200 / 416
【14】星羅雲布~わたしの星の王子様
さよならはエモーション
しおりを挟む
ぎゅうっと幾久を抱きしめてくる雪充の姉の腕が、なんだか違う。
大庭に抱きしめられたときも、ぎゅうっとした感じだったが、そうではなく、まるで大事なもののように抱きしめられている。
(雪ちゃん先輩のお姉さんにとっても、杉松さんって大切な人だったんだろうな)
幾久が大人しくしていると、お姉さんは幾久から離れて笑って言った。
「ごめんねいきなり。びっくりしたでしょ」
「いえ。いつも雪ちゃん先輩にはお世話になってますし」
ぺこりと頭を下げる幾久に、雪充の姉は言う。
「そういうとこも、マジ杉松先輩。本当に弟じゃないの?瑞祥と入れ替わってない?むしろ入れ替わって?」
お姉さんに幾久は首を横に振る。
「オレ、今日から雪ちゃん先輩の弟っす」
「だよねー!」
美女は豪快に、がはがはと笑いながら幾久の肩を叩いた。
「ほんっとあの頃の先輩にそっくり。すごい懐かしい。可愛いねえ、いっくん」
「う、うす」
美人に可愛いと言われたら照れてしまう。
すると六花が笑いながら言った。
「いっくん、面食いだよね。あたしの時には美人とか言わなかったのに」
「いやっ、そんなつもりは!」
「冗談だって。確かに菫はすごい美人だからね」
六花が言うとお姉さんが答えた。
「そこは否定しないです」
あ、こういう所絶対にウィステリアだと幾久は思った。
六花を先輩と呼んでいるし、仲が良さそうだし、間違いなくそうなのだろう。
「雪ちゃん先輩のお姉さん、ウィステリアですよね?」
「え?なんで判ったの?」
やっぱりか。
ウィステリアの女子ってやっぱりこんななんだ。
幾久は自分の勘が正しかったんだなと思った。
「それより菫ちゃんって言ってみて?あたし、菫っていうの」
「名前もきれいですね」
幾久が言うと、菫は露骨に照れて幾久の腕を叩いた。
「やーだ、そういう所も杉松先輩!」
「天然タラシなとこな」
ぼそっと毛利が言う。
「菫ちゃん、っすか?なんか恥ずかしいっす。せめてさん付になりませんか」
年上のお姉さんをちゃん付けはなんだか慣れないし照れてしまう。
かーっと顔を赤くする幾久に、菫は真顔になった。
「連れて帰る」
「落ち着け菫、お持ち帰りは不可だ」
毛利が言うと菫が言った。
「じゃあ配送お願いしまーす」
「非売品だっつてんだよ」
六花が苦笑して菫に言った。
「じゃあさ、ちょっとテイクアウトしたらどう?いっくんとふたりきりでデートしてきなよ、菫」
え、と驚いたのは菫のほうで、六花はマスターにコーヒーをふたつ貰って幾久と菫に渡した。
「いっくん、悪いけどさ、菫の思い出話に付き合ってやってくれないかな?」
「う、うす。そんくらいは全然」
幾久が頷くと、菫はなにか言いたげにしていたが、六花はにこにことほほ笑んだままだ。
「ふたりで神社のまわり、ぐるっとするくらいいいでしょ。ね?いっくん」
「かまわないっす」
菫はなぜか黙ったままなので、幾久は声をかけた。
「じゃあ、あっちのお稲荷さんのとこから行きましょうか」
神社の裏に抜ける、トイレと駐車場がある道を差すと、菫は「そうね。悪いけどつきあって貰おうかな」と頷いた。
報国院には、大きな神社とは別に稲荷神社があり、その横に抜け道がある。
普段は生徒や地元の人が使い、駐車場がある。
その抜け道を通り、本殿の裏にあたる道に出ると、正面は乃木神社だ。
幾久達は石畳の道路を二人で歩き始めた。
桜柳祭があるのでお祭りのように人通りがあり、皆楽しそうに歩いている。
「人、多いっすね」
幾久が言うと菫も頷いた。
「桜柳祭は地元のお祭りみたいなもんだからね。明日はもっと人が多いよ」
「今日だって凄かったのに」
「明日は舞台、二回まわしでしょ?遊んでる暇ないだろうね。雪も去年はそんなこと言ってた」
「そうなんすか」
やっぱり忙しかったんだろうなあ、と幾久は知らない去年の事を想像する。
(それより、オレ、去年なにやってたっけ?)
はた、と気づいて立ち止まる。
(……え?)
一瞬、本気で驚いてしまった。
全く何も思い出せない。
「どうしたの?いっくん」
「いや、あの。去年の事を思い出そうとしたら、全く覚えてなくて、びっくりして」
いくら受験で忙しかったとはいえ、本当に覚えていない。
去年の自分はなにをしていたっけ?
