48 / 108
魔性の女、シエナ
しおりを挟む
帰宅後。
「あの……わたくしはどこで寝たら……」
俺達が各々の部屋に向かおうとしたらメリッサがそんなことを言ってきた。
……そう言えばそうだ。彼女の部屋を決めないとだな。
「あー、俺の部屋の右隣が空いているからそこにしようかな。ただ、そこの部屋に寝るためのベッドとかそういうのは今はないから……うーん、寝具が届くまでは俺の部屋でーー」
「――私の部屋を使ってください。そちらのほうが安心して寝られるでしょうし。メリッサ様、今日は私の部屋で寝てくださいませんか?」
普段見ない気迫を見せながらメリッサに迫る。
……こういうシエナは初めて見たな。どうしても我を通したいことでもあるんだろうか?
メリッサは俺とは違って、彼女から何かを感じ取ったらしく、
「分かりました。エリック、お風呂を頂いた後は、今日は疲れたのでシエナさんのお部屋ですぐに寝させていただきますわ」
と言ってきた。
妙に物分りが良いな。まあ、いいか。
「おう、分かった。あと、今日からここはお前の家なんだから『お風呂を頂く』なんてそんな他人行儀なことは言わなくていい。すぐに風呂を沸かしてやるから入ってこい」
「……あぁ……こういうところも……好きですわぁ……」
またもや惚けたような顔をして好き好きモードに入ったので『俺は準備してくるから』と言ってこの場から逃げた。
まあ、シエナと二人きりにしても大丈夫だろう。というか、大丈夫になってもらわないと困る。
三十分後。お風呂が沸いたのでメリッサには一番風呂に入ってもらい、ラフな格好に着替えた俺とシエナは居間でゆっくりとくつろぐ。
しばらくはシエナの隣に座って無言で彼女との時間を楽しんでいたのだが、ふとある疑問が頭をよぎったので彼女に聞いてみることにした。
「そういえば、さっきはなんで俺の言葉を遮ってまでシエナの部屋でメリッサを寝させようとしたんだ?」
すると……シエナは頬を膨らませて、少し怒っていますよ、というアピールをしてきた。
「何かシエナの嫌がることを知らない間にしてしまったか……?」
「……しました。エリック様は私に何かをしました。それはなんだと思いますか?」
おっと出てしまった。女性の『なんで怒っているか分かる?』という質問。
選択肢を間違えると怒りが爆発してしばらく口を利いてもらえなくなるやつだ。
ミラさんの時は『こういう質問苦手なもんで、いつもよく間違えるんですよ、あははは』と茶化したら失敗した。
つまりは、今回はそれ以外の回答をしなければいけないということになる。
何故怒っているか……か……
「メリッサが俺の部屋で寝るのが嫌だったとか……?」
「…………それも少しはありますが、それでは不正解です。あと二回までは不正解でも怒りません」
珍しく強気だな……こういうシエナもいいものだが、やはりいつもの彼女に戻って欲しい。
というわけで二回目の回答を考える。
うーん……
「……男臭い俺の部屋にメリッサを放り込むことがーー」
「違います。あと、男臭くなんてありません。落ち着くいい匂いです。あと一回ですよ?」
……いや、照れますなぁ……じゃなくて。シエナがあと一回でプツンと切れてしまう!
くそっ、何も思いつかん! さっきのシエナの褒め言葉で息子が反応してしまって……ん? 息子……?
そういえば、ワイアットのお店でシエナにキスをした時に『続きは家に帰ってから』とか言われたな……
もしかして……それか……?
一か八かでそれを言ってみることにする。
「えーっと……今日は……そのー……夜に……あー……ふ、二人で……」
「夜に、二人で?」
「なんと言いますか……うー……ひ、ひひ久しぶりに……」
「久しぶりに……?」
シエナが俺の右手を両手で握ってくる。あ……ああ……ああああ……
「え、エッチ……したかったから……とか……?」
いや、これで外れたら俺ただの変態じゃん! まずい、非常にまずいことを言ってしまったかもーー
「……正解です。もう……忘れていたんですか? あんなにあの時は私を求めてきてくださったのに……それに、初夜以降一度も私を抱いていただけませんでしたし……私は毎晩でもしたいくらいなのに……」
手を離し、彼女は俺の太ももを下から上へと撫でてくる。
……なんか……エロい仕草というか……男を興奮させるの上手くね?
