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獅子国編
赤雪皇妃1
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豪奢な屋敷の花が咲き乱れる庭園に3人の人がいた。白角と赤穂と赤雪が東屋の中、白角の膝の上でご機嫌な赤雪を見る赤穂と白角のいる家族団欒の時間。
「赤雪は可愛い。母の赤穂にそっくりで、儂の自慢だのぉ。」膝の上の赤雪を見て、にやける白角。
「角様ったら、わたくしを自慢しては下さらないの?」
拗ねた風を装う赤穂。それを苦笑いして、赤穂を見つめる白角。2人を心配そうに見る赤雪。
「すまん、すまん。赤穂が一番の自慢じゃといつも言っておろうがのぅ。赤雪も儂と赤穂との子だから、一番なのだ。」
白角の言葉を聞いて、笑顔になる赤穂。赤雪もニコニコしてしまう。
「わたくし、幸せですの。政略(結婚)でも角様に出会えたからですわ。」
「わたちも、とー様と、かー様がいるから幸せでしゅ。」
私が言った言葉に、父も母も微笑んでいた幼少の頃を夢の中で思い出していた。
私は今、ナーオ・ロウの貴族牢に入っているだけで、処刑前に死なれるとナーオ・ロウ国として困るからと、手厚い警備を受けている。他国の刺客や暗殺者から守られているのだ。毎日、毎日、牢の中にいるだけで、することが無くて暇だったのだ。
だからかもしれない。小さい頃、何も考えずに生きていればいいだけで幸せだった日々をやたら、夢で思い出すのだ。私は皇妃だった女。男も自分の思い通りに動かしていた気高い女。忘れてはならない。
暇つぶしの為、身体が男を欲している為、4人いる牢番の中で、比較的扱いやすい2人を自分の手練手管で夢中にしてみようかと思い付き、動いてみた。
処刑が決まった私の命のロウソクの火は、もうあまり残っていないだろう。最後まで、自分は男達にとっての最高の女でいようと思ったのだ。
「あの、ご相談があるのですが…。」小声で、でも見回りで近付いて来た牢番にだけは聞こえる様に声をかけた。
首を傾げて、でもどうしたらいいのかと思案をしている様子を醸し出す。
「いかが致しましたでしょうか。」
いつもいるこの牢番と、食事を担当しているであろう牢番の2人は、私に対して良い印象を持っているらしく、何かと細やかに気遣いをみせるのだ。食事に花を添えるとか、私が寝ていると音をたてない様にするだとかを。
「…あのです、ね。わ、私、身体が熱くて耐えられないんですの…。情けをかけて下さいますか…。」
最初の方は思い切って言った様子で、でも、後の方で、何て事を言ってしまったのかしら?!と声も尻つぼみに小さくして言い切ってみた。牢番の顔が赤くなった。
これで引っかかるだろうと思い、その気持ちを顔に出さない様にした。王城の貴族牢の牢番は、貴族の若い男がなるものだから。そういう男共は見目だけは良いから。私の最後の火遊びに丁度いい。
妖艶な私が恥じらいながら誘う仕草の落差につい手を出してしまうと、愛人共が寝物語に語っていたから、なんと言って、牢番が落ちるのかと様子を見ていた。
「!」驚いてはいるが、ゴクリと牢番が唾を飲み込んでいる。もう一押しだろう。ふふふっ。
「…身体がツラいんですの。私、人妻ですから、定期的に抱かれないと、ツラくって…。」と、言ってみた。そんな男にとって都合の良い、いい訳出来る理由なんてあるのか!と思うだろうが、みえみえでも誘われているのが分かっているのだろう。
嘘でもいいのだ、理由が欲しいだけなのだから。
頬を赤くして、上目遣いで潤んだ目で牢番を見る。牢番の顔が更に赤くなった。
日替わりで愛人の男をとっかえひっかえしていた身には、禁欲状態が耐えきれなかったという理由も勿論あるが、若い男を味見出来る機会を逃す手はないと思う自分もいる。
「…分かりました。夜にまたお伺い致します。食事を担当する者にも手伝わせても宜しいでしょうか?」
かかった!