秋口なら、たしかドラマがとっくに放送されてて、でも母親が煩くて塾の勉強に追われていた。
高等部に上がるのならそこまでやらなくても、と言う父親に、目指すなら今のうちにもっと上を目指すべきです!と母親が喧嘩していたっけ。
外部も受けておけと言われて頷いたのは覚えがあった。
「やべー、記憶喪失かってレベルで覚えてない」
「はは、そりゃ大変だ」
菫は笑うが、幾久は自分で驚いてしまう。
こんなにもきれいさっぱり忘れているものなのか?というくらい、本当に記憶がない。
「塾と学校に行ったのは覚えてるのに、それ以外覚えてないっていうか……勉強以外してなかった」
「そりゃ覚えてないんじゃなくて、それしかしてなかっただけだ」
「そう、っすかね」
「それじゃあなんも覚えてなくても仕方ないよ。そういうもんよ」
菫は立ち止まって笑った。
乃木神社を過ぎると、すぐそばにしろくま保育園がある。しろくま保育園は、報国院の生徒が授業で面倒を見ることもあるので、関わりが深い。
高杉や久坂も、この保育園出身だと言っていた。
「オレ、記憶喪失かと思ってびっくりした」
幾久の心底驚いた言葉に菫は楽しそうに笑って言った。
「それってきっと、去年あんまり楽しくなかったんだよ。いっくんさ、報国院に今年入ったばっかでしょ」
「ウス」
「今年の事は忘れてる?」
幾久は首を横に振った。
「全く。全部覚えてるッス」
忘れようにも忘れられるようなものじゃない。
春からずーっといろんな事に巻き込まれて、充実しているというより毎日もみ洗いされているようなものだった。
「じゃあいいじゃない。楽しいことだけ覚えてたら、それでいいんだよ」
菫の言葉に幾久は頷く。
菫は幾久に言った。
「もし報国院で困ったことがあったら、なんでも雪充に言うのよ?どうにでもさせるから」
さすが強そうな姉、雪充に対する扱いも雑だが、幾久は頷いた。
「割と、なんていうか。これまでも助けてもらってます」
「ならいいけど。ちょっとは役に立たないとね」
「めちゃくちゃたってます」
「そう?いっくんが言うなら信じてやろうかな」
そういって肩をすくめて笑う菫は美人なのに可愛くて、つい見とれてしまう。
「だからオレ、雪ちゃん先輩みたいになりたいんス」
菫がぴたっと足を止め、幾久に尋ねた。
「どんな風に?」
「おだやかで、大人で、感情的にならなくて。でも締める所はちゃんと締めてて。かっこいいなってあこがれます」
そう言うと、明らかに菫の表情が思い切り驚いて、もう泣きそうな表情になってしまっていた。
「菫さん?」
どうしようと動揺する幾久だったが、菫は一度俯くと、顔を上げた。
泣きそうな顔は、強気そうなお姉さんに戻っていた。
幾久はほっとして、菫に尋ねた。
「杉松さんって、雪ちゃん先輩みたいだったんですよね?六花さんが、雪ちゃん先輩は杉松さんの真似してるって」
「杉松先輩の方がいい男だった」
菫は、少年みたいな笑顔を見せた。
「杉松先輩はバカの中にいるのに、全然影響されなくて、穏やかで、でも言うべき時はびしっと決める人だった。だから、バカ二人も宇佐美も、絶対に杉松先輩には逆らわなかった。っていうか逆らう理由がないんだよね。猛獣使いって言われてて」
「それはなんか、想像つくッス」
「あと、みよが凄いなついてて。みよって三吉先生」
「はい」
「あいつ、ああ見えて性格最悪だからね」
外見は女ウケしそうな、鳩以上には優しい先生なのだが、千鳥は毛利よりどちらかといえば三吉を怖がっている。
「そのくせ、みよって成績だけはトップクラスなもんだから、先生たちも手を出せなくて。でもそのみよも、杉松先輩には絶対服従だった」
「なんか話に聞くと、すごい人っぽいですけど、よくわかんないんすよね」
誰もが優しかった、穏やかだった、あんないい人はいなかった、と言うけれど、幾久にはその優しさがよく判らない。
似ていると言われれば余計にだ。
幾久はそんなに自分は優しくないと思っているし、もし死んだとしても、あんな風に皆が誉めるような人ではないような気がする。
「似てるのよねー」
そういって菫は続けた。
「なんていうか雰囲気?ちょっとした動きとか。もし杉松先輩の弟だって言われたら、そうだよねって笑えるくらいには」
「写真で見る限りは、瑞祥先輩に似てますけど」