体をビクビクとさせながら彼女に言葉を返す。
「い、いや……それは……あまり求めすぎると嫌がると思って……それに……本当に毎晩毎晩シテたら、抑えが効かなくなりそうで……」
「……抑えなくてもいいんですよ……? 私は求められたら絶対に答えますから……エリック様がどうしてもって仰るなら、人前でだって……いいんですよ?」
息子に触るか触らないかという絶妙な感じで俺の股間付近を撫でてくる。
くっ……今はメリッサがお風呂に入っているんだ。ここで欲望を開放するのはまだ早すぎる。せめて、彼女がシエナの部屋に入ってからじゃないと……
「な、なあ……こういう……行為って……どこで覚えたんだ?」
なんとか理性を保つために彼女とお喋りをする。
「……ナイショです」
はぐらかされてしまって、会話が途切れてしまう。
やばい……シエナがどんどんエッチな顔になってきているし……触る箇所は際どくて息子はビンビンに反応しているし……このままだと本当に……
手が出る……! と思った瞬間、
「寝間着は脱衣所に用意されていた服をお借りしま……した……わ……」
「あ……」
居間に俺の服を着た風呂上がりのメリッサが入ってきて、俺の息子とメリッサの視線がかち合う。
シエナはと言うと、さっきまで股間あたりを触っていた手は自分のところに戻し、顔もいつもどおりの彼女の顔へと戻っていた。
切り替え早すぎないですか……? 俺の息子もそういう風にすぐに小さくなるとか出来ないかな……
そんなことを思って現実逃避を始めようとしていた俺の脳だったが、これでは不味いと現実に無理やり引き戻し、メリッサに声をかける。
「……意外と早かったな」
「…………は、はい。でも三十分は入ってますし……しっかりと体も洗いましたし……ゆっくりと……お風呂には入られたかなと……思います……」
あぁ……! メリッサが敬語モードに……! しかも、彼女の目線が自己主張の激しい息子に釘付けになってるし……!
「その……これはそういう理由ではなくてな? 生理現象と言うか、なんというか。事故みたいなもので、決して俺がこうしたくてこうしているわけではなくてだな」
「…………」
口をパクパクしながら凝視するだけで、何も反応を返してこない。
……おいおい、どういう気持ちで俺の息子を見ていると言うんだい?
お互い無言で固まっていると、シエナが助け舟を出してきた。
「メリッサ様。今日はもう遅いですし、疲れていらっしゃると思うので、私達のことは気にせずに私の部屋でお休みになられて下さい。ベッドはふかふかなので、それはもうぐっすりと安眠していただけるかと」
「えっ……あっ……そうですわね! わたくしはクタクタに疲れていますし、もうそろそろ寝るとしますわ! 朝まで何が起きても絶対に起きないと思うので、その……お、お先に失礼します! ですの!」
ペコッ、とものすごい勢いで頭を下げて、シエナの部屋へと駆け込んでいった。
残された俺とシエナの間に沈黙が流れる。
気まずい……非常に、気まずい……
メリッサから実質的な『私に気にせずヤってください』というような言葉を言われたから、変に意識してしまって……言葉が出てこない……
男なのにモジモジしているとシエナが立ち上がって俺の手を引っ張ってきた。
「エリック様。まずはお風呂に入りましょう」
……確かに、それもそうだな。ヤル前に、まずはお風呂に入って体を綺麗にしないと。
俺は頷き、風呂場へと向かった。
「あの……わたくしはどこで寝たら……」
俺達が各々の部屋に向かおうとしたらメリッサがそんなことを言ってきた。
……そう言えばそうだ。彼女の部屋を決めないとだな。
「あー、俺の部屋の右隣が空いているからそこにしようかな。ただ、そこの部屋に寝るためのベッドとかそういうのは今はないから……うーん、寝具が届くまでは俺の部屋でーー」
「――私の部屋を使ってください。そちらのほうが安心して寝られるでしょうし。メリッサ様、今日は私の部屋で寝てくださいませんか?」
普段見ない気迫を見せながらメリッサに迫る。
……こういうシエナは初めて見たな。どうしても我を通したいことでもあるんだろうか?