「ええ、見張りの方がいないと困りますものね…。こんな変な事、頼んだ方以外には知られたくないですの。巻き込んで、ごめんなさい。」
少しだけ、仕事中に突然こんな事を言いだしてしまい、申し訳ないという態度をとる。私も思い切って言った事を他に知られたくないと言葉を濁しておいた。
もしもの時の見張り兼牢番がいないとマズいので、私が1人を口説けば、もう1人を引きずり込んでくると思っていたのだが、旨くいったようだ。
その夜、2人の牢番が夜勤で私の見張りにつくのを他の者と変わったと牢番から説明があった。
交わり中に呼ぶ名前が「牢番様」ではカッコが付かないだろうと名前を聞いてみたら、いつも近くにいる者が「セイル」と名乗り、食事を担当するのが「ストロン」と名乗った。
セイルもストロンもまずは話をしてみた。2人共、貴族の次男と三男の子息だそうだ。貴族は代々綺麗な者を娶って交配してきたので、どの国でも、末端の貴族でも、皆、一様に美形である。
それにこういう行為を最後までするのは初めてだと、2人共、正直に告げて来た。これは容易い。だが、一生懸命に奉仕をしてくれそうでもあり、舌なめずりをしてしまう所であったが、微笑んでおいた。
茶会のあの時、私に切り付けてきた刺客は獅子国にいた筈の私の愛人だった。あの愛人は、私の一番贔屓にしていた男で、私に一番懐いていた#男__こ__。あの男も私が初めてだったわ。
一緒に処刑場で並んで逝ってくれると聞いた時は、とても嬉しかった。あの男の様にはならないだろうけれど、初めての女である私を忘れずにいてくれるならと、獅子国では無い国の男に期待をしてしまう。
今夜はセイルを男にしましょうか。
セイルを呼んで、ストロンを見張りに行かせた。一晩で何回、私で果ててくれるのだろうと若い男に期待をして、キスから始める。セイルとお互いの身体を弄り合いながら、キスをして、話をする。
キスや身体の触りはあったか。では、下半身の説明をしながら、解してもらいましょう。
貴族牢の中で、私とセイルは荒い息遣いで、お互いを高めて、煽っていく。私が話しながら、実践を促すと、私の下半身を舐めて蜜を零す様にして、指を恐る恐る入れてくる。最初は1本、恐々と入れてきていたが、私の喘ぎ声に気を良くしたのか、指が2本になり、ついに3本になった。
乳房を揉む力も加減する様に教えたら、乳首を舐めながらヤワヤワと揉んでいる。
「気持ちいいわ。上手よ。」と褒めると、セイルが「挿入れたい、我慢が出来ない…。」と言うので、「ゆっくりと挿入れてね…。ああん。」と返すと、指が抜けて、待ち望んでいたモノが入ってキた。
しばらく振りだったので、入って来たセイルをキュンキュンと締め付けてしまった様だが、「赤雪様、堪りません、気持ちが良い。」と、パンパンと打ち付ける様な激しい出し入れをしてきた。教えた通りに胸にも、むしゃ振り付いて吸ったり、甘噛みをしてくる。中々優秀で、体内で出してからもまだ硬いままで、私の期待が高まった。
「もっと、もっと、セイル、沢山ちょうだい。」と強請ると、「朝まで一杯あげます。」と、その後は何度も欲望を吐き出してくれた。
最後は、私の痴態を見て、自分の手で扱いて、私にカケて来た。その姿を見て、更に興奮したようで、2度程、私の体内で吐き出した所で、見張りをしていたストロンが様子を見に来た。
「セイル、あと30分で交代になる。綺麗にする為の湯と布を持ってきた。赤雪様を清めておけよ。」
「ああ、分かった。」
フラフラしながら、ストロンの膨れている股間を触って、ズボンの中から外へ出した。ソレを口に含んで、嘗め回す。手も使って扱く。その姿を見てセイルは私の後ろから滾る陰茎を突っ込んで、腰を打ち付けている。
「堪んない…、次は私のお相手をお願い致します、うっ!!あああ!…。」そう言うと、ストロンが果てた。体内に温かいモノが溢れたから、セイルも果てたようだ。
セイルとストロンの2人がかりで、貴族牢のベッドと私をキレイにし終わって2人が牢の外へ出ると、時間が来たようで、足音がしていた。交代する者達だろう。
「セイル様、とても良い夜でしたわ。ストロン様の順番が終わったら、またお願いしたいの。」