「つくりはそうかもね。あとさ、あいつら後姿そっくりなんだよね、意外な事に」
そういえばマスターもそんな風に言っていた。
久坂のつむじは兄弟でそっくりだと。
大庭に抱きしめられたときも、ぎゅうっとした感じだったが、そうではなく、まるで大事なもののように抱きしめられている。
(雪ちゃん先輩のお姉さんにとっても、杉松さんって大切な人だったんだろうな)
幾久が大人しくしていると、お姉さんは幾久から離れて笑って言った。
「ごめんねいきなり。びっくりしたでしょ」
「いえ。いつも雪ちゃん先輩にはお世話になってますし」
ぺこりと頭を下げる幾久に、雪充の姉は言う。
「そういうとこも、マジ杉松先輩。本当に弟じゃないの?瑞祥と入れ替わってない?むしろ入れ替わって?」
お姉さんに幾久は首を横に振る。
「オレ、今日から雪ちゃん先輩の弟っす」
「だよねー!」
美女は豪快に、がはがはと笑いながら幾久の肩を叩いた。
「ほんっとあの頃の先輩にそっくり。すごい懐かしい。可愛いねえ、いっくん」
「う、うす」
美人に可愛いと言われたら照れてしまう。
すると六花が笑いながら言った。
「いっくん、面食いだよね。あたしの時には美人とか言わなかったのに」
「いやっ、そんなつもりは!」
「冗談だって。確かに菫はすごい美人だからね」
六花が言うとお姉さんが答えた。
「そこは否定しないです」
あ、こういう所絶対にウィステリアだと幾久は思った。
六花を先輩と呼んでいるし、仲が良さそうだし、間違いなくそうなのだろう。
「雪ちゃん先輩のお姉さん、ウィステリアですよね?」
「え?なんで判ったの?」
やっぱりか。
ウィステリアの女子ってやっぱりこんななんだ。
幾久は自分の勘が正しかったんだなと思った。
「それより菫ちゃんって言ってみて?あたし、菫っていうの」
「名前もきれいですね」
幾久が言うと、菫は露骨に照れて幾久の腕を叩いた。
「やーだ、そういう所も杉松先輩!」
「天然タラシなとこな」
ぼそっと毛利が言う。
「菫ちゃん、っすか?なんか恥ずかしいっす。せめてさん付になりませんか」
年上のお姉さんをちゃん付けはなんだか慣れないし照れてしまう。
かーっと顔を赤くする幾久に、菫は真顔になった。
「連れて帰る」
「落ち着け菫、お持ち帰りは不可だ」
毛利が言うと菫が言った。
「じゃあ配送お願いしまーす」
「非売品だっつてんだよ」
六花が苦笑して菫に言った。
「じゃあさ、ちょっとテイクアウトしたらどう?いっくんとふたりきりでデートしてきなよ、菫」
え、と驚いたのは菫のほうで、六花はマスターにコーヒーをふたつ貰って幾久と菫に渡した。
「いっくん、悪いけどさ、菫の思い出話に付き合ってやってくれないかな?」
「う、うす。そんくらいは全然」
幾久が頷くと、菫はなにか言いたげにしていたが、六花はにこにことほほ笑んだままだ。
「ふたりで神社のまわり、ぐるっとするくらいいいでしょ。ね?いっくん」
「かまわないっす」
菫はなぜか黙ったままなので、幾久は声をかけた。
「じゃあ、あっちのお稲荷さんのとこから行きましょうか」
神社の裏に抜ける、トイレと駐車場がある道を差すと、菫は「そうね。悪いけどつきあって貰おうかな」と頷いた。
報国院には、大きな神社とは別に稲荷神社があり、その横に抜け道がある。
普段は生徒や地元の人が使い、駐車場がある。
その抜け道を通り、本殿の裏にあたる道に出ると、正面は乃木神社だ。
幾久達は石畳の道路を二人で歩き始めた。
桜柳祭があるのでお祭りのように人通りがあり、皆楽しそうに歩いている。
「人、多いっすね」
幾久が言うと菫も頷いた。
「桜柳祭は地元のお祭りみたいなもんだからね。明日はもっと人が多いよ」
「今日だって凄かったのに」
「明日は舞台、二回まわしでしょ?遊んでる暇ないだろうね。雪も去年はそんなこと言ってた」
「そうなんすか」
やっぱり忙しかったんだろうなあ、と幾久は知らない去年の事を想像する。
(それより、オレ、去年なにやってたっけ?)
はた、と気づいて立ち止まる。
(……え?)
一瞬、本気で驚いてしまった。
全く何も思い出せない。
「どうしたの?いっくん」
「いや、あの。去年の事を思い出そうとしたら、全く覚えてなくて、びっくりして」
いくら受験で忙しかったとはいえ、本当に覚えていない。
去年の自分はなにをしていたっけ?
秋口なら、たしかドラマがとっくに放送されてて、でも母親が煩くて塾の勉強に追われていた。
高等部に上がるのならそこまでやらなくても、と言う父親に、目指すなら今のうちにもっと上を目指すべきです!と母親が喧嘩していたっけ。
外部も受けておけと言われて頷いたのは覚えがあった。
「やべー、記憶喪失かってレベルで覚えてない」
「はは、そりゃ大変だ」
菫は笑うが、幾久は自分で驚いてしまう。
こんなにもきれいさっぱり忘れているものなのか?というくらい、本当に記憶がない。
「塾と学校に行ったのは覚えてるのに、それ以外覚えてないっていうか……勉強以外してなかった」
「そりゃ覚えてないんじゃなくて、それしかしてなかっただけだ」
「そう、っすかね」
「それじゃあなんも覚えてなくても仕方ないよ。そういうもんよ」
菫は立ち止まって笑った。
乃木神社を過ぎると、すぐそばにしろくま保育園がある。しろくま保育園は、報国院の生徒が授業で面倒を見ることもあるので、関わりが深い。
高杉や久坂も、この保育園出身だと言っていた。
「オレ、記憶喪失かと思ってびっくりした」
幾久の心底驚いた言葉に菫は楽しそうに笑って言った。
「それってきっと、去年あんまり楽しくなかったんだよ。いっくんさ、報国院に今年入ったばっかでしょ」
「ウス」
「今年の事は忘れてる?」
幾久は首を横に振った。
「全く。全部覚えてるッス」
忘れようにも忘れられるようなものじゃない。
春からずーっといろんな事に巻き込まれて、充実しているというより毎日もみ洗いされているようなものだった。
「じゃあいいじゃない。楽しいことだけ覚えてたら、それでいいんだよ」
菫の言葉に幾久は頷く。
菫は幾久に言った。
「もし報国院で困ったことがあったら、なんでも雪充に言うのよ?どうにでもさせるから」
さすが強そうな姉、雪充に対する扱いも雑だが、幾久は頷いた。
「割と、なんていうか。これまでも助けてもらってます」
「ならいいけど。ちょっとは役に立たないとね」
「めちゃくちゃたってます」
「そう?いっくんが言うなら信じてやろうかな」
そういって肩をすくめて笑う菫は美人なのに可愛くて、つい見とれてしまう。
「だからオレ、雪ちゃん先輩みたいになりたいんス」
菫がぴたっと足を止め、幾久に尋ねた。
「どんな風に?」
「おだやかで、大人で、感情的にならなくて。でも締める所はちゃんと締めてて。かっこいいなってあこがれます」
そう言うと、明らかに菫の表情が思い切り驚いて、もう泣きそうな表情になってしまっていた。
「菫さん?」
どうしようと動揺する幾久だったが、菫は一度俯くと、顔を上げた。
泣きそうな顔は、強気そうなお姉さんに戻っていた。
幾久はほっとして、菫に尋ねた。
「杉松さんって、雪ちゃん先輩みたいだったんですよね?六花さんが、雪ちゃん先輩は杉松さんの真似してるって」
「杉松先輩の方がいい男だった」
菫は、少年みたいな笑顔を見せた。
「杉松先輩はバカの中にいるのに、全然影響されなくて、穏やかで、でも言うべき時はびしっと決める人だった。だから、バカ二人も宇佐美も、絶対に杉松先輩には逆らわなかった。っていうか逆らう理由がないんだよね。猛獣使いって言われてて」
「それはなんか、想像つくッス」
「あと、みよが凄いなついてて。みよって三吉先生」
「はい」
「あいつ、ああ見えて性格最悪だからね」
外見は女ウケしそうな、鳩以上には優しい先生なのだが、千鳥は毛利よりどちらかといえば三吉を怖がっている。
「そのくせ、みよって成績だけはトップクラスなもんだから、先生たちも手を出せなくて。でもそのみよも、杉松先輩には絶対服従だった」
「なんか話に聞くと、すごい人っぽいですけど、よくわかんないんすよね」
誰もが優しかった、穏やかだった、あんないい人はいなかった、と言うけれど、幾久にはその優しさがよく判らない。
似ていると言われれば余計にだ。
幾久はそんなに自分は優しくないと思っているし、もし死んだとしても、あんな風に皆が誉めるような人ではないような気がする。
「似てるのよねー」
そういって菫は続けた。
「なんていうか雰囲気?ちょっとした動きとか。もし杉松先輩の弟だって言われたら、そうだよねって笑えるくらいには」
「写真で見る限りは、瑞祥先輩に似てますけど」
「つくりはそうかもね。あとさ、あいつら後姿そっくりなんだよね、意外な事に」
そういえばマスターもそんな風に言っていた。
久坂のつむじは兄弟でそっくりだと。
0
お気に入りに追加
36
あなたにおすすめの小説
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる