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異界渡り(ワーオランドーラ国)編
観光、甘味、のんびり2
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今日はワーオランドーラで滞在して5日目です。今日も観光に買い物をします!
昨日、甘味の話をしていたのもあって、護衛の2人が帰ってから、ブレスレットからラップと保存容器、寒天をだして、それら使って、残った餡に栗の甘露煮を入れた羊羹と、フルーツ寒天と、ミルク寒天を作って、冷蔵庫で冷やしてあります。もちろん、異物や毒を仕込まれない様に、マミさん(加奈さん)が私に魔法指導してくれたので、私以外は(私以上の魔力でないと)冷蔵庫を開けられなくしてありますよ。
今日は、職人たちの集まっている町の案内をしてくれるそうです。
お昼も町のレストランの美味しい所で食べて、午後からは買い物です。今日は何を作ろうかと、市場の中を見ています。
おお!新鮮な鶏肉です。正確には鶏ではないですが、焼いたものをその場で試食させてくれると言うので、その場で食べてみたのです、鶏肉っぽい物だと理解しました。お店の人には値切って買って、オマケまで付けてもらえました。良い買い物が出来たと、ほくほくです。
他にも肉を売っていたので、試食させてもらって豚肉認定してから、その小さな塊を幾つか買いました。
野菜売り場でも、色々な野菜を売っています。どんな野菜か分からないと言ったら、お店の人が説明しながら色々試食させてくれます。楽しくなってきて、ついつい一杯買ってしまいました。オマケも沢山!!
それから、道具売り場で、タコ糸みたいな物と、串焼きに使う串、調味料では、味醂の代わりにお酒と、精製されていない茶色い砂糖、醤油みたいなものもありました。それらを買いました。支払いは私ではないけど、値切って買っているし、オマケも付いているから、格安で買えている筈です。
早速、ルー家に戻って、昨日案内された厨房に向かいました。
昨日から厨房へは、誰も入ってないから、大丈夫だわ。とマミさん(加奈さん)に言われました。マミさん(加奈さん)の魔法で、誰かが入ったら感知する魔法をかけてあったの。今日もかけておくから、大丈夫。と言われたのです。
エプロンにキレイにして清潔にする魔法をマミさん(加奈さん)がかけてくれました。私は手を洗ってから、買って来た物を並べます。使う分だけを残して、冷蔵庫にしまい、マミさん(加奈さん)の魔法で補助をしてもらいながら、作っていきます。
お米がなかったので、ブレスレットに入れておいた200キログラムのお米から、10合(1升)分を出して、研いで、給水させます。味噌も、だしパックも出しました。
その間に、焼き鳥はネギまを沢山作って(魔法での手伝いもありました。)、コンロを他の料理で使いたいので、(魚焼き器もついていないので、)焼き鳥をオーブンで焼いて仕上げます。煮豚はタコ糸で巻いて、焼き鳥で出た長ネギもどきの切れ端を捨てずに使って、生姜もどきも使って作ります。唐揚げは大量に下拵えしておいて、米も鍋で炊き始めます。野菜も使いたいので、根菜を沢山入れた煮物風の肉じゃがを切るのはマミさん(加奈さん)が補助してくれたので楽ちんでした。ゆで卵を作って殻を剥いておき、煮豚と一緒に煮卵にします。
マミさん(加奈さん)の補助で、作って出来た端から、状態維持魔法をかけて、作業をしている側から離した台に置きます。唐揚げを揚げているマミさん(加奈さん)の横で、次々と、洗い物をしていき、炊けたご飯を蒸らして上下を入れ替えた後に状態維持魔法をかけてから、肉じゃがを仕上げてます。出来た鍋ごと状態維持魔法をかけて、熱々のままにしました。
マミさん(加奈さん)も油の匂いがキツイだろうし、洗い物が終わった私が交代して、マミさん(加奈さん)には唐揚げが出来た端から状態維持魔法をかけてもらいました。
献立は、焼き鳥(ネギま)。煮豚に煮卵とキュウリもどきを添えて。根菜が沢山の煮物風肉じゃが。唐揚げに千切りキャベツを添えて。炊きたてご飯。大根もどきに長ネギもどきの味噌汁。デザートに羊羹やフルーツ寒天とミルク寒天。出来た物を並べると、ロックさんとマシロさんとマミさん(加奈さん)の目がキラキラしています。
ご飯は、滞在していた異界渡りの先の国で、パンの代わりの主食だったと話すと、おかずと一緒に食べてくれました。味の濃い物を選んで作ってみましたが、狼や犬なら、肉が好きなんだろうと肉をメインにしてみたのです。大当たりでしたね!マミさん(加奈さん)も久々の日本食で、悪阻も出ずに食べてます。晩ご飯を断っておいて、よかったーー。
味噌汁を指して「これは?」と聞いてきたので、ご飯に合うスープだと言ったら、喜んで飲んでいました。今日もデザートまで食べてから、2人分を用意して、それをロックさんがジャンヌ嬢と王様の所へ持っていく予定になっています。
2人分を盛り付けた所で、ロックさんが状態維持魔法をかけてジャンヌ様と王様へ持っていきました。私はブレスレットからお皿を出して、盛り付けていき、状態維持魔法をかけて、ブレスレットへしまいました。
マシロさんとマミさん(加奈さん)には、緑茶を淹れて、羊羹を追加で出しました。私は、鍋やら、使った食器やらをひたすら洗います。
「今日は感想もなくミサの作った物を食べていたけど、どうでした?」
マミさん(加奈さん)がマシロさんに聞いてくれてますねー。
「今日も、凄ーく美味しかったです。護衛と案内と買い物代でこんなに美味しい物が食べれて、嬉しかったです!ミサさん、マミさん、ありがとうございます!!」
「ロック様は無言でいらしたから、どうだったか分からなかったわ。」
「凄い勢いで食べていたから、気に入ったんだと思います。でないと、ロック殿は出されても食べないんですよ。このデザートも、昨日のを使って、余すことなく作られていて、材料を捨てないで活用する心遣いが良かったです。」
自分の分の緑茶を淹れて座りました。
「わ!その事を分かってもらえて、良かったです。」
「ふふふっ。ジャンヌ様も王様も喜んで下さっているわね。」
「絶対!喜んでますって!私も美味しくって、沢山食べましたから!」
1時間後、ロックさんが嬉しそうに帰って来ました。
「今日も、とても美味しかったと、お2人共、喜んでいました。」
ロックさんへ残しておいた追加の寒天と緑茶を淹れてから出して、ロックさんが持って帰ってきた食器を洗いながら、話をしました。
「明日も出来たら、お願いしたいと言っていましたが、大丈夫でしょうか?」
「肉を買い足せば、大丈夫です。」
「では、明日も案内と護衛と買い物代を持ちますので、宜しくお願いします。」
肉料理が狼や犬には効きましたな。ふっふっふー。明日は何にしようかな。油が勿体ないから、明日は塩唐揚げにしようかな。
「ミサ様ご機嫌ですねぇ。それに働き者です。」マシロさんが褒めてくれた。
「あの娘は、動いているのが好きだし、誰かの役に立てるのが嬉しいんでしょうね。」
マミさん(加奈さん)に、ご機嫌の理由を言い当てられてしまったー。けど、機嫌が良いから聞き流しておこう。それにしても、この鍋の汚れが取れないなー。水音で会話が聞こえないけどねー。でも、今は鍋が先ー!!