メリッサは俺とは違って、彼女から何かを感じ取ったらしく、
「分かりました。エリック、お風呂を頂いた後は、今日は疲れたのでシエナさんのお部屋ですぐに寝させていただきますわ」
と言ってきた。
妙に物分りが良いな。まあ、いいか。
「おう、分かった。あと、今日からここはお前の家なんだから『お風呂を頂く』なんてそんな他人行儀なことは言わなくていい。すぐに風呂を沸かしてやるから入ってこい」
「……あぁ……こういうところも……好きですわぁ……」
またもや惚けたような顔をして好き好きモードに入ったので『俺は準備してくるから』と言ってこの場から逃げた。
まあ、シエナと二人きりにしても大丈夫だろう。というか、大丈夫になってもらわないと困る。
三十分後。お風呂が沸いたのでメリッサには一番風呂に入ってもらい、ラフな格好に着替えた俺とシエナは居間でゆっくりとくつろぐ。
しばらくはシエナの隣に座って無言で彼女との時間を楽しんでいたのだが、ふとある疑問が頭をよぎったので彼女に聞いてみることにした。
「そういえば、さっきはなんで俺の言葉を遮ってまでシエナの部屋でメリッサを寝させようとしたんだ?」
すると……シエナは頬を膨らませて、少し怒っていますよ、というアピールをしてきた。
「何かシエナの嫌がることを知らない間にしてしまったか……?」
「……しました。エリック様は私に何かをしました。それはなんだと思いますか?」
おっと出てしまった。女性の『なんで怒っているか分かる?』という質問。
選択肢を間違えると怒りが爆発してしばらく口を利いてもらえなくなるやつだ。
ミラさんの時は『こういう質問苦手なもんで、いつもよく間違えるんですよ、あははは』と茶化したら失敗した。
つまりは、今回はそれ以外の回答をしなければいけないということになる。
何故怒っているか……か……
「メリッサが俺の部屋で寝るのが嫌だったとか……?」
「…………それも少しはありますが、それでは不正解です。あと二回までは不正解でも怒りません」
珍しく強気だな……こういうシエナもいいものだが、やはりいつもの彼女に戻って欲しい。
というわけで二回目の回答を考える。
うーん……
「……男臭い俺の部屋にメリッサを放り込むことがーー」
「違います。あと、男臭くなんてありません。落ち着くいい匂いです。あと一回ですよ?」
……いや、照れますなぁ……じゃなくて。シエナがあと一回でプツンと切れてしまう!
くそっ、何も思いつかん! さっきのシエナの褒め言葉で息子が反応してしまって……ん? 息子……?
そういえば、ワイアットのお店でシエナにキスをした時に『続きは家に帰ってから』とか言われたな……
もしかして……それか……?
一か八かでそれを言ってみることにする。
「えーっと……今日は……そのー……夜に……あー……ふ、二人で……」
「夜に、二人で?」
「なんと言いますか……うー……ひ、ひひ久しぶりに……」
「久しぶりに……?」
シエナが俺の右手を両手で握ってくる。あ……ああ……ああああ……
「え、エッチ……したかったから……とか……?」
いや、これで外れたら俺ただの変態じゃん! まずい、非常にまずいことを言ってしまったかもーー
「……正解です。もう……忘れていたんですか? あんなにあの時は私を求めてきてくださったのに……それに、初夜以降一度も私を抱いていただけませんでしたし……私は毎晩でもしたいくらいなのに……」
手を離し、彼女は俺の太ももを下から上へと撫でてくる。
……なんか……エロい仕草というか……男を興奮させるの上手くね?
体をビクビクとさせながら彼女に言葉を返す。
「い、いや……それは……あまり求めすぎると嫌がると思って……それに……本当に毎晩毎晩シテたら、抑えが効かなくなりそうで……」
「……抑えなくてもいいんですよ……? 私は求められたら絶対に答えますから……エリック様がどうしてもって仰るなら、人前でだって……いいんですよ?」
息子に触るか触らないかという絶妙な感じで俺の股間付近を撫でてくる。
くっ……今はメリッサがお風呂に入っているんだ。ここで欲望を開放するのはまだ早すぎる。せめて、彼女がシエナの部屋に入ってからじゃないと……
「な、なあ……こういう……行為って……どこで覚えたんだ?」
なんとか理性を保つために彼女とお喋りをする。
「……ナイショです」
はぐらかされてしまって、会話が途切れてしまう。
やばい……シエナがどんどんエッチな顔になってきているし……触る箇所は際どくて息子はビンビンに反応しているし……このままだと本当に……
手が出る……! と思った瞬間、
「寝間着は脱衣所に用意されていた服をお借りしま……した……わ……」
「あ……」
居間に俺の服を着た風呂上がりのメリッサが入ってきて、俺の息子とメリッサの視線がかち合う。
シエナはと言うと、さっきまで股間あたりを触っていた手は自分のところに戻し、顔もいつもどおりの彼女の顔へと戻っていた。
切り替え早すぎないですか……? 俺の息子もそういう風にすぐに小さくなるとか出来ないかな……
そんなことを思って現実逃避を始めようとしていた俺の脳だったが、これでは不味いと現実に無理やり引き戻し、メリッサに声をかける。
「……意外と早かったな」
「…………は、はい。でも三十分は入ってますし……しっかりと体も洗いましたし……ゆっくりと……お風呂には入られたかなと……思います……」
あぁ……! メリッサが敬語モードに……! しかも、彼女の目線が自己主張の激しい息子に釘付けになってるし……!
「その……これはそういう理由ではなくてな? 生理現象と言うか、なんというか。事故みたいなもので、決して俺がこうしたくてこうしているわけではなくてだな」
「…………」
口をパクパクしながら凝視するだけで、何も反応を返してこない。
……おいおい、どういう気持ちで俺の息子を見ていると言うんだい?
お互い無言で固まっていると、シエナが助け舟を出してきた。
「メリッサ様。今日はもう遅いですし、疲れていらっしゃると思うので、私達のことは気にせずに私の部屋でお休みになられて下さい。ベッドはふかふかなので、それはもうぐっすりと安眠していただけるかと」
「えっ……あっ……そうですわね! わたくしはクタクタに疲れていますし、もうそろそろ寝るとしますわ! 朝まで何が起きても絶対に起きないと思うので、その……お、お先に失礼します! ですの!」
ペコッ、とものすごい勢いで頭を下げて、シエナの部屋へと駆け込んでいった。
残された俺とシエナの間に沈黙が流れる。
気まずい……非常に、気まずい……
メリッサから実質的な『私に気にせずヤってください』というような言葉を言われたから、変に意識してしまって……言葉が出てこない……
男なのにモジモジしているとシエナが立ち上がって俺の手を引っ張ってきた。
「エリック様。まずはお風呂に入りましょう」
……確かに、それもそうだな。ヤル前に、まずはお風呂に入って体を綺麗にしないと。
俺は頷き、風呂場へと向かった。
0
お気に入りに追加
153
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ゲート0 -zero- 自衛隊 銀座にて、斯く戦えり
柳内たくみ
ファンタジー
20XX年、うだるような暑さの8月某日――
東京・銀座四丁目交差点中央に、突如巨大な『門(ゲート)』が現れた。
中からなだれ込んできたのは、見目醜悪な怪異の群れ、そして剣や弓を携えた謎の軍勢。
彼らは何の躊躇いもなく、奇声と雄叫びを上げながら、そこで戸惑う人々を殺戮しはじめる。
無慈悲で凄惨な殺戮劇によって、瞬く間に血の海と化した銀座。
政府も警察もマスコミも、誰もがこの状況になすすべもなく混乱するばかりだった。
「皇居だ! 皇居に逃げるんだ!」
ただ、一人を除いて――
これは、たまたま現場に居合わせたオタク自衛官が、
たまたま人々を救い出し、たまたま英雄になっちゃうまでを描いた、7日間の壮絶な物語。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。

お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる