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いざ秘湯へ! その1
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俺とミラさんしか知らない秘湯は、アルメルドを出て少し歩いた平野にある。
街を出る、ということで普通は多少の危険があるのだが……この秘湯の周辺だけはモンスターが出てこない謎のエリアなので、安心して温泉に入ることが出来るのだ。
結局、道中にモンスターが出ることなく秘湯に着くことが出来た。
人に知られて人気になると困るので、温泉には大きな葉っぱを幾重にも折り重ねた大きな被せものをしている。
それを取り除くと……漏れ出ていた蒸気が一気にむわっと俺たちの体に当たる。
その蒸気が晴れると……眼前にはお湯が真っ白な温泉が現れた。
「小さい温泉だけど、入ったらここの良さが分かると思う。というわけで早速シエナ。先に入っていいぞ?」
背負っていた荷物から桶とタオル、石鹸を渡し、後ろを向いて彼女に先に入るように促す。
今日は俺よりも色々と汗を流したであろうシエナに一番風呂を譲ろうという計らいである。というか、早く体を洗いたいだろうしな。
「お気遣いありがとうございます。では先に体を洗って待っていますね」
「おう!」
ノリで返事をしたが……ん? なんか今『待っていますね』っていう言葉が聞こえたような気がするが……おいおい、マジかよ。もしかして俺も入っていいってことか……?
いや、しかし。これは俺の意味の取り間違い、もしくはシエナの言い間違いの可能性が高い。
というわけで、居もしないモンスターに警戒をして一緒に入りたい欲求をなんとか抑える。
……ジャァー……ジャァー……
しばらくすると、おそらく体に温泉の水を掛けているのであろう音が聞こえてくる。
俺が立っている場所は、シエナが全裸でいるであろう場所から大して離れていない。
つまりは、色々な音が聞こえてきてしまうのだ。
カシャカシャカシャ……
頭を石鹸で洗う音が聞こえる。
俺が渡した石鹸は髪も洗えるタイプのものだ。これが中々良くて、洗った後はサラサラになるのだ。
え? 男なのにそこら辺気にするのかって? 馬鹿野郎! 髪の毛は労ってやらないと将来反抗期になってとんでもないことになるだぞ!
しばらくシエナの髪を洗う音を聞いていたのだが……その音が突然止まり、ペタペタと温泉の周りの地面に敷き詰めてられたタイルを手で触れる音が聞こえだした。
……何を……しているんだ……?
凄い気になるが、今振り向けば俺の理性が外れる自信があった。
いや、別にシエナは奴隷なのだから何をしても良いと言えば良い。だが、俺は彼女を自分と同等の立場の人だと思って接しているのだ。なので、襲うなんてことはもってのほかだった。
え? じゃあ、音が聞こえないところまで離れろって?
それは出来ない。俺は彼女を自分と同等の立場の人間だと思って接している。ただし、俺は男だ。それも女性に飢えた男だ。無理やり襲うなんてことは絶対にしないが、この『音』を聞いて、夜にそれを思い出しながら賢者になることくらいはする。つまり、これは『おかず集め』なのだ。
クズだって? …………『ちょっとエッチ』なお兄さんというだけだ。
彼女から発せられる音を聞いていると……
「エリック様。桶が何処に行ったのか分からなくなってしまいました。申し訳ないのですが、どこかにある桶を私に手渡してくれませんか?」
シエナが困ったような声で俺に助けを求めてきた。
ふむ。なるほど。それは困るよな。
おそらく顔には髪の毛を洗って泡立った石鹸が付着して、目を開けられないのだろう。
……温泉が目の前にあるんだからそこに手をで突っ込めばお湯で顔を洗い流せるんだが……そこまで思考が回っていないか、泡の付着した手を温泉に付けるのは申し訳ないと考えているのか、それとも……
「エリック様……?」
シエナが俺に『桶を取って下さい』と助けを求めてきているのだ。何も考えず、桶を渡すのがいいんだろう。
「すぐに渡してあげるから、ちょっと待ってて」
「ありがとうございます」
……よし! 気合を入れて……彼女の方を振り向く!
バッとシエナの方を向くと……彼女は生まれたままの姿で地面に四つん這いになっていた。
こいつは……やばい。想像以上に破壊力があるぞ……!
俺は強敵のモンスターと対峙したときかのような緊張を感じながらシエナに近づいていく。
桶は、彼女のお尻の後ろにあった。
前しか探していなかったから見つからなかったのかな?
シエナのお尻に近づき、桶を取る。幸い湯気で細かいところまでは見えてはいなかった。
しかし……キレイな形をしているな……ってやばい! 息子が……!
またしても息子とズボンが激しい火花を散らして、俺は腰が抜けたような格好になる。
なんとか彼女の手元まで歩いていき、桶をしっかりと握らせる。
「……はい。今握っているのが桶ね。後ろの方にあったよ」
「探してくださりありがとうございます!」
「……いいよいいよ」
アソコを両手で隠して後ろに下がりながら返事をする。
今日のクエスト中よりも息子が大きくなって……ズボンがはち切れそうだぞ……
体を洗う音、水で洗い流す音を一通り聞いた後、温泉に入る音が聞こえるかな……と思っていたのだが、静寂が流れる。
……あれ? どうしたんだ? 何かトラブルでもあったか?
でも、ここで『どうかしたのか?』とか聞いたら、聞こえてくる音に全神経を集中させていたことがバレてしまう……!
というわけで、何も言わずじっと待っていたら、シエナが声を掛けてきた。
「……その……私は体を洗い終えたので……私がエリック様の……体を洗って差し上げようかと思っていたのですが……」
……なん……だと……
さっきのは聞き間違いとか言い間違いじゃなかったのか……
いや、しかし……裸の付き合いはお互いの信頼度が上がるとは言われているが……男と女だぞ……? それに昨日の今日で……
自分の中で葛藤をしていると、シエナがしょんぼりした声で
「……あっ……私に洗われるなんて嫌……でしたよね……すみません。今のはやっぱり聞かなかったことに……」
そんなことを言ってきた。
これはいけない。このままでは、俺のせいで彼女を悲しませてしまう。
「いや! 洗ってもらおう! シエナに洗ってもらおう! というかこちらからお願いしたいくらいだ! 今、服脱いでそっち行くからちょっと待っててくれ!」
俺は、シエナの方に向き直り、即座に彼女の言葉を否定して荷持から自分のタオルを取り出し、服を脱いでシエナの元へと向かった。
街を出る、ということで普通は多少の危険があるのだが……この秘湯の周辺だけはモンスターが出てこない謎のエリアなので、安心して温泉に入ることが出来るのだ。
結局、道中にモンスターが出ることなく秘湯に着くことが出来た。
人に知られて人気になると困るので、温泉には大きな葉っぱを幾重にも折り重ねた大きな被せものをしている。
それを取り除くと……漏れ出ていた蒸気が一気にむわっと俺たちの体に当たる。
その蒸気が晴れると……眼前にはお湯が真っ白な温泉が現れた。
「小さい温泉だけど、入ったらここの良さが分かると思う。というわけで早速シエナ。先に入っていいぞ?」
背負っていた荷物から桶とタオル、石鹸を渡し、後ろを向いて彼女に先に入るように促す。
今日は俺よりも色々と汗を流したであろうシエナに一番風呂を譲ろうという計らいである。というか、早く体を洗いたいだろうしな。
「お気遣いありがとうございます。では先に体を洗って待っていますね」
「おう!」
ノリで返事をしたが……ん? なんか今『待っていますね』っていう言葉が聞こえたような気がするが……おいおい、マジかよ。もしかして俺も入っていいってことか……?
いや、しかし。これは俺の意味の取り間違い、もしくはシエナの言い間違いの可能性が高い。
というわけで、居もしないモンスターに警戒をして一緒に入りたい欲求をなんとか抑える。
……ジャァー……ジャァー……
しばらくすると、おそらく体に温泉の水を掛けているのであろう音が聞こえてくる。
俺が立っている場所は、シエナが全裸でいるであろう場所から大して離れていない。
つまりは、色々な音が聞こえてきてしまうのだ。
カシャカシャカシャ……
頭を石鹸で洗う音が聞こえる。
俺が渡した石鹸は髪も洗えるタイプのものだ。これが中々良くて、洗った後はサラサラになるのだ。
え? 男なのにそこら辺気にするのかって? 馬鹿野郎! 髪の毛は労ってやらないと将来反抗期になってとんでもないことになるだぞ!
しばらくシエナの髪を洗う音を聞いていたのだが……その音が突然止まり、ペタペタと温泉の周りの地面に敷き詰めてられたタイルを手で触れる音が聞こえだした。
……何を……しているんだ……?
凄い気になるが、今振り向けば俺の理性が外れる自信があった。
いや、別にシエナは奴隷なのだから何をしても良いと言えば良い。だが、俺は彼女を自分と同等の立場の人だと思って接しているのだ。なので、襲うなんてことはもってのほかだった。
え? じゃあ、音が聞こえないところまで離れろって?
それは出来ない。俺は彼女を自分と同等の立場の人間だと思って接している。ただし、俺は男だ。それも女性に飢えた男だ。無理やり襲うなんてことは絶対にしないが、この『音』を聞いて、夜にそれを思い出しながら賢者になることくらいはする。つまり、これは『おかず集め』なのだ。
クズだって? …………『ちょっとエッチ』なお兄さんというだけだ。
彼女から発せられる音を聞いていると……
「エリック様。桶が何処に行ったのか分からなくなってしまいました。申し訳ないのですが、どこかにある桶を私に手渡してくれませんか?」
シエナが困ったような声で俺に助けを求めてきた。
ふむ。なるほど。それは困るよな。
おそらく顔には髪の毛を洗って泡立った石鹸が付着して、目を開けられないのだろう。
……温泉が目の前にあるんだからそこに手をで突っ込めばお湯で顔を洗い流せるんだが……そこまで思考が回っていないか、泡の付着した手を温泉に付けるのは申し訳ないと考えているのか、それとも……
「エリック様……?」
シエナが俺に『桶を取って下さい』と助けを求めてきているのだ。何も考えず、桶を渡すのがいいんだろう。
「すぐに渡してあげるから、ちょっと待ってて」
「ありがとうございます」
……よし! 気合を入れて……彼女の方を振り向く!
バッとシエナの方を向くと……彼女は生まれたままの姿で地面に四つん這いになっていた。
こいつは……やばい。想像以上に破壊力があるぞ……!
俺は強敵のモンスターと対峙したときかのような緊張を感じながらシエナに近づいていく。
桶は、彼女のお尻の後ろにあった。
前しか探していなかったから見つからなかったのかな?
シエナのお尻に近づき、桶を取る。幸い湯気で細かいところまでは見えてはいなかった。
しかし……キレイな形をしているな……ってやばい! 息子が……!
またしても息子とズボンが激しい火花を散らして、俺は腰が抜けたような格好になる。
なんとか彼女の手元まで歩いていき、桶をしっかりと握らせる。
「……はい。今握っているのが桶ね。後ろの方にあったよ」
「探してくださりありがとうございます!」
「……いいよいいよ」
アソコを両手で隠して後ろに下がりながら返事をする。
今日のクエスト中よりも息子が大きくなって……ズボンがはち切れそうだぞ……
体を洗う音、水で洗い流す音を一通り聞いた後、温泉に入る音が聞こえるかな……と思っていたのだが、静寂が流れる。
……あれ? どうしたんだ? 何かトラブルでもあったか?
でも、ここで『どうかしたのか?』とか聞いたら、聞こえてくる音に全神経を集中させていたことがバレてしまう……!
というわけで、何も言わずじっと待っていたら、シエナが声を掛けてきた。
「……その……私は体を洗い終えたので……私がエリック様の……体を洗って差し上げようかと思っていたのですが……」
……なん……だと……
さっきのは聞き間違いとか言い間違いじゃなかったのか……
いや、しかし……裸の付き合いはお互いの信頼度が上がるとは言われているが……男と女だぞ……? それに昨日の今日で……
自分の中で葛藤をしていると、シエナがしょんぼりした声で
「……あっ……私に洗われるなんて嫌……でしたよね……すみません。今のはやっぱり聞かなかったことに……」
そんなことを言ってきた。
これはいけない。このままでは、俺のせいで彼女を悲しませてしまう。
「いや! 洗ってもらおう! シエナに洗ってもらおう! というかこちらからお願いしたいくらいだ! 今、服脱いでそっち行くからちょっと待っててくれ!」
俺は、シエナの方に向き直り、即座に彼女の言葉を否定して荷持から自分のタオルを取り出し、服を脱いでシエナの元へと向かった。
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