「…本当に。王は良い伴侶を見つけられましたね。」
「ええ!今は水音であの娘に聞こえていないからいいけど、複雑な事情の内容まで把握済みでしょ。」
「まぁ、宰相補佐ですから。」
「で、見張りを兼ねた、あなたからの感想は?」
「そうですね、全く同じ方がもう一人居たら、嫁に欲しいですね。もう二人いたら、王の側室へ迎えていたでしょう。」
「高評価をありがとう。あの娘の情報で開示できるのは、そうね、あの娘は学費を出してもらえない程、虐げられていたの。でもね、学費が免除になる程の努力をして、苦しくても辛くても我慢して、大学を卒業したのよ。最近まで生活費を自分で稼いで、天涯孤独の中で、中傷されても辛くても一人暮らしをしていたの。スゴイ原石でしょ。我が国の王も王太子も、磨くのが楽しみだって待っているわ。」
「素敵な原石ですね。なるほど、ジャンヌ様が気に入る訳です。ジャンヌ様とこれからも利害なく、懇意にして頂きたいものです。個人的にも国としても。」
昨日、甘味の話をしていたのもあって、護衛の2人が帰ってから、ブレスレットからラップと保存容器、寒天をだして、それら使って、残った餡に栗の甘露煮を入れた羊羹と、フルーツ寒天と、ミルク寒天を作って、冷蔵庫で冷やしてあります。もちろん、異物や毒を仕込まれない様に、マミさん(加奈さん)が私に魔法指導してくれたので、私以外は(私以上の魔力でないと)冷蔵庫を開けられなくしてありますよ。
今日は、職人たちの集まっている町の案内をしてくれるそうです。
お昼も町のレストランの美味しい所で食べて、午後からは買い物です。今日は何を作ろうかと、市場の中を見ています。
おお!新鮮な鶏肉です。正確には鶏ではないですが、焼いたものをその場で試食させてくれると言うので、その場で食べてみたのです、鶏肉っぽい物だと理解しました。お店の人には値切って買って、オマケまで付けてもらえました。良い買い物が出来たと、ほくほくです。
他にも肉を売っていたので、試食させてもらって豚肉認定してから、その小さな塊を幾つか買いました。
野菜売り場でも、色々な野菜を売っています。どんな野菜か分からないと言ったら、お店の人が説明しながら色々試食させてくれます。楽しくなってきて、ついつい一杯買ってしまいました。オマケも沢山!!
それから、道具売り場で、タコ糸みたいな物と、串焼きに使う串、調味料では、味醂の代わりにお酒と、精製されていない茶色い砂糖、醤油みたいなものもありました。それらを買いました。支払いは私ではないけど、値切って買っているし、オマケも付いているから、格安で買えている筈です。
早速、ルー家に戻って、昨日案内された厨房に向かいました。
昨日から厨房へは、誰も入ってないから、大丈夫だわ。とマミさん(加奈さん)に言われました。マミさん(加奈さん)の魔法で、誰かが入ったら感知する魔法をかけてあったの。今日もかけておくから、大丈夫。と言われたのです。
エプロンにキレイにして清潔にする魔法をマミさん(加奈さん)がかけてくれました。私は手を洗ってから、買って来た物を並べます。使う分だけを残して、冷蔵庫にしまい、マミさん(加奈さん)の魔法で補助をしてもらいながら、作っていきます。
お米がなかったので、ブレスレットに入れておいた200キログラムのお米から、10合(1升)分を出して、研いで、給水させます。味噌も、だしパックも出しました。
その間に、焼き鳥はネギまを沢山作って(魔法での手伝いもありました。)、コンロを他の料理で使いたいので、(魚焼き器もついていないので、)焼き鳥をオーブンで焼いて仕上げます。煮豚はタコ糸で巻いて、焼き鳥で出た長ネギもどきの切れ端を捨てずに使って、生姜もどきも使って作ります。唐揚げは大量に下拵えしておいて、米も鍋で炊き始めます。野菜も使いたいので、根菜を沢山入れた煮物風の肉じゃがを切るのはマミさん(加奈さん)が補助してくれたので楽ちんでした。ゆで卵を作って殻を剥いておき、煮豚と一緒に煮卵にします。
マミさん(加奈さん)の補助で、作って出来た端から、状態維持魔法をかけて、作業をしている側から離した台に置きます。唐揚げを揚げているマミさん(加奈さん)の横で、次々と、洗い物をしていき、炊けたご飯を蒸らして上下を入れ替えた後に状態維持魔法をかけてから、肉じゃがを仕上げてます。出来た鍋ごと状態維持魔法をかけて、熱々のままにしました。
マミさん(加奈さん)も油の匂いがキツイだろうし、洗い物が終わった私が交代して、マミさん(加奈さん)には唐揚げが出来た端から状態維持魔法をかけてもらいました。
献立は、焼き鳥(ネギま)。煮豚に煮卵とキュウリもどきを添えて。根菜が沢山の煮物風肉じゃが。唐揚げに千切りキャベツを添えて。炊きたてご飯。大根もどきに長ネギもどきの味噌汁。デザートに羊羹やフルーツ寒天とミルク寒天。出来た物を並べると、ロックさんとマシロさんとマミさん(加奈さん)の目がキラキラしています。
ご飯は、滞在していた異界渡りの先の国で、パンの代わりの主食だったと話すと、おかずと一緒に食べてくれました。味の濃い物を選んで作ってみましたが、狼や犬なら、肉が好きなんだろうと肉をメインにしてみたのです。大当たりでしたね!マミさん(加奈さん)も久々の日本食で、悪阻も出ずに食べてます。晩ご飯を断っておいて、よかったーー。
味噌汁を指して「これは?」と聞いてきたので、ご飯に合うスープだと言ったら、喜んで飲んでいました。今日もデザートまで食べてから、2人分を用意して、それをロックさんがジャンヌ嬢と王様の所へ持っていく予定になっています。
2人分を盛り付けた所で、ロックさんが状態維持魔法をかけてジャンヌ様と王様へ持っていきました。私はブレスレットからお皿を出して、盛り付けていき、状態維持魔法をかけて、ブレスレットへしまいました。
マシロさんとマミさん(加奈さん)には、緑茶を淹れて、羊羹を追加で出しました。私は、鍋やら、使った食器やらをひたすら洗います。
「今日は感想もなくミサの作った物を食べていたけど、どうでした?」
マミさん(加奈さん)がマシロさんに聞いてくれてますねー。
「今日も、凄ーく美味しかったです。護衛と案内と買い物代でこんなに美味しい物が食べれて、嬉しかったです!ミサさん、マミさん、ありがとうございます!!」
「ロック様は無言でいらしたから、どうだったか分からなかったわ。」
「凄い勢いで食べていたから、気に入ったんだと思います。でないと、ロック殿は出されても食べないんですよ。このデザートも、昨日のを使って、余すことなく作られていて、材料を捨てないで活用する心遣いが良かったです。」
自分の分の緑茶を淹れて座りました。
「わ!その事を分かってもらえて、良かったです。」
「ふふふっ。ジャンヌ様も王様も喜んで下さっているわね。」
「絶対!喜んでますって!私も美味しくって、沢山食べましたから!」
1時間後、ロックさんが嬉しそうに帰って来ました。
「今日も、とても美味しかったと、お2人共、喜んでいました。」
ロックさんへ残しておいた追加の寒天と緑茶を淹れてから出して、ロックさんが持って帰ってきた食器を洗いながら、話をしました。
「明日も出来たら、お願いしたいと言っていましたが、大丈夫でしょうか?」
「肉を買い足せば、大丈夫です。」
「では、明日も案内と護衛と買い物代を持ちますので、宜しくお願いします。」
肉料理が狼や犬には効きましたな。ふっふっふー。明日は何にしようかな。油が勿体ないから、明日は塩唐揚げにしようかな。
「ミサ様ご機嫌ですねぇ。それに働き者です。」マシロさんが褒めてくれた。
「あの娘は、動いているのが好きだし、誰かの役に立てるのが嬉しいんでしょうね。」
マミさん(加奈さん)に、ご機嫌の理由を言い当てられてしまったー。けど、機嫌が良いから聞き流しておこう。それにしても、この鍋の汚れが取れないなー。水音で会話が聞こえないけどねー。でも、今は鍋が先ー!!
「…本当に。王は良い伴侶を見つけられましたね。」
「ええ!今は水音であの娘に聞こえていないからいいけど、複雑な事情の内容まで把握済みでしょ。」
「まぁ、宰相補佐ですから。」
「で、見張りを兼ねた、あなたからの感想は?」
「そうですね、全く同じ方がもう一人居たら、嫁に欲しいですね。もう二人いたら、王の側室へ迎えていたでしょう。」
「高評価をありがとう。あの娘の情報で開示できるのは、そうね、あの娘は学費を出してもらえない程、虐げられていたの。でもね、学費が免除になる程の努力をして、苦しくても辛くても我慢して、大学を卒業したのよ。最近まで生活費を自分で稼いで、天涯孤独の中で、中傷されても辛くても一人暮らしをしていたの。スゴイ原石でしょ。我が国の王も王太子も、磨くのが楽しみだって待っているわ。」
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