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ナーオ・ロウ国編Ⅱ
王妃教育の合間に
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獅子国やその周辺で起こった事を誰にも知らされていなかった私は、王城での王妃教育を頑張っていました。
王太子妃の合間に、王太后様の離宮にショウ様が作ってくれた私専用の厨房が出来てすぐから、この厨房で色々と作っています。
主に、ストレス解消目的で。
王城でショウ様との将来を見据えて、王妃になるべく教育されているのですが、地味にストレスがじわじわと溜まってくるのです。
でもでも、今の私は王太子の婚約者もとい、皇太子妃として扱われているので、日本に居た頃のように、気軽に王城の外へ、ホイホイと出掛けられなくなってしまいました。
はぁ~。
この現実に、日本人の庶民として過ごしていた私は、溜め息をつきたくなるんですよ。
その上、私には女神さまの加護があるので、女神さまの加護を自分のモノにしようとする他国の愚か者達に、誘拐され監禁される危険がある為、国外にも出掛け難いと説明されました。
そこで、私が「旅行にも出掛けられないなんて、酷い。」と呟いたら、ショウ様が涙目になっていました。
仕方ないじゃないですか、私、修学旅行も社会科見学も祖父母に行かせてもらえなかったし、社会人になっても、理不尽な事で勝手に身代わりにされて、働けど、働けど、生活するので精一杯な人生だったんだよ?!
それが解決したのに、旅行らしきものが出来たのは、界渡りでワオンドーラ国へ着いた時と、その国から出た時ぐらいだったんだから、不満に思っても普通だよね?
そういう私の心情を涙目になったショウ様は知っているはずなんだけれども、私がいつでもどこでも愚か者の手先達に狙われているのだとか、その愚か者達が、あちこちの国に一定数いるので、王城の方が安全だとかを、王太子で婚約者のショウ様と、宰相補佐でカーナ様の夫であるイッチェン様の二人がかりで説明されました。
そんな危険を冒してまで、王城を抜け出す度胸も無ければ、危険に自ら飛び込む様な事はしませんよ。トホホ。
私は各国の貴族や王族に狙われている現実を2人に教えられたので、おとなしく、王城に居る事しか出来ません。
そこで出来るストレス解消法は、食べる事か、眠る事、図書館で本を読むことの選択しか、私にはなかったんですよ。
そう言う事情を解っているショウ様だから、私専用の厨房を作ってくれたのだと理解しています。
動かずに食べてばかりじゃ、身体が横に成長して、立派な太っちょになるでしょう。
そうすると、ドレスの採寸をする時に、自分の身体のサイズを赤裸々にされるのがツラかった日本人の感覚を持っている私が選ぶのは、太らないようにすると言う選択肢しかなかったのです。
太ったとドレスを作り替えるのがモッタイナイ!無駄遣いダメ!と思う庶民感覚が染みついている私には、そもそも出来ない事ですけど。
ダンスの練習や、王城内を歩き回って筋力を維持するのが精一杯なんですよ。
王妃教育って、結構な量があるんですけど、私がどこまで出来るのか分からない教師陣とは、会って、聞かれた事に対する口頭説明と、その内容を説明するように要求されるんです。
ハッキリ言って、高校生や大学生の時を思い出す程、勉強漬けなんです。だから、最低限の筋力維持しか出来ないんです。
魔法を使う練習もしているし、夜は夜で、ショウ様の肉体言語による愛情表現を毎晩、要求されて、それに応えているので、結構大変なんですよ。
ショウ様の好きにさせると、私が抱き潰されますからね。翌朝、起き上がれなくなってしまい、王妃教育が遅れてしまうんで、気を付けてはいるんですが…。ショウ様には、私の心情を察して欲しいんですが、こういう時だけは、何故か、私の心情が伝わらないんですよね。…アレの時は、ワザと分からない振りをしているのではないかと、知っていて知らない振りをしている確信犯ではないかと、ショウ様を疑っている私です。
あ、話が飛んでしまった様ですね、えーと、次代様だった黒子猫の黒百合様こと、クーちゃんの世話をしている私ですが、クーちゃんが今代様になりました。
黒大猫になる1,000才まで、あと10年の間があったそうですが、急遽、代替わりをしたので、その代わりにと、いつでも子猫の姿に擬態出来るように女神さまに融通してもらえたそうです。
私やショウ様の側にいる時には子猫の姿で過ごせるので、未だに、クーちゃんの人化した姿は見ていません。クーちゃんの弟子も選定中で、まだいないので、余計に寂しいのか、日中は私にベッタリしています。凄く可愛いんですよ!!!