「赤雪様、私もまた貴女との素敵な時間を過ごしたいです。」
「明後日、今度は私の順番です。お願い致します。」ストロンが自分を忘れないでくれと訴えて来た。
「お二人との良い夜を楽しみにしていますわ。」
2人が急いで持ち場へ戻ると、交代要員が入って来た。
私に靡かない男と近付かない男だ。その男達とセイルとストロンが入れ替わって、その日も何も無く暇を持て余して過ごした。
食事の時間以外は、夜通し交わっていて寝ていなかった分を取り返すの為に、ひたすら寝ているだけだったが。
「赤雪は可愛い。母の赤穂にそっくりで、儂の自慢だのぉ。」膝の上の赤雪を見て、にやける白角。
「角様ったら、わたくしを自慢しては下さらないの?」
拗ねた風を装う赤穂。それを苦笑いして、赤穂を見つめる白角。2人を心配そうに見る赤雪。
「すまん、すまん。赤穂が一番の自慢じゃといつも言っておろうがのぅ。赤雪も儂と赤穂との子だから、一番なのだ。」
白角の言葉を聞いて、笑顔になる赤穂。赤雪もニコニコしてしまう。
「わたくし、幸せですの。政略(結婚)でも角様に出会えたからですわ。」
「わたちも、とー様と、かー様がいるから幸せでしゅ。」
私が言った言葉に、父も母も微笑んでいた幼少の頃を夢の中で思い出していた。
私は今、ナーオ・ロウの貴族牢に入っているだけで、処刑前に死なれるとナーオ・ロウ国として困るからと、手厚い警備を受けている。他国の刺客や暗殺者から守られているのだ。毎日、毎日、牢の中にいるだけで、することが無くて暇だったのだ。
だからかもしれない。小さい頃、何も考えずに生きていればいいだけで幸せだった日々をやたら、夢で思い出すのだ。私は皇妃だった女。男も自分の思い通りに動かしていた気高い女。忘れてはならない。
暇つぶしの為、身体が男を欲している為、4人いる牢番の中で、比較的扱いやすい2人を自分の手練手管で夢中にしてみようかと思い付き、動いてみた。
処刑が決まった私の命のロウソクの火は、もうあまり残っていないだろう。最後まで、自分は男達にとっての最高の女でいようと思ったのだ。
「あの、ご相談があるのですが…。」小声で、でも見回りで近付いて来た牢番にだけは聞こえる様に声をかけた。
首を傾げて、でもどうしたらいいのかと思案をしている様子を醸し出す。
「いかが致しましたでしょうか。」
いつもいるこの牢番と、食事を担当しているであろう牢番の2人は、私に対して良い印象を持っているらしく、何かと細やかに気遣いをみせるのだ。食事に花を添えるとか、私が寝ていると音をたてない様にするだとかを。
「…あのです、ね。わ、私、身体が熱くて耐えられないんですの…。情けをかけて下さいますか…。」
最初の方は思い切って言った様子で、でも、後の方で、何て事を言ってしまったのかしら?!と声も尻つぼみに小さくして言い切ってみた。牢番の顔が赤くなった。
これで引っかかるだろうと思い、その気持ちを顔に出さない様にした。王城の貴族牢の牢番は、貴族の若い男がなるものだから。そういう男共は見目だけは良いから。私の最後の火遊びに丁度いい。
妖艶な私が恥じらいながら誘う仕草の落差につい手を出してしまうと、愛人共が寝物語に語っていたから、なんと言って、牢番が落ちるのかと様子を見ていた。
「!」驚いてはいるが、ゴクリと牢番が唾を飲み込んでいる。もう一押しだろう。ふふふっ。
「…身体がツラいんですの。私、人妻ですから、定期的に抱かれないと、ツラくって…。」と、言ってみた。そんな男にとって都合の良い、いい訳出来る理由なんてあるのか!と思うだろうが、みえみえでも誘われているのが分かっているのだろう。
嘘でもいいのだ、理由が欲しいだけなのだから。
頬を赤くして、上目遣いで潤んだ目で牢番を見る。牢番の顔が更に赤くなった。
日替わりで愛人の男をとっかえひっかえしていた身には、禁欲状態が耐えきれなかったという理由も勿論あるが、若い男を味見出来る機会を逃す手はないと思う自分もいる。
「…分かりました。夜にまたお伺い致します。食事を担当する者にも手伝わせても宜しいでしょうか?」
かかった!
「ええ、見張りの方がいないと困りますものね…。こんな変な事、頼んだ方以外には知られたくないですの。巻き込んで、ごめんなさい。」
少しだけ、仕事中に突然こんな事を言いだしてしまい、申し訳ないという態度をとる。私も思い切って言った事を他に知られたくないと言葉を濁しておいた。
もしもの時の見張り兼牢番がいないとマズいので、私が1人を口説けば、もう1人を引きずり込んでくると思っていたのだが、旨くいったようだ。
その夜、2人の牢番が夜勤で私の見張りにつくのを他の者と変わったと牢番から説明があった。
交わり中に呼ぶ名前が「牢番様」ではカッコが付かないだろうと名前を聞いてみたら、いつも近くにいる者が「セイル」と名乗り、食事を担当するのが「ストロン」と名乗った。
セイルもストロンもまずは話をしてみた。2人共、貴族の次男と三男の子息だそうだ。貴族は代々綺麗な者を娶って交配してきたので、どの国でも、末端の貴族でも、皆、一様に美形である。
それにこういう行為を最後までするのは初めてだと、2人共、正直に告げて来た。これは容易い。だが、一生懸命に奉仕をしてくれそうでもあり、舌なめずりをしてしまう所であったが、微笑んでおいた。
茶会のあの時、私に切り付けてきた刺客は獅子国にいた筈の私の愛人だった。あの愛人は、私の一番贔屓にしていた男で、私に一番懐いていた#男__こ__。あの男も私が初めてだったわ。
一緒に処刑場で並んで逝ってくれると聞いた時は、とても嬉しかった。あの男の様にはならないだろうけれど、初めての女である私を忘れずにいてくれるならと、獅子国では無い国の男に期待をしてしまう。
今夜はセイルを男にしましょうか。
セイルを呼んで、ストロンを見張りに行かせた。一晩で何回、私で果ててくれるのだろうと若い男に期待をして、キスから始める。セイルとお互いの身体を弄り合いながら、キスをして、話をする。
キスや身体の触りはあったか。では、下半身の説明をしながら、解してもらいましょう。
貴族牢の中で、私とセイルは荒い息遣いで、お互いを高めて、煽っていく。私が話しながら、実践を促すと、私の下半身を舐めて蜜を零す様にして、指を恐る恐る入れてくる。最初は1本、恐々と入れてきていたが、私の喘ぎ声に気を良くしたのか、指が2本になり、ついに3本になった。
乳房を揉む力も加減する様に教えたら、乳首を舐めながらヤワヤワと揉んでいる。
「気持ちいいわ。上手よ。」と褒めると、セイルが「挿入れたい、我慢が出来ない…。」と言うので、「ゆっくりと挿入れてね…。ああん。」と返すと、指が抜けて、待ち望んでいたモノが入ってキた。
しばらく振りだったので、入って来たセイルをキュンキュンと締め付けてしまった様だが、「赤雪様、堪りません、気持ちが良い。」と、パンパンと打ち付ける様な激しい出し入れをしてきた。教えた通りに胸にも、むしゃ振り付いて吸ったり、甘噛みをしてくる。中々優秀で、体内で出してからもまだ硬いままで、私の期待が高まった。
「もっと、もっと、セイル、沢山ちょうだい。」と強請ると、「朝まで一杯あげます。」と、その後は何度も欲望を吐き出してくれた。
最後は、私の痴態を見て、自分の手で扱いて、私にカケて来た。その姿を見て、更に興奮したようで、2度程、私の体内で吐き出した所で、見張りをしていたストロンが様子を見に来た。
「セイル、あと30分で交代になる。綺麗にする為の湯と布を持ってきた。赤雪様を清めておけよ。」
「ああ、分かった。」
フラフラしながら、ストロンの膨れている股間を触って、ズボンの中から外へ出した。ソレを口に含んで、嘗め回す。手も使って扱く。その姿を見てセイルは私の後ろから滾る陰茎を突っ込んで、腰を打ち付けている。
「堪んない…、次は私のお相手をお願い致します、うっ!!あああ!…。」そう言うと、ストロンが果てた。体内に温かいモノが溢れたから、セイルも果てたようだ。
セイルとストロンの2人がかりで、貴族牢のベッドと私をキレイにし終わって2人が牢の外へ出ると、時間が来たようで、足音がしていた。交代する者達だろう。
「セイル様、とても良い夜でしたわ。ストロン様の順番が終わったら、またお願いしたいの。」
「赤雪様、私もまた貴女との素敵な時間を過ごしたいです。」
「明後日、今度は私の順番です。お願い致します。」ストロンが自分を忘れないでくれと訴えて来た。
「お二人との良い夜を楽しみにしていますわ。」
2人が急いで持ち場へ戻ると、交代要員が入って来た。
私に靡かない男と近付かない男だ。その男達とセイルとストロンが入れ替わって、その日も何も無く暇を持て余して過ごした。
食事の時間以外は、夜通し交わっていて寝ていなかった分を取り返すの為に、ひたすら寝ているだけだったが。
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