが、ありながら・・・。
僕らは、帰路も無事、踏破し、セントルム(最初のお城だよ)にたどり着いた。そこでやっと、魔王討伐の長い旅路を終えた。
往路1年8ヶ月、復路6ヶ月。
結果として、僕らは2年2ヶ月の旅をした。
いろんなことを話せたし、みんなの新しい側面も見れた。
「帰りも歩き」で、きっとよかったんだと、今は思ってる。
帰り道。
僕らは、討伐報酬の話題で盛り上がった。
「魔王を倒したあかつきには、何でも望みどおりの褒美を授けよう」
出発前に王様からは、そんなテンプレっぽい、セリフを聞かされていた。
「何でも」なんて言っちゃって「永遠の命」とか言われたら、どうすんだろ? 当時の僕は冷静に、そんなことを思っていた。
さて。魔王を討伐し、報酬をもらうのが現実の話となった今。僕らは話し合って「偉い人達を怒らせない範囲」で、報酬をもらうことに決めた。
~ 王様を怒らせて、処刑になりました。 ~
・・・こんな結末は嫌だからね。
なんか子供らしくないドライな考え方かもだけど、2年近く、ずっと旅をして、魔王まで倒してきたら、まあ、多少は慎重にもなるよ。僕に至っては前世の記憶まであるし。
そんなこんなで、僕らは「それぞれの裁量で考えてみた報酬」を、歩きながら、発表していったのだった。
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「綺麗な家に住みたいです・・・。」
神官服のメインヒーラー、みんなのお姉ちゃん。サファは慎ましい願いを、慎ましく述べた。
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「ワフルは、トウモロコシ畑と、肉っ!一生、食べ放題! わふー♪」
無邪気と元気の塊。ちびっこドワーフ、ワフルは、一番小さい身体(リリ除く)で、巨大ハンマーを掲げ、ニコニコ笑顔でそう言った。
ーーー
「とりあえず、寝る場所と、ふかふかのベッド・・・。あとは、それから、考える・・・。」
眠そうな目で、エルフのスーは、マイペースに、ポツリポツリと言葉をつないだ。
寝癖がぴょんぴょん跳ねてて、可愛いかった。
ーーー
「あたしは!世界、名花百選・・・の花の蜜を、全種類! あと、ポチのくびわー。」
魔王討伐に関しては、何の役にも立っていない妖精さん。リリも当然のごとく、自分の欲しいものを主張した。
ーーー
うん。道案内、がんばったもんね。
冒険中、20むんずくらいされてたもんね。
てか僕の首輪って何?
「僕は・・・。僕らが自由気ままに住める場所と、首輪拒否権・・・かなぁ?」
僕も願いを言いながら、やんわりと首輪は辞退した。
欲しいものはそれぞれ違った。でも、この想いだけは同じだった。
「これからもずっと一緒にいたい。」
魔王討伐の冒険で、みんな、すっかり仲良しさんになっていたのだ。
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僕らは、それぞれ違った属性の大精霊を、宿していた。
僕が火、サファが水。スーが風、ワフルが地。
宿した大精霊は、サラマンダー(火)、ウンディーネ(水)、シルフ(風)、ノーム(地)。神話やファンタジーの大御所さん達だ。
四大精霊の力は、個々でも凄かったけど、別属性と組み合わせることで、さらに威力を増した。
火と風を混ぜれば、魔法の威力と範囲が上がったし、水と地と火で、強固な壁や鈍器が作れた。なんなら簡易的な家を作ったりもできた。
どんどんと強くなっていく魔物に適応し、僕らはおのずと、連携がうまくなり、仲良し度も上がっていった。
「同じ目標を共有し、それを共に達成する。」
・・・チームワークを高める一つの手段だという。
大目標→「魔王討伐」
・・・こんなのを「共有して、達成した」僕らが、仲良くならない方が、難しかったんじゃないかな?
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「これからもずっと、みんなと一緒にいたいな・・・。」
欲しいもの発表会が一段落した後。僕らは野営地で、まったりくつろいでいた。
そんな中で、僕は、自然とそう、つぶやいていた。
みんな「そんなの当たり前だよね?」って顔をしながら、頷いてくれた。
「私も。勇者様やみんなと一緒にいたい・・・です。」
「ワフルはポチタロと、ずっと一緒にいるゾ。」
「ボクも・・・。ボクも、ポチにぃと、ずっと、いる。」
「あ、あたしもいてあげるわよ!ポチはあたしがいないと、どうしようもないんだから!」
え?え?何??このリア充、爆発展開?
僕、今、リア充?
わーーん。生きててよかったよー!
この時、僕のテンションはマックスで。
(コマンドを選択して、技を出す系のRPGなら、僕は凄いダメージを叩き出しただろう。)
勢い余った僕は、今まで言えなかった思いや、密かに考えていたことを、つい口に出してしまった。
ー みんなが本当に大好きなこと。本当に欲張りで悪いけど、みんな全員、好きなこと。
ー みんなと結婚したいこと。
ー 今の年齢で、結婚してしまいたいこと。
ー もう大人に使われたりしないように、僕らだけの居場所を作りたいこと。
ー 性的に抑圧されてきた分、みんなとエッチなこともしてみたいこと。
(むしろ「やりまくりたいっ!」て感じだったけど、さすがにそれは言えなかった。)
ー これらを全部、満たせるような褒美を「怒らせない範囲」で、もらいたいこと。
かなり熱くなって、僕はこれらを語った。今、思い出すと、相当恥ずかしい。
サファは赤面。ワフルはニコニコ。スーは「ほへ?」って顔で。リリは上気して、ハァハァ言い出し・・・って、おーい、妖精さーーん?
反応はそれぞれだったけど、みんな「おっけー」って感じだった。かるー。何、その軽さは? いや、すんごい嬉しいんだけどね。
「ポチタロのやりたいことは、みんなもやってみたいと思うゾ?」
そんなワフルの言葉が、僕らの関係を集約していた。僕個人への好感度も、ちゃんと上がってくれていたのだ。・・・だって、頑張ったもん。
一応、前世の経験を生かして、パーティの参謀的な立場は担ってこれた・・・と思う。
うろ覚えのネットやゲームの知識。他のみんなより、20年、長く生きてたことは、チートとまでは、いかなくても十分、大きなアドバンテージとなった。
パーティのみんなから、一番名前を呼ばれ、質問や相談をされる・・・そんな素敵ポジションに僕がいた。
「前世で生きてたのも、無駄じゃなかったんだ」
そう思えて嬉しかった。
前世の僕は、ただぼんやり「言われるままに生きているだけ」だって思ってしまうような期間が長かったから・・・。
その「ただ生きているだけ」だなんて思ってた時間も、ささやかながらに役に立ってくれてて、今の僕の一部を形成してくれてて・・・そのおかげでロリハーレムも形成されつつあって・・・。
・・・あれ? 途中までいいことを言えてたような気がするのに・・・。
えーと。まあ。人生って何があるかわかんないよね・・・。
・・・帰路は続いた。
■■■■■■
□□□□□□
僕がみんなに思いを告げてからは「どんな褒美をもらえば、それを実現できるか?」が話題の中心になった。ほんと、みんな好き。
題して
~ 僕らの居場所作り作戦 ~
がスタートした。
基本的な指針は、僕とスーで決めていった。スーは、天才ちゃんだ。話し方は、ポツリポツリと、なんだけど、きっと「思考速度に言葉がついていってない」だけなんだと思う。
5歳から6歳の特訓時代から僕は知ってた。興味のあることに関してなら、スーは半端なく知識を吸収することを。(興味のないことは、ほんと、覚えないけど。)
スーが、地理の授業を脱線して、いろんな国の内情を、調べていたのも知ってる。
僕は、今回の魔王討伐報酬で「なるべく小さな国」をもらって、法律を変えて、好きなようにやる。・・・なんて方向で考えていたので、スーの持つ各国の知識は大いに役立った。
サファは、基本「見守りお姉さんモード」で、たまにスーの言葉を補足してくれた。質問したら、熟考してから、自分の意見を述べてくれた。
ワフルは鼻歌なんかを歌って、路肩のあたりを、ニッコニコ、ニコニコ歩いていた。・・・かと思うと、ふいに、短くて的を射た、いいコメントをくれた。何?このイケメン幼女?
妖精さんは「あんたが甲斐性もって、あたしの居場所も、ちゃんと考えてよね。」と、言い残したあと、道案内にいそしんでくれた。
そこまではリリもカッコ良かった・・・。
なのにリリは、ウキウキ速度で進みすぎ、結局、帰り道でも、6むんずされた。・・・妖精さん。
そんなこんなが、ありながら・・・。
僕らは、帰路も無事、踏破し、セントルム(最初のお城だよ)にたどり着いた。そこでやっと、魔王討伐の長い旅路を終えた。
往路1年8ヶ月、復路6ヶ月。
結果として、僕らは2年2ヶ月の旅をした。
いろんなことを話せたし、みんなの新しい側面も見れた。
「帰りも歩き」で、きっとよかったんだと、今は思ってる。
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