あー、リンクス陛下の再々婚が延びているので、私とショウ様の結婚式も、もう何度か延期されました。
リンクス王に!
息子だけ、番と幸せにするのが許せないそうですよ!!だから、自分が再々婚するまでは、王太子の結婚を延期するのだと勝手に王命を発令したんですよ!!あのアホ陛下が!!
自分は長期間、ミュン様を冷遇していた癖に!!何、言ってやがる!!と、怒りがゴウゴウと燃え盛るんですよ!
ええ、リンクス王のせいで、じわじわとストレスが溜まるので、リンクス王にだけは、私が作った物は差し入れしていませんが。何か?!
この件についてはショウ様も怒り心頭でいるので、私の王へは差し入れをしないという、地味なストレス発散を許可してくれています。
ショウ様も「美味しい、美味しい」と、王の目の前で私の差し入れを食べて、ドヤ顔で煽って、王の悔しそうな顔を見ると、少しだけ溜飲が下がると言っていますけど。
私達の結婚を許可してくれれば、義父になる王様にも差し入れするつもりでいるんだけど…。はぁっ。
王様も大人げないから、こっちも地味に抵抗しているっていうか、結婚させてくれと、ショウ様も周りからも言っているのに、リンクス王だけが頷かないっていうか、王命で阻止してくるので、早く再々婚をしてくれと思っています。
私の膝の上に、黒大猫になったクーちゃんが子猫に擬態している姿で寛いでいます。
先程、私専属のメイドから聞いた話を思い出して、溜め息をついてしまいました。
『にゃう?(どーしたの?)』
「クーちゃん、また王様がお見合いをしたんだけど、ダメだったらしいの。」
『にぃい?(それで溜め息を?)』
「王様がお見合い相手の女性に断った理由がね、「処女でない」からなんだって。」
『うなんうにゃ!ぷにゃははっ!(馬鹿な!自分だって、王太子という息子がいるし、経験済みなんでしょ?ふははっ!)』
「ミュン様と初夜を過ごさなかったのは王様なのに、相手の方にも失礼な理由だなって思って、つい、溜め息をついてしまいました。」
『ふにゃんにゃうん。(あたいもユーイの溜め息の理由に納得。)』
「身勝手過ぎるよね。」
『にゃうんにぃいー、ぐうぐるにゃん。(そーだね。でも、王の番でもないし、お見合い相手も、王様のお金で贅沢な暮らしが出来ると思っていたから、破談で良かった筈。)』
「うわ!クーちゃん、凄い!相手も誰だか分かってるんだ。凄いなぁ。」
『うるるっ!うるんっ!(褒められちゃった!えへん!)』
「明日も、王城でお見合いがあるって聞いたけど、誰の見合いなのかは教えてくれなかったな。」
『にゃんにゃんにゃううん。(ショウ王太子でないから、放っておけばいいよ。)』
「ショウ様に関係ないなら良いや。クーちゃんの言う通り、知らないで関わらないようにするね。
明日も王妃教育で忙しいし。」
『……。(明日は王太子にもユーイにも関係ないから、あたいは次世代の大事な2人を守れるように、警戒だけしておこうか。)』
「クーちゃん?寝ちゃったのかな?クーちゃん用のバスケットベッドに運ぶね。」
寝たふりをして、バスケットで出来た子猫用ベッドに寝かされた黒百合は思った。何か食べてから、寝たふりをすればよかったと…。あとで、絶対に、城の厨房につまみ食いをしに行こうと。
王太子妃の合間に、王太后様の離宮にショウ様が作ってくれた私専用の厨房が出来てすぐから、この厨房で色々と作っています。
主に、ストレス解消目的で。
王城でショウ様との将来を見据えて、王妃になるべく教育されているのですが、地味にストレスがじわじわと溜まってくるのです。
でもでも、今の私は王太子の婚約者もとい、皇太子妃として扱われているので、日本に居た頃のように、気軽に王城の外へ、ホイホイと出掛けられなくなってしまいました。
はぁ~。
この現実に、日本人の庶民として過ごしていた私は、溜め息をつきたくなるんですよ。
その上、私には女神さまの加護があるので、女神さまの加護を自分のモノにしようとする他国の愚か者達に、誘拐され監禁される危険がある為、国外にも出掛け難いと説明されました。
そこで、私が「旅行にも出掛けられないなんて、酷い。」と呟いたら、ショウ様が涙目になっていました。
仕方ないじゃないですか、私、修学旅行も社会科見学も祖父母に行かせてもらえなかったし、社会人になっても、理不尽な事で勝手に身代わりにされて、働けど、働けど、生活するので精一杯な人生だったんだよ?!
それが解決したのに、旅行らしきものが出来たのは、界渡りでワオンドーラ国へ着いた時と、その国から出た時ぐらいだったんだから、不満に思っても普通だよね?
そういう私の心情を涙目になったショウ様は知っているはずなんだけれども、私がいつでもどこでも愚か者の手先達に狙われているのだとか、その愚か者達が、あちこちの国に一定数いるので、王城の方が安全だとかを、王太子で婚約者のショウ様と、宰相補佐でカーナ様の夫であるイッチェン様の二人がかりで説明されました。
そんな危険を冒してまで、王城を抜け出す度胸も無ければ、危険に自ら飛び込む様な事はしませんよ。トホホ。
私は各国の貴族や王族に狙われている現実を2人に教えられたので、おとなしく、王城に居る事しか出来ません。
そこで出来るストレス解消法は、食べる事か、眠る事、図書館で本を読むことの選択しか、私にはなかったんですよ。
そう言う事情を解っているショウ様だから、私専用の厨房を作ってくれたのだと理解しています。
動かずに食べてばかりじゃ、身体が横に成長して、立派な太っちょになるでしょう。
そうすると、ドレスの採寸をする時に、自分の身体のサイズを赤裸々にされるのがツラかった日本人の感覚を持っている私が選ぶのは、太らないようにすると言う選択肢しかなかったのです。
太ったとドレスを作り替えるのがモッタイナイ!無駄遣いダメ!と思う庶民感覚が染みついている私には、そもそも出来ない事ですけど。
ダンスの練習や、王城内を歩き回って筋力を維持するのが精一杯なんですよ。
王妃教育って、結構な量があるんですけど、私がどこまで出来るのか分からない教師陣とは、会って、聞かれた事に対する口頭説明と、その内容を説明するように要求されるんです。
ハッキリ言って、高校生や大学生の時を思い出す程、勉強漬けなんです。だから、最低限の筋力維持しか出来ないんです。
魔法を使う練習もしているし、夜は夜で、ショウ様の肉体言語による愛情表現を毎晩、要求されて、それに応えているので、結構大変なんですよ。
ショウ様の好きにさせると、私が抱き潰されますからね。翌朝、起き上がれなくなってしまい、王妃教育が遅れてしまうんで、気を付けてはいるんですが…。ショウ様には、私の心情を察して欲しいんですが、こういう時だけは、何故か、私の心情が伝わらないんですよね。…アレの時は、ワザと分からない振りをしているのではないかと、知っていて知らない振りをしている確信犯ではないかと、ショウ様を疑っている私です。
あ、話が飛んでしまった様ですね、えーと、次代様だった黒子猫の黒百合様こと、クーちゃんの世話をしている私ですが、クーちゃんが今代様になりました。
黒大猫になる1,000才まで、あと10年の間があったそうですが、急遽、代替わりをしたので、その代わりにと、いつでも子猫の姿に擬態出来るように女神さまに融通してもらえたそうです。
私やショウ様の側にいる時には子猫の姿で過ごせるので、未だに、クーちゃんの人化した姿は見ていません。クーちゃんの弟子も選定中で、まだいないので、余計に寂しいのか、日中は私にベッタリしています。凄く可愛いんですよ!!!
あー、リンクス陛下の再々婚が延びているので、私とショウ様の結婚式も、もう何度か延期されました。
リンクス王に!
息子だけ、番と幸せにするのが許せないそうですよ!!だから、自分が再々婚するまでは、王太子の結婚を延期するのだと勝手に王命を発令したんですよ!!あのアホ陛下が!!
自分は長期間、ミュン様を冷遇していた癖に!!何、言ってやがる!!と、怒りがゴウゴウと燃え盛るんですよ!
ええ、リンクス王のせいで、じわじわとストレスが溜まるので、リンクス王にだけは、私が作った物は差し入れしていませんが。何か?!
この件についてはショウ様も怒り心頭でいるので、私の王へは差し入れをしないという、地味なストレス発散を許可してくれています。
ショウ様も「美味しい、美味しい」と、王の目の前で私の差し入れを食べて、ドヤ顔で煽って、王の悔しそうな顔を見ると、少しだけ溜飲が下がると言っていますけど。
私達の結婚を許可してくれれば、義父になる王様にも差し入れするつもりでいるんだけど…。はぁっ。
王様も大人げないから、こっちも地味に抵抗しているっていうか、結婚させてくれと、ショウ様も周りからも言っているのに、リンクス王だけが頷かないっていうか、王命で阻止してくるので、早く再々婚をしてくれと思っています。
私の膝の上に、黒大猫になったクーちゃんが子猫に擬態している姿で寛いでいます。
先程、私専属のメイドから聞いた話を思い出して、溜め息をついてしまいました。
『にゃう?(どーしたの?)』
「クーちゃん、また王様がお見合いをしたんだけど、ダメだったらしいの。」
『にぃい?(それで溜め息を?)』
「王様がお見合い相手の女性に断った理由がね、「処女でない」からなんだって。」
『うなんうにゃ!ぷにゃははっ!(馬鹿な!自分だって、王太子という息子がいるし、経験済みなんでしょ?ふははっ!)』
「ミュン様と初夜を過ごさなかったのは王様なのに、相手の方にも失礼な理由だなって思って、つい、溜め息をついてしまいました。」
『ふにゃんにゃうん。(あたいもユーイの溜め息の理由に納得。)』
「身勝手過ぎるよね。」
『にゃうんにぃいー、ぐうぐるにゃん。(そーだね。でも、王の番でもないし、お見合い相手も、王様のお金で贅沢な暮らしが出来ると思っていたから、破談で良かった筈。)』
「うわ!クーちゃん、凄い!相手も誰だか分かってるんだ。凄いなぁ。」
『うるるっ!うるんっ!(褒められちゃった!えへん!)』
「明日も、王城でお見合いがあるって聞いたけど、誰の見合いなのかは教えてくれなかったな。」
『にゃんにゃんにゃううん。(ショウ王太子でないから、放っておけばいいよ。)』
「ショウ様に関係ないなら良いや。クーちゃんの言う通り、知らないで関わらないようにするね。
明日も王妃教育で忙しいし。」
『……。(明日は王太子にもユーイにも関係ないから、あたいは次世代の大事な2人を守れるように、警戒だけしておこうか。)』
「クーちゃん?寝ちゃったのかな?クーちゃん用のバスケットベッドに運ぶね。」
寝たふりをして、バスケットで出来た子猫用ベッドに寝かされた黒百合は思った。何か食べてから、寝たふりをすればよかったと…。あとで、絶対に、城の厨房につまみ食いをしに行こうと。